14 / 15
14.男爵令嬢の選択
しおりを挟む
「来たか、ロザリンド・フォークロア公爵令嬢。王位継承権第四位…否、三位を持つ娘よ」
王太子はもう脱落したので、事実上は三位だ。わざとらしく訂正して見せたこの粛清迷宮の主は、謁見の間にある玉座からこちらを見下ろしたまま楽しそうに呼びかけた。
年のころは二十代前半の、これまた美しい男だ。無言のまま最敬礼を取ると、翳した人差し指に青い光を灯らせて近く寄るように命じてくる。
「沈黙の呪法をかけられているのだったな。今解いてやろう」
害意を感じさせない速度で放たれた光が、私の喉に接触する。一瞬だけ静電気が放電されるに似た痛みが爆ぜて、私の喉は正常な機能を取り戻した。
「ロザ、リン…ド、ヴォ、グロア。に、ござ…ヴぁず」
潰れかけたヒキガエルのような、掠れてしゃがれた酷い声。久しく使われていなかった声帯を無理に押し出して発する声は、酷く耳障りで無様なものだった。
それでも、私の声だ。遠く昔に失った、王妃と王太子に奪われた私の言葉だ。
拙い声で礼を述べると、精巧な彫刻を施された銀杯が差し出された。喉を滑らかにするための回復薬と説明され、帰れなくなることはないと駄目押しされて大人しく飲む。
清しい薄荷の後味を残して喉を通り過ぎて行ったそれは、私の声をヒキガエルから澄んだ乙女の声に変えてくれた。
「改めまして、ロザリンド・フォークロアと申します。粛清迷宮の主にして初代国王陛下が王弟、キリエ・エレイソン殿下におかれましてはご機嫌麗わしゅう」
「ほう。よくぞそこまで情報を集めたものよ。して、後ろの二人は?」
ここに来れるのは私の他は一人だけ。もう一人、感知していない男がいる事に主は眉を寄せる。何者かと聞かれても私にもわからないので、ここは本人に説明させるべきだと後ろを振り返った。
「アンノウン様。この館の主であるエレイソン殿下にご説明を」
「…いや。ていうか、これってまさかゲームの進行なわけ?」
「そこも含めて、あなたの口からご説明を。私にはあなたの言葉は理解いたしかねます」
それは本音だ。事務員としての記憶を総合すれば、何となくだが見えてくる仮説はある。しかしこの場で、勝手な想像でしかない話を殿下に聞かせるのは不敬と言うものだろう。
ゆえに、一次情報としてアンノに直接説明をさせるのが最適解のはずだ。私は脇に退き、エレイソン殿下側になるよう角度を調整してから再度説明を促した。
渋々ながらアンノが話した内容は、やはり私の予想と同じものだ。すなわち不慮の死のお詫びに異世界転生させてもらった女子高生が、ならばと乙女ゲームのヒロインになる事を願った。
乙女ゲームなるものを知らないアンノがどういった物かを聞き取り、それに合致する世界の一つに彼女を転生させた。
それが普通の乙女ゲームであったなら、どうと言う事は無かった。彼女は艱難辛苦乗り越えて美男子と愛を育み、幸せな未来を掴むこともできたかもしれない。
しかしいい加減に話を聞き、適当に選別した世界は乙女ゲームではなかった。選りにも選って粛清迷宮と言うゲームの世界に放り込んでしまったなど、案外悪意あっての事ではないのかと穿ちたくなる不手際だ。
オープニングの前からこの世界は確かに存在していた。だから彼女は自分をヒロインだと思い込み、王太子や側近候補を次々と落して逆ハーレムを築いた。
しかし断罪の時にこの粛清迷宮に飛ばされ、ハーレム要因は一人残らず死んでしまって今に至る。気の毒にと思わなくもないが、私には彼女の運命を救う義務も権限もありはしない。
「…話は分かった。で、どうするのだ」
「どう、とは」
「私はこれ以上、何かをする気はない。迷宮の出口はすぐそこにあり、出ればお前の言うEDが始まる。今更、何かをする余地があるとは思えないのだが。お前は何をしたいのだ?」
エレイソン殿下の言う通りだ。既にことは為された後で、後はエレイソン殿下との問答を済ませばゲームはクリアとなる。そこから先はもう、私ですら関与できない大人の采配があるだけだ。
「わ、私は。この子が幸せになるのを見届けるまでが仕事で」
「その娘が幸せになる余地はない。帰れば自分のした事が明るみになり、その咎で裁かれる。王族を誑かし、高位貴族令嬢を貶めた罪で処刑は免れまい」
男爵令嬢が悲鳴を上げた。しかし彼女のした事は子供の喧嘩や悪戯では済まされないのだ。男爵家も彼女を切り捨てる暇もなく連座で破滅するだろう。私としてはむしろ、彼女よりもその家族に同情したくなる。
「困る。そうだ、あんた。あんたが何とかしてくれ!」
「私ですか?」
