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第3話文末以降、ゆかと浩の2人の関係が明かされ第2話へ戻ってきたゆか、さらなる軌跡が始まる第24話!
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ゆかは、武の実家に到着しデパートで買った御中元を片手に抱え、インターホンを押し…
第2話冒頭へ…
「おはよう御座います?、ゆかです~…」
玄関先で、普段出さない大きな声で義母を呼ぶゆかだった。
旦那の実家は旧家で家も大きく、いつも扉という扉は開放され容易に家に入れる有様だった。
また、夏の暑い時期もあり、至るところの掃き出しの窓が開けられ、縁側には日除けのヨシズが扇風機の風で風流に揺れていた。
そんな旦那の実家の雰囲気は、ゆかの実家を思い出させ心癒される空間だった。
「あの~、義母さ~ん?」
しばらくして、義母が広い土間の奥から畑仕事の出で立ちで出てきた。
「ああ~、お義母さん。おはよう御座います」
「あら~、ゆかさん?どうしたの?こんな月曜の朝早くから…」
「あっ、あの~、少しお話したいことがあるので伺いました」
「あっ、そうなの。ちょっと、待ってて頂戴。畑仕事で汗かいたから着替えて直ぐ行くから、リビングで待ってて…」
「はい、お義母さん…」
ゆかは、リビングに入りソファに座り、今日話す事を義母はどう思うだろうと少し緊張してきていた。
すると、義兄の浩が寝起きの出で立ちでリビングに入って来ると、お互い見つめあいソファに座っているゆかの足元に歩み寄り、ゆかを見下ろした。
第3話へ続き…
ゆかが、浩を上目遣いで見上げると、浩はゆかのタイトスカートで開きにくい脚を強引に膝で割って広げもう半歩歩み寄るのだった。
それは、誰が見てもどんな関係かはすぐに分かる光景だった…
浩の出で立ちは白のタンクトップのシャツに白のスパッツで、自衛隊に勤める傍ら身体も引き締まり、白のスパッツは既にパンパンに膨れ上がって、先端あたりは透明な液体が滲み出て玉になって流れ落ちんばかりの有様だった。
ゆかも、夏の軽装で膝上20センチのタイトスカートにノースリーブのワンピースで胸元の谷間の陰で妖艶さが増していた。
二人は、しばらく見つめあい
「ここじゃぁ、だっめえ~っ…♡冴さんが来ちゃう…」
もうゆかは、罪悪感も忘れてしまうほど義兄との麻薬のような肉体関係を止められずにいた。
「大丈夫だ。冴は子供を連れて昨日から居ないんだ。お袋も、風呂に入ったから当分は大丈夫だ!」
「でも~、こんな開けっぱないじゃ…いつ誰が見てるか分からないもん…♡」
「こんな時は、誰も来ないものさ…」
と、強引な性格の浩に出逢った時から心惹かれ、旦那とは違いエッチな義兄に魅了され、許されない関係を持ってしまったのだった。
ゆかは、今までになく開放された場所で戸惑っていたが、もうエッチな心に火がついてしまった膝に置かれたゆかの両手は、徐々に動き出し浩の筋肉の塊の大腿部を擦り始め、義兄の表情を楽しむかのように上目遣いで見つめながら
「ねぇえ…、気持ちぃい?♡」
と、浩はさらに歩み寄りゆかの脚を開いた。
強引に開かれたゆかの脚はタイトスカートを捲りあがり、びしょ濡れの薄グリーンのゆかのパンティを丸見えにした。
ゆかの手の刺激で、浩の先端からはどんどん透明な液が溢れ出し、とうとう膨らみに沿って流れ始めていた。
ゆかは、それを待ったかのようにそこに顔を近づけ、唇から出た生き物のような舌先がその液体を舐め上げた。
「あぁ~、ぃい~よ♡」
すると、舌の動きは次第に膨らみ全体を這うように上から下へと大きく動き出し、ゆかの大量の唾液が浩の白のスパッツを透け透けにした。
それは、なんとも卑猥な浩の肉棒だった。
ゆかは、その卑猥な肉棒のいやらしさに陶酔してしまい、もう周りが見えなくなるほど発情してしまった。
浩の大腿部をしっかり握りしめ、一心不乱に舐めあげるゆかの姿を暗闇のリビングの奥から外の縁側を望むと、二人は怪しげに動く黒い影に見え、朝から庭先でうるさい程鳴いているクマゼミだけが、この情事を知っているかのようだった。
ゆかは、もう我慢し切れず自ら浩のスパッツに手を掛け一気に膝まで下げ降ろすと、スパッツの履き口が肉棒に引っかかり、その反動で浩の下腹部に肉棒が勢いよく当たりビチッという音をたてて踊るように露出した。
「わーっ!痛くなかった?…♡」
そこには、信じられないほどの大きさの肉棒がゆかの目の前でズキズキと脈打ちピクピクと動いていた。
「大きいっ…♡」
反り立ったそれは、黒光りし相当使い込まれているモノのようで、それがまたゆかにはたまらない興奮を味わさせた。
「ぁあ~ん、太くて大きいっ♡どうして、こんなに大きいの!!」
と、ペロ~ンと下から上へ一舐めするゆかだった。
「お前が、いやらしいからだろう…」
「違うわっ♡」
と、またペロ~ンと舐めあげるゆか…
二人のこんな関係が始まったのはいつからなのか…第4話~第23話をへて、
さらなるゆかの軌跡へ…
第24話
浩は、その舌使いに酔いしれた。
もう、3ヶ月ゆかには逢えないからだ。
「気持ちいぃ?♡」
「気持ちいいよ!」
ゆかは、今日が最後だと思い一生懸命だった。
「ゆかの口に出してねっ♡」
と、口いっぱいに浩の肉棒を頬張り、唇と舌で肉棒を圧迫ししごくゆかだった。
そのゆかの圧迫で浩はあっという間に疼きを感じ
「いくぞっ!あっ、あっ、ああ~、はあ~」
と、ゆかは口の奥深くに飛び出した精液をそのまま飲み込み、尿道の残りの精液を最後の一滴まで絞り出した、
「あ~、美味しかったぁ~3ヶ月分飲んじゃったぁ!えへっ♡」
と、たまにユーモアなゆかだった。
「もうそろそろ、お義母さん戻ってくるね?!」
「そうだなあ、また後でな…」
「うん♡…」
早々に部屋を出る浩の後ろ姿を見送るゆかだった。
ゆかは、ソファに浅く座り心を静め義母をじっと待った。
リビングの扉が開くと
「ゆかさん…待たせちゃったかな?今、冷たい麦茶入れてあげるわ…」
「あっ、私がやります…」
と、ゆかはキッチンへ行き、お茶を用意している義母の傍らに立った。
「明日から、浩の派遣の準備で大変よ~!冴さんもいないしね…」
「お義母さん!何か、手伝います!」
と、義母に聞こえるように、普段は出さないような大きな声で、率先して手伝いたいかように話しをするゆかだった。
「あらっ、びっくり!ゆかさんのそんなに大きな声、初めてね…」
そう、普段の見た目通り、動作もスローなうえ話し方もスローなゆかの印象が誰しもあり、義母も驚いたのであろう。
「…あっ、家に帰ってもやる事なくて…つい…」
「元気で、良いわ…じゃあ、手伝ってもらおうかな…」
「はいっ!」
「私が、入れます!」
「そお…?」
と、浩の準備の話しになり、ゆかの態度が変わった事を変に思い、お茶を注ごうとした手を離しながら、ゆかの横顔を見詰める義母だった。
「お義兄さんは、明日何時に出るんですか?」
「朝、早いわよ…確か…始発に乗るって言ってたかな?」
「早いんですね…」
と、本当は見送りに行きたかったゆかだったが、武が普通に出勤する日でとても行けそうにもなかった。
「でも、明日は誰がたけしさんを乗せていくんですか?」
「今日、冴さん夜に帰ってくるみたいだわ。だから多分冴さんが送って行くと思うわ」
「そうなんですね…」
ゆかは、武にもこんな心配をしたことがなかった。
こんなに浩のことを心配している自分がいる事に気付き、少しお母さんに感づかれそうな気がしたゆかは、他の話に切り替えた。
「お母さん、座っててくださいっ」
「じゃあ、よろしく頼むわ」
間もなく、音を立てることなくリビングのテーブルに、テレビを見ながらお茶を待つ義母に静かに差し出した。
「あらっ、気が付かなかったわ!スリッパの音も立てずに…偉いわね。なかなかできない事よ…さすがゆかさんね!武には勿体ないお嫁さんだわ…」
「そんなこと…」
「最近、武と一緒に来ないけど…何かあったの?」
「…い…いえ、何も…」
「何でも、言うのよ。あの子は、小さい時から勉強勉強でそのまま大学院を出て、遊ぶ事を知らずに育ったわ。人と接する事を知らずに育った分、友達という友達もできなかったし…恋人もそう。女の子を家に連れてきたから彼女ができたかなって思ってたら、次に連れてきた娘は違う娘で、そんな事が何回も続いて…もう諦めてたの…そんな武にこんな素晴しいお嫁さんが…ゆかさん…武をお願いね…」
「…ぁあ、いえ、こちらこそ武さんには今まで何不自由なく養って頂いていて感謝してるんです…」
と、ゆかの心の中では、今日ここへ来た理由を話すのは今しかないと思ったが、人を傷つけるような事を口にできないゆかは、結局建前を口にしてしまった。
「ああ、言わなきゃ…でも、言えない…」と、麦茶に入った氷のコップの表面から結露した水滴が滴り落ちんばかりのコップを、無意識に両手でギュッと握り締めていた。
「ゆかさん?そんなことしたら手が…」
と、その義母の声に
「あっ…?!」
と、コップから手を離すと、手を洗ったかのように結露の水が手の平を濡らしていた。
