1 / 2
Re:1 運命のRepeat
しおりを挟む――this is my secnd visit here……
首都高速湾岸線、都内の綺羅びやかな街灯りと車のヘッドライトが交錯する。
俺は車内で一人、いつからか好きかも分からない音楽を流して口ずさんでいた。
――one's second wife one's second life
「one's second wife……one's second life」
慣れた運転捌きで車を台場近くのホテルインクアトロ専用駐車場へと流し入れ、車を停めてキーを抜く。
ふと使われる事のない灰皿が視界に入るが、それはいつもの事だった。煙草等この27年と言う短くも永遠のように長い人生で一度たりとも縁の無い物。
だが今の会社に就職してから三年目、現金一括で手に入れたMINI CONVERTIBLEのこの灰皿がいつも気になってしょうがないのは使わないからこそからなのか。
だがそんな事よりも。
時刻は20時に届こうとする辺り、今日は彼女である理沙とホテルで食事の約束をしている。
当然予約したのは俺であり、支払いも無論俺である事は変わりない。
だが女に金を出すのは男としては至極真っ当な事であり――本当にそうか?
高々数万の夕食代など今の俺の月給と年二回のボーナスを鑑みれば大した事ではない――本当にそうか?
「……黙れ」
そう、大した事ではないのだ。
俺は随分と昔から続いている心で自問自答する症状を抑えながら、駐車場のエレベーターに乗り込み、予約している最上階レストランへと上がった。
◆
理沙と付き合い出したのは一年程前だったか。
所謂職場恋愛と言うやつだろう。
大きなプロジェクトを任された時、そのメンバーの一人であった理沙は原案の調整と外注で精神を潰されかけていた。
周りの連中も自分の役割で手一杯な所をサクサクと自分の仕事を片付け手助けした俺に、そんな理沙が惚れて付き合い出したのは至極当たり前の出来事で、つまらない日常の一つでしかないだろう。
有り余る賞与、やり甲斐こそある仕事だが生き甲斐のない人生。俺と理沙はそんな人生の一幕に過ぎないのだ。
「ねぇ、神川君……その、よ、よかったらもう一軒どう?ブルーノーツって言うお店なんだけど」
俺と理沙はレストランで軽く食事をした後、少し肌寒くなった街路を歩いていた。
「ん、あぁいいけど理沙ちゃんは終電……」
「あ、あのね!神川君の好きなIt is the second time歌ってる人、Aurlが今日ゲストで来るんだって」
あぁ、なるほど。と俺は理解した。
この日を狙って俺をデートに誘った理沙。
俺の趣味をよく下調べし、終電を逃したとの理由で俺に車で送らせる。
その後は、まぁ30代も近い女なら多少焦っても仕方ない年頃だろう。それでもここまで準備をしてくれた理沙に、その期待に俺もそろそろ応えるべきだろうか。
「そっか……楽しみだな、タクシー拾う?」
「ううん、夜風も気持ちいいし……たまには歩きもいいかな」
俺は理沙を気遣ったが、理沙は歩く事を選んだ。
デートをゆっくり楽しみたいのだろう、俺は実際の所好きでもないその歌手が来るという店へ向う事にした。
It is the second time。本当は歌手等興味もない。それでも俺はいつからかその歌を聞いている。
その歌が、何かを忘れた俺に大事な事を思い出させようとしている。そんな気がするからだ。
「凄いね……何か、うるさいし。やだね、ああいう人達……」
ふと、道路沿いではしゃぐ若者達と腹底に響く低音が辺りに響き渡った。柵を囲うようにして飾られる何かの音楽イベントを知らせるタペストリー。
酒を飲んでいるのだろう派手な男女はそれぞれ金や赤などの染色を髪に施し、道を我が物顔で練り歩いていた。
理沙はそんな人間達に対して小さな声で嫌悪感を吐きながら、俺の腕を抱えてすれ違う。
「ああいう人達って仕事とかしてるのかな?何か悩みとか無さそう」
「そう言うなよ、若いだけさ」
――お前は。
理沙の言いたい事も分かる。
ああいった若者が問題を起こすが為に世間の印象も悪くなる。
いつしか世はそんな人間達を置き去りにし、学歴と言う名の格差を与えた。
だがそんな若者は楽しそうに将来も考えず今を楽しんでいる。
そして俺達は将来の為に今を、苦しんでいる。
どちらが幸せか。
そんな事は言わずもがな――本当にそうか?
俺は脳裏の自問自答を無視してイルミネーションで全てを誤魔化そうとするそんな街をただ無為に歩いた。
そう、無為に、何もかもが無為だ。
俺は昔から天才で、優秀で、そして一流の学歴を持ち、敢えてランクを落したそこそこの上場企業に勤め、そこそこに勝組と言われる人生を今歩んでいる。
こんな所で酒を飲みながら音楽イベントで弾ける底辺とは違うのだ。そう、俺は――お前は何だ?