「そうだ。あんたはあいつらの冤罪の証拠を持っているんだろう。悪いのはあいつらで、この子は利用されただけだって言ってくれれば」
「無理ですよ。何処をどう言いつくろっても、婚約者の居る相手に言い寄って大騒ぎを引き起こしたことは事実です。それはパーティーの出席者全員が見ているのですから、誤魔化すことなど出来ません」
もっと言えば、私が困る。何だかんだ言っても高位貴族令息と王太子がみんな死んだのだ。群衆も貴族社会も犯人を求め、石を投げる対象を欲しがるだろう。
幾ら被害者であり正義を執行した生き残りと言っても、私もそれを前には只では済まない。だから男爵令嬢を連れ帰り、稀代の毒婦だと群衆に石を投げられて。ヘイトを受ける器として処刑されてくれなければ困るのだ。
そうでなければ、私が被害者として庇護を受ける事すら難しくなる。すげなく断った私に食い下がろうとするアンノを、エレイソン殿下は静かな声で制した。
「いっそ、この処刑されて世界から退場した方が良いのではないか? その後で改めて乙女ゲームなる世界に転生させればいいと思うのだが」
「痛みや苦しみを緩和する術くらい使えるのではないですか? 私も少しだけ我慢してもらって、この世界と縁を切る方が良いと思いますわ」
私の言葉添えに、男爵令嬢も思案する顔を見せた。元はと言えば望んだ世界ではない殺伐とした場所に放り込まれたのが原因なのだから、さっさと本来の煌びやかでヒロインに優しい世界に行けるのならその方が良いだろう。
アンノが渋っているのは、再申請に当たって自分の怠惰で間違った世界に放り込んだと知られたくないからだろう。訓戒や厳重注意はもう通り越していたのかもしれず、こうなると上司のミスと言う言葉も怪しく思えてしまう。
「処刑って、やっぱり怖いよね」
「認知力を下げて痛みを遮断する措置さえあれば、夢見心地で終わると思いますよ。私も一瞬で終わるよう、斬首刑になるよう働きかけますから」
「じゃあ…そうする」
男爵令嬢は同意した。あとはアンノが自分のミスと向き合ってちゃんと手続するだけだ。肩の力を抜いた私に、エレイソン殿下が苦笑交じりの言葉をかける。
「気持ちはわかるが、最後の問答だ。王の血を受け継ぐものよ、王太子の死に思う事は?」
そうだった。この返答でロザリンドの覚醒度が判るようになっている。今となっては消化試合感が否めないが、アンノと違い私はマニュアルを尊重する性質なので手順に沿って終わらせましょう。
王太子はもう脱落したので、事実上は三位だ。わざとらしく訂正して見せたこの粛清迷宮の主は、謁見の間にある玉座からこちらを見下ろしたまま楽しそうに呼びかけた。
年のころは二十代前半の、これまた美しい男だ。無言のまま最敬礼を取ると、翳した人差し指に青い光を灯らせて近く寄るように命じてくる。
「沈黙の呪法をかけられているのだったな。今解いてやろう」
害意を感じさせない速度で放たれた光が、私の喉に接触する。一瞬だけ静電気が放電されるに似た痛みが爆ぜて、私の喉は正常な機能を取り戻した。
「ロザ、リン…ド、ヴォ、グロア。に、ござ…ヴぁず」
潰れかけたヒキガエルのような、掠れてしゃがれた酷い声。久しく使われていなかった声帯を無理に押し出して発する声は、酷く耳障りで無様なものだった。
それでも、私の声だ。遠く昔に失った、王妃と王太子に奪われた私の言葉だ。
拙い声で礼を述べると、精巧な彫刻を施された銀杯が差し出された。喉を滑らかにするための回復薬と説明され、帰れなくなることはないと駄目押しされて大人しく飲む。
清しい薄荷の後味を残して喉を通り過ぎて行ったそれは、私の声をヒキガエルから澄んだ乙女の声に変えてくれた。
「改めまして、ロザリンド・フォークロアと申します。粛清迷宮の主にして初代国王陛下が王弟、キリエ・エレイソン殿下におかれましてはご機嫌麗わしゅう」
「ほう。よくぞそこまで情報を集めたものよ。して、後ろの二人は?」
ここに来れるのは私の他は一人だけ。もう一人、感知していない男がいる事に主は眉を寄せる。何者かと聞かれても私にもわからないので、ここは本人に説明させるべきだと後ろを振り返った。
「アンノウン様。この館の主であるエレイソン殿下にご説明を」
「…いや。ていうか、これってまさかゲームの進行なわけ?」
「そこも含めて、あなたの口からご説明を。私にはあなたの言葉は理解いたしかねます」
それは本音だ。事務員としての記憶を総合すれば、何となくだが見えてくる仮説はある。しかしこの場で、勝手な想像でしかない話を殿下に聞かせるのは不敬と言うものだろう。
ゆえに、一次情報としてアンノに直接説明をさせるのが最適解のはずだ。私は脇に退き、エレイソン殿下側になるよう角度を調整してから再度説明を促した。
