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番外
飢餓
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「おやすみ~」
「おやすみ…百」
朝からずーーーっとラブラブ!…夜は互いに寄り添い眠る。大切に…大切にお嫁さんを可愛がる。
そりゃ…どろどろにセックスしたい気持ちはあるけどさ…これでも幸せだなあって思えるんだから、お嫁さんは偉大だ。
でも…さっきからちょっと、お嫁さんの様子が変なんだよね。
「どうしたの?」
「…なんでも…ない」
「あれ顔色悪くない?ひょっとして風邪引いちゃったんじゃ!?」
縁側か!?やっぱり縁側に居過ぎちゃったか!?
灯りをおとした室内で、もっとよく確認しようと近づく。
「ち…ちが…大丈夫だから」
「でも」
心配するおれから逃れるように、顔が逸らされ、体も遠ざかってしまう。
「あ、あのさ。ちょっと…喉渇いちゃったみたいで、寝る前に水飲んでくる」
「え?うん」
「じゃあ。あ、先に寝ていていいから」
逃げるように去っていってしまい、おれは一人…布団に残される。
ぽっかりと空いてしまった布団の隙間が寂しい。
ていうか、泣いていい?おれ何かした?
今明らかに避けられてなかった?えーえーえーなんでだろう?耳かきから始まって…おれのやって欲しい事シリーズが気持ち悪かったとか?
うーーーーわ。ショック!!
おかしいなあ、二人っきりで甘ーく楽しく過ごしてたのに…。
本当に何したっけ、まさか二人きりがもう限界とか?何それ悲しい!?
こ、これが噂の倦怠期?
おれは不安で廊下へ飛び出した。
台所を覗いてもお嫁さんはいない。トイレかな?目的地へと移動してみれば、上にある小窓から灯りがもれていた。
おれは扉へと近づき、前で耳をそばだてる。
「…………」
中の音を聞こうと、真剣になってから、はっ…とした。あ、あれ?こういう所?こういう所がまずいの?
でも心配だし!?中で倒れてたりしないよね?大丈夫かなあ…。
声を掛ければいんだけど、さっきの避けられたような動きが気になって…拒絶が怖くて…つい身を潜めてしまう。
「…は…あ…ア…ど…して…な…で……ふぅ…」
「…………」
ごくりなんてもんじゃない、ごきゅりみたいな感じでおれの喉が動いた。
お嫁さんが悩ましい声を!?トイレの中で。
「…ァ………も…欲……」
これ録音してもいいかな?いや駄目だよね。ワカッテルワカッテル。
なんで?別にお嫁さんは前みたいに、傾いてる訳じゃないはずだけど…。
欲求不満?お嫁さんにもそういうのあるの?でもそれにしては…ちょっと妙かな。
おれは扉の中の…お嫁さんの体の中へと探るように意識を向ける。
あんまり見るのも、なんかセクハラかなあ…って気がして…。安定してきた最近はしてなかったけど、今回はちょっと気になるのでセクハラしますよっと。どれどれ、失礼しまーす。
んーーー??あ、あーーー!?なんだこれ?え???
今のお嫁さんは以前のように急激に傾く事はない。だから今も傾いてる訳じゃ…ないんだけど。
本来なら満たして、整えたあとはなくても、大丈夫になるはずのおれ達が注いでる栄養みたいなー。まあ一番効率よく渡せるのが精液なあれの事だけども…。
それが、不足してきている。
以前程ではないにしろ、確かに薄くなっちゃてるなあ。前だったらこれでも、平気だったんだろうけど、体が変わってきてる今は、そうじゃない。
あと、こっちの人間の体に備わっている、ご飯とかの栄養から、自身の力を製造する器官、機能みたいなのもまったく動いてない…。
なんていったらいいかな。
自身の力で動いてなくて、おれ達の栄養っていう予備電源を、無理やり主電源に転用して使ってるみたいな?
悪い言い方をすれば、このお嫁さんの体は出来損ない。
それなのに、体の変化自体は…もう終わりに近づきつつある…。
つまり今後も、主電源は動かないまま。
当初おれが予想したみたいな、治療後はおれ達を必要としない…。おれ達に比べたらやっぱり薄いというか弱い?みたいなそんな状態だとしても、問題ないレベルに安定して、自身の力でもって生きていける体になった可能性だってあった。
でもそうはなってない。
ひょっとして…おれ達っていう、予備電源を過剰に与え過ぎたせいかもしれないね。
確証は持てないけど、可能性はある。
でも気づいた所で、もう…手遅れ。
さっきの通り、体の変化は終わりに近づきつつある。
今後もきみは…自分一人で、体を保てない存在のまま…。
あはっ…。
なんて…なんておれ達に都合がいい…メスなんだろう。
口角が上がっちゃうのがわかる。ああ、ごめんね。愛しいと思うのに…その不完全さが嬉しくて仕方がない。
つまりこのメスは…おれが……おれ達が…ご飯を食べるように…精液を注いであげなければ…満たされない。放っておいて、枯渇してしまえば…死んでしまう。
もちろん、死なせてなんかあげないけど。
しかもねえ……。舌なめずりをしながら、メスの中を探る。
この子の今の体は…主電源を使う器官みたいなやつに、予備電源を流し込むような形で動いている。
ただ主電源の器官みたいなやつ自体は、存在してるから、限界まで薄くなったり、以前のように傾いたりはやっぱりしない…。そこはよかったよ。
でも器官の…器の…中身自体は生きていく限り、消費されてっちゃう。なのにきみは自分でその主電源の…中身は用意出来ない…。…どうしたって、おれとワンコロっていう予備電源が必要な訳だ。
ああ、なんて…。なんて可哀そうで可愛いんだろう。こんなの燃費が悪いなんてもんじゃないね。
あはっそっか。ワンコロはそれがわかってたのか。
おれより弱いけど、ワンコロの方がこういう細かい変化に気づく事が多い。だからこの前…あれだけ激しく抱いてた訳だ。
ちなみに…おれとワンコロの力は、性質が真逆。
例えるならワンコロが-で、俺が+。うーーん?ワンコロが静で、おれが動。いやワンコロが氷で、おれが熱湯?
まあそんな感じなんだよね。
その分、二人一緒ならお嫁さんへの栄養もすぐ満たせる。
一方で、片方だけだと…今のお嫁さんなら中々満足は出来ない。
まさに二人のオスを必要としているメスだね。理想のお嫁さんになってくれちゃってまあ…。
にしても、ワンコロめーー。
出掛ける前に一言言えっての!?お嫁さんの事での報告・連絡・相談は、最重要事項でしょ!?
…まあ二人きりになったら、おれもにゃんにゃんしないはずがないと思ってたのか…。そうだよね。
流石に一対一で、致してたらおれもこの事態に気づいてたよ。
ラブラブモードが仇になるとは…。
「……おな…か…違…う…喉?…な…んで……はぅ…」
トイレの中から、飢えて熟れた声がする。今、お嫁さんが感じているのは、多分飢餓感。
でもその飢餓感は、ご飯を食べても水を飲んでも癒されない。
辛かったよね…ごめんね。気づいてあげられなくて…。
「は……怖い……百ぉ…」
こもった声に名前を呼ばれて、我慢出来ず扉を開けた。
あ、このトイレね。古いから扉を押し上げるように開けると鍵掛けてても開いちゃうんだ。
「うえ!?百」
「どうして、おれにすぐ言わないかなあ…」
「ひぐ!?」
顔を上げたお嫁さんの頬が涙で濡れている事に、怒りを覚える。もちろんお嫁さんにじゃないおれ自身への怒りだ。泣かせた。泣かせちゃった。うわー馬鹿かおれはーーーもうーー。
「気づかなくてごめんね」
怒りを鎮めて、床で自身の体を抱きしめるようにしゃがみこんでいるお嫁さんの頭へ、そっと手を置く。
「ぅあ…」
逃げようとお嫁さんが動いたけど、今度は逃がしてなんかあげない。
「よい…しょ」
「!」
大事に抱きかかえて、もう一度寝床へ運ぶ。
道中で、ぽつりぽつりと、苦しそうな声でお嫁さんが話してくれる。
「…水飲んでも…消えなくて…でも…百が近くにいると…もっと…なんか変で…怖くて…」
「うんうん。大丈夫だよ」
「……百から逃げてごめん」
「謝らないで、おれが悪い」
これは完全におれのミス。きみの変化になんか、全然気づいてなかった。ワンコロは気づいてたのに…。可愛がって愛でる事に夢中で気づいてなかった。
ぎりと奥歯を噛みしめる。
「なん…で百が悪いの…?」
「え、ワンコロから何か聞いてないの?」
「……?」
ワンコロー!?本人にも、何も言ってないのかよ!?