義母は、自分の持っていたハンカチを差し出し
「これで、拭きなさい…」
「ありがとうございます…」
と、手を拭うと
「これは、お洗濯してお返しします…」
と、近くに置いたバックに仕舞い掛けると
「あ~ん、もう良いのよ、そんな他人行儀にならなくても…家族でしょ!頂戴」
「…はい、お義母さん…」
「何か、考え事…してたの?武の事?」
ゆかは、今日ここへ来た意味をしばらくうつ向き思い返していた。
思い返せば、自分のはっきり物を言えない性格が全ての始まりだったかもしれないと…
そのせいで、厳粛な母の推しで知らない間に結婚を承諾してしまったのである。
元々、ゆかには付き合っている好きな男性がいたのだが、ギャンブルが好きでゆかにまでお金を借りてする有様で、そんな彼氏の事が疑心暗鬼になったゆかは、その事を母親に相談すると、厳粛なゆかの母は絶対に結婚を許そうとしなかった。別れなさいと言われた母に逆らえないゆかは、その彼氏と別れてしまったのである。
その彼氏は、エッチも好きで会う度にエッチを繰り返し、そんなゆかの身体は麻薬のように快楽を求める身体になってしまっていた。
だから、今の結婚生活はゆかにとって苦痛そのものであった。
愛されていないくてもいつか愛してくれるだろうと結婚生活を送ったがその気配はなく、それでも子供が出来ればと思い自分から誘ってみるが、セックスをする気が全くない旦那に落胆し失望する日々を送ってきたゆかだった。その人を傷付けてはいけないという清らかな心が、ゆかを黙らせてしまっていたのである。
しかし、一年経った今の武との生活はゆかを変えたのだ。以前も決意した時があったがここまで辿り着くことなく諦めてしまっていたのが、今日はここまで来て義母を前に一対一で、しかも義母が武との関係を聞いてくれているまたとない機会だとひしひしと感じ、テーブルの傍らに正座して座った脚の上で両手を握り締めながら…
「実は、お義母さん…今日はたけ…」
と、その時だった。
浩が、リビングに顔を出し
「おお、ゆかさん来てたんだ?!」
「…ぁあ、お義兄さん…こんにちは…」
「ああー、浩、丁度いいわ。ゆかさんがね準備手伝ってくれるそうよ!母さん、今日は行くところがあったからちょうど良かったわ!」
「ゆかさん、良いのか?…」
「大丈夫です!」
「じゃあ、ゆかさんに甘えて手伝ってもらいなさいね。
夕方には戻るから、何か欲しい物があったら電話するのよ…」
「ああ、わかった…気を付けてな!」
「心配要らないわよ。それじゃあ、ゆかさん頼んだわよ!」
「はい、お義母さん…」
と、義母は二人切りにする事を何の疑いもない様子で去り、武の事を言い出せなかった複雑な思いで、義母の後ろ姿を見送るゆかだった。
浩に案内されたゆかは、浩の部屋に入るのは初めてでドキドキしながら浩の後にピッタリ付いて向った。
「さあ、入って…」
「うんっ…♡」
義母がいなくなり、言葉も他人行儀でなくなっていたゆかだった。
「へ~、古い骨董品やさんみたいな部屋だね♡」
部屋は、10畳の洋室でちょっと薄暗くアンティークな感じだった。そこに、たくさんの古びた棚が並べられ
本や写真や小物が並べられ、ゆかが落ち着きそうな部屋だった。
「二人切りだね…♡」
ゆかの今日の出で立ちは、このアンティークな薄暗い部屋に溶け込み、後で手を組み部屋にある物を興味津々で見ている姿は、本当に可愛さの残るあどけない少女の様で、その上おっとりした動作と仕草はゆかの全てを顕していた。
「綺麗だよ…ゆかさん…」
と、二人は少し離れた所で互いの目が合うと、まるで三浦友和と山口百恵の映画のワンシーンで、炎を挟んで二人の想いが燃え上がっているかのように見詰め合い、
そのシーンで三浦友和が炎を飛び越して山口百恵を抱き締めるように、浩はゆかに歩み寄り強く抱き締めるのだった。
「今日はね、お義母さんに武さんの事で話があってきたの…」
と、ゆかは浩に抱き締められながら、浩の肩に顎を載せ囁くように呟いた。
「そうか…」
「でも、ホントに言いかけた時に浩さんが入ってきちゃったから言えなかったの…」
「それは、悪かったな…ゴメン」
「ううん、私が悪いの…云う勇気が無かったからなの…」
「どうするんだ?…」
「また、浩さんのいない時にする…だって、エッチな事で頭がいっぱいになっちゃうんだもん…えへへっ♡」
「そうか…」
「うん!何しようか?♡」
「その前に…」
と、武はゆかの頬に手を添え、優しく唇を重ねた。
「ぅう~~ん…♡」
「ゆか…」
「ぅうん、ぅん、ぅふぅ~ん、んっ、んん~っ♡」
二人は熱いキスを交わし見詰め合った。
「浩さん…♡」
と、そのままとゆかは思ったが、お義母さんの手前、手伝いだけは終わらせてからじゃないと、と自省し
「準備、終わらせよ?!ねっ、それから…してっ…♡」
「そうしよう…」
と、二人は準備に取り掛かった。
「ホントにたくさんあるんだね…♡」
と、服の量は半端ではなかった。スーツケース2つ分の服だ。
ゆかは、普段やり慣れたように浩の服を手際よくたたみスーツケースに収めていった。
「ゆかさん、さすがに早いね!」
「だって、早くしたいんだもん!♡」
「まだ、夕方までは時間があるよ!あははっ…」
「だめっ!1秒でも浩さんので突いて欲しいの♡分かってるでしょ?!」
ゆかは、服をたたみながらある事を思いついた。
「そうだ、確か武さんのスマホはアンドロイド、カードが入るはず」と、思ったゆかは
「ちょっと、トイレに行ってくるね♡」
「ああ…」
と、トイレに入るとスマホを取り出し録画ボタンを押した。
「今から脱ぐねっ♡」
と、ワンピースを脱ぎ下着を取り裸になった。
「当分、ゆかのエッチな動画でしてねっ♡」
と、メッセージを入れ自撮りを続けた。
ゆかは、あらゆる角度から自撮りし、最後は便器に座り脚を開き割れ目に指を入れオナニーの画像を収めると、急いで戻った。
「あ~、なんかお腹の調子が良くないんだ~」
「あっ、薬持ってきてやる!」
と、こういう所も武にはなく、浩を一段と愛おしく感じるゆかだった。
「ああっ、もう朝買った薬飲んだから大丈夫だよ!早く、終わらせましょ♡」
と、何気なく服をたたむ振りをしながら、カバンから化粧品のポーチを取出し、持っていた小袋にゆかがいつも使っている香水を一滴落し、トイレで撮影したSDカードを入れ、浩のスーツケースの服の間に忍ばせるゆかだった。
ゆかは、見てくれる事を期待し
「ねぇ、どんな任務なの?…」
「中東のアフガニスタンっていう国へ派遣なんだ…3ヶ月は何の娯楽もない生活だよ…」
「危なくないの?心配だな…それに、あれも心配…したくなったらどうするの?♡」
「それは…これがあるから大丈夫なんだ!」
と、浩がスマホを取り出し、あの時ゆかとの戯れを撮影した動画を見せた。
「いやーん、なにこれ~、だめ~っ、こんなの撮ってたの!ね~、恥ずかしいッよ~、消してっ、ねっ…」
「だめっ、ゆかさんを思い出したいんだ!」
ゆかは、自分がキッチンに手を付き後からエッチな事をされている動画を見て、自分で少し変な気持ちになった。自分のエッチな画像は、自分でも見入ってしまうほどだった。
「ゆかさんの感じてる顔が写ってないのが残念だけどね!だけど、エッチな喘ぎ声が堪らなく色っぽくて最高だよっ」
「いやーん、ダメだってば~、ね~も~ホントに…誰かに見られちゃう~!」
と、二人が浩のスマホを取り合った。
しかし、泣く泣く消してくれることを諦めたゆかは、準備もほぼ終えて、もう浩としたくて疼いていた。
「今日は、もしかしたら会えるかもって思って、エッチな下着付けてきたよ!ほらね…♡」
と、ワンピースのタイトスカートの裾を気にしながらゆっくり捲り上げた。
「今日は、白のレオタードにしちゃったぁ…♡」
と、透け透けのレオタードは、割れ目をくっきりと浮き上がらせ、捲り上がったスカートの裾が際どい位置で、浩はそれにも興奮を覚えた。
「後ろ、向いて…」
「うん…♡」
それは、なんとも言えないエッチな絵面だった。
ゆかのどっしりとして大きいお尻に、捲り上げられたタイトスカートがキツそうに乗り、お尻は益々はみ出して見え、その上透けたレオタードがお尻全体を覆い、お尻の谷間の陰影が透けてその中を想像させた。
「ゆかさん…そこの椅子の前に跪いて、こっちにお尻向けてみて…」
「…こお?恥ずかしいッ…♡」
「エッチだょっ!」
「ぃや~~~ん…♡」
「脚をもっと開いて魅せて!」
「こうかな…?♡」
「…」
椅子に腕を枕に四つん這いになったゆかのエッチお尻は、3M程離れて椅子に座った浩の目線の先にあり、浩の足はこの前のようにゆかのエッチなお尻には届かない距離だった。
「今日は…これで釣ってみようかな?!・…」
と、釣りが趣味な浩は、部屋にお気に入りの釣り竿が何本か立て掛けてあり、その中のゆかの身体に届きそうな竿を手に取った。
「何してるの??…♡」
「ああ、少し待って…大物釣るために仕掛けを…よし!できた…」
「もう、我慢できないの…濡れてきちゃってる~♡」
「大物、釣れるかな?!とっ」
「ひゃっ、きゃ~~~んっ…♡」
ゆかの開かれた内腿に冷たい何が触れて、驚くゆかだった。
「あっ、ぁあっ…ぁん、ぅう~ん、ぁあっ…ぃやっ…あっ、ぁあ~~ん、な~に?…これ…ぁあ~~んっ…♡」
浩は、穂先をゆかの内腿に這わせゆかの反応を釣りを楽しむかのように楽しむのだった。
「ぁあ~~ん…ぁあっ…ぁっ…ぁっ…♡」
ゆかは、その感触にお尻がビクッと反応し、その度に短く「ぁあっ」と喘いだ。その反応はゆかの割れ目に現れ、透けたレオタードから蜜が滲み始めていた。ゆかは、割れ目に密着しているレオタードが冷たく感じ、もう浩には透けて丸見えになっているだろうと
「ここに…してぇ~♡」
と、エッチな気分がお尻を高く突き出させた。すると、その透けたレオタードが内股に喰い込み真ん中が盛り上がり、卑猥に中の割れ目を浮き出させていた。浩は、その盛り上がった卑猥な割れ目を穂先で押した。
「ああ~んっ、きもちぃいっ…もっとしてえっ…あっ…ぁは~~ん…ぃや~~~ん…だっめぇ~~~…ぁあ~~ん…もっと…突いて…あんっ…ぃやんっ♡」
穂先が割れ目を押す度に中から蜜が滲み出て、それはもう内腿に伝い流れていた。
そして、更に穂先は押されレオタードの生地と共に割れ目へと深く喰い込んでいった。
「きゃ~~~んっ…ぁあ~~~ん…だっめぇ~~~…そんなにしたら…あっ…だめっ…あっ…あっ…ぁあ~~ん!きもちぃいっ…あっ…いっちゃうっ…いやっ、あっ、あっ、ああ~んっ…♡」
ゆかの身体は痙攣し、割れ目に喰い込んだ穂先をお尻が握るかの様に圧迫した。
「はあ~…はあ~…ぁあ~…きもちぃいっ…♡」
と、椅子の座面に乗せた腕に頭を伏せながら、気持ち良さの余韻に浸るゆかだった。
「じゃあ、次の仕掛けをするから待つんだよ…」
「…うん♡」
と、頭を上げて振り向くと、浩は汗だくになりながら、一生懸命穂先に何かを縛っているようだった。
「よし、できた!傑作っ…」
「何ができたのっ…♡」
浩は、さっきの穂先に何やらしっかり結びつけた竿を掲げると、穂先は垂れてぶらんぶらんと揺れ動いていた。
「ゆかさん、そっちのベッドに足を俺に向けて仰向けになって脚開いて!」
「こ~お?…♡」
と、ワンピースを脱ぎ、レオタード姿で横になり浩に向って脚を開くゆかだった。
「厭らしい姿だよ…」
ゆかの全裸にピッタリと張り付いた白のレオタードの生地は、汗で殆どが肌色に変わり一糸纏わぬ妖艶なゆかの姿にさせていた。乳首はピンク色に浮き出て、ゆかのパイパンの性器部は膨らみを帯び一本の厭らしい線が確認できた。
浩は、ベッドに横たわり脚を開いたゆかの卑猥な割れ目に、垂れた穂先に付けた物を近付けた。
「やだ~?!浮いてる!♡」
と、頭を上げて足元から近寄る見たこともない宙に浮いた肉棒に驚くゆかだった。
それは、竿の穂先に結ばれた長くて太い反り返ったディルドだった。
浩の竿は、かなりの大物にも対応するカーボン製の硬めの穂先で、ディルドを縛ってもほんの少し垂れるだけで、かなり浩の手の動きに追従し思い通りに操る事ができた。
「あははっ、な~にこれ…?!面白い!♡」
「だろっ!」
「でも、何でこんなエッチなおもちゃ持ってるの?♡」
と、ゆかは普段なら人を傷つけるようなことは思っていてもなかなか口に出せないが、心許せる好きな人になら思っていることをためらいなく口に出せた。
「ゆかさんを慰めるためのおもちゃだよっ!通販で、昨日届いたばかりでピチピチしてる!」
と、浩が穂先を揺らすと、見たこともない動きのおもちゃに
「あはははっ♡」
と、ゆかにかなり受けた様子で大笑いするゆかだった。
「面白すぎる~っ!♡」
「良かった…」
と、浩はゆかの満面の笑を焼き付けられた事に満足し、これで思い残すことなく任務に就けると感慨深げにゆかを見詰めた。
浩が、次第にその物をゆかの股座に近付けると、ゆかは心妙な面持ちに変わり、出てしまいそうな隠語を抑えるように口に手を充てがいながら、その行く先が一番疼いている割れ目に触れる瞬間を待った…
「ああ~ん!♡」
その先端がレオタードの表面に触れた瞬間…一声叫ぶゆかだった。
やはり、直接が気持ち良い物だが、レオタードに拘束されたゆかの陰部は触れた瞬間に周りも圧迫されて、感じる範囲が広がりナマより感じてしまったゆかだった。
「ぁあ~~ん…きもちぃいっ…!♡」
その先端は、ゆかの膨れた陰部を撫でる様に徐々に範囲が広がり、
「…はっ…ぁ…ぁ…ぅぅ…は~ぁ…は~ぁ…ぁっ…あっ…はぁっ…ふんん…」
ゆかは声すら出すのを忘れ、その感触を愉しんだ。
「ぁあっ…きもちぃいっ~…ぁっは~ん…ぁあっ…だっめぇっ…ぁあっ…ぁあっ…」
その動きはやはり手とは違い、ゆか自ら刺激を得ようと腰を動かすと、盛り上がった陰部はレオタードを濡らし、表面でツルッと微妙に逃げ、また腰を動かしその刺激を欲しがるゆかの陰部だった。
「ぁあっ…だっめぇ~~~…ぁあ~~ん…逃げちゃうっ…もう…我慢できないっ…ねぇ…ぁっふ~~んっ…ぁあっ…ぁっ…あっ~んっ…ぅっふん…ぁんは~~ん…♡」
ゆかの膨らんで透き通った陰部は卑猥すぎた。レオタードの生地の表面から蜜が滲み出し止め処なく垂れていった。
「あっ~ん…ぉ願いっ!入れてぇ~♡」
と、自ら脚を持ちM字に開いていた手を徐々に内股に移し、片手は脚の付け根に喰い込んだレオタードの淵を持ちギュッと片側へ寄せた。そこには、ヒクヒクと疼き濡れ過ぎた割れ目がディルドを入れようと口を開けて待っているかのようだった。
「ここに…ちょうだいっ…♡」
浩は、3m離れて座った椅子から、ゆかの開らけられた割れ目を照準にして、穂先を調整しながら先端を合わせた。
「よしっ!」
「ああ~ん、当たってるぅ~♡」
しかし、一度割れ目に触り入りかけたが、浩の手が震えて穂先が反れてしまった。
「意外と難しいな!無理に入れようとすると穂先が曲って反れるし、当てたままじゃ入っていかないかもしれない…焦る!」
「浩さん、ゆっくりでいいょ…♡」
「ああ…行くよ!」
すると、今度は弾かれずにディルドの頭が、ゆかの割れ目にヌルっと嵌まり込んだ。
「いっや~~~ん…ぁあ~~ん、入っちゃう~♡」
ゆかは、ディルドの不安定な動きに刺激を受け、それ以上の刺激を求めようとディルドの動きに合わせるために、脚を立て腰を浮かして割れ目がディルドを逃さないように、ゆかの腰は快感を求め厭らしく動いた。
「ぁあ~~ん…あっ、あっ…いいょ~…きもちぃいっ…ぁあ~~ん…ぃや~~~ん…ぁっは~ん、あっ、あっ、入ってるぅ~♡」
まるで、未知の生命体がヨダレを垂らしながら獲物を口に頬張り徐々に呑み込んでいく、最近の成人向けアニメで良くあるSFアダルトホラーの1シーンを思わせた。
「おおっと!」
と、浩の方はというと、握った竿は大物がヒットした時のように時折大きくしなり、まるで釣りをしている時の感覚を味わい、釣り番組の1シーンを思わせた。
二人は、そろぞれ違う快楽を味わいながら時間は過ぎ
「ぁあっ、ぃや~~~ん…いっちゃう~~ぅ、あっ、あっ、ぁあ~~ん…♡」
と、ゆかの足は突っ張り腰を突上げディルドを咥えたまま潮を吹き出し、力尽きたかのようにベッドに腰が落ちた。
しぼらくゆかは動けず、仰向けで放心状態のまま眠ってしまった…
浩は立ち上がり、ゆかにそっと布団を掛け、椅子に座り静かに見守った。
時間は過ぎ、既に3時になろうかという時間で、そろそろゆかを日常に返そうと、ぐっすり寝入っているゆかの耳元で
「朝だよ…」
と、囁いた。
「…ぅ、う~~ん…!あっ、寝ちゃったの?ぁあ~ん、何で起こしてくれなかったの~♡」
「あまりにも、気持ち良さそうにぐっすり眠ってたから…」
「何時?…」
「3時…」
「えぇ~~っ、3時間も寝ちゃったの~?!ええ~~ん…」
「俺は、ゆかさんの寝顔が見られたし、寝息も聞けて良かったな…」
「ゆかは、いびきはかかないよ!」
「ああ~、かいてないよ…」
「もう、お義母さん帰ってくるね…そろそろ服着ないと…」
「ああ…そうしよ…」
二人は、日常に戻り浩のスーツケースの蓋を締め、電気を消して部屋を後にした。
二人はリビングへ行き、ゆかの入れたコーヒーを飲みながら義母の帰りを待った。
「明日だね…怖くない?」
「怖くないと言ったら嘘になるな…生きて帰れなかった時の事を考えるんだ…特にゆかさんの事が大丈夫か気掛かりだよ…」
「…そんなに危険なの?…何で…そんな所にゆかを残して行っちゃうの…ぇえ~ん」
と、ゆかの大粒の涙が、コーヒーカップの中に零れ落ちた。
浩は、向かい合って座っていたゆかの傍らに歩み寄り、ゆかの身体を引き寄せ頭に手を添え優しく撫でた。
「泣き虫だな~!」
「そうだよ、ゆか泣き虫だもん…ぐすんッ、ぐすんッ」
「心配してくれて、嬉しいよ…」
「…ぜったい、ゆかの所へ帰ってきてね…ぇえ~ん…」
「気が済むまで泣けば良い…」
「ぅわあ~~~~~ん…え~んえんえんえん…」
「…」
浩は、ゆかが泣いている中、傍らに立ち頭を撫で続けた…
「明日、お見送りしたかったな…♡」
「明日は、俺が辛くなりそうだから、今日見送ってくれないか?!…」
「うん…♡」
「それから、武の話しだけど、俺がその場を作ってやりるから、話せるか?」
「うん…♡」
「そうか…じゃあ、ゆかさんは俺の部屋で待っていてくれないか?!母さんを行かせるから…俺が大体の事情を話しておくから…良いね?…」
「うん…♡」
「良し!じゃあ、部屋で待ってて…」
「うん…♡」
と、気落ちしているゆかの腕を掴み、立ち上がらせ部屋に寄り添い、ゆかを部屋に入れた…
浩は、母の帰りを待とうとリビングへ戻りソファに座っていたが、少し眠たくなり横になろうとした時だった。ソファの繋ぎ目に指が入り込み何か触れた気がした。
「んっ?何だ…何か挟まってるな…」
と、その指で探った。
「おっ、あった!何だ…?」
と、手にあった物は、ピンク色のピアスだった。
よく見るとキラキラと輝きのある淡いピンクのオパールのピアスだった。
「誰のだ?冴はピアスをしないしな…母さんも…あっ、あの時の…ゆかさん?…あの停電の日、ここで俺に何度も寝返りさせられた時に外れたんだ!…」
浩は、手の平の中で輝くピンク色の輝きを、ゆかを見るかの様にしばらく見詰めていた。
時刻は、4時を回ろうとしていた。
「母さん、遅いな…」
浩は、ゆかの帰りの時間が気になり部屋に戻ると、ベッドに座っていたのか、そのまま横に倒れて眠っていた。
「よっぽど、疲れたんだな…」
と、ゆかの顔を隠していた髪をかき上げ耳に掛け横顔を覗き込むと、そこには可愛らしいゆかの耳の窪みがあり、このピアスの持ち主だと言っているように感じた浩だった。
「行く前に、何とかしてやらないと…このままじゃ行けないよな…浩!」
と、ピアスを胸のポケットに仕舞い、自分自身に言い聞かせた。
浩は、母にどう思われようと、ゆかに変わって話してやろうと覚悟を決めていた。
それから、義母が帰ってきたのは5時近かった。
「ただいま~…あ~疲れた。あらっ、居たたの?悪いけど冷たいお茶頂戴っ…」
と、義母はリビングのソファに身を投げる様に座り込んだ。
「あっ、ありがとう…ああ~、美味しいっ!あれ?ゆかさんは…?!」
「ああ~、手伝い疲れて俺のベッドに寝かしてるよ…」
「あっ、そうなの…でも、もう帰らないと武も帰ってくる時間だろうに…」
「母さん、実はその武の事で話があるんだ…」
「武の?な~に話って?!」
「実は、ゆかさん…武の事で凄く悩んでるみたいなんだ…」
「ゆかさんが、あなたに話したの?」
「そうじゃないよ!」
「手伝って貰っている時に、急に泣き出したから何かあったのか聞いたんだよ…」
「それで…?」
「ゆかさん、結婚してからもする前からも、武に手も握られたこと無いらしいんだ…」
「ホントなの…?!」
「ああ…だから、愛されてないって思い詰めて…ホントは今日、母さんにその話をしに来たらしいんだ…でも、俺が邪魔して彼女が言い出すのを邪魔しちゃったみたいなんだ」
「ああっ…あの時、確かにゆかさんが何か言おうとしてたわ…」
「そうなんだ…」
「母さん、俺からその話をしても良いか?」
「ええ、ゆかさんに言われて驚くよりは、あなたに聞いてからの方が、ゆかさんを分かってあげられるかもしれない…」
「驚かないで聞いてよ?!」
「ええ、大丈夫よ」
「実は…ゆかさんは、もう武じゃ駄目なんだ!というより、俺が武にゆかさんを任せて置けないんだ!可哀想すぎるだろ?結婚してから一年も手も握らない奴がどこにいる?ゆかさんも女だし、したいのも当たり前なんだ。だから、俺が抱いてやったよ!」
「…!浩?あなた…」
「何が、悪い?…これは、ゆかさんには一切責任無いから!俺がゆかさんを無理やり…」
と、その時リビングの扉を開けてゆかが入ってきた。
「ゆかさん?」
と、義母と浩は驚きの余り、同時に名前を呼んだ。
「私が、悪いんです…結婚する時に気持をはっきり伝えられなかったから…でも、結婚した以上武さんと添い遂げる覚悟はあります。でも、そのために子供が欲しいんです。武さんがしてくれないなら、お義兄さんの浩さんとの子供でもと思っていました。お義母さん、お願いです。浩さんの子供を産ませて貰えないでしょうか?武さんの子供として育てて武さんとの幸せな家庭を築いていきたいんです…」
「ゆかさん、浩からも聞いたからあなたの気持も痛いほど良く分かるわ…でもね、武がそれを知った時点であなたが望んでいる幸せも何もかも無いのよ!分かるわね?!
良い?ゆかさん…私から武に話してあげるから少し待ってなさい。ねっ…必ず武にゆかさんを見る様に言い聞かせるから、ねっ…分かった?…浩としてしまった事は、私も理解できないこともない。でもね、それは…もうここだけの話にしましょ。私はゆかさんを責める気はないし、浩がした事も責はしない…ただ、もうこれ以降は駄目よ…良いわね?!」
ゆかは、言わなくても分かる通り、ハンカチで涙を拭いながら立ち竦んでいた。
「母さん、武の事本当に頼んだよ!俺は、明日から居ないし、ゆかさんが心配なんだ…」
「分かっているわ…武には私が説得するわ…武が分からないようであれば、武と別れても良いから…そんな人が家庭を持つ資格は無いわ…考え違いしてる!もう、武は…」
と、義母の頬に一筋の涙が流れた。
「お義母さん…」
「ゆかさん、本当にゴメンね…私が悪いの…」
「何言うんですか!お義母さんは悪くありません!私が、私が全て悪いんです…」
と、義母とゆかは歩み寄って抱きしめ合い涙した。
「母さん、俺にできる事があればさせて欲しい!」
「いいえ、あなたが口を出せばあの子は意固地になるわ…ちいさい頃からそんな子なの、武は…」
ハンカチで涙を拭きながら、武への思いを口にする義母だった。
「もう、良いわ…これでお仕舞!浩、ゆかさんを送ってあげて?!」
「ああっ…行こう、ゆかさん…」
「はいっ…」
「今から車で帰れば間に合うでしょ…ゆかさん、近々武を呼んで話すからね?!自分を大切にするのよ…」
「行ってくるよ…」
「お願いね…」
「お義母さん…今日は…ありがとうございます…話ができて良かったです…」
「ええ、私もホントの事を知って良かったわ!ありがとうね、ゆかさん…話てくれて…どんなに勇気が…いったことか…」
と、そのお義母さんの言葉で、自分を理解してくれている事に涙が溢れ出すゆかだった。
「あぁ~、また、泣いてぇ!ゆかさんは泣き虫なんだね。よし!よし」
と、義母がゆかに歩み寄り頭を撫であやした。
「行こう…」
「…ぐすんっ、お義母さん…ぐすんっ、お休みなさい…お身体にお気を付けください…」
と、深々と頭を下げてリビングを出るゆかだった。
「あんな、いい娘なのに…ホントに…武は…」
と、ゆかの後ろ姿を見送った義母だった。
浩の車に揺られるゆかは、複雑な思いでいっぱいだった。ゆかは、武の事は正直もう愛せないと感じていたのだ。しかし、モラルが気になるゆかは、自分を犠牲にすれば赤ちゃんを生み普通の家庭を築けるかもしれないが、もう浩を愛してしまいこの気持ちは消し去る事はできないと思っていた。
「浩さん、ゆか本当は浩さんの赤ちゃんを生みたいの!武さんとの赤ちゃんを産んでも、愛情が注げるか心配なの…私は愛情を注いで赤ちゃんを育てたいの…だから、浩さんの赤ちゃんが欲しいっ!兄弟だからDNAも近いはずでしょ?!ねっ、武さんとする事になる前に、ここでして!今、丁度危険びなの!明日から3ヶ月もいないと、今日を逃したらバレちゃう」
「ああっ!」
と、浩はハンドルを切り車が行き交う駐車帯に車を止め、ゆかを後ろの座席に移らせ、自分も後ろに乗り込んだ。
「浩さん…愛してる♡」
「ああ、俺もだ…」
と、二人は禁断の関係を結んだ。
「気持ち良かった~…できるといいな赤ちゃん!♡」
「ああ、きっとできるさ…」
「帰りたくないっ…♡」
「ああっ…分かってる…」
「ずっと、一緒に居たいな…♡」
「ああっ…分かってる…」
「やり直したいっ…ぐすんっ…♡」
浩は、涙するゆかの頭を撫でながら
「人は、結婚する時…相手の全てを理解して一緒になるんじゃないだろ…結婚してから嫌な事を知る方が多いはず…それをお互いがどれだけ理解し合えるかが夫婦だと思うんだ…逆に最初に嫌なことばかりで段々相手の事が良く見えてくる事もある筈だろ?!それが、今のゆかさんと武の関係だと思うんだ…この先、まだ嫌な事がたくさんあるかもしれないけど、そう信じて武と幸せになるんだ…俺が、たまにゆかさんを慰めてやるから…」
「たまにじゃ、嫌っ!毎日してっ♡」
「できる限りな…」
「うん…、少し頑張る!浩さんのお陰だよ…♡」
「そうか!これで、安心して行ける…」
「うん…♡」
「じゃあ、帰るか…」
「うん…♡」
車は走り出し、夕暮れの街中を家路へと急いだ。
マンションの前で降りたゆかは、成人してから大事にしていたペンダントを首から外し、窓越しに浩に渡した。
「私だと思って、帰ってきたら返してね…♡」
「ああっ…」
「キスしたいけど、ここじゃあ無理だから…♡」
と、ゆかが窓越しに浩に差し出し…
「最後に入れて…出して…♡」
と、浩はそれを察したかのように差し出されたゆかの穴へ差し込んだ。
ゆかの手は小さく、握ったゆかの指が押し広げられるように浩の太くて長い人差し指が差し込まれた。
ゆかは、思いっきり浩の指を握り締めた。
「出たかな?あはっ♡」
「たくさん、出したよ…」
「良かった♡」
と、ゆかの表情は歪始め、涙を見せるまいとそのまま振り返りマンションへ入って行った。
ゆかの頬には大粒の涙が流れ、背後には車の中からゆかを心配そうに見送る浩の姿があった。
浩は、必死に涙をこらえていたゆかの表情を悟り、何も言わずに行かせたのだった。
「元気でな…」
つづく…
第2話冒頭へ…
「おはよう御座います?、ゆかです~…」
玄関先で、普段出さない大きな声で義母を呼ぶゆかだった。
旦那の実家は旧家で家も大きく、いつも扉という扉は開放され容易に家に入れる有様だった。
また、夏の暑い時期もあり、至るところの掃き出しの窓が開けられ、縁側には日除けのヨシズが扇風機の風で風流に揺れていた。
そんな旦那の実家の雰囲気は、ゆかの実家を思い出させ心癒される空間だった。
「あの~、義母さ~ん?」
しばらくして、義母が広い土間の奥から畑仕事の出で立ちで出てきた。
「ああ~、お義母さん。おはよう御座います」
「あら~、ゆかさん?どうしたの?こんな月曜の朝早くから…」
「あっ、あの~、少しお話したいことがあるので伺いました」
「あっ、そうなの。ちょっと、待ってて頂戴。畑仕事で汗かいたから着替えて直ぐ行くから、リビングで待ってて…」
「はい、お義母さん…」
ゆかは、リビングに入りソファに座り、今日話す事を義母はどう思うだろうと少し緊張してきていた。
すると、義兄の浩が寝起きの出で立ちでリビングに入って来ると、お互い見つめあいソファに座っているゆかの足元に歩み寄り、ゆかを見下ろした。
第3話へ続き…
ゆかが、浩を上目遣いで見上げると、浩はゆかのタイトスカートで開きにくい脚を強引に膝で割って広げもう半歩歩み寄るのだった。
それは、誰が見てもどんな関係かはすぐに分かる光景だった…
浩の出で立ちは白のタンクトップのシャツに白のスパッツで、自衛隊に勤める傍ら身体も引き締まり、白のスパッツは既にパンパンに膨れ上がって、先端あたりは透明な液体が滲み出て玉になって流れ落ちんばかりの有様だった。
ゆかも、夏の軽装で膝上20センチのタイトスカートにノースリーブのワンピースで胸元の谷間の陰で妖艶さが増していた。
二人は、しばらく見つめあい
「ここじゃぁ、だっめえ~っ…♡冴さんが来ちゃう…」
もうゆかは、罪悪感も忘れてしまうほど義兄との麻薬のような肉体関係を止められずにいた。
「大丈夫だ。冴は子供を連れて昨日から居ないんだ。お袋も、風呂に入ったから当分は大丈夫だ!」
「でも~、こんな開けっぱないじゃ…いつ誰が見てるか分からないもん…♡」
「こんな時は、誰も来ないものさ…」
と、強引な性格の浩に出逢った時から心惹かれ、旦那とは違いエッチな義兄に魅了され、許されない関係を持ってしまったのだった。
ゆかは、今までになく開放された場所で戸惑っていたが、もうエッチな心に火がついてしまった膝に置かれたゆかの両手は、徐々に動き出し浩の筋肉の塊の大腿部を擦り始め、義兄の表情を楽しむかのように上目遣いで見つめながら
「ねぇえ…、気持ちぃい?♡」
と、浩はさらに歩み寄りゆかの脚を開いた。
強引に開かれたゆかの脚はタイトスカートを捲りあがり、びしょ濡れの薄グリーンのゆかのパンティを丸見えにした。
ゆかの手の刺激で、浩の先端からはどんどん透明な液が溢れ出し、とうとう膨らみに沿って流れ始めていた。
ゆかは、それを待ったかのようにそこに顔を近づけ、唇から出た生き物のような舌先がその液体を舐め上げた。
「あぁ~、ぃい~よ♡」
すると、舌の動きは次第に膨らみ全体を這うように上から下へと大きく動き出し、ゆかの大量の唾液が浩の白のスパッツを透け透けにした。
それは、なんとも卑猥な浩の肉棒だった。
ゆかは、その卑猥な肉棒のいやらしさに陶酔してしまい、もう周りが見えなくなるほど発情してしまった。
浩の大腿部をしっかり握りしめ、一心不乱に舐めあげるゆかの姿を暗闇のリビングの奥から外の縁側を望むと、二人は怪しげに動く黒い影に見え、朝から庭先でうるさい程鳴いているクマゼミだけが、この情事を知っているかのようだった。
ゆかは、もう我慢し切れず自ら浩のスパッツに手を掛け一気に膝まで下げ降ろすと、スパッツの履き口が肉棒に引っかかり、その反動で浩の下腹部に肉棒が勢いよく当たりビチッという音をたてて踊るように露出した。
「わーっ!痛くなかった?…♡」
そこには、信じられないほどの大きさの肉棒がゆかの目の前でズキズキと脈打ちピクピクと動いていた。
「大きいっ…♡」
反り立ったそれは、黒光りし相当使い込まれているモノのようで、それがまたゆかにはたまらない興奮を味わさせた。
「ぁあ~ん、太くて大きいっ♡どうして、こんなに大きいの!!」
と、ペロ~ンと下から上へ一舐めするゆかだった。
「お前が、いやらしいからだろう…」
「違うわっ♡」
と、またペロ~ンと舐めあげるゆか…
二人のこんな関係が始まったのはいつからなのか…第4話~第23話をへて、
さらなるゆかの軌跡へ…
第24話
浩は、その舌使いに酔いしれた。
もう、3ヶ月ゆかには逢えないからだ。
「気持ちいぃ?♡」
「気持ちいいよ!」
ゆかは、今日が最後だと思い一生懸命だった。
「ゆかの口に出してねっ♡」
と、口いっぱいに浩の肉棒を頬張り、唇と舌で肉棒を圧迫ししごくゆかだった。
そのゆかの圧迫で浩はあっという間に疼きを感じ
「いくぞっ!あっ、あっ、ああ~、はあ~」
と、ゆかは口の奥深くに飛び出した精液をそのまま飲み込み、尿道の残りの精液を最後の一滴まで絞り出した、
「あ~、美味しかったぁ~3ヶ月分飲んじゃったぁ!えへっ♡」
と、たまにユーモアなゆかだった。
「もうそろそろ、お義母さん戻ってくるね?!」
「そうだなあ、また後でな…」
「うん♡…」
早々に部屋を出る浩の後ろ姿を見送るゆかだった。
ゆかは、ソファに浅く座り心を静め義母をじっと待った。
リビングの扉が開くと
「ゆかさん…待たせちゃったかな?今、冷たい麦茶入れてあげるわ…」
「あっ、私がやります…」
と、ゆかはキッチンへ行き、お茶を用意している義母の傍らに立った。
「明日から、浩の派遣の準備で大変よ~!冴さんもいないしね…」
「お義母さん!何か、手伝います!」
と、義母に聞こえるように、普段は出さないような大きな声で、率先して手伝いたいかように話しをするゆかだった。
「あらっ、びっくり!ゆかさんのそんなに大きな声、初めてね…」
そう、普段の見た目通り、動作もスローなうえ話し方もスローなゆかの印象が誰しもあり、義母も驚いたのであろう。
「…あっ、家に帰ってもやる事なくて…つい…」
「元気で、良いわ…じゃあ、手伝ってもらおうかな…」
「はいっ!」
「私が、入れます!」
「そお…?」
と、浩の準備の話しになり、ゆかの態度が変わった事を変に思い、お茶を注ごうとした手を離しながら、ゆかの横顔を見詰める義母だった。
「お義兄さんは、明日何時に出るんですか?」
「朝、早いわよ…確か…始発に乗るって言ってたかな?」
「早いんですね…」
と、本当は見送りに行きたかったゆかだったが、武が普通に出勤する日でとても行けそうにもなかった。
「でも、明日は誰がたけしさんを乗せていくんですか?」
「今日、冴さん夜に帰ってくるみたいだわ。だから多分冴さんが送って行くと思うわ」
「そうなんですね…」
ゆかは、武にもこんな心配をしたことがなかった。
こんなに浩のことを心配している自分がいる事に気付き、少しお母さんに感づかれそうな気がしたゆかは、他の話に切り替えた。
「お母さん、座っててくださいっ」
「じゃあ、よろしく頼むわ」
間もなく、音を立てることなくリビングのテーブルに、テレビを見ながらお茶を待つ義母に静かに差し出した。
「あらっ、気が付かなかったわ!スリッパの音も立てずに…偉いわね。なかなかできない事よ…さすがゆかさんね!武には勿体ないお嫁さんだわ…」
「そんなこと…」
「最近、武と一緒に来ないけど…何かあったの?」
「…い…いえ、何も…」
「何でも、言うのよ。あの子は、小さい時から勉強勉強でそのまま大学院を出て、遊ぶ事を知らずに育ったわ。人と接する事を知らずに育った分、友達という友達もできなかったし…恋人もそう。女の子を家に連れてきたから彼女ができたかなって思ってたら、次に連れてきた娘は違う娘で、そんな事が何回も続いて…もう諦めてたの…そんな武にこんな素晴しいお嫁さんが…ゆかさん…武をお願いね…」
「…ぁあ、いえ、こちらこそ武さんには今まで何不自由なく養って頂いていて感謝してるんです…」
と、ゆかの心の中では、今日ここへ来た理由を話すのは今しかないと思ったが、人を傷つけるような事を口にできないゆかは、結局建前を口にしてしまった。
「ああ、言わなきゃ…でも、言えない…」と、麦茶に入った氷のコップの表面から結露した水滴が滴り落ちんばかりのコップを、無意識に両手でギュッと握り締めていた。
「ゆかさん?そんなことしたら手が…」
と、その義母の声に
「あっ…?!」
と、コップから手を離すと、手を洗ったかのように結露の水が手の平を濡らしていた。
義母は、自分の持っていたハンカチを差し出し
「これで、拭きなさい…」
「ありがとうございます…」
と、手を拭うと
「これは、お洗濯してお返しします…」
と、近くに置いたバックに仕舞い掛けると
「あ~ん、もう良いのよ、そんな他人行儀にならなくても…家族でしょ!頂戴」