渋々ながらアンノが話した内容は、やはり私の予想と同じものだ。すなわち不慮の死のお詫びに異世界転生させてもらった女子高生が、ならばと乙女ゲームのヒロインになる事を願った。
乙女ゲームなるものを知らないアンノがどういった物かを聞き取り、それに合致する世界の一つに彼女を転生させた。
それが普通の乙女ゲームであったなら、どうと言う事は無かった。彼女は艱難辛苦乗り越えて美男子と愛を育み、幸せな未来を掴むこともできたかもしれない。
しかしいい加減に話を聞き、適当に選別した世界は乙女ゲームではなかった。選りにも選って粛清迷宮と言うゲームの世界に放り込んでしまったなど、案外悪意あっての事ではないのかと穿ちたくなる不手際だ。
オープニングの前からこの世界は確かに存在していた。だから彼女は自分をヒロインだと思い込み、王太子や側近候補を次々と落して逆ハーレムを築いた。
しかし断罪の時にこの粛清迷宮に飛ばされ、ハーレム要因は一人残らず死んでしまって今に至る。気の毒にと思わなくもないが、私には彼女の運命を救う義務も権限もありはしない。
「…話は分かった。で、どうするのだ」
「どう、とは」
「私はこれ以上、何かをする気はない。迷宮の出口はすぐそこにあり、出ればお前の言うEDが始まる。今更、何かをする余地があるとは思えないのだが。お前は何をしたいのだ?」
エレイソン殿下の言う通りだ。既にことは為された後で、後はエレイソン殿下との問答を済ませばゲームはクリアとなる。そこから先はもう、私ですら関与できない大人の采配があるだけだ。
「わ、私は。この子が幸せになるのを見届けるまでが仕事で」
「その娘が幸せになる余地はない。帰れば自分のした事が明るみになり、その咎で裁かれる。王族を誑かし、高位貴族令嬢を貶めた罪で処刑は免れまい」
男爵令嬢が悲鳴を上げた。しかし彼女のした事は子供の喧嘩や悪戯では済まされないのだ。男爵家も彼女を切り捨てる暇もなく連座で破滅するだろう。私としてはむしろ、彼女よりもその家族に同情したくなる。
「困る。そうだ、あんた。あんたが何とかしてくれ!」
「私ですか?」
「そうだ。あんたはあいつらの冤罪の証拠を持っているんだろう。悪いのはあいつらで、この子は利用されただけだって言ってくれれば」
「無理ですよ。何処をどう言いつくろっても、婚約者の居る相手に言い寄って大騒ぎを引き起こしたことは事実です。それはパーティーの出席者全員が見ているのですから、誤魔化すことなど出来ません」
もっと言えば、私が困る。何だかんだ言っても高位貴族令息と王太子がみんな死んだのだ。群衆も貴族社会も犯人を求め、石を投げる対象を欲しがるだろう。
幾ら被害者であり正義を執行した生き残りと言っても、私もそれを前には只では済まない。だから男爵令嬢を連れ帰り、稀代の毒婦だと群衆に石を投げられて。ヘイトを受ける器として処刑されてくれなければ困るのだ。
そうでなければ、私が被害者として庇護を受ける事すら難しくなる。すげなく断った私に食い下がろうとするアンノを、エレイソン殿下は静かな声で制した。
「いっそ、この処刑されて世界から退場した方が良いのではないか? その後で改めて乙女ゲームなる世界に転生させればいいと思うのだが」
「痛みや苦しみを緩和する術くらい使えるのではないですか? 私も少しだけ我慢してもらって、この世界と縁を切る方が良いと思いますわ」
私の言葉添えに、男爵令嬢も思案する顔を見せた。元はと言えば望んだ世界ではない殺伐とした場所に放り込まれたのが原因なのだから、さっさと本来の煌びやかでヒロインに優しい世界に行けるのならその方が良いだろう。
アンノが渋っているのは、再申請に当たって自分の怠惰で間違った世界に放り込んだと知られたくないからだろう。訓戒や厳重注意はもう通り越していたのかもしれず、こうなると上司のミスと言う言葉も怪しく思えてしまう。
「処刑って、やっぱり怖いよね」
「認知力を下げて痛みを遮断する措置さえあれば、夢見心地で終わると思いますよ。私も一瞬で終わるよう、斬首刑になるよう働きかけますから」
「じゃあ…そうする」
男爵令嬢は同意した。あとはアンノが自分のミスと向き合ってちゃんと手続するだけだ。肩の力を抜いた私に、エレイソン殿下が苦笑交じりの言葉をかける。
「気持ちはわかるが、最後の問答だ。王の血を受け継ぐものよ、王太子の死に思う事は?」
そうだった。この返答でロザリンドの覚醒度が判るようになっている。今となっては消化試合感が否めないが、アンノと違い私はマニュアルを尊重する性質なので手順に沿って終わらせましょう。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説

婚約破棄されたので歴代最高の悪役令嬢になりました
Ryo-k
ファンタジー
『悪役令嬢』
それすなわち、最高の貴族令嬢の資格。
最高の貴族令嬢の資格であるがゆえに、取得難易度もはるかに高く、10年に1人取得できるかどうか。
そして王子から婚約破棄を宣言された公爵令嬢は、最高の『悪役令嬢』となりました。
さらに明らかになる王子の馬鹿っぷりとその末路――


婚約破棄された悪役令嬢ですが、闇魔法を手に聖女に復讐します
ごぶーまる
ファンタジー
突然身に覚えのない罪で、皇太子との婚約を破棄されてしまったアリシア。皇太子は、アリシアに嫌がらせをされたという、聖女マリアとの婚約を代わりに発表。
マリアが裏で手を引いたに違いないと判断したアリシアは、持ち前の闇魔法を使い、マリアへの報復を決意するが……?
読み切り短編です
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。

【完結】転生したらもふもふだった。クマ獣人の王子は前世の婚約者を見つけだし今度こそ幸せになりたい。
金峯蓮華
ファンタジー
デーニッツ王国の王太子リオネルは魅了の魔法にかけられ、婚約者カナリアを断罪し処刑した。
デーニッツ王国はジンメル王国に攻め込まれ滅ぼされ、リオネルも亡くなってしまう。
天に上る前に神様と出会い、魅了が解けたリオネルは神様のお情けで転生することになった。
そして転生した先はクマ獣人の国、アウラー王国の王子。どこから見ても立派なもふもふの黒いクマだった。
リオネルはリオンハルトとして仲間達と魔獣退治をしながら婚約者のカナリアを探す。
しかし、仲間のツェツィーの姉、アマーリアがカナリアかもしれないと気になっている。
さて、カナリアは見つかるのか?
アマーリアはカナリアなのか?
緩い世界の緩いお話です。
独自の異世界の話です。
初めて次世代ファンタジーカップにエントリーします。
応援してもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします。

【完結】貴方たちはお呼びではありませんわ。攻略いたしません!
宇水涼麻
ファンタジー
アンナリセルはあわてんぼうで死にそうになった。その時、前世を思い出した。
前世でプレーしたゲームに酷似した世界であると感じたアンナリセルは自分自身と推しキャラを守るため、攻略対象者と距離を置くことを願う。
そんな彼女の願いは叶うのか?
毎日朝方更新予定です。
【完結】悪役令嬢が可愛すぎる!!
佐倉穂波
ファンタジー
ある日、自分が恋愛小説のヒロインに転生していることに気がついたアイラ。
学園に入学すると、悪役令嬢であるはずのプリシラが、小説とは全く違う性格をしており、「もしかして、同姓同名の子が居るのでは?」と思ったアイラだったが…….。
三話完結。
ヒロインが悪役令嬢を「可愛い!」と萌えているだけの物語。
2023.10.15 プリシラ視点投稿。
【完結】リクエストにお答えして、今から『悪役令嬢』です。
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
恋愛
「断罪……? いいえ、ただの事実確認ですよ。」
***
ただ求められるままに生きてきた私は、ある日王子との婚約解消と極刑を突きつけられる。
しかし王子から「お前は『悪』だ」と言われ、周りから冷たい視線に晒されて、私は気づいてしまったのだ。
――あぁ、今私に求められているのは『悪役』なのだ、と。
今まで溜まっていた鬱憤も、ずっとしてきた我慢も。
それら全てを吐き出して私は今、「彼らが望む『悪役』」へと変貌する。
これは従順だった公爵令嬢が一転、異色の『悪役』として王族達を相手取り、様々な真実を紐解き果たす。
そんな復讐と解放と恋の物語。
◇ ◆ ◇
※カクヨムではさっぱり断罪版を、アルファポリスでは恋愛色強めで書いています。
さっぱり断罪が好み、または読み比べたいという方は、カクヨムへお越しください。
カクヨムへのリンクは画面下部に貼ってあります。
※カクヨム版が『カクヨムWeb小説短編賞2020』中間選考作品に選ばれました。
選考結果如何では、こちらの作品を削除する可能性もありますので悪しからず。
※表紙絵はフリー素材を拝借しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる