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四章
5.満ちる心と…幸せな時間*
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両親に、友達に、好きだなと思っていた子に、同僚に、知り合いに…。
「まるで人形ね」「ねぇ?本当に今楽しいと思ってる?」「何考えているか、わかんないよ!」「どうして…怒らないの?」「こんな時に泣かないなんて変だよ」「貴方の気持ち全然わからない!!」「それで、喜んでるの?」「気味が悪い…」
あっちの世界で、色んな人から言われてきた言葉。
……反面こっちでは、言われていない言葉。
でも、あの時も……、喜んでいた。楽しんでいた。
怒っていた。
悲しんでいた。
それはやっぱり…本物だったと思う。弟さんいわく、すかすかな状態ではあったんだろうけど…。
俺は俺として、そうやって生きてきた。
…その俺を元に、こっちで俺は変化した。
満たして…変えて貰った。
そして…俺を地続きに変化した俺は…、あっちでは上げた事のないような、声で…感情で…鳴く。
「ひ!ぁあああアァやだやだやだ…も…やぁ…あっ…う…んッ」
「嫌?…気持ちいい、もっと欲しいの間違いだ、ろっ?」
背後から、ぐぅっとクロの陰茎を深く挿し入れられる。
縦に起こされた体は、軽々と動かされて、何度も何度も…奥を突かれた。
「ァ…あ…あ……ッ~~~…ッ」
はくはくと、息が詰まる。どうしようそんなに奥まで…いやだ………いやじゃない……気持ちいい。
「ん…きも…ち…いい……や…じゃない…きも…ちいい…」
相手の顔は見えないのに、からかうように笑っているクロの気配を背中に感じる。
「ほらな…っ」
「ふ…あッああっ!?」
ごりゅと…、内壁を突き破られた気がする。もうこれ以上はないと、思っていたのに…。
さらにその先にクロが入ってきて…、中に注いでいく。
「あ…きもち…い、…そ…え……きも…ち…よすぎて……だめぇ………クロぉ…だ…め…ひアァアッ…」
熱が…中を犯す…。どんどん俺の胎を満たしていくごちそうに、眩暈がする。
「…あ…んん…」
「うまいか?」
「う…ん…おい…ひ…ぃ……クロぉ…」
あまりの快楽に必死で首を縦にふれば、その様子を見ていた百が、ひそりと笑った。
「は…こっちも…一緒に気持ちよくなろうねえ」
「ひぐ…アァアア!?」
百が前から自身の陰茎と、俺の陰茎を合わせて、ぐりぐりと擦りつける。
「あ…ん…んぅうう…もも……だ…め…も…むい…むぃいいっ…ももぉっ」
「あは…名前呼んじゃってさあ…。…そんな可愛い事言われて…とまれると…思う?」
「ももぉ…」
逆効果だったねと、また笑いながら…百は、さらに手を増やして俺の陰茎を弄ぶ。
「アァッ…うぁ…ひんっ…ア…ッ――」
もうまともに精液なんて出ないのに、それなのに絶頂は何度もやってきて…そして一向に引いてくれない。
「あぁ…ひ…うぅ…ッ…もも…ももぉ……きも…ひ…ぃいい…おわらな…なんれ……」
「うん。大丈夫…だよ…」
何が、大丈夫なんだか…。結局答えは貰えてないのに…。
でも百に、そう言われたら、…俺のぐずぐずに溶けた脳は、安心してしまう。
「……ん…ぁ…ッ…うん…ァ…らいじょ…ぶ…」
もう出し終わったはずなのに…後ろのクロも、まだ俺から出ていっていない…。
恐ろしい程に、二人が俺を求めてくれるのが伝わる。
代わる代わる注がれ…満たされ…二人と同じ位、俺も熱に浮かされていた。
…なんて激しいんだろう。
彼らも…自分も……。
ぶつかる熱に…生まれる激情に…翻弄される。
生身を切り裂かれるような感覚が…巻き起こされる感情が……少し怖くもあるけど。
でも、その怖さすら心地いい。
…この世界にきてから、今までとは桁違いに、大きく動いている。
今…この時も…様々な感情が生まれては、俺に宿る。
キモチイ、コワイ、ウレシイ、シアワセ、アッタカイ、ホシイ、スキ、イトシイ。
激しく動く心に慣れない俺から、涙が溢れ…こぼれる。
「ん……」
「ふ…」
「…ァ……」
徐々に緩やかになった動きは、前と後ろからキスをされた事で、幸せな終息へと落ち着いていく。
「好…ひぃ……二人が…好き…百も………ク…ロも…。…クロ…も……百も好き…ぃ」
流れる涙と同じように、ぼろぼろと言葉が落ちる。
「うん、おれもだよ」
「あぁ…。オレもだ」
「お嫁さんになってね?」
「…な…う…」
「あははっ。なうって、可愛いなあ~もう」
「あぁ………」
「なるぅ…」
からかわれた事に、むっとして必死で言い直せば、また前と後ろから、ちゅうと吸いつかれた。
「名前、どうしよっかねえ」
事後、…笑える位どろどろ体で、俺達三人は抱き合っている。
決して気持ちのいい状態じゃないはずなのに…余韻が心地よくて、俺はこの時間がもう少し続いて欲しいとすら思った。
「うーーーん」
「呼ばれたい名前はあるのか」
「特にないかな」
「そうか…」
そう俺が言えば、二人はまた名前を考える為、うんうん唸り出した。
「…は…ふふ…」
「ん?何笑ってんの。おれのお嫁さんってば」
「いや、なんでも」
ちょっと前まで、気にしていたのが…馬鹿みたいに思えて…。俺は笑った。
「う~ん。でも本人の希望もないとなると、……おれ達の愛が試される訳だね!!」
「馬鹿か…」
「あーーー。どんなのがいいかなあ」
「………」
「あ!きたこれ!!千の次で、万とかどうだ!」
「うぜぇ…。だせぇ…。それだとオレの要素がねぇ」
「えー。何さ!じゃあワンコロは何がいいと思うの?」
「……………シロ」
シロ?
「さっきの言葉そのまま返すよ、ワンコロ。何自分の対みたいな名前で考えてんの!?」
「………一応、苗字の一部は残っているだろう」
え?あぁ…上城のシロか。いや微妙…。
「絶対、後づけでしょ、それ」
「………」
「図星だよ…」
「ふ…はっ」
二人の間で俺は何度も笑う。
やっぱり体はぐちゃぐちゃで、どうしようもないような状態なのに…。
「いいよ。ゆっくりで…」
「えーーーでも早く呼びたいじゃん?お嫁さんの名前をエッチの最中に!!」
「あぁ…」
「…えぇぇ」
百はともかく、クロまでそんな全力で頷かなくても。
「クモ…いやクモは駄目だな…モク?」
クモもモクも嫌だな。というか…。
「そんな無理やり二人の要素を入れ込んでこなくても…」
「だが…」
「でもお…」
「いや、だがって…でもって…」
なんだ、そのこだわり……。
「…じゃあ。俺も考える」
二人に委ねたい気持ちもあったけど、自分の事だし。流されるだけじゃなくて…自らも参加すべきだろう。
「お、いいねいいね!!三人の共同作業、エッチじゃないやつver!」
「…馬鹿か」
「あ…はは…」
結局俺の名前は、その後も中々決まらず…ここまできたら、もうじっくり考えようと、三人で何日も頭を悩ませる事になった。
百の弟さんにも呆れられたけど…。でも…それは凄く幸せな時間で…、もう決まらなくてもいいかなぁ…なんて俺は何度も思ってしまうのだった。
「まるで人形ね」「ねぇ?本当に今楽しいと思ってる?」「何考えているか、わかんないよ!」「どうして…怒らないの?」「こんな時に泣かないなんて変だよ」「貴方の気持ち全然わからない!!」「それで、喜んでるの?」「気味が悪い…」
あっちの世界で、色んな人から言われてきた言葉。
……反面こっちでは、言われていない言葉。
でも、あの時も……、喜んでいた。楽しんでいた。
怒っていた。
悲しんでいた。
それはやっぱり…本物だったと思う。弟さんいわく、すかすかな状態ではあったんだろうけど…。
俺は俺として、そうやって生きてきた。
…その俺を元に、こっちで俺は変化した。
満たして…変えて貰った。
そして…俺を地続きに変化した俺は…、あっちでは上げた事のないような、声で…感情で…鳴く。
「ひ!ぁあああアァやだやだやだ…も…やぁ…あっ…う…んッ」
「嫌?…気持ちいい、もっと欲しいの間違いだ、ろっ?」
背後から、ぐぅっとクロの陰茎を深く挿し入れられる。
縦に起こされた体は、軽々と動かされて、何度も何度も…奥を突かれた。
「ァ…あ…あ……ッ~~~…ッ」
はくはくと、息が詰まる。どうしようそんなに奥まで…いやだ………いやじゃない……気持ちいい。
「ん…きも…ち…いい……や…じゃない…きも…ちいい…」
相手の顔は見えないのに、からかうように笑っているクロの気配を背中に感じる。
「ほらな…っ」
「ふ…あッああっ!?」
ごりゅと…、内壁を突き破られた気がする。もうこれ以上はないと、思っていたのに…。
さらにその先にクロが入ってきて…、中に注いでいく。
「あ…きもち…い、…そ…え……きも…ち…よすぎて……だめぇ………クロぉ…だ…め…ひアァアッ…」
熱が…中を犯す…。どんどん俺の胎を満たしていくごちそうに、眩暈がする。
「…あ…んん…」
「うまいか?」
「う…ん…おい…ひ…ぃ……クロぉ…」
あまりの快楽に必死で首を縦にふれば、その様子を見ていた百が、ひそりと笑った。
「は…こっちも…一緒に気持ちよくなろうねえ」
「ひぐ…アァアア!?」
百が前から自身の陰茎と、俺の陰茎を合わせて、ぐりぐりと擦りつける。
「あ…ん…んぅうう…もも……だ…め…も…むい…むぃいいっ…ももぉっ」
「あは…名前呼んじゃってさあ…。…そんな可愛い事言われて…とまれると…思う?」
「ももぉ…」
逆効果だったねと、また笑いながら…百は、さらに手を増やして俺の陰茎を弄ぶ。
「アァッ…うぁ…ひんっ…ア…ッ――」
もうまともに精液なんて出ないのに、それなのに絶頂は何度もやってきて…そして一向に引いてくれない。
「あぁ…ひ…うぅ…ッ…もも…ももぉ……きも…ひ…ぃいい…おわらな…なんれ……」