え、あーーー。そっか自分の体がどうなってるか…まったくわかってないのか…。
それで急にあの飢餓感じゃ、戸惑って当然だよね。
「うーーんと…大丈夫だよ。とにかくその状態は…えーーと。あ、そうそう前みたいやつで、もちろん治療すれば治るから」
「本…当に?」
「うん」
細かく説明するは、ワンコロと二人の時にしよう。そうしよう。
「そっか…これも前みたいなやつだったのかぁ。よかった…治るんだ…」
ほわりと微笑んだお嫁さんが最高です。
「百が近くにくると…変だったのも…そのせいだったのかな」
「うん。そうだねえ」
多分ご飯が近くにあるせいで、体が反応しちゃうんだろうね。
お嫁さんの様子を見るに、これもきっと前とは違う感覚なんだろうけど。
「でも…そっか…治療…」
「いっぱい注いであげるよ?」
「えぅ……」
「嬉しい?」
「………うん。…欲しい」
治療なら仕方ないよね、と免罪符に溶かされるきみが好きです。はーー愛してるう!
これが一時的なものじゃなくて、ずっとしなきゃいけないってわかったら、ショックうけちゃうのかなあ…。
うううん。やっぱり言うのは…まだ保留で。
そうして、お嫁さんの食事が始まった訳だけど……。
凄過ぎたよね。何が凄いって一刻も早く、おれを食べる為に自ら濡れた後孔とかね。他にもオスを…おれを全身で必要としてくれているのがわかって…もうvpgへniptあjOJばpあーーー!??!???
最高のメスが最高過ぎて最高です…。あああ、ワンコロの事言えない!多分おれもきっとこれからにゃんにゃんの鬼になります!!
「おやすみ…百」
朝からずーーーっとラブラブ!…夜は互いに寄り添い眠る。大切に…大切にお嫁さんを可愛がる。
そりゃ…どろどろにセックスしたい気持ちはあるけどさ…これでも幸せだなあって思えるんだから、お嫁さんは偉大だ。
でも…さっきからちょっと、お嫁さんの様子が変なんだよね。
「どうしたの?」
「…なんでも…ない」
「あれ顔色悪くない?ひょっとして風邪引いちゃったんじゃ!?」
縁側か!?やっぱり縁側に居過ぎちゃったか!?
灯りをおとした室内で、もっとよく確認しようと近づく。
「ち…ちが…大丈夫だから」
「でも」
心配するおれから逃れるように、顔が逸らされ、体も遠ざかってしまう。
「あ、あのさ。ちょっと…喉渇いちゃったみたいで、寝る前に水飲んでくる」
「え?うん」
「じゃあ。あ、先に寝ていていいから」
逃げるように去っていってしまい、おれは一人…布団に残される。
ぽっかりと空いてしまった布団の隙間が寂しい。
ていうか、泣いていい?おれ何かした?
今明らかに避けられてなかった?えーえーえーなんでだろう?耳かきから始まって…おれのやって欲しい事シリーズが気持ち悪かったとか?
うーーーーわ。ショック!!
おかしいなあ、二人っきりで甘ーく楽しく過ごしてたのに…。
本当に何したっけ、まさか二人きりがもう限界とか?何それ悲しい!?
こ、これが噂の倦怠期?
おれは不安で廊下へ飛び出した。
台所を覗いてもお嫁さんはいない。トイレかな?目的地へと移動してみれば、上にある小窓から灯りがもれていた。
おれは扉へと近づき、前で耳をそばだてる。
「…………」
中の音を聞こうと、真剣になってから、はっ…とした。あ、あれ?こういう所?こういう所がまずいの?
でも心配だし!?中で倒れてたりしないよね?大丈夫かなあ…。
声を掛ければいんだけど、さっきの避けられたような動きが気になって…拒絶が怖くて…つい身を潜めてしまう。
「…は…あ…ア…ど…して…な…で……ふぅ…」
「…………」
ごくりなんてもんじゃない、ごきゅりみたいな感じでおれの喉が動いた。
お嫁さんが悩ましい声を!?トイレの中で。
「…ァ………も…欲……」
これ録音してもいいかな?いや駄目だよね。ワカッテルワカッテル。
なんで?別にお嫁さんは前みたいに、傾いてる訳じゃないはずだけど…。
欲求不満?お嫁さんにもそういうのあるの?でもそれにしては…ちょっと妙かな。
おれは扉の中の…お嫁さんの体の中へと探るように意識を向ける。
あんまり見るのも、なんかセクハラかなあ…って気がして…。安定してきた最近はしてなかったけど、今回はちょっと気になるのでセクハラしますよっと。どれどれ、失礼しまーす。
んーーー??あ、あーーー!?なんだこれ?え???
今のお嫁さんは以前のように急激に傾く事はない。だから今も傾いてる訳じゃ…ないんだけど。
本来なら満たして、整えたあとはなくても、大丈夫になるはずのおれ達が注いでる栄養みたいなー。まあ一番効率よく渡せるのが精液なあれの事だけども…。
それが、不足してきている。
以前程ではないにしろ、確かに薄くなっちゃてるなあ。前だったらこれでも、平気だったんだろうけど、体が変わってきてる今は、そうじゃない。
あと、こっちの人間の体に備わっている、ご飯とかの栄養から、自身の力を製造する器官、機能みたいなのもまったく動いてない…。
なんていったらいいかな。
自身の力で動いてなくて、おれ達の栄養っていう予備電源を、無理やり主電源に転用して使ってるみたいな?
悪い言い方をすれば、このお嫁さんの体は出来損ない。
それなのに、体の変化自体は…もう終わりに近づきつつある…。
つまり今後も、主電源は動かないまま。
当初おれが予想したみたいな、治療後はおれ達を必要としない…。おれ達に比べたらやっぱり薄いというか弱い?みたいなそんな状態だとしても、問題ないレベルに安定して、自身の力でもって生きていける体になった可能性だってあった。
でもそうはなってない。
ひょっとして…おれ達っていう、予備電源を過剰に与え過ぎたせいかもしれないね。
確証は持てないけど、可能性はある。
でも気づいた所で、もう…手遅れ。
さっきの通り、体の変化は終わりに近づきつつある。
今後もきみは…自分一人で、体を保てない存在のまま…。
あはっ…。
なんて…なんておれ達に都合がいい…メスなんだろう。
口角が上がっちゃうのがわかる。ああ、ごめんね。愛しいと思うのに…その不完全さが嬉しくて仕方がない。
つまりこのメスは…おれが……おれ達が…ご飯を食べるように…精液を注いであげなければ…満たされない。放っておいて、枯渇してしまえば…死んでしまう。
もちろん、死なせてなんかあげないけど。
しかもねえ……。舌なめずりをしながら、メスの中を探る。
この子の今の体は…主電源を使う器官みたいなやつに、予備電源を流し込むような形で動いている。
ただ主電源の器官みたいなやつ自体は、存在してるから、限界まで薄くなったり、以前のように傾いたりはやっぱりしない…。そこはよかったよ。
でも器官の…器の…中身自体は生きていく限り、消費されてっちゃう。なのにきみは自分でその主電源の…中身は用意出来ない…。…どうしたって、おれとワンコロっていう予備電源が必要な訳だ。
ああ、なんて…。なんて可哀そうで可愛いんだろう。こんなの燃費が悪いなんてもんじゃないね。
あはっそっか。ワンコロはそれがわかってたのか。
おれより弱いけど、ワンコロの方がこういう細かい変化に気づく事が多い。だからこの前…あれだけ激しく抱いてた訳だ。
ちなみに…おれとワンコロの力は、性質が真逆。
例えるならワンコロが-で、俺が+。うーーん?ワンコロが静で、おれが動。いやワンコロが氷で、おれが熱湯?
