あと1センチが届かない!

高校一年生の篠地哉(しのじちか)は何をしても特筆するべきことは何もなく、至って普通の高校一年生。可もなく不可もなく、得意なことも不得意なことも特にない平平凡凡な男子。
唯一挙げるとすれば、背が159cmと小さいこと。だけどそれも特に悲観することもない素直な子。
そんな彼だけど同じ学校に憧れているひとりの生徒がいます。それは天川光稀(てんかわみつき)。
何でも出来て、県や市のいろんな大会等に出ては優秀な成績を修めて表彰台に上がりまくる生徒です。
そして天川君、自分と同じ159cmでした。
自分と同じ身長だけど何でも出来て優秀ですごいな、自分も天川君のようになりたいな、と憧れていました。
しかし天川君が表彰台に上がりまくっている理由は実は……。

肝心なところが抜けてる努力家秀才×素直のほほん普通な子、同じ身長の低い子同士のお話を書きました。
pixivで冬雪マユ名義で初めてオリジナルで書いていたちょっとしたものです。
いろいろ拙いところがありますが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
旧題:届いて159センチ
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