「うん。大丈夫…だよ…」
何が、大丈夫なんだか…。結局答えは貰えてないのに…。
でも百に、そう言われたら、…俺のぐずぐずに溶けた脳は、安心してしまう。
「……ん…ぁ…ッ…うん…ァ…らいじょ…ぶ…」
もう出し終わったはずなのに…後ろのクロも、まだ俺から出ていっていない…。
恐ろしい程に、二人が俺を求めてくれるのが伝わる。
代わる代わる注がれ…満たされ…二人と同じ位、俺も熱に浮かされていた。
…なんて激しいんだろう。
彼らも…自分も……。
ぶつかる熱に…生まれる激情に…翻弄される。
生身を切り裂かれるような感覚が…巻き起こされる感情が……少し怖くもあるけど。
でも、その怖さすら心地いい。
…この世界にきてから、今までとは桁違いに、大きく動いている。
今…この時も…様々な感情が生まれては、俺に宿る。
キモチイ、コワイ、ウレシイ、シアワセ、アッタカイ、ホシイ、スキ、イトシイ。
激しく動く心に慣れない俺から、涙が溢れ…こぼれる。
「ん……」
「ふ…」
「…ァ……」
徐々に緩やかになった動きは、前と後ろからキスをされた事で、幸せな終息へと落ち着いていく。
「好…ひぃ……二人が…好き…百も………ク…ロも…。…クロ…も……百も好き…ぃ」
流れる涙と同じように、ぼろぼろと言葉が落ちる。
「うん、おれもだよ」
「あぁ…。オレもだ」
「お嫁さんになってね?」
「…な…う…」
「あははっ。なうって、可愛いなあ~もう」
「あぁ………」
「なるぅ…」
からかわれた事に、むっとして必死で言い直せば、また前と後ろから、ちゅうと吸いつかれた。
「名前、どうしよっかねえ」
事後、…笑える位どろどろ体で、俺達三人は抱き合っている。
決して気持ちのいい状態じゃないはずなのに…余韻が心地よくて、俺はこの時間がもう少し続いて欲しいとすら思った。
「うーーーん」
「呼ばれたい名前はあるのか」
「特にないかな」
「そうか…」
そう俺が言えば、二人はまた名前を考える為、うんうん唸り出した。
「…は…ふふ…」
「ん?何笑ってんの。おれのお嫁さんってば」
「いや、なんでも」
ちょっと前まで、気にしていたのが…馬鹿みたいに思えて…。俺は笑った。
「う~ん。でも本人の希望もないとなると、……おれ達の愛が試される訳だね!!」
「馬鹿か…」
「あーーー。どんなのがいいかなあ」
「………」
「あ!きたこれ!!千の次で、万とかどうだ!」
「うぜぇ…。だせぇ…。それだとオレの要素がねぇ」
「えー。何さ!じゃあワンコロは何がいいと思うの?」
「……………シロ」
シロ?
「さっきの言葉そのまま返すよ、ワンコロ。何自分の対みたいな名前で考えてんの!?」
「………一応、苗字の一部は残っているだろう」
え?あぁ…上城のシロか。いや微妙…。
「絶対、後づけでしょ、それ」
「………」
「図星だよ…」
「ふ…はっ」
二人の間で俺は何度も笑う。
やっぱり体はぐちゃぐちゃで、どうしようもないような状態なのに…。
「いいよ。ゆっくりで…」
「えーーーでも早く呼びたいじゃん?お嫁さんの名前をエッチの最中に!!」
「あぁ…」
「…えぇぇ」
百はともかく、クロまでそんな全力で頷かなくても。
「クモ…いやクモは駄目だな…モク?」
クモもモクも嫌だな。というか…。
「そんな無理やり二人の要素を入れ込んでこなくても…」
「だが…」
「でもお…」
「いや、だがって…でもって…」
なんだ、そのこだわり……。
「…じゃあ。俺も考える」
二人に委ねたい気持ちもあったけど、自分の事だし。流されるだけじゃなくて…自らも参加すべきだろう。
「お、いいねいいね!!三人の共同作業、エッチじゃないやつver!」
「…馬鹿か」
「あ…はは…」
結局俺の名前は、その後も中々決まらず…ここまできたら、もうじっくり考えようと、三人で何日も頭を悩ませる事になった。
百の弟さんにも呆れられたけど…。でも…それは凄く幸せな時間で…、もう決まらなくてもいいかなぁ…なんて俺は何度も思ってしまうのだった。
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