「…はい、お義母さん…」
「何か、考え事…してたの?武の事?」
ゆかは、今日ここへ来た意味をしばらくうつ向き思い返していた。
思い返せば、自分のはっきり物を言えない性格が全ての始まりだったかもしれないと…
そのせいで、厳粛な母の推しで知らない間に結婚を承諾してしまったのである。
元々、ゆかには付き合っている好きな男性がいたのだが、ギャンブルが好きでゆかにまでお金を借りてする有様で、そんな彼氏の事が疑心暗鬼になったゆかは、その事を母親に相談すると、厳粛なゆかの母は絶対に結婚を許そうとしなかった。別れなさいと言われた母に逆らえないゆかは、その彼氏と別れてしまったのである。
その彼氏は、エッチも好きで会う度にエッチを繰り返し、そんなゆかの身体は麻薬のように快楽を求める身体になってしまっていた。
だから、今の結婚生活はゆかにとって苦痛そのものであった。
愛されていないくてもいつか愛してくれるだろうと結婚生活を送ったがその気配はなく、それでも子供が出来ればと思い自分から誘ってみるが、セックスをする気が全くない旦那に落胆し失望する日々を送ってきたゆかだった。その人を傷付けてはいけないという清らかな心が、ゆかを黙らせてしまっていたのである。
しかし、一年経った今の武との生活はゆかを変えたのだ。以前も決意した時があったがここまで辿り着くことなく諦めてしまっていたのが、今日はここまで来て義母を前に一対一で、しかも義母が武との関係を聞いてくれているまたとない機会だとひしひしと感じ、テーブルの傍らに正座して座った脚の上で両手を握り締めながら…
「実は、お義母さん…今日はたけ…」
と、その時だった。
浩が、リビングに顔を出し
「おお、ゆかさん来てたんだ?!」
「…ぁあ、お義兄さん…こんにちは…」
「ああー、浩、丁度いいわ。ゆかさんがね準備手伝ってくれるそうよ!母さん、今日は行くところがあったからちょうど良かったわ!」
「ゆかさん、良いのか?…」
「大丈夫です!」
「じゃあ、ゆかさんに甘えて手伝ってもらいなさいね。
夕方には戻るから、何か欲しい物があったら電話するのよ…」
「ああ、わかった…気を付けてな!」
「心配要らないわよ。それじゃあ、ゆかさん頼んだわよ!」
「はい、お義母さん…」
と、義母は二人切りにする事を何の疑いもない様子で去り、武の事を言い出せなかった複雑な思いで、義母の後ろ姿を見送るゆかだった。
浩に案内されたゆかは、浩の部屋に入るのは初めてでドキドキしながら浩の後にピッタリ付いて向った。
「さあ、入って…」
「うんっ…♡」
義母がいなくなり、言葉も他人行儀でなくなっていたゆかだった。
「へ~、古い骨董品やさんみたいな部屋だね♡」
部屋は、10畳の洋室でちょっと薄暗くアンティークな感じだった。そこに、たくさんの古びた棚が並べられ
本や写真や小物が並べられ、ゆかが落ち着きそうな部屋だった。
「二人切りだね…♡」
ゆかの今日の出で立ちは、このアンティークな薄暗い部屋に溶け込み、後で手を組み部屋にある物を興味津々で見ている姿は、本当に可愛さの残るあどけない少女の様で、その上おっとりした動作と仕草はゆかの全てを顕していた。
「綺麗だよ…ゆかさん…」
と、二人は少し離れた所で互いの目が合うと、まるで三浦友和と山口百恵の映画のワンシーンで、炎を挟んで二人の想いが燃え上がっているかのように見詰め合い、
そのシーンで三浦友和が炎を飛び越して山口百恵を抱き締めるように、浩はゆかに歩み寄り強く抱き締めるのだった。
「今日はね、お義母さんに武さんの事で話があってきたの…」
と、ゆかは浩に抱き締められながら、浩の肩に顎を載せ囁くように呟いた。
「そうか…」
「でも、ホントに言いかけた時に浩さんが入ってきちゃったから言えなかったの…」
「それは、悪かったな…ゴメン」
「ううん、私が悪いの…云う勇気が無かったからなの…」
「どうするんだ?…」
「また、浩さんのいない時にする…だって、エッチな事で頭がいっぱいになっちゃうんだもん…えへへっ♡」
「そうか…」
「うん!何しようか?♡」
「その前に…」
と、武はゆかの頬に手を添え、優しく唇を重ねた。
「ぅう~~ん…♡」
「ゆか…」
「ぅうん、ぅん、ぅふぅ~ん、んっ、んん~っ♡」
二人は熱いキスを交わし見詰め合った。
「浩さん…♡」
と、そのままとゆかは思ったが、お義母さんの手前、手伝いだけは終わらせてからじゃないと、と自省し
「準備、終わらせよ?!ねっ、それから…してっ…♡」
「そうしよう…」
と、二人は準備に取り掛かった。
「ホントにたくさんあるんだね…♡」
と、服の量は半端ではなかった。スーツケース2つ分の服だ。
ゆかは、普段やり慣れたように浩の服を手際よくたたみスーツケースに収めていった。
「ゆかさん、さすがに早いね!」
「だって、早くしたいんだもん!♡」
「まだ、夕方までは時間があるよ!あははっ…」
「だめっ!1秒でも浩さんので突いて欲しいの♡分かってるでしょ?!」
ゆかは、服をたたみながらある事を思いついた。
「そうだ、確か武さんのスマホはアンドロイド、カードが入るはず」と、思ったゆかは
「ちょっと、トイレに行ってくるね♡」
「ああ…」
と、トイレに入るとスマホを取り出し録画ボタンを押した。
「今から脱ぐねっ♡」
と、ワンピースを脱ぎ下着を取り裸になった。
「当分、ゆかのエッチな動画でしてねっ♡」
と、メッセージを入れ自撮りを続けた。
ゆかは、あらゆる角度から自撮りし、最後は便器に座り脚を開き割れ目に指を入れオナニーの画像を収めると、急いで戻った。
「あ~、なんかお腹の調子が良くないんだ~」
「あっ、薬持ってきてやる!」
と、こういう所も武にはなく、浩を一段と愛おしく感じるゆかだった。
「ああっ、もう朝買った薬飲んだから大丈夫だよ!早く、終わらせましょ♡」
と、何気なく服をたたむ振りをしながら、カバンから化粧品のポーチを取出し、持っていた小袋にゆかがいつも使っている香水を一滴落し、トイレで撮影したSDカードを入れ、浩のスーツケースの服の間に忍ばせるゆかだった。
ゆかは、見てくれる事を期待し
「ねぇ、どんな任務なの?…」
「中東のアフガニスタンっていう国へ派遣なんだ…3ヶ月は何の娯楽もない生活だよ…」
「危なくないの?心配だな…それに、あれも心配…したくなったらどうするの?♡」
「それは…これがあるから大丈夫なんだ!」
と、浩がスマホを取り出し、あの時ゆかとの戯れを撮影した動画を見せた。
「いやーん、なにこれ~、だめ~っ、こんなの撮ってたの!ね~、恥ずかしいッよ~、消してっ、ねっ…」
「だめっ、ゆかさんを思い出したいんだ!」
ゆかは、自分がキッチンに手を付き後からエッチな事をされている動画を見て、自分で少し変な気持ちになった。自分のエッチな画像は、自分でも見入ってしまうほどだった。
「ゆかさんの感じてる顔が写ってないのが残念だけどね!だけど、エッチな喘ぎ声が堪らなく色っぽくて最高だよっ」
「いやーん、ダメだってば~、ね~も~ホントに…誰かに見られちゃう~!」
と、二人が浩のスマホを取り合った。
しかし、泣く泣く消してくれることを諦めたゆかは、準備もほぼ終えて、もう浩としたくて疼いていた。
「今日は、もしかしたら会えるかもって思って、エッチな下着付けてきたよ!ほらね…♡」
と、ワンピースのタイトスカートの裾を気にしながらゆっくり捲り上げた。
「今日は、白のレオタードにしちゃったぁ…♡」
と、透け透けのレオタードは、割れ目をくっきりと浮き上がらせ、捲り上がったスカートの裾が際どい位置で、浩はそれにも興奮を覚えた。
「後ろ、向いて…」
「うん…♡」
それは、なんとも言えないエッチな絵面だった。
ゆかのどっしりとして大きいお尻に、捲り上げられたタイトスカートがキツそうに乗り、お尻は益々はみ出して見え、その上透けたレオタードがお尻全体を覆い、お尻の谷間の陰影が透けてその中を想像させた。
「ゆかさん…そこの椅子の前に跪いて、こっちにお尻向けてみて…」
「…こお?恥ずかしいッ…♡」
「エッチだょっ!」
「ぃや~~~ん…♡」
「脚をもっと開いて魅せて!」
「こうかな…?♡」
「…」
椅子に腕を枕に四つん這いになったゆかのエッチお尻は、3M程離れて椅子に座った浩の目線の先にあり、浩の足はこの前のようにゆかのエッチなお尻には届かない距離だった。
「今日は…これで釣ってみようかな?!・…」
と、釣りが趣味な浩は、部屋にお気に入りの釣り竿が何本か立て掛けてあり、その中のゆかの身体に届きそうな竿を手に取った。
「何してるの??…♡」
「ああ、少し待って…大物釣るために仕掛けを…よし!できた…」
「もう、我慢できないの…濡れてきちゃってる~♡」
「大物、釣れるかな?!とっ」
「ひゃっ、きゃ~~~んっ…♡」
ゆかの開かれた内腿に冷たい何が触れて、驚くゆかだった。
「あっ、ぁあっ…ぁん、ぅう~ん、ぁあっ…ぃやっ…あっ、ぁあ~~ん、な~に?…これ…ぁあ~~んっ…♡」
浩は、穂先をゆかの内腿に這わせゆかの反応を釣りを楽しむかのように楽しむのだった。
「ぁあ~~ん…ぁあっ…ぁっ…ぁっ…♡」
