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第二章 甘い生活

第56話【閑話】Eランクのこう

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「僕は男だ!こんな事をして、済むと思っているのか? 男性保護法が…」

「黙れ! お前にはもう市民権が無い!服を着る権利も無いから裸で出ていくが良い! 此処に住む事も許されないから、身一つで出ていくんだな」

「嘘だろう…」

「お前は男ではない!Eランクの男は『男モドキ』と認定され、奴隷身分に落とす事になった…これからはお前に人権は無い!」

「今迄が可笑しかったのだ、なにも才能が無い癖に女を馬鹿にして生きて来た、可笑しいだろう?この建物も、その服も、食べ物も全て女が汗水垂らして作った物だ! 女が嫌いなのだろう? ならば、裸で餓死すればよいじゃないか? そう思わないか?」

「そんな詭弁だ!ぐはぁあああっ痛い」

顔を思いっきり殴った。

男を平気で殴れる日が来るなんて思わなかったな。

「偉そうに!お前はもう奴隷なんだ!人権は無い…まぁ良い、自分がどう言う身分なのか教えてやろう…服を着る事は許さない! ほうら、皆、ひん剥けーーーっ」

「嫌だ、嫌だーーー止めてーー止めてよー母さん、ユウ助けてーーっ」

「あの、こうちゃんに余り酷い事しないで下さい」

「お兄ちゃんに酷い事しないで!」

「そうだな、今迄このクズを養ってきて辛かっただろう! そうだな、この『男モドキ』を一番に犯す権利をやろう! ふにゃチンで勃たぬが、舐めさせるなり、全身舐めたり触りまくる事は可能の筈だ、好きなだけ自由にするが良い、飽きるまで犯したら、次は私達にまわしてくれれば良い」

「ハァハァこうちゃんを犯して良いなんて…ああっ…凄いわ」

「お兄ちゃんを犯して良いんだ…お兄ちゃん今、ユウが服を脱がしてあげるから、ユウがそれ口で咥えてあげるね…ハァハァ」

「嘘だろう! 母さん、ユウ…なんで服を脱いでいるんだよ! 助けて、ねぇ、助けてーーーっ!」

「怖がらなくて良いのよ?こうちゃん」

「お兄ちゃん、優しくしてあげるからね」

「嫌だーーーっ!嫌だ―――っ」

「ユウ、手足押さえつけて」

「嫌、嫌――お母さんやめてーーっ」

「うん」

「嫌だよいやぁぁぁぁぁぁーーーーっ」

「大丈夫、優しくしてあげるからね…」

「うん、お兄ちゃん優しくするから…あむ」

「隣にいるから、終わったら知らせろよ」

一番虐げられていたのは家族だ。

最初を譲る位、良いだろう。


◆◆◆

「ひくっグスッ…スンスン…」

余程、鬱憤が溜まっていたんだろうな、結構酷いな。

顔は痣だらけで、体には紅葉の様な跡が沢山ある。

キスマーク迄…随分激しかったみたいだ。

「ヒクッ、グスッ、僕嫌だって言ったのに…嫌だって…」

「終わったのか?」

「ええっ、取り敢えずはこれで良いわ」

「うんうん、スッキリした…お兄ちゃんありがとうね」

「それじゃ、我々も楽しませて貰うとするか? それで? 我々が楽しんだ後はどうしたい?」

「それはどういう事ですか?」

「奴隷として手元に置くか? 我々に売るか自由にして良いんだ! 最初に言って置くが、今後は低ランクの男に価値は認めないから、国が公認で『娼館』を作る事になった。男を抱きたければそこに行けば自由に抱ける…そこを考えて判断するが良い」

「そうね、今迄息子だと思っていたけど、一度犯ったらもう、そこ迄の物に思えないわ! 確かに『男モドキ』勃たないんだもん、要らないかな? ユウが欲しいなら飼っても良いけど、どうする?」

「ユウもお兄ちゃん要らない…他の男が抱き放題なら、飼う必要ないよ」

「それなら、我々が楽しんだ後、買い取る事にしよう『売るか』『客を取らせる』金貨10枚で買あげよう…悪いが、商品のお試しをするから、少しこの部屋を借りるぞ」

「どうぞ」

「嫌だ、嫌だ、助けてーーっ」

「煩い、黙れ、我々にもしっかり奉仕しろ…ちゃんとしなければ歯を全部へし折るからなーーーっ! まずはお尻の穴に棒でも突っ込むか?」

「嫌だいやぁぁぁぁぁーーー」

「奉仕が下手なら、ぶち込むからな…ほらやれ」

「ううっううっ、いやぁ、いやぁぁぁぁぁぁーーー」

こうの悲鳴がこだました。


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