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二章 バンハムーバ復興作戦

4 独りで闘わない

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少し距離を置いているものの、滝壺に落ちる水音がうるさく感じる。

突っ立ったままでいる俺の傍にやって来たのはメリルとジリアンだけで、他の戦闘要員は距離を置いて立ち止まった。

「エリック様。我々は、貴方に謝罪したく思います。無礼な対応しかできない我々を、どうかお許し下さい」

一度頭を下げたメリルは俺を恐れず、真っ直ぐな目で見つめてくる。

「許す。でも、もう一緒にはいれない。その危険性を、俺自身がようやく理解できたからだ」

「はい。それはこちらも冷静に考えた上でも、同じ結論に達しました。エリック様とは同行できません。けれど、貴方様にお尋ねしなくてはいけないことがあり、こうして参りました。お教え願いたいのです」

「何を?」

「貴族院と龍神様たちを、どうやって和解させるのか、その案をです。我々では、どう足掻いてもたった一つの案すらひねり出せません。けれどエリック様には、秘策があられるのでしょう? どうか、その案を私どもにお授け下さい。私どもが貴方様に代わり、両者の橋渡しをいたします」

あ、と思った。
俺の出身がバレて、もう助力を受けられず、正式な場になんか出られないと諦めた。

彼らが黙っていてくれたとしても、今の俺にはもう会議に出て行く気力が無い。その場でまたユールレム人とバレて何かあれば、仲直りどころか亀裂が決定的なものになりかねない。

そんな悲劇を作る可能性のある場所に、今の俺は耐えきれない。

でも、俺じゃなくて彼らが行くという。

俺がユールレム王家縁の龍神であり、バンハムーバ母星から龍神の力を奪おうとしている情報を持っていけば、両方ともお互いの勢力に歓迎されて無事に元の位置に戻れるだろう。

俺は彼らがロゼレムに帰還する間にバンハムーバに渡り、コアを作り出してしまえばいい。そして追っ手が差し向けられた時には、既に持ち逃げしていればいい。

それに同じ手を使えば、ローザ船長たちもロゼレム政府に再び受け入れられる可能性が出てくる。

俺の身がとても危険にさらされる作戦だが……この新しい仲間がいてくれるなら、耐えきれるだろう。

「分かった。貴族院と龍神たちの仲直りに関しては、メリルとジリアンに任せる。俺が考えた和解案を、持っていってくれ」

俺は嬉しく思いながら、作戦を語った。

まず貴族院への対応。

彼らは常に龍神を仰ぎ見る存在でしかなく、始祖の龍神の直系の子孫であるとされるバンハムーバ王族でありながら、常に二番手に甘んじるしかない。

いま、彼らが龍神に反旗を翻したのは、自分たちが一番の権力が持てて好き勝手できる旨みが欲しかったのもあるだろうが、数万年に及ぶ歴史的な従属関係に嫌気が差した為ではないかとも思われる。

その好き勝手できる部分を龍神と和解した後にも維持できるとなれば、今現在もしっかりと政治を維持している有能な彼らでも、かつての通りに二番手に戻ってくれる……かもしれない。

「それは、龍神様の権限を削るという意味ですか?」

メリルが不安げに意見を言った。

「いや、少しはそうなるが、それよりも追加することになる。龍神を説得する為の作戦でもあるんだが、龍神が覚醒して発見され、龍神の神殿に受け入れられた後、少しばかり教育を施す時期があるだろう? 今はその課程は、子供ならまだしも大人だったら適当に流すだけじゃないのか」

俺はジリアンに聞いた。

「はい。以前にもお答えしましたが、本当に適当に教えるようです。しっかりした教育課程は、龍神様の自由を阻害すると思われていますし、龍神様を教えられる教師など、どこにもおりません」

また天国での話を聞いたと思った。が。

「そこに付け入る隙がある。俺は、子供だろうが大人だろうが、龍神当人及び十七歳以下の場合はその保護者に、数年に及ぶ専門学校での教育を受けるかどうかの選択権を与えたい。その専門学校は、宇宙軍の士官学校がいい」

「あの、それでは龍神様が入学拒否すれば終わりではありませんか? それに学校に行くとしても、龍神様に意見できる教師などおりません。一つでも言葉を間違えれば、即座に首が飛びます」