まあそんな感じなんだよね。
その分、二人一緒ならお嫁さんへの栄養もすぐ満たせる。
一方で、片方だけだと…今のお嫁さんなら中々満足は出来ない。
まさに二人のオスを必要としているメスだね。理想のお嫁さんになってくれちゃってまあ…。
にしても、ワンコロめーー。
出掛ける前に一言言えっての!?お嫁さんの事での報告・連絡・相談は、最重要事項でしょ!?
…まあ二人きりになったら、おれもにゃんにゃんしないはずがないと思ってたのか…。そうだよね。
流石に一対一で、致してたらおれもこの事態に気づいてたよ。
ラブラブモードが仇になるとは…。
「……おな…か…違…う…喉?…な…んで……はぅ…」
トイレの中から、飢えて熟れた声がする。今、お嫁さんが感じているのは、多分飢餓感。
でもその飢餓感は、ご飯を食べても水を飲んでも癒されない。
辛かったよね…ごめんね。気づいてあげられなくて…。
「は……怖い……百ぉ…」
こもった声に名前を呼ばれて、我慢出来ず扉を開けた。
あ、このトイレね。古いから扉を押し上げるように開けると鍵掛けてても開いちゃうんだ。
「うえ!?百」
「どうして、おれにすぐ言わないかなあ…」
「ひぐ!?」
顔を上げたお嫁さんの頬が涙で濡れている事に、怒りを覚える。もちろんお嫁さんにじゃないおれ自身への怒りだ。泣かせた。泣かせちゃった。うわー馬鹿かおれはーーーもうーー。
「気づかなくてごめんね」
怒りを鎮めて、床で自身の体を抱きしめるようにしゃがみこんでいるお嫁さんの頭へ、そっと手を置く。
「ぅあ…」
逃げようとお嫁さんが動いたけど、今度は逃がしてなんかあげない。
「よい…しょ」
「!」
大事に抱きかかえて、もう一度寝床へ運ぶ。
道中で、ぽつりぽつりと、苦しそうな声でお嫁さんが話してくれる。
「…水飲んでも…消えなくて…でも…百が近くにいると…もっと…なんか変で…怖くて…」
「うんうん。大丈夫だよ」
「……百から逃げてごめん」
「謝らないで、おれが悪い」
これは完全におれのミス。きみの変化になんか、全然気づいてなかった。ワンコロは気づいてたのに…。可愛がって愛でる事に夢中で気づいてなかった。
ぎりと奥歯を噛みしめる。
「なん…で百が悪いの…?」
「え、ワンコロから何か聞いてないの?」
「……?」
ワンコロー!?本人にも、何も言ってないのかよ!?
え、あーーー。そっか自分の体がどうなってるか…まったくわかってないのか…。
それで急にあの飢餓感じゃ、戸惑って当然だよね。
「うーーんと…大丈夫だよ。とにかくその状態は…えーーと。あ、そうそう前みたいやつで、もちろん治療すれば治るから」
「本…当に?」
「うん」
細かく説明するは、ワンコロと二人の時にしよう。そうしよう。
「そっか…これも前みたいなやつだったのかぁ。よかった…治るんだ…」
ほわりと微笑んだお嫁さんが最高です。
「百が近くにくると…変だったのも…そのせいだったのかな」
「うん。そうだねえ」
多分ご飯が近くにあるせいで、体が反応しちゃうんだろうね。
お嫁さんの様子を見るに、これもきっと前とは違う感覚なんだろうけど。
「でも…そっか…治療…」
「いっぱい注いであげるよ?」
「えぅ……」
「嬉しい?」
「………うん。…欲しい」
治療なら仕方ないよね、と免罪符に溶かされるきみが好きです。はーー愛してるう!
これが一時的なものじゃなくて、ずっとしなきゃいけないってわかったら、ショックうけちゃうのかなあ…。
うううん。やっぱり言うのは…まだ保留で。
そうして、お嫁さんの食事が始まった訳だけど……。
凄過ぎたよね。何が凄いって一刻も早く、おれを食べる為に自ら濡れた後孔とかね。他にもオスを…おれを全身で必要としてくれているのがわかって…もうvpgへniptあjOJばpあーーー!??!???
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