「ぅっ……ぉえ」
「へっ!?か、神川君!大丈夫!?え、お酒飲んだっけ?」
俺は突如激しい目眩を覚え、今しがた食べた数万の料理を全て生垣に吐き出した。
目まぐるしく変わる光景、台場、音楽、イベント。砂嵐が視界を奪った。
――じゃぁ宜しくね!ちゃんとミーの面倒見てよ!
――わぁってるよ、んじゃあな!
生垣、沢山の若者、車内。
笑顔で車の助手席を降りる派手な女。
それに返すのは、自分?
車内の後ろを振り返り、チャイルドシートで寝ている子供を確認して走りだす車。
――お前は。
「……神川くんっ!神川君、大丈夫!?救急車……」
「ぁ、だ、大丈夫だよ。理沙……ちゃん」
理沙。
俺の恋人。――本当に?
「本当に大丈夫……きっとこの音楽のせいだね、タクシー拾おっか!」
「あぁ……う、ん」
しゃがみ込む俺の背をさすっていてくれた理沙は道路脇でタクシーを捕まえようと手を挙げている。
響くエレクトロミュージック。
それは世界規模で行われるビッグイベント、EMDE。一週間に渡って海外から有名なDJと歌手がここ台場へ集まる。
俺は何故そんな事を知っている?
俺は――
再度の砂嵐が視界を遮り、激しい頭痛が俺の海馬を走り抜いた。
――本日午後21時50分。東京都江東区青梅で行われている音楽イベントEMDEで謎の大爆発が起き、死傷者5000名と言う未曾有の……
刹那、俺の中で何かが音を立て、全ての記憶が収まるべき場所へ嵌った気がした。
消しされない過去は今もまだ俺の中にいた。
悲しみ、憎しみ、絶望と希望、そして繰り返した無為が。
忘れていた、否、忘れたかった記憶の連鎖。繰り返し。
――お前は
「俺は」
「神川、君?」
そうだ、俺は、神川大輝。
これは、三度目の、俺の人生だ。
◆
一度目の生。
俺の生涯は確か32位だったと思う。
学歴は中卒だ。
高校を中退した理由はその頃の女を孕ませたのが理由だった。
勉強もそこそこ出来たが、俺は一人の女の為にその人生を捨てた。
だが数年後、結局その女とは別れる事になる。人生等そんなものだ。
日銭の為、ホストとして生きていく事になった俺は日々をただ女と金の為に過した。
毎朝毎晩、違う女を抱き、酒を飲み、タバコを吸い、全てが下らないと思っていたそんな毎日。店で常にトップ争いを繰り返すそんな怒涛の日々に終わりを告げさせたのは一人の風俗嬢だった筈だ。
その女も心は乾ききっていた。
だが俺は、その女を、好きになっていた。
不憫な女を見ると助けたくなる、そんな性癖がいつから出来たか分からないがその時の俺は本気だった。
普段なら出会いから数時間で裸にさせる程どんな女でも落とす自信のあった俺が、半年と言う年月を掛け落としたその風俗嬢、友美佳と俺は後にそんな暗い世界を抜け、夫婦となった。
子供も生まれ、互いにまともな人生を歩み直そうとしていたそんな矢先の事。ある音楽イベントのチケットを貰ったと友美佳は大はしゃぎしていた。
友美佳の好きなエレクトロミュージック。その大規模イベント。俺は普段家事育児を頑張っている友美佳の為と渋々台場へ車で送って行く事にしたのだ。
夜も22時を過ぎた頃、なかなか連絡のつかない友美佳。
元風俗嬢ともあって嫌な予感もしたが、気にしないようにと俺は泣く娘を抱きながらテレビのチャンネルを回していた。
――本日午後21時50分、東京都江東区青梅で行われている音楽イベントEMDEで謎の大爆発が起き、死傷者は5000名と予測されています。その詳細は未だわからない状況ですが、警視庁は第二次世界大戦以来の未曾有の大事件として……
そう、あの後の記憶はあまり無い。
慌ただしく過ぎる時と突き付けられる現実は嘘のように俺の心を抉り取った。
友美佳は死んだ。
楽しみにしていたイベントで、その大爆発に巻き込まれて。
最後に交わした言葉、素っ気なく返した自分の言葉が脳裏を何度過ったか分からない。
だが俺の人生は間違いなくそこで終わった。
それからいつの間に過ぎ去った2年の時を経て、子供を友美佳の妹に預けた俺は事件現場周辺の複合施設最上階から飛び下り、死んだ。
筈だった。
だが気付けば俺は十五年前の高校生に戻っていた。
それが、俺の二度目の人生。
初めてのタイムスリップだったのだ。
◆
――絶対行かせねぇからな!行くなら離婚だ!