ゆかは、その感触にお尻がビクッと反応し、その度に短く「ぁあっ」と喘いだ。その反応はゆかの割れ目に現れ、透けたレオタードから蜜が滲み始めていた。ゆかは、割れ目に密着しているレオタードが冷たく感じ、もう浩には透けて丸見えになっているだろうと
「ここに…してぇ~♡」
と、エッチな気分がお尻を高く突き出させた。すると、その透けたレオタードが内股に喰い込み真ん中が盛り上がり、卑猥に中の割れ目を浮き出させていた。浩は、その盛り上がった卑猥な割れ目を穂先で押した。
「ああ~んっ、きもちぃいっ…もっとしてえっ…あっ…ぁは~~ん…ぃや~~~ん…だっめぇ~~~…ぁあ~~ん…もっと…突いて…あんっ…ぃやんっ♡」
穂先が割れ目を押す度に中から蜜が滲み出て、それはもう内腿に伝い流れていた。
そして、更に穂先は押されレオタードの生地と共に割れ目へと深く喰い込んでいった。
「きゃ~~~んっ…ぁあ~~~ん…だっめぇ~~~…そんなにしたら…あっ…だめっ…あっ…あっ…ぁあ~~ん!きもちぃいっ…あっ…いっちゃうっ…いやっ、あっ、あっ、ああ~んっ…♡」
ゆかの身体は痙攣し、割れ目に喰い込んだ穂先をお尻が握るかの様に圧迫した。
「はあ~…はあ~…ぁあ~…きもちぃいっ…♡」
と、椅子の座面に乗せた腕に頭を伏せながら、気持ち良さの余韻に浸るゆかだった。
「じゃあ、次の仕掛けをするから待つんだよ…」
「…うん♡」
と、頭を上げて振り向くと、浩は汗だくになりながら、一生懸命穂先に何かを縛っているようだった。
「よし、できた!傑作っ…」
「何ができたのっ…♡」
浩は、さっきの穂先に何やらしっかり結びつけた竿を掲げると、穂先は垂れてぶらんぶらんと揺れ動いていた。
「ゆかさん、そっちのベッドに足を俺に向けて仰向けになって脚開いて!」
「こ~お?…♡」
と、ワンピースを脱ぎ、レオタード姿で横になり浩に向って脚を開くゆかだった。
「厭らしい姿だよ…」
ゆかの全裸にピッタリと張り付いた白のレオタードの生地は、汗で殆どが肌色に変わり一糸纏わぬ妖艶なゆかの姿にさせていた。乳首はピンク色に浮き出て、ゆかのパイパンの性器部は膨らみを帯び一本の厭らしい線が確認できた。
浩は、ベッドに横たわり脚を開いたゆかの卑猥な割れ目に、垂れた穂先に付けた物を近付けた。
「やだ~?!浮いてる!♡」
と、頭を上げて足元から近寄る見たこともない宙に浮いた肉棒に驚くゆかだった。
それは、竿の穂先に結ばれた長くて太い反り返ったディルドだった。
浩の竿は、かなりの大物にも対応するカーボン製の硬めの穂先で、ディルドを縛ってもほんの少し垂れるだけで、かなり浩の手の動きに追従し思い通りに操る事ができた。
「あははっ、な~にこれ…?!面白い!♡」
「だろっ!」
「でも、何でこんなエッチなおもちゃ持ってるの?♡」
と、ゆかは普段なら人を傷つけるようなことは思っていてもなかなか口に出せないが、心許せる好きな人になら思っていることをためらいなく口に出せた。
「ゆかさんを慰めるためのおもちゃだよっ!通販で、昨日届いたばかりでピチピチしてる!」
と、浩が穂先を揺らすと、見たこともない動きのおもちゃに
「あはははっ♡」
と、ゆかにかなり受けた様子で大笑いするゆかだった。
「面白すぎる~っ!♡」
「良かった…」
と、浩はゆかの満面の笑を焼き付けられた事に満足し、これで思い残すことなく任務に就けると感慨深げにゆかを見詰めた。
浩が、次第にその物をゆかの股座に近付けると、ゆかは心妙な面持ちに変わり、出てしまいそうな隠語を抑えるように口に手を充てがいながら、その行く先が一番疼いている割れ目に触れる瞬間を待った…
「ああ~ん!♡」
その先端がレオタードの表面に触れた瞬間…一声叫ぶゆかだった。
やはり、直接が気持ち良い物だが、レオタードに拘束されたゆかの陰部は触れた瞬間に周りも圧迫されて、感じる範囲が広がりナマより感じてしまったゆかだった。
「ぁあ~~ん…きもちぃいっ…!♡」
その先端は、ゆかの膨れた陰部を撫でる様に徐々に範囲が広がり、
「…はっ…ぁ…ぁ…ぅぅ…は~ぁ…は~ぁ…ぁっ…あっ…はぁっ…ふんん…」
ゆかは声すら出すのを忘れ、その感触を愉しんだ。
「ぁあっ…きもちぃいっ~…ぁっは~ん…ぁあっ…だっめぇっ…ぁあっ…ぁあっ…」
その動きはやはり手とは違い、ゆか自ら刺激を得ようと腰を動かすと、盛り上がった陰部はレオタードを濡らし、表面でツルッと微妙に逃げ、また腰を動かしその刺激を欲しがるゆかの陰部だった。
「ぁあっ…だっめぇ~~~…ぁあ~~ん…逃げちゃうっ…もう…我慢できないっ…ねぇ…ぁっふ~~んっ…ぁあっ…ぁっ…あっ~んっ…ぅっふん…ぁんは~~ん…♡」
ゆかの膨らんで透き通った陰部は卑猥すぎた。レオタードの生地の表面から蜜が滲み出し止め処なく垂れていった。
「あっ~ん…ぉ願いっ!入れてぇ~♡」
と、自ら脚を持ちM字に開いていた手を徐々に内股に移し、片手は脚の付け根に喰い込んだレオタードの淵を持ちギュッと片側へ寄せた。そこには、ヒクヒクと疼き濡れ過ぎた割れ目がディルドを入れようと口を開けて待っているかのようだった。
「ここに…ちょうだいっ…♡」
浩は、3m離れて座った椅子から、ゆかの開らけられた割れ目を照準にして、穂先を調整しながら先端を合わせた。
「よしっ!」
「ああ~ん、当たってるぅ~♡」
しかし、一度割れ目に触り入りかけたが、浩の手が震えて穂先が反れてしまった。
「意外と難しいな!無理に入れようとすると穂先が曲って反れるし、当てたままじゃ入っていかないかもしれない…焦る!」
「浩さん、ゆっくりでいいょ…♡」
「ああ…行くよ!」
すると、今度は弾かれずにディルドの頭が、ゆかの割れ目にヌルっと嵌まり込んだ。
「いっや~~~ん…ぁあ~~ん、入っちゃう~♡」
ゆかは、ディルドの不安定な動きに刺激を受け、それ以上の刺激を求めようとディルドの動きに合わせるために、脚を立て腰を浮かして割れ目がディルドを逃さないように、ゆかの腰は快感を求め厭らしく動いた。
「ぁあ~~ん…あっ、あっ…いいょ~…きもちぃいっ…ぁあ~~ん…ぃや~~~ん…ぁっは~ん、あっ、あっ、入ってるぅ~♡」
まるで、未知の生命体がヨダレを垂らしながら獲物を口に頬張り徐々に呑み込んでいく、最近の成人向けアニメで良くあるSFアダルトホラーの1シーンを思わせた。
「おおっと!」
と、浩の方はというと、握った竿は大物がヒットした時のように時折大きくしなり、まるで釣りをしている時の感覚を味わい、釣り番組の1シーンを思わせた。
二人は、そろぞれ違う快楽を味わいながら時間は過ぎ
「ぁあっ、ぃや~~~ん…いっちゃう~~ぅ、あっ、あっ、ぁあ~~ん…♡」
と、ゆかの足は突っ張り腰を突上げディルドを咥えたまま潮を吹き出し、力尽きたかのようにベッドに腰が落ちた。
しぼらくゆかは動けず、仰向けで放心状態のまま眠ってしまった…
浩は立ち上がり、ゆかにそっと布団を掛け、椅子に座り静かに見守った。
時間は過ぎ、既に3時になろうかという時間で、そろそろゆかを日常に返そうと、ぐっすり寝入っているゆかの耳元で
「朝だよ…」
と、囁いた。
「…ぅ、う~~ん…!あっ、寝ちゃったの?ぁあ~ん、何で起こしてくれなかったの~♡」
「あまりにも、気持ち良さそうにぐっすり眠ってたから…」
「何時?…」
「3時…」
「えぇ~~っ、3時間も寝ちゃったの~?!ええ~~ん…」
「俺は、ゆかさんの寝顔が見られたし、寝息も聞けて良かったな…」
「ゆかは、いびきはかかないよ!」
「ああ~、かいてないよ…」
「もう、お義母さん帰ってくるね…そろそろ服着ないと…」
「ああ…そうしよ…」
二人は、日常に戻り浩のスーツケースの蓋を締め、電気を消して部屋を後にした。
二人はリビングへ行き、ゆかの入れたコーヒーを飲みながら義母の帰りを待った。
「明日だね…怖くない?」
「怖くないと言ったら嘘になるな…生きて帰れなかった時の事を考えるんだ…特にゆかさんの事が大丈夫か気掛かりだよ…」
「…そんなに危険なの?…何で…そんな所にゆかを残して行っちゃうの…ぇえ~ん」
と、ゆかの大粒の涙が、コーヒーカップの中に零れ落ちた。
浩は、向かい合って座っていたゆかの傍らに歩み寄り、ゆかの身体を引き寄せ頭に手を添え優しく撫でた。
「泣き虫だな~!」
「そうだよ、ゆか泣き虫だもん…ぐすんッ、ぐすんッ」
「心配してくれて、嬉しいよ…」
「…ぜったい、ゆかの所へ帰ってきてね…ぇえ~ん…」
「気が済むまで泣けば良い…」
「ぅわあ~~~~~ん…え~んえんえんえん…」
「…」
浩は、ゆかが泣いている中、傍らに立ち頭を撫で続けた…
「明日、お見送りしたかったな…♡」
「明日は、俺が辛くなりそうだから、今日見送ってくれないか?!…」
「うん…♡」
「それから、武の話しだけど、俺がその場を作ってやりるから、話せるか?」
「うん…♡」
「そうか…じゃあ、ゆかさんは俺の部屋で待っていてくれないか?!母さんを行かせるから…俺が大体の事情を話しておくから…良いね?…」
「うん…♡」
「良し!じゃあ、部屋で待ってて…」
「うん…♡」
と、気落ちしているゆかの腕を掴み、立ち上がらせ部屋に寄り添い、ゆかを部屋に入れた…
浩は、母の帰りを待とうとリビングへ戻りソファに座っていたが、少し眠たくなり横になろうとした時だった。ソファの繋ぎ目に指が入り込み何か触れた気がした。
「んっ?何だ…何か挟まってるな…」
と、その指で探った。
「おっ、あった!何だ…?」
と、手にあった物は、ピンク色のピアスだった。
よく見るとキラキラと輝きのある淡いピンクのオパールのピアスだった。
「誰のだ?冴はピアスをしないしな…母さんも…あっ、あの時の…ゆかさん?…あの停電の日、ここで俺に何度も寝返りさせられた時に外れたんだ!…」
浩は、手の平の中で輝くピンク色の輝きを、ゆかを見るかの様にしばらく見詰めていた。
時刻は、4時を回ろうとしていた。
「母さん、遅いな…」
浩は、ゆかの帰りの時間が気になり部屋に戻ると、ベッドに座っていたのか、そのまま横に倒れて眠っていた。
「よっぽど、疲れたんだな…」
と、ゆかの顔を隠していた髪をかき上げ耳に掛け横顔を覗き込むと、そこには可愛らしいゆかの耳の窪みがあり、このピアスの持ち主だと言っているように感じた浩だった。
「行く前に、何とかしてやらないと…このままじゃ行けないよな…浩!」
と、ピアスを胸のポケットに仕舞い、自分自身に言い聞かせた。
浩は、母にどう思われようと、ゆかに変わって話してやろうと覚悟を決めていた。
それから、義母が帰ってきたのは5時近かった。
「ただいま~…あ~疲れた。あらっ、居たたの?悪いけど冷たいお茶頂戴っ…」
と、義母はリビングのソファに身を投げる様に座り込んだ。
「あっ、ありがとう…ああ~、美味しいっ!あれ?ゆかさんは…?!」
「ああ~、手伝い疲れて俺のベッドに寝かしてるよ…」
「あっ、そうなの…でも、もう帰らないと武も帰ってくる時間だろうに…」
「母さん、実はその武の事で話があるんだ…」
「武の?な~に話って?!」
「実は、ゆかさん…武の事で凄く悩んでるみたいなんだ…」
「ゆかさんが、あなたに話したの?」
「そうじゃないよ!」
「手伝って貰っている時に、急に泣き出したから何かあったのか聞いたんだよ…」
「それで…?」
「ゆかさん、結婚してからもする前からも、武に手も握られたこと無いらしいんだ…」
「ホントなの…?!」
「ああ…だから、愛されてないって思い詰めて…ホントは今日、母さんにその話をしに来たらしいんだ…でも、俺が邪魔して彼女が言い出すのを邪魔しちゃったみたいなんだ」
「ああっ…あの時、確かにゆかさんが何か言おうとしてたわ…」
「そうなんだ…」
「母さん、俺からその話をしても良いか?」
「ええ、ゆかさんに言われて驚くよりは、あなたに聞いてからの方が、ゆかさんを分かってあげられるかもしれない…」
「驚かないで聞いてよ?!」
「ええ、大丈夫よ」
「実は…ゆかさんは、もう武じゃ駄目なんだ!というより、俺が武にゆかさんを任せて置けないんだ!可哀想すぎるだろ?結婚してから一年も手も握らない奴がどこにいる?ゆかさんも女だし、したいのも当たり前なんだ。だから、俺が抱いてやったよ!」
「…!浩?あなた…」
「何が、悪い?…これは、ゆかさんには一切責任無いから!俺がゆかさんを無理やり…」
と、その時リビングの扉を開けてゆかが入ってきた。
「ゆかさん?」
と、義母と浩は驚きの余り、同時に名前を呼んだ。
「私が、悪いんです…結婚する時に気持をはっきり伝えられなかったから…でも、結婚した以上武さんと添い遂げる覚悟はあります。でも、そのために子供が欲しいんです。武さんがしてくれないなら、お義兄さんの浩さんとの子供でもと思っていました。お義母さん、お願いです。浩さんの子供を産ませて貰えないでしょうか?武さんの子供として育てて武さんとの幸せな家庭を築いていきたいんです…」
「ゆかさん、浩からも聞いたからあなたの気持も痛いほど良く分かるわ…でもね、武がそれを知った時点であなたが望んでいる幸せも何もかも無いのよ!分かるわね?!
良い?ゆかさん…私から武に話してあげるから少し待ってなさい。ねっ…必ず武にゆかさんを見る様に言い聞かせるから、ねっ…分かった?…浩としてしまった事は、私も理解できないこともない。でもね、それは…もうここだけの話にしましょ。私はゆかさんを責める気はないし、浩がした事も責はしない…ただ、もうこれ以降は駄目よ…良いわね?!」
ゆかは、言わなくても分かる通り、ハンカチで涙を拭いながら立ち竦んでいた。
「母さん、武の事本当に頼んだよ!俺は、明日から居ないし、ゆかさんが心配なんだ…」
「分かっているわ…武には私が説得するわ…武が分からないようであれば、武と別れても良いから…そんな人が家庭を持つ資格は無いわ…考え違いしてる!もう、武は…」
と、義母の頬に一筋の涙が流れた。
「お義母さん…」
「ゆかさん、本当にゴメンね…私が悪いの…」
「何言うんですか!お義母さんは悪くありません!私が、私が全て悪いんです…」
と、義母とゆかは歩み寄って抱きしめ合い涙した。
「母さん、俺にできる事があればさせて欲しい!」
「いいえ、あなたが口を出せばあの子は意固地になるわ…ちいさい頃からそんな子なの、武は…」
ハンカチで涙を拭きながら、武への思いを口にする義母だった。
「もう、良いわ…これでお仕舞!浩、ゆかさんを送ってあげて?!」
「ああっ…行こう、ゆかさん…」
「はいっ…」
「今から車で帰れば間に合うでしょ…ゆかさん、近々武を呼んで話すからね?!自分を大切にするのよ…」
「行ってくるよ…」
「お願いね…」
「お義母さん…今日は…ありがとうございます…話ができて良かったです…」
「ええ、私もホントの事を知って良かったわ!ありがとうね、ゆかさん…話てくれて…どんなに勇気が…いったことか…」
と、そのお義母さんの言葉で、自分を理解してくれている事に涙が溢れ出すゆかだった。
「あぁ~、また、泣いてぇ!ゆかさんは泣き虫なんだね。よし!よし」
と、義母がゆかに歩み寄り頭を撫であやした。
「行こう…」
「…ぐすんっ、お義母さん…ぐすんっ、お休みなさい…お身体にお気を付けください…」
と、深々と頭を下げてリビングを出るゆかだった。
「あんな、いい娘なのに…ホントに…武は…」
と、ゆかの後ろ姿を見送った義母だった。
浩の車に揺られるゆかは、複雑な思いでいっぱいだった。ゆかは、武の事は正直もう愛せないと感じていたのだ。しかし、モラルが気になるゆかは、自分を犠牲にすれば赤ちゃんを生み普通の家庭を築けるかもしれないが、もう浩を愛してしまいこの気持ちは消し去る事はできないと思っていた。
「浩さん、ゆか本当は浩さんの赤ちゃんを生みたいの!武さんとの赤ちゃんを産んでも、愛情が注げるか心配なの…私は愛情を注いで赤ちゃんを育てたいの…だから、浩さんの赤ちゃんが欲しいっ!兄弟だからDNAも近いはずでしょ?!ねっ、武さんとする事になる前に、ここでして!今、丁度危険びなの!明日から3ヶ月もいないと、今日を逃したらバレちゃう」
「ああっ!」
と、浩はハンドルを切り車が行き交う駐車帯に車を止め、ゆかを後ろの座席に移らせ、自分も後ろに乗り込んだ。
「浩さん…愛してる♡」
「ああ、俺もだ…」
と、二人は禁断の関係を結んだ。
「気持ち良かった~…できるといいな赤ちゃん!♡」
「ああ、きっとできるさ…」
「帰りたくないっ…♡」
「ああっ…分かってる…」
「ずっと、一緒に居たいな…♡」
「ああっ…分かってる…」
「やり直したいっ…ぐすんっ…♡」
浩は、涙するゆかの頭を撫でながら
「人は、結婚する時…相手の全てを理解して一緒になるんじゃないだろ…結婚してから嫌な事を知る方が多いはず…それをお互いがどれだけ理解し合えるかが夫婦だと思うんだ…逆に最初に嫌なことばかりで段々相手の事が良く見えてくる事もある筈だろ?!それが、今のゆかさんと武の関係だと思うんだ…この先、まだ嫌な事がたくさんあるかもしれないけど、そう信じて武と幸せになるんだ…俺が、たまにゆかさんを慰めてやるから…」
「たまにじゃ、嫌っ!毎日してっ♡」
「できる限りな…」
「うん…、少し頑張る!浩さんのお陰だよ…♡」
「そうか!これで、安心して行ける…」
「うん…♡」
「じゃあ、帰るか…」
「うん…♡」
車は走り出し、夕暮れの街中を家路へと急いだ。
マンションの前で降りたゆかは、成人してから大事にしていたペンダントを首から外し、窓越しに浩に渡した。
「私だと思って、帰ってきたら返してね…♡」
「ああっ…」
「キスしたいけど、ここじゃあ無理だから…♡」
と、ゆかが窓越しに浩に差し出し…
「最後に入れて…出して…♡」
と、浩はそれを察したかのように差し出されたゆかの穴へ差し込んだ。
ゆかの手は小さく、握ったゆかの指が押し広げられるように浩の太くて長い人差し指が差し込まれた。
ゆかは、思いっきり浩の指を握り締めた。
「出たかな?あはっ♡」
「たくさん、出したよ…」
「良かった♡」
と、ゆかの表情は歪始め、涙を見せるまいとそのまま振り返りマンションへ入って行った。
ゆかの頬には大粒の涙が流れ、背後には車の中からゆかを心配そうに見送る浩の姿があった。
浩は、必死に涙をこらえていたゆかの表情を悟り、何も言わずに行かせたのだった。
「元気でな…」
つづく…
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