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第一章 顔に傷がある女性を好きになりました
第17話 ゴブリンもオークも滅んでいた。
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「え~と理人は本当に冒険者になりたかったんだ! だったら狩りに行ってみる?」
「良いの?」
「良いよ、その位! その代わり、今夜も宜しく~」
随分とカセリアさんと打ち解けた気がする。
まぁ、SEXを覚えたてのバカップルみたいに部屋に籠りっきりでヤリまくれば仲良くなるよな。
「しかし、理人は凄いね。普通は何時間もかけてようやく勃起するのに、すぐに勃起するし、しっかり最後まで出来るんだから…普通は、そこ迄して勃起させても挿入すら出来ずに終わっちゃう事も多いのに」
「異世界人だからかな?」
「確かに異世界人は最初は凄いって聞いた事があるけど? この世界の法則なのか徐々に女性が嫌いになり2週間位で完全にSEXレスになるらしいよ…まだ2週間たってないと思うけど、全然女性を嫌っている感じはしないよね?」
「2週間ってどう言う事?」
「え~とね」
男性が女性を嫌うのはこの世界の法則に基づく物で、異世界から来た俺達も例外ではなく、徐々にその法則に飲まれていくそう。
1週間間もすれば、女性に関する興味が薄れていき勃起しにくくなり、2週間で女性を嫌悪するようになる。
そういう事らしいが…
何故だか、俺はそういう事にならない。
それより、そんな状況で良く人類が滅びないな…そう思った。
「良く、此処で人口が留まってますね」
「それは、これカップのおかげだよ」
話を聞けば、このカップというオナホみたいな物、魔法が掛っていて、中の精子が新鮮に保存されるのだとか。
この国の男性は、このカップへの月数回の搾精と提出が義務付けられているらしい。
月辺りの数は、カセリアは知らないらしい。
「なるほど…それでどうにか人口を維持しているのか」
そうでもしない限り、下手したら滅亡だよな。
「だけど、搾精済みのカップは結構高額なんだ。それに買って使ったから必ず妊娠する訳じゃない。基本的になかなか妊娠しないんだよ! だからこそ妊娠した女性には『優良母体』として認定されて一時金が貰えて税金が免除とか、凄い特典があるんだ」
何だか、全然俺が思っている異世界召喚と違う気がする。
「へぇ~」
「何処の国も、だいたい、精子の獲得の為に結構なお金を使っているよ…この男性保護施設だって凄いと思わない? こんな高級宿屋を超える施設が無料で利用出来て食事から何から全部無料。1階にはコンセルジュまで居て、兵士が守りについていて、セキュリティは万全。普通は考えられないだろう」
確かにそうかも知れない。
此処までの施設が全部バインダーを目に通して、女性のリストを見るだけで無料。
しかも、そのバインダーの女の子を指名すれば、すぐにでも駆けつけて来て抱き放題。
前の世界で考えたら、デリヘル頼み放題みたいなものだ。
しかも、そのほとんどが、初物。
凄いな、この世界!
だけど、この世界の男は何を想像して精子を出すんだ?
怖いから想像するのは止めよう 。
「確かに、そうだ」
「それじゃ、シャワー浴びてから狩りに行こうか?」
「狩りってゴブリンとかオークを狩りに行くの?」
「ゴブリン?オーク? ああっ、その種族はもうとっくに滅んだよ…」
「どうして…」
漫画や小説じゃ幾らでも沸いて出てきそうなのに…
「あはははっ、ほら、その種族って性欲が凄いじゃない? こういう世界だから、捕獲して綺麗に洗い上げて、手足の腱を切って、中年の貴婦人が夜の相手に使うのが昔流行ったらしいんだよ、まぁ私が生まれる前だから解らないけどね…それで乱獲したらしくて随分前に滅んだみたいだよ? オークなんて生け捕りにしたら高額で売れるよ」
性欲って溜まると凄いな。
「それじゃ、何を狩りに行くの?」
「ホーンラビットかスライム辺りが良いんじゃないかな」
「それじゃお願いします」
「心得た」
と、話はまとまったが、一緒にお風呂に入ったのが悪く出かけたのは2時間以上後になった。
「良いの?」
「良いよ、その位! その代わり、今夜も宜しく~」
随分とカセリアさんと打ち解けた気がする。
まぁ、SEXを覚えたてのバカップルみたいに部屋に籠りっきりでヤリまくれば仲良くなるよな。
「しかし、理人は凄いね。普通は何時間もかけてようやく勃起するのに、すぐに勃起するし、しっかり最後まで出来るんだから…普通は、