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第一章 惑星クリスタにて
8・龍神のお仕事
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それから一週間、時折ロックと会って談笑したり部屋の周辺を散歩した。しかし基本的に、勉強漬けの日々を送った。
中身は高校生二年生なので、まったく見知らぬ常識が多いといえども、小学生レベルの問題は憶えるのが簡単だった。
算数については高校で得意な方だったから、小テストでクロフォードさんに褒めちぎられた。
しかし一週間ずっと勉強は体に悪いからと、今日はクロフォードさんに無理矢理休暇にされてしまった。
まあ倒れそうな体を持つ身としては本当に休むべきだと思えたので、素直に従うけれども。
まだ自分の部屋とその前の廊下しか行き来したことがない僕としては、散歩としても行ける場所が少なすぎる。つまりは暇だ。
こんな日に限ってロックは少し遠くで仕事らしくて、朝早くに出かけたと聞いた。ロックがなんの仕事をしているのか知らないが、役立っているようだ。
そもそも龍神の仕事がどんなものか、あまり詳しいことを知らない。
教科書のいくつかに、神殿にて龍の姿で民たちに崇められる絵が載っていたが、やはりご本尊としてみんなの見える位置でじっとしているのが仕事だろうか。
僕を転生させた神様が言った食っちゃ寝は、この部分を指し示しているんだろう。確かに、食っちゃ寝だ。
この星の中央神殿でのご本尊役はアレンデール様であり、週三ぐらいであるたくさんの儀式や会にも出席して、有難いお言葉をみんなに届けているという。
全部、クロフォードさんやロック、神官さんたちに聞いた話でしかない。実際に見てみたいかも。
どうせ暇なので、参拝場のある方に行ってみることにした。
一人で部屋を出て歩き、途中で通りかかった神官さんたちにアレンデール様の居場所を聞いた。
やはり神殿のメインフロアでご本尊をやってるようなので、道を教えてもらい長い廊下を歩いて行った。
そのうちに到着したのが、前に外から見てギリシャ神殿風だと思った部分だ。
体長百メートル以上ありそうな龍の姿に変身したアレンデール様が空中にとぐろを巻いていても、きっと少しばかり暴れても良いほどの、かなりゆったりめのスペースが取られている。
神殿の入り口付近は多くの参拝客が立ち入って良い部分で、入れ代わり立ち代わりで熱心に祈りを捧げる姿、アレンデール様の姿を見上げて驚いている姿などが多数見られた。
アレンデール様が浮かんでいる地点の床の部分には、澄んだ水を湛えた広い蓮池がある。ピンク色の蓮の花が数本咲いていて、とても美しい。
蓮池の中央には、円形の島がある。そこで龍の姿のまま降りて、休憩出来るようにしているのだろうか。
そして僕がいるのは神殿の三階部分にある、参拝場を覆うように存在する、前方以外の三方に広がる廊下の途中。
カーテンがかけられた、いくつもある大きめの窓の一つから顔を覗かせて、様子を確認している。
「るるー」
食っちゃ寝かあ、と思いながら、眠っているようにも見えるアレンデール様を観察してみた。
「るるー?」
朝六時にある朝礼の時から夜八時の閉門まで浮いている時もあるそうで、これは思った以上の労働かもしれないと尊敬した。
「るーるー!」
いや、尊敬している場合ではない。自分もいつかこの任務に就くのだ。居眠りオッケーの職場だが、ずっと大勢に拝まれ続けるブラックな状態に慣れなくてはいけない。
「ルル、つってんだろが!」
「ゲホッ!」
誰かの叫びと共に、背中に激しい衝撃を受けた。
2・
詳しい状況が知れたのは、神官さんたちに救助されて自分の部屋のベッドで目覚めた後だ。
僕はルル君、つまりロックに間違われて背中を蹴り飛ばされた。同じような龍神衣装を着ていたせいだ。
結果、心臓の裏側という弱点を攻撃されたので、一撃で沈んでしまった。
目覚めたばかりで小刻みに震える僕を見下ろす形から、高校生ほどの金髪碧眼の美少女が頭を下げて謝罪してきた。
「本当に、申し訳ありませんでした。まさかここに、ロックとは別に龍神様がおられるとは思わなくて。彼なら全然問題ないことなのですが」
僕という新しい龍神の情報は、未成年だから名前が伏せられて公表されているようなので、ここにいるのも知らない人がほとんどだろう。
「……あの、ロック君も蹴飛ばしたら駄目だと思いますよ、たぶん」
僕が答えると、バンハムーバ王家の分家という、クリスタの守護に当たる家のお姫様は、頬を赤くしてもう一度頭を下げた。
「もう謝罪しなくても良いですよ。誰しも過ちはあるものです」
僕は緊張するこの状況が嫌で、即座に許した。
「はい……あのでも……」
お姫様は、辛そうに口をキュッと閉じた。
僕はこの状況をどうにかしてもらいたくて、彼女の傍に立つアレンデール様に視線をやった。僕が美少女戦士に倒されたから、ご本尊任務を切り上げたのだろう。
僕の視線に気づいたアレンデール様は、彼女の腕に軽く触れた。
「ルーチェ様、彼を休ませてあげてください」
「はい……」
とても悪びれる彼女は素直に行ってくれそうになったが、すぐくるりと振り向いた。
「私、とんでもないご無礼を働いて……それに一つ間違えば殺害してしまうところでした。簡単な謝罪では許されないと覚悟しております。ですから、私はなんでも言うことを聞きます。それで、お許しを」
「なんでも……」
自分では見えないが、顔が真っ赤になったのが感覚で分かった。それと同時に、心臓が不整脈を起こした。
苦しむ僕。驚き慌てふためく周囲。
一瞬のち、柔らかな白い光に包まれた僕は、あっという間に苦しみから介抱された。
「あれ、これって?」
ベッドで身を起こした僕に、その光を発生させたらしい彼女が得意げな笑みをくれた。
「これは、治癒魔法ですか?」
「そうです。それも上級のですから、ノイエ様が倒れられた時には必ず助けることができます。ですので、お側に仕えさせていただけませんか?」
「駄目だ」
なにその憧れた展開! と喜んだのに、ジト目のアレンデール様が秒で断りを入れた。
「アレンデール様、それは彼女が女性であるから駄目なのですか?」
この文明にも女性差別的なものがあるのかと思い、率直に質問してみた。
アレンデール様は、ありがたいことに首を横に振ってくれた。
「優れた治癒師ならば、女性であろうと構わず雇い入れる。が、勉強が嫌で城からコッソリ逃げ出してきた姫でなければの話だ」
ああそれね、と納得した。
逃亡をばらされた彼女は、とても惜しかったという表情を見せた。僕、謝罪を通して利用されかかっているようだ。
彼女を迎えに来た城仕えの方々に引っ張っていかれようとしながらも、その手を素晴らしい手さばきで払いのける彼女は、きっと武闘家の素質がある。
騒ぎが僕から遠ざかったところで、アレンデール様が話しかけてきた。
「ノイエ君、どうか許してあげてほしい。あんなにがさつな姫とはいえ、大勢に好かれている良い子なんだ」
「助けてもらいもしたので、全然気にしてませんよ。それにお姫様を僕が罰するなんて、できっこな……」
言いかけて、アレンデール様の僕を警戒する真剣な眼差しに気付いて黙った。
姫の謝罪の言葉からも、僕が上位にあるものだという気配が感じられる。じゃあまさか……。
「アレンデール様。僕は不勉強ですので、龍神の権利がどれほどのものか知りません。教えて下さい」
「ああ……生き残った最後の王族でもない限り、倒れるほどの攻撃を受けた場合は、その場で相手の首をはねることもできる。そして平民相手ならば、少し気に入らないという意味で大勢を殺害してしまっても、誰も罪を問えない。同じ龍神であっても、止めろと意見を言うだけで命令はできない」
それを聞いて、ゾッとした。
「そ、そこまで説明してもらえたということは、かつてそう行動した龍神がいたということですか」
「残念ながらね」
僕はこの時初めて、龍神になるということの、とてつもない重圧に気付いた。
神様が僕を転生させる時の話、ノイエの家族が立ち去る時に、こちらに一礼した意味。
まだ龍神としての戦力がどれほどなのか知らないけれど、権力という意味だけでも宇宙文明の半分を支配するバンハムーバの最高権力者で、あまりにも強大だ。
僕は、ただの若造が下手な正義感を振り回して転生していい場所ではない、針のむしろの上にやって来てしまったのだ。
この状況を喜ぶ人もたくさんいるだろう。けれどそういう人を、神様は絶対に選ばなかった。むしろ、責任に押しつぶされそうな者を選んだ。そうでなければ、悪魔を作り上げるのと同じことだから。
僕は布団を引き上げて、頭からかぶった。責任から逃れてしまいたかった。
中身は高校生二年生なので、まったく見知らぬ常識が多いといえども、小学生レベルの問題は憶えるのが簡単だった。
算数については高校で得意な方だったから、小テストでクロフォードさんに褒めちぎられた。
しかし一週間ずっと勉強は体に悪いからと、今日はクロフォードさんに無理矢理休暇にされてしまった。
まあ倒れそうな体を持つ身としては本当に休むべきだと思えたので、素直に従うけれども。
まだ自分の部屋とその前の廊下しか行き来したことがない僕としては、散歩としても行ける場所が少なすぎる。つまりは暇だ。
こんな日に限ってロックは少し遠くで仕事らしくて、朝早くに出かけたと聞いた。ロックがなんの仕事をしているのか知らないが、役立っているようだ。
そもそも龍神の仕事がどんなものか、あまり詳しいことを知らない。
教科書のいくつかに、神殿にて龍の姿で民たちに崇められる絵が載っていたが、やはりご本尊としてみんなの見える位置でじっとしているのが仕事だろうか。
僕を転生させた神様が言った食っちゃ寝は、この部分を指し示しているんだろう。確かに、食っちゃ寝だ。
この星の中央神殿でのご本尊役はアレンデール様であり、週三ぐらいであるたくさんの儀式や会にも出席して、有難いお言葉をみんなに届けているという。
全部、クロフォードさんやロック、神官さんたちに聞いた話でしかない。実際に見てみたいかも。
どうせ暇なので、参拝場のある方に行ってみることにした。
一人で部屋を出て歩き、途中で通りかかった神官さんたちにアレンデール様の居場所を聞いた。
やはり神殿のメインフロアでご本尊をやってるようなので、道を教えてもらい長い廊下を歩いて行った。
そのうちに到着したのが、前に外から見てギリシャ神殿風だと思った部分だ。
体長百メートル以上ありそうな龍の姿に変身したアレンデール様が空中にとぐろを巻いていても、きっと少しばかり暴れても良いほどの、かなりゆったりめのスペースが取られている。
神殿の入り口付近は多くの参拝客が立ち入って良い部分で、入れ代わり立ち代わりで熱心に祈りを捧げる姿、アレンデール様の姿を見上げて驚いている姿などが多数見られた。
アレンデール様が浮かんでいる地点の床の部分には、澄んだ水を湛えた広い蓮池がある。ピンク色の蓮の花が数本咲いていて、とても美しい。
蓮池の中央には、円形の島がある。そこで龍の姿のまま降りて、休憩出来るようにしているのだろうか。
そして僕がいるのは神殿の三階部分にある、参拝場を覆うように存在する、前方以外の三方に広がる廊下の途中。
カーテンがかけられた、いくつもある大きめの窓の一つから顔を覗かせて、様子を確認している。
「るるー」
食っちゃ寝かあ、と思いながら、眠っているようにも見えるアレンデール様を観察してみた。
「るるー?」
朝六時にある朝礼の時から夜八時の閉門まで浮いている時もあるそうで、これは思った以上の労働かもしれないと尊敬した。
「るーるー!」
いや、尊敬している場合ではない。自分もいつかこの任務に就くのだ。居眠りオッケーの職場だが、ずっと大勢に拝まれ続けるブラックな状態に慣れなくてはいけない。
「ルル、つってんだろが!」
「ゲホッ!」
誰かの叫びと共に、背中に激しい衝撃を受けた。
2・
詳しい状況が知れたのは、神官さんたちに救助されて自分の部屋のベッドで目覚めた後だ。
僕はルル君、つまりロックに間違われて背中を蹴り飛ばされた。同じような龍神衣装を着ていたせいだ。
結果、心臓の裏側という弱点を攻撃されたので、一撃で沈んでしまった。
目覚めたばかりで小刻みに震える僕を見下ろす形から、高校生ほどの金髪碧眼の美少女が頭を下げて謝罪してきた。
「本当に、申し訳ありませんでした。まさかここに、ロックとは別に龍神様がおられるとは思わなくて。彼なら全然問題ないことなのですが」
僕という新しい龍神の情報は、未成年だから名前が伏せられて公表されているようなので、ここにいるのも知らない人がほとんどだろう。
「……あの、ロック君も蹴飛ばしたら駄目だと思いますよ、たぶん」
僕が答えると、バンハムーバ王家の分家という、クリスタの守護に当たる家のお姫様は、頬を赤くしてもう一度頭を下げた。
「もう謝罪しなくても良いですよ。誰しも過ちはあるものです」
僕は緊張するこの状況が嫌で、即座に許した。
「はい……あのでも……」
お姫様は、辛そうに口をキュッと閉じた。
僕はこの状況をどうにかしてもらいたくて、彼女の傍に立つアレンデール様に視線をやった。僕が美少女戦士に倒されたから、ご本尊任務を切り上げたのだろう。
僕の視線に気づいたアレンデール様は、彼女の腕に軽く触れた。
「ルーチェ様、彼を休ませてあげてください」
「はい……」
とても悪びれる彼女は素直に行ってくれそうになったが、すぐくるりと振り向いた。
「私、とんでもないご無礼を働いて……それに一つ間違えば殺害してしまうところでした。簡単な謝罪では許されないと覚悟しております。ですから、私はなんでも言うことを聞きます。それで、お許しを」
「なんでも……」
自分では見えないが、顔が真っ赤になったのが感覚で分かった。それと同時に、心臓が不整脈を起こした。
苦しむ僕。驚き慌てふためく周囲。
一瞬のち、柔らかな白い光に包まれた僕は、あっという間に苦しみから介抱された。
「あれ、これって?」
ベッドで身を起こした僕に、その光を発生させたらしい彼女が得意げな笑みをくれた。
「これは、治癒魔法ですか?」
「そうです。それも上級のですから、ノイエ様が倒れられた時には必ず助けることができます。ですので、お側に仕えさせていただけませんか?」
「駄目だ」
なにその憧れた展開! と喜んだのに、ジト目のアレンデール様が秒で断りを入れた。
「アレンデール様、それは彼女が女性であるから駄目なのですか?」
この文明にも女性差別的なものがあるのかと思い、率直に質問してみた。
アレンデール様は、ありがたいことに首を横に振ってくれた。
「優れた治癒師ならば、女性であろうと構わず雇い入れる。が、勉強が嫌で城からコッソリ逃げ出してきた姫でなければの話だ」
ああそれね、と納得した。
逃亡をばらされた彼女は、とても惜しかったという表情を見せた。僕、謝罪を通して利用されかかっているようだ。
彼女を迎えに来た城仕えの方々に引っ張っていかれようとしながらも、その手を素晴らしい手さばきで払いのける彼女は、きっと武闘家の素質がある。
騒ぎが僕から遠ざかったところで、アレンデール様が話しかけてきた。
「ノイエ君、どうか許してあげてほしい。あんなにがさつな姫とはいえ、大勢に好かれている良い子なんだ」
「助けてもらいもしたので、全然気にしてませんよ。それにお姫様を僕が罰するなんて、できっこな……」
言いかけて、アレンデール様の僕を警戒する真剣な眼差しに気付いて黙った。
姫の謝罪の言葉からも、僕が上位にあるものだという気配が感じられる。じゃあまさか……。
「アレンデール様。僕は不勉強ですので、龍神の権利がどれほどのものか知りません。教えて下さい」
「ああ……生き残った最後の王族でもない限り、倒れるほどの攻撃を受けた場合は、その場で相手の首をはねることもできる。そして平民相手ならば、少し気に入らないという意味で大勢を殺害してしまっても、誰も罪を問えない。同じ龍神であっても、止めろと意見を言うだけで命令はできない」
それを聞いて、ゾッとした。
「そ、そこまで説明してもらえたということは、かつてそう行動した龍神がいたということですか」
「残念ながらね」
僕はこの時初めて、龍神になるということの、とてつもない重圧に気付いた。
神様が僕を転生させる時の話、ノイエの家族が立ち去る時に、こちらに一礼した意味。
まだ龍神としての戦力がどれほどなのか知らないけれど、権力という意味だけでも宇宙文明の半分を支配するバンハムーバの最高権力者で、あまりにも強大だ。
僕は、ただの若造が下手な正義感を振り回して転生していい場所ではない、針のむしろの上にやって来てしまったのだ。
この状況を喜ぶ人もたくさんいるだろう。けれどそういう人を、神様は絶対に選ばなかった。むしろ、責任に押しつぶされそうな者を選んだ。そうでなければ、悪魔を作り上げるのと同じことだから。
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