メリルの台詞が比喩じゃないのは、よく分かってる。

「無論、龍神サイドの権限をそのままにして学校に入れさせたら、早いこと教師が全滅するかもしれない。でも入学する時、龍神自体に教師の言うことを聞いて真摯に学ぶので、学習に必要な範囲内で不敬罪に問われるようなことをされても許すなどと宣誓させておけばいい。龍神は己の命に従い、在学中は教師を軽々しくは罰せなくなる」

「あの、龍神様みずからが、この案を受け入れられるとは思えません」

ジリアンが、おずおずと言った。

俺は、彼に頷いた。

「ここで、龍神サイドの説得案がある。さてクイズです。龍神において身近で危険な一番の敵は、何でしょう?」

突然クイズを出題すると、二人は悩み始めた。

「身近で無ければ、他国の軍の侵略や、宇宙からの時空獣の襲撃かと思いますが」

「メリル君。不正解です。ジリアン君はどうですか?」

「え……と。まさか、龍神様、ですか?」

「お、正解で~す。龍神の敵は龍神です!」

調子に乗って拍手すると、向こうの方にいるキャニオンローズ号の面々に不思議そうにされた。

「……えーと、多大な権力がある者同士ゆえに、歴史的にも幾度か決闘が行われた記録が残っている。大体、片方が権力に溺れ非道な事をした場合に、別の龍神が止めに入ったという形だ。そうだろう?」

「はい。それにより、お互いの命を落とす事態にもなりました。龍神様への意見ができぬ我ら下々の者にとり、善良なる龍神様の犠牲は最高に尊いものであります」

ジリアンがその尊いものを見る目付きで俺を見るが、俺はその尊いのを殺した方の悪い龍神だよと思いつつ、意味ありげな笑顔を返した。

「まあつまりここで言いたいのは、新たな龍神を仲間に入れた場合の危険性を、専門学校に入れるときに素早く見極められるという利点だ。利己的で絶対に人の言うことを聞きたくない龍神は、入学を拒否するだろう。そうなった場合、速やかに警戒態勢に入って、他の手段での懐柔策を展開できる」

「他の手段での懐柔策とは?」

さっきから忙しくメモを取り始めたメリルが言った。

「もちろん、ちょうど良いのがいるからと、美人女子及び美形男子をそっと傍に置くに決まってるだろ。できるならば、バンハムーバ王家縁の者がいい。もし丸め込めて結婚までして貰えれば、バンハムーバ王家の格が上がる。これも利益だ」

「あ―、なるほど。貴族院の者は喜びますね」

「恋人作戦に引っかからない場合は、親友作戦で神官に頑張ってもらうしかない。その時、神官がポドールイ人や他の丈夫な種族の者だったりすると、罰せられても無事である確率が上がる。なので、純粋なバンハムーバ人男子しかなれない神官の枠を、何となく広げる方向に持っていってもらえればいいんだけど……これは今の問題に絡めなくても、後々の問題にしてもいいと思う」

「はあ、難しいですが説得してみます」

ホルンの就職問題がかかっているから、ジリアンには是非頑張ってもらおう。

「で、専門学校の方の話題に戻るが、龍神は空位の時があり、未成年の者しかいない時もある。ゆえに安定して継続した運営を維持するため、その最高責任者はバンハムーバ王とする。王は自分の手の者、もしくは身内を教師として育成し、教育課程の龍神の面倒をみる。その間は、教師の方が立場が上だろう? 少しはいい気分になれる」

二人は苦笑いをした。

「そして真っ当な心を持つ方の龍神は、一通り学んで龍神に相応しい立派な精神をしっかり身につけて卒業し、後々に国民に不利益を被らせる確率を下げる事になる。そして龍神も人の子だ。卒業しても恩師を大事に思う心を持つだろう。何かあれば、積極的に手助けするかもな」

「バンハムーバ王家縁の者をですね」

メリルが、もう分かってると言わんばかりに笑った。

「というわけで、貴族院には龍神をコントロールする手段を与え、龍神サイドには善良なる龍神の能力開発及び不出来の龍神からの保護と、不出来の龍神の更正作戦の早期開始の検討を目的とした専門学校への入学斡旋という案を提示して、仲直りしてもらいたいと思う。お互いが真にバンハムーバ王国と国民のため、そして己の保身を思うならば、否定しきれない案だと思うんだが」

俺の未来での経験を織り交ぜたこれ以外に、効果的に両者に付け入れる案は思いつかない。

この二人がどう思うか、気になる。

「はい。了解いたしました」

メリルはあっさり受け入れた。

「作戦展開においての時期や文言の類いは、フィル王にも相談して細かな調整を行い、最終決定いたします。この二者の和解案は、我々の手で必ず成功させてみせます」

「私も、とことん尽力いたします!」

ジリアンは、目を輝かせて意気込んだ。

受け入れてもらえた。良かった。本当に……嬉しい。

「……あの、ここからロゼレムにどう帰還するにしろ、金が必要だろう? さっき滝壺の底で入手した宝箱があるんだが」

水の中で1度開けてしまったので新鮮な水が並々と入っている宝箱を召喚し、地面の上に置いた。

「少しは俺の活動費としてもらうが、後は持っていってくれ。見たところ海賊の金貨だから、どこからも所有者宣言されない」

海賊の金貨とは、すでに滅んだ国の発行した金貨の総称。

発行した国元が健在の場合、盗品か遺失物扱い方されて審査が必要になり、買い取りに難がある。でも滅んだ国のなら、売り手も買い手も即座に笑顔になれる。

ただ偽造の場合もあるものの、そういうのをフィルが紹介すると思えないので、そこは信じることにする。

あと、ローザ船長たちの問題だが。

「最後に言っておくが、俺に遠慮せず、ちゃんとユールレム王家縁の龍神がバンハムーバから龍神の力をかすめ取ろうとしていると伝えるんだぞ。お前たちがロゼレムに帰還した辺りには、既にかすめ取れているところだと思うし、俺の方は大丈夫だ。ただ、準母星の名はどこかで俺が口を滑らせていても、忘れてくれ」

「はい。本当に忘れました」

「私もです」

二人はきっぱり言い切ってくれたが、本当だろうか。本当で無くても、言わないだろうけれど。

「それとローザ船長の立場なんだが。俺の情報を持って行っただけではロゼレム政府と和解できないかもしれない。その危険性を伝えてくれ」

「ご心配なく。ローザ船長たちは、既に行く先を決定いたしました。私たちとは別行動になります」

メリルが教えてくれて、ホッとした。俺がいなくても大丈夫そうだ。

「あ、あとピッピちゃんは、ポドールイ人の城下町にいます。貴方様が迎えに来るまで、そこで待つそうです」

「そうか。悪く扱われないとは信じてたけど、本当にありがとう。俺……でも、迎えに行けないかもしれない。だから、その場合は本格的に別の飼い主を探してもらいたいと、世話してくれている人に伝えてくれ」

俺がこう言うと、さっきまで目を輝かせてていた二人は、神妙な面持ちになった。

フィルに、いくらか先の話を聞いたようだ。だったら……。

「握手してくれるか」

両手を出すと、彼らは片方ずつ取ってくれた。

「私は、第三百八十六代目の龍神エリック・ネリスだ。この時代に、準母星を生み出すためにやって来た。私はバンハムーバ王国の正式な龍神の一人として、二人の助力に感謝する。どうか、私の代わりにこの難しい任務を無事に遂行してくれ」

二人は言われた意味をすぐには理解できないようで、ただ呆気に取られた。

俺は手を離し、彼らの後方に目をやった。

「どちらでもいいから、クラッド副長が答えを欲しがった時にそれを教えてあげて欲しい。じゃあ、俺はもう行く」

宝箱の中の水を簡単に排水し、金貨を数枚貰ってポケットに入れた。

それからずっと黙っていた狐種族の彼を見ると、彼はニコリと笑った。

「バンハムーバに行くんじゃろ。フロイスから二代前の龍神がワシらの舎弟でな、よく遊びに行ったもんじゃ。送っていってやる」

「そりゃどうも」

船でも持ってるのかと思って軽く返事すると、一瞬のちに周辺の空気が変化し、乾燥してカラカラになった世界の夜時間の中に立っていた。

真っ暗闇の世界は砂漠地方にいるような感じで、昼と違ってとてつもなく寒い。

狐の彼の周辺に、青白い小さな光が幾つか点った。

「ワシのことは、ツキシロと呼ぶといい。これからよろしくな」

「あ……はい。よろしくお願いします」

青白い光にぼんやり浮かび上がる、滅んだバンハムーバの町並み。

俺は呆れて、少し笑った。
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