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18>> 浮気相手への仕返し
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カッシム様に魔法を飛ばしてから数日が経ちました。
どうやらカッシム様の体調にも順調に兆しが起き始めたらしく、お顔の色が悪くなってダルそうにしているカッシム様が時々変な咳や変な息遣いをしているのが耳に入ります。
体調が悪いせいかカッシム様もわたくしに絡んでこようとはしません。カッシム様が絡んで来なければソフィーナ様も私には近づいては来ないので、わたくしはやっと平穏な学園生活を掴みました。
だけどやはり、“わたくしと会った後に体調不良を起こした”事に不信感がある様で、時々カッシム様から刺すような視線を飛ばされています。
ソフィーナ様も何かがおかしいと気づいているのか、わたくしを時々睨んできます。
ねぇソフィーナ様?
何故ソフィーナ様は自分ばかりがわたくしを嫌っていると思うの?
カッシム様を貰ってくれた事には感謝していますけど、貴女がわたくしを馬鹿にしてくる事を、わたくしは許してはいないのですよ。
これでも女としてのプライドはあります。
女としての魅力が無かったとしても、それでも最低限の人としての尊厳は守られたいのです。そこを傷付けられて黙っていられる程、わたくしはお人好しではありません。
……という事で。
わたくし、ソフィーナ様にもやり返したいと思います。
というか試してみたい事があるので、こっそりソフィーナ様で試しちゃおうって感じです。
だって散々傷付けられたのですもの。ソフィーナ様にだってわたくしのこの痛みを少しでも感じて貰いたいですわ。
なんて色々理由を付けて、わたくしはやってみたかった水魔法をこっそりソフィーナ様に飛ばします。
それはこの世界では使われない水魔法の使い方。
水を『出す』のではなく『吸い取る』魔法です。
この世界では魔法は『無から有を生み出すもの』だと考えられていますが、前世を思い出したわたくしは『水魔法はそうでは無いのでは?』と思うようになりました。
水魔法だけは『有るものを使っている』のではないかと……
実際、わたくしが使っている水魔法の水は全て『そこに有るもの』です。空気中の水分や体液など……まだ無から水を作り出した事はありません。
水魔法しか使えないわたくしには他の魔法がどうなのかが分からないので全て推測でしかありませんが……水が『有る場所』から集めているのならば、逆に『有った場所に放つ』事も出来るのでは無いかと考えました。
水を、外へ、放出するのです。
わたくしは離れた場所に居るソフィーナ様を見つめます。
ソフィーナ様はわたくしがここに居ることには気付いていないでしょう。
こっそりこっそり、わたくしは魔法を使います。
水を外に……外に…………
水分……ソフィーナ様の水分を……皮膚にある瑞々しい潤いを……お肌の艷やかな保湿力を……外に外に………
これぞ、水の魔力の派生魔法……っ、
命名、『乾燥魔法』!!
お肌がカッサカサのパリッパリになったソフィーナ様が悲鳴を上げて駆け出してから……その後数日間ソフィーナ様は学園を休まれました……
復学されてからも常に下を向いていて、それ以外でも髪で自慢のお顔を隠すようになられました。その顔を隠している髪の毛もパッサパサなのですけどね。
ソフィーナ様の隠すことのできない手の甲がシワシワになっているのを見て、わたくしは自分が編み出した魔法が成功している事が分かりました。
新しい水魔法の使い方です。
機会があれば皆様にも教えて差し上げたいですね。
きっと喜ばれる事でしょう。
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カッシム様に魔法を飛ばしてから数日が経ちました。
どうやらカッシム様の体調にも順調に兆しが起き始めたらしく、お顔の色が悪くなってダルそうにしているカッシム様が時々変な咳や変な息遣いをしているのが耳に入ります。
体調が悪いせいかカッシム様もわたくしに絡んでこようとはしません。カッシム様が絡んで来なければソフィーナ様も私には近づいては来ないので、わたくしはやっと平穏な学園生活を掴みました。
だけどやはり、“わたくしと会った後に体調不良を起こした”事に不信感がある様で、時々カッシム様から刺すような視線を飛ばされています。
ソフィーナ様も何かがおかしいと気づいているのか、わたくしを時々睨んできます。
ねぇソフィーナ様?
何故ソフィーナ様は自分ばかりがわたくしを嫌っていると思うの?
カッシム様を貰ってくれた事には感謝していますけど、貴女がわたくしを馬鹿にしてくる事を、わたくしは許してはいないのですよ。
これでも女としてのプライドはあります。
女としての魅力が無かったとしても、それでも最低限の人としての尊厳は守られたいのです。そこを傷付けられて黙っていられる程、わたくしはお人好しではありません。
……という事で。
わたくし、ソフィーナ様にもやり返したいと思います。
というか試してみたい事があるので、こっそりソフィーナ様で試しちゃおうって感じです。
だって散々傷付けられたのですもの。ソフィーナ様にだってわたくしのこの痛みを少しでも感じて貰いたいですわ。
なんて色々理由を付けて、わたくしはやってみたかった水魔法をこっそりソフィーナ様に飛ばします。
それはこの世界では使われない水魔法の使い方。
水を『出す』のではなく『吸い取る』魔法です。
この世界では魔法は『無から有を生み出すもの』だと考えられていますが、前世を思い出したわたくしは『水魔法はそうでは無いのでは?』と思うようになりました。
水魔法だけは『有るものを使っている』のではないかと……
実際、わたくしが使っている水魔法の水は全て『そこに有るもの』です。空気中の水分や体液など……まだ無から水を作り出した事はありません。
水魔法しか使えないわたくしには他の魔法がどうなのかが分からないので全て推測でしかありませんが……水が『有る場所』から集めているのならば、逆に『有った場所に放つ』事も出来るのでは無いかと考えました。
水を、外へ、放出するのです。
わたくしは離れた場所に居るソフィーナ様を見つめます。
ソフィーナ様はわたくしがここに居ることには気付いていないでしょう。
こっそりこっそり、わたくしは魔法を使います。
水を外に……外に…………
水分……ソフィーナ様の水分を……皮膚にある瑞々しい潤いを……お肌の艷やかな保湿力を……外に外に………
これぞ、水の魔力の派生魔法……っ、
命名、『乾燥魔法』!!
お肌がカッサカサのパリッパリになったソフィーナ様が悲鳴を上げて駆け出してから……その後数日間ソフィーナ様は学園を休まれました……
復学されてからも常に下を向いていて、それ以外でも髪で自慢のお顔を隠すようになられました。その顔を隠している髪の毛もパッサパサなのですけどね。
ソフィーナ様の隠すことのできない手の甲がシワシワになっているのを見て、わたくしは自分が編み出した魔法が成功している事が分かりました。
新しい水魔法の使い方です。
機会があれば皆様にも教えて差し上げたいですね。
きっと喜ばれる事でしょう。
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□□■〔 注意 〕
※この話は作者(ラララキヲ)がノリと趣味と妄想で書いた物です。
なので『アナタ(読者)の"好み"や"好き嫌い"や"妄想"や"考察"』等には『一切配慮しておりません』事をご理解下さい。
※少しでも不快に感じた時は『ブラウザバック』して下さい。アナタ向けの作品ではなかったのでしょう。
■えげつないざまぁを求める人が居たので私的なやつを書いてみました。興味のある方はどうぞ😁↓
◇〔R18〕【聖女にはなれません。何故なら既に心が壊れているからです。【強火ざまぁ】】
☆ブクマにしおりにエール、ありがとうございます!
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