MAXコーヒーから始まる糖度MAXなこじらせ魔法使い達

琉水 魅希

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第1章 MAXコーヒーが繋いだ奇跡

第32話 進修館後の打ち上げはやっぱりサイゼだね。

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 「サイゼリアで良い?どのみち早くいかないと埋まっちゃうけど。」

 誰も反対はないので進修館から駅反対側にあるサイゼリアで打ち上げ決定。

 この進修館→サイゼのコンボは王道である。

 4人席なら大丈夫でしょ。

 荷物はとりあえず五木さんの車に詰め込んでサイゼリアに入店。

 ちなみに白米さんは春日部、みゅいみゅいさんは越谷が最寄駅だったりする。

 今日は二人は電車で来ていた。

 「名前どうする?」
 五木さんが問いかけると

 「ご主人様かお兄様」

 この発言は真理恵さんです。

 注:作者は2005年頃、秋葉原のジョナサンで両方やった事あります。男性店員だったので何の萌えもありませんでした。

 「じゃぁ五木と。」

 こういう時本名とも偽名ともどちらとも取れる名前は便利である。

 「喫煙禁煙席は?」

 「あ、私吸う。」

 「俺も。」

 真理恵さんと白米さんは喫煙者なのだ。

 ただ、コス中は衣装やウィッグに臭いがつくとのことで二人とも我慢している。

 みゅいみゅいさんの普段着はコスに近いし、ウィッグも被ってるけどそこは了承してくれている。

 髪薄くてカツラ被ってるかなんて気にしないでしょ?ということらしい。

 確かに髪が薄くてカツラ被ってる人も喫煙者いるよな。

 大して待つこともなく席に案内され、思い思いメニューを決めていく。

 ドリンクバーはみんな共通して頼む、これ大抵そうだよね。

 注文が終わり、ドリンクバーで好きなドリンクをついでくる。

 「なぁ三依よ。それはなんだ?」

 「全ミックスジュースよ。」

 注:作者も良くやります。

 「もちろん自分で飲むんだよな?」
 
 「え?欲しいの?やらないよ。」

 「あぁ俺は普通の飲み物が良いから遠慮しとく。」

 なんてことがありながらも全員飲み物が行き渡ったところで

 「「「「今日はお疲れ様でしたー。」」」」

 「いやぁ楽しかったねー色々な意味で。」

 「そうですねー色々な意味で。」

 「なにあれ、中学生?って感じだったね。」

 「まぁまぁそう言わずに。多分今日を期に前に進むと信じて。」

 真理恵、白米、みゅいみゅい、五木の順で語った。

 「少なくとも前進してくれないと困る。裏で全員が暗躍したんだから。私の予感としてはバレンタインでイベントがあってホワイトデーあたりでもうひとイベントあって付き合うかな。」

 「まぁ普通に考えてバレンタインに何もなければそれこそ何もないでしょうよ。」

 「あ、顔射してこれがホワイトデーなんて三こすり半劇場みたいのはいらないわよ。」

 「そんなネタするのあんたんちだけでしょうよ。」

 「仮に付き合っても肉体的な方はまだまだ大分先だと思うけどな。どっちも奥手なのは見てとれたし。」
 みゅいみゅいさん良く見てます。流石性別を超越した者。

 「そうだねー。夏にプールとか行きたいんだけどねー。私もちょっとまこPさんと絡めるし、一応同性だから更衣室だって…」

 「それは普通にやめてもらえる?」

 「めんごめんご。でも夏になったらみんなでプール行きたいというのは本当。」

 「半年あるとはいえ、それまでにどこまで接触可能になってるかですよね。僕もこの変態嫁がどこまで考えてるのか……」

 「うわっひどーい。私の初めてを奪っておいてぇ」

 「いや、あれはどちらかというと僕の初めてを奪われた感の方が強いんだけど。」

 「「爛れてますねぇ。」」
 白米さんとみゅいみゅいさんがハモる。

 「「人の事言えるのかよっ」」
 五木さんと真理恵さんがハモる。

 「まともなカップルがいないという。」

 「何を以ってまともかって話もあるけどね。」

 「あ、そうだ。数日中に映ってる人毎にフォルダ分けて写真送付するんでいつも通りよろしくね。」

 「あの二人にも許可取って、夏のROMに入れる写真決めないとねぇ。」

 「うーん、もしかしたらまこPさん、彼女のサークルで参加するかもしれないね。」
 五木さんが真面目に言ってきた。
 確かにチケットは3枚。温泉三昧の代表は五木さん。
 
 「確かにそれは一理ありますね、コスプレ広場には抑々影響ないですし。」

 「旦那妹をチケット1枚で売り子として買収も可能かもね。」

 みゅいみゅいさんも自分のサークルを持っている。白米さんはそこで一緒に活動しているのでチケット問題には絡まない。

 「あの二人は暫く見守るとして、しばらくは画像整理ですかね。コミケのと進修館のとで整理したいし。ROM用に一度スタジオ借りられればどうかなと思うけど。」

 「そうだねー。合わせに拘らないならあらかわ遊園とかもありかな?としまえんもたまにやってるし。」

 「そこらは都合が合えばかなぁ?期末は仕事忙しいし。」

 「私は専業主婦兼パートだからね。お金かかるのに会社辞めたのが悔やまれるけど、時間を奪われるのも悔やまれる。」

 「うちは僕の稼ぎと嫁のパートで事足りてるからね、子供出来たらわからないけど。」

 「うちらはその辺安心だね。子供は出来ないし。」
 まぁ生物学的にはどちらも男性ですからね。

 「あんたらの素を撮影したいよ。」

 「ところで今日のベストショットはどっちかな?」
 真理恵が件のあ~んのシーンとご飯粒を取るシーンの二つを取り出した。

 サイゼに来る前にコンビニによって印刷していたのだ。
 「あんたらのベストショットはこれだね。」

 翠と蒼の仔が抱き合い今にも口づけしそうなシーンだった。

 「良い角度で光も申し分なし、流石真理恵さんだね。」
 でしょー褒めて褒めてーと言ってるがみんなスルーした。

 こうしていつ終わるかわからないアフターは過ぎていった。
 電車がある時間には帰宅したとだけ付け加えて。
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