妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。

ラララキヲ

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15>> 応接室・2 

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 アリーチェは困ったようにルナリアに話す。

「だってお母様やお父様は、この家の仕事をさせる為、、わたくしをこの家に残そうと考えているのよ?
 それって貴女が『馬鹿』で、当主の仕事がまともにできないから、仕事ができるわたくしがいなきゃ駄目って言ってるってことよね? わたくしが言っている訳じゃないわ。
 わたくしはこの家を出て行くって言っているのに、お父様とお母様が拒否するのよ」

 口にして小さな溜め息と共にそんな事を言うアリーチェの言葉にルナリアは怒りで体を震わせる。
 そしてその怒りの矛先は言葉を紡いだ姉ではなく両親だった。

「お姉様なんか必要ないわよ!!
 お父様もお母様も何を考えてるんですか!? わたくしが次期当主だって言ってくれたのに、なんでお姉様を引き止めるのよ!? 
 お姉様ができる事ならわたくしにだってできるわ!! わたくしが当主なら、当主の仕事だってわたくしのものよ!!
 はらばらの役目しかできないですってっ?! ふざけんじゃないわよ!!  わたくしはお飾りの当主になるつもりなんてないわ!!
 お姉様なんて要らないのよ!!!」

 喚くようにそう叫んだルナリアに両親は青褪め、アリーチェは同意するかのように頷いた。

「そうよね。わたくしもそう思っていたのにお父様やお母様が……」

 アリーチェはルナリアに訴える。その言葉にサバサはもう我慢ができなかった。

「わたくしたちの所為にしないで?!
 アリーチェ!! 貴女がおかしな事を言っているのでしょう!! わたくしたちはそんな事は一言も言ってはいないわ!!」

 サバサに続いてロッチェンも焦りながらも否定する。
 
「そうだ!! 娘をはらばら扱いなどするはずがないだろう!!!」

 しかしそんな二人を冷めた目で見るアリーチェの心には何一つ届きはしない様だった。呆れた様な表情を作ってアリーチェは言葉を返す。

「あら? でも同じことですよね?
 お父様もお母様も、『当主の仕事をさせる為だけにわたくしにこの家に残れ』って言っているのですから。
 当主の仕事をしないルナリアなんて、ただの『子を産む道具』ではないですか」

「なっ?!違っ!!」
「そんな事言っていないと言っているでしょう!!」

 言葉も出ないロッチェンと髪を振り乱して否定するサバサ。
 そんな二人をただただアリーチェは冷めた目で見返した。
 そんな中。

「……いえ……お姉様の言っている通りだわ……」

 ルナリアは静かにそう言った。

「ルナリア……っ」

 サバサはただ絶望を感じた……




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■感想やエールやブクマを頂き、本当にありがとうございました😄
■時々『感想とは判断出来ないもの(作品内容に触れていない)(個人の妄想)(他の人が見たら気分を害しそうな言葉使い)』があり、それは『却下』させてもらっております。こちらも反応にも困るのでスミマセン。






□□■〔 注意 〕
※この話は作者(ラララキヲ)がノリと趣味と妄想で書いた物です。
 なので『アナタ(読者)の"好み"や"好き嫌い"や"妄想"や"考察"』等には『一切配慮しておりません』事をご理解下さい。

※少しでも不快に感じた時は『ブラウザバック』して下さい。アナタ向けの作品ではなかったのでしょう。

■えげつないざまぁを求める人が居たので私的なやつを書いてみました。興味のある方はどうぞ😁↓
◇〔R18〕【聖女にはなれません。何故なら既に心が壊れているからです。【強火ざまぁ】


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