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第1章 MAXコーヒーが繋いだ奇跡
第20話 脱衣所は覗かれていた。(友紀side)
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ね、寝れない……
心臓がどっくんどっくんしているのが分かる。
「まだ…帰っちゃやだ。」
ってなによー
確かに独り寂しく寝るのは嫌だよ。
今日みたいに素敵な出来事があった日にそれはないよって思っちゃうよ。
意識したら余計悲しくなってきたよ。だからって呼び止めるなんて……
あ、でも真人さんも眠いみたい。そりゃコ○ケのために早起きしてるだろうしね、そうだよね。
じゃぁお風呂と着替えさえどうにかなれば帰らずにいてくれるのかな。
それを伝えると今晩は一緒に居てくれるって、哀しまないでって心配もされちゃった。
☆☆☆
お風呂が沸いた時冗談で
「覗いても良いんですよ。」
と言ったら
「良いんかいっ」
と返ってきました。
ちょっと元気出たと思う、我ながらちょろい。
私はまず立ったままシャワーを頭から浴びた。
それは涙を誤魔化すため。
涙の理由はわからない。
嬉しさや哀しさが色々入り混じって心が追いつかなかったのかもしれない。
友達…それは素直に嬉しい。
恐怖も嫌悪も抱かないという事は好意的に思っているという事。
じゃぁそれが男女の好意なのかと言われればわからない。
ただ「友達」と切り出した時、胸がすこしチクッとした。
それで良いの?って言われてる気がした。
じゃぁこの胸のもやもやは一体何だというのだろう。
注:多分それが恋してるというやつです。
真人さんも男だ。
こちらが隙を見せたら狼になるかもしれない。
そういう場面になった時、私はどうなるのだろう。
他の人と同じように恐怖し嫌悪しまた殻に閉じこまってしまうのかな。
髪と身体を洗い終え、湯船に浸かり再び考える。
私はまた卑怯な事をしようとしてる。
真人さんを試すような事をしてる。
今日は善意でいろいろ付き合って貰ってるというのに。
「…上がったのでお次にどうぞ。」
真人さんがフリーズしている。
スッピンとパジャマそんな変かな。でもないか、少し表情が赤みが差している。一応女だと意識はされてるという事だろうか。
注:友紀さんは童顔なので化粧の有無でビフォーアフターに変化は多くありません。
さて、ここで少し試すような卑怯な罠がいくつかあります。
浴室内のタオルが一つしかないのは本当に計算外の事でどう転んでも覚悟してますが。
洗面台のタオルと洗濯機の中の誘惑。
最初は狙ったわけではないけど、一つの罠という形になりました。
どうしようもない人だと洗濯機の中を開けますよね。
タオルの匂い嗅いだりしますよね。
ちょこっとだけ隙間のある風呂への扉。
そこから真人さんの様子が確認出来ます。
ごめんなさい。
真人さんは聖人でした。
いや、ちょっと手が出かかってましたけど、きちんと理性で抑えてました。
それと同時にちょっとだけガッカリした自分がいます。
下着を見る程の魅力が私にないのかな?と
いえ、紳士だという事でオッケーです。
その後は流石に裸で出てくるので確認しようもありません。
でも身体を拭かないと下着とか着れませんし吐けません。
バスタオルは使ってると思うことにします。
なんか悶々としてきました。
ちょっとお腹の辺りが温かく感じます。
そしてうとうとしてきました、朝からハードだったのでそろそろ限界です。
いつのまにか横になっていたようで、気付くと真人さんが風邪引くよ~と身体を揺すってきます。
うん、触れられても嫌な気しない。それどころか心地いい。
「運んでください、ベッドまで。」
あれ?私何か言っちゃった?寝ぼけてた?
起きようと思ったけれど、身体がふっと浮いた。
あれ?これお姫様抱っこじゃないかしら?
「軽い…な。」
きゃー。重いって言われたらショックだけど…きゃー
周知に耐えると声にならない声が吐息のように漏れる。
あ、またお腹のあたりがきゅんっとした。ナニコレ。
睡魔とドキドキとが入り混じり
「行っちゃやだぁ」
と口走りあまつさえ真人さんの手を握ってしまった。
もう戻れません。このまま本当に眠るのを待つしかありません。
どうやら真人さんも観念したようで、ベッドの横に敷いた布団の中に入ったようです。
私の右手と真人さんの左手が握られた状態なので、大変窮屈ではあります。
私は右手がだらーんとベッドの下に下がり、真人さんは逆にベッドに向かって伸びている。
本当に眠りにつくまでの辛抱なのでゆるしてください。
あ、でも本当に睡魔ちゃんに襲われ…すぅ
そこで私の意識は夢の国へ飛びました。
次に目が覚めた時、目と耳にはいった情報は……
「友紀おねーちゃんがいちゃいちゃしながらねてるー」
という甲高い大声と、騎乗位で真人さんのお腹辺りに乗ってる姪の氷雨の姿だった。
頭の再起動まで時間を要する事になりました。
心臓がどっくんどっくんしているのが分かる。
「まだ…帰っちゃやだ。」
ってなによー
確かに独り寂しく寝るのは嫌だよ。
今日みたいに素敵な出来事があった日にそれはないよって思っちゃうよ。
意識したら余計悲しくなってきたよ。だからって呼び止めるなんて……
あ、でも真人さんも眠いみたい。そりゃコ○ケのために早起きしてるだろうしね、そうだよね。
じゃぁお風呂と着替えさえどうにかなれば帰らずにいてくれるのかな。
それを伝えると今晩は一緒に居てくれるって、哀しまないでって心配もされちゃった。
☆☆☆
お風呂が沸いた時冗談で
「覗いても良いんですよ。」
と言ったら
「良いんかいっ」
と返ってきました。
ちょっと元気出たと思う、我ながらちょろい。
私はまず立ったままシャワーを頭から浴びた。
それは涙を誤魔化すため。
涙の理由はわからない。
嬉しさや哀しさが色々入り混じって心が追いつかなかったのかもしれない。
友達…それは素直に嬉しい。
恐怖も嫌悪も抱かないという事は好意的に思っているという事。
じゃぁそれが男女の好意なのかと言われればわからない。
ただ「友達」と切り出した時、胸がすこしチクッとした。
それで良いの?って言われてる気がした。
じゃぁこの胸のもやもやは一体何だというのだろう。
注:多分それが恋してるというやつです。
真人さんも男だ。
こちらが隙を見せたら狼になるかもしれない。
そういう場面になった時、私はどうなるのだろう。
他の人と同じように恐怖し嫌悪しまた殻に閉じこまってしまうのかな。
髪と身体を洗い終え、湯船に浸かり再び考える。
私はまた卑怯な事をしようとしてる。
真人さんを試すような事をしてる。
今日は善意でいろいろ付き合って貰ってるというのに。
「…上がったのでお次にどうぞ。」
真人さんがフリーズしている。
スッピンとパジャマそんな変かな。でもないか、少し表情が赤みが差している。一応女だと意識はされてるという事だろうか。
注:友紀さんは童顔なので化粧の有無でビフォーアフターに変化は多くありません。
さて、ここで少し試すような卑怯な罠がいくつかあります。
浴室内のタオルが一つしかないのは本当に計算外の事でどう転んでも覚悟してますが。
洗面台のタオルと洗濯機の中の誘惑。
最初は狙ったわけではないけど、一つの罠という形になりました。
どうしようもない人だと洗濯機の中を開けますよね。
タオルの匂い嗅いだりしますよね。
ちょこっとだけ隙間のある風呂への扉。
そこから真人さんの様子が確認出来ます。
ごめんなさい。
真人さんは聖人でした。
いや、ちょっと手が出かかってましたけど、きちんと理性で抑えてました。
それと同時にちょっとだけガッカリした自分がいます。
下着を見る程の魅力が私にないのかな?と
いえ、紳士だという事でオッケーです。
その後は流石に裸で出てくるので確認しようもありません。
でも身体を拭かないと下着とか着れませんし吐けません。
バスタオルは使ってると思うことにします。
なんか悶々としてきました。
ちょっとお腹の辺りが温かく感じます。
そしてうとうとしてきました、朝からハードだったのでそろそろ限界です。
いつのまにか横になっていたようで、気付くと真人さんが風邪引くよ~と身体を揺すってきます。
うん、触れられても嫌な気しない。それどころか心地いい。
「運んでください、ベッドまで。」
あれ?私何か言っちゃった?寝ぼけてた?
起きようと思ったけれど、身体がふっと浮いた。
あれ?これお姫様抱っこじゃないかしら?
「軽い…な。」
きゃー。重いって言われたらショックだけど…きゃー
周知に耐えると声にならない声が吐息のように漏れる。
あ、またお腹のあたりがきゅんっとした。ナニコレ。
睡魔とドキドキとが入り混じり
「行っちゃやだぁ」
と口走りあまつさえ真人さんの手を握ってしまった。
もう戻れません。このまま本当に眠るのを待つしかありません。
どうやら真人さんも観念したようで、ベッドの横に敷いた布団の中に入ったようです。
私の右手と真人さんの左手が握られた状態なので、大変窮屈ではあります。
私は右手がだらーんとベッドの下に下がり、真人さんは逆にベッドに向かって伸びている。
本当に眠りにつくまでの辛抱なのでゆるしてください。
あ、でも本当に睡魔ちゃんに襲われ…すぅ
そこで私の意識は夢の国へ飛びました。
次に目が覚めた時、目と耳にはいった情報は……
「友紀おねーちゃんがいちゃいちゃしながらねてるー」
という甲高い大声と、騎乗位で真人さんのお腹辺りに乗ってる姪の氷雨の姿だった。
頭の再起動まで時間を要する事になりました。
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