――何でそうなるのよっ!
全く、どうかしていた。
急いで、精一杯、それでもまた同じ道を歩んだ。
二度目はきちんと高校を卒業した。
それでも友美佳に、アイツに会うためには同じ人生を歩まなきゃならなかった。
俺は器用に、1度目よりも更に卒なく人生を過ごし、関東でも5本指に入る程のカリスマホストとして名を挙げ、同じように友美佳に出会った。
運命は、変わらない。
今度こそと、同じ過ちを繰り返すまいと、そう思って生きた筈なのに。
それでも二回目の十五年は長過ぎた。
あの時の感情が薄れてしまう程に。
俺は守る筈の友美佳を手放し、子供は友美佳の妹に。
そして友美佳は――
俺は同じ事を繰り返した。
今度こそと、俺はあの時と同じ、あの建物の最上階から飛び下りた。
恐怖は多少なり感じた。
あの時よりも絶望が薄かったからかもしれない。
それでも今迄の泥水を啜るような人生と、常に誰かから殺されかねないような日々を思えば、ビルの最上階から飛び下りる位は何とも思わなかった。
それにまた戻る。もし戻らなかったとしてもどちらにしろ友美佳のいない人生に価値など無かった。
いや、もしかすると一度目に友美佳を失ったあの時から、価値など無かったのかもしれない。
そして三度目の人生を迎えた時、俺は何も要らなくなっていた。
年の頃、小学生位だろうか。
30歳までの人生を二回繰り返した俺にそれはあまりにも酷だった。
今更何をやり直すというのか。
俺はその三度目の人生から何も求めなくなっていた。
ただ日々を過ごす。
何も求めず、抗わず、今度はただ、無為でいいと。
何もかもが簡単すぎた。
何をやらせても直ぐに出来る天才、そう言われても当然だった。俺は30年を二回経験している。
大した生き方もしていない60歳の年寄とは大いに違う60年。
こうして俺は一流に程近い人生を歩んだ。
いつからか、二度の人生等そんな記憶さえ消え去る程の年月を経て。
俺はまた違う形で、此処にいた。
◆
2015年9月30日。
日本初、最大音楽フェスEMDE。
一度目、二度目と友美佳を失ったあのイベントを、今度は全く違う人生で、全く違う女と、その横に俺は居た。
「――理沙……っ!」
「神川君!ねぇ大丈夫!?」
気付けば俺は自分の吐いた嘔吐物を視界に入れ、現実を確かめるように今の女の名前を呼んでいた。
ほんの一瞬の出来事なのに途方もなく、永く感じた記憶の再現フィルム。俺は反射的にポケットから携帯を取り出し時刻を確認する。
それは間違いなく、忘れる事のない日付。
そして時刻は、21時45分となっていた。
「ダメだ……」
「え、何が?もしかして……やっぱり調子悪い?あ、いいの、私は大丈夫だから。車で帰れそう?」
理沙の声が酷く平和に聞こえた。
友美佳……いや、今は出会っていない相手なのだ。もしかしたらここで友美佳はまさにこれから死ぬのかもしれない。
それでも、今度は、この理沙位守ってやりたかった。
だが未だタクシーは来ない。
突然苦しみ出した俺を介抱したせいで理沙もタクシーどころではなかったのだろう。
「ダメだ!今すぐ此処を離れるぞ!」
「へぁっ!?え、ちょ、神川君!?」
俺はただ反射的に理沙を抱き抱えて走った。
理沙はそんな俺の有り得ない行動に驚き、だが恥ずかしそうな表情で静かに俺の腕に抱かれていた。
先程すれ違ったチャラチャラした若者の群れに茶化されながらもそれを追い越し、俺はただ走った。
「ね、ねぇ……ど、どうしたの神川、君……恥ずかしい、よ」
「いいから。理沙、今はお前が俺の」
「え?……それってどう言う意味」
そんな理沙の顔は不思議そうで、でも何かを期待する表情。
初めてまともに理沙の顔を見た気がする。
俺みたいな人間には勿体無い程整った顔立ち、20代後半とは思えないその童顔。
可愛いと素直に思える。
気遣いも出来、俺の為に必死になってくれた。
全てを思い出した今だからこそそう思える。
もし、生き続ける事が出来たなら、今度はこいつを幸せにしようと。そう思った刹那だった。
突然聴力が消え去り世界を黄色い光が包む。
だがそんな事に気付いたのは、俺が、四度目の人生に目覚めた、その後だった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?
俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。
この他、
「新訳 零戦戦記」
「総統戦記」もよろしくお願いします。
INNER NAUTS(インナーノーツ) 〜精神と異界の航海者〜
SunYoh
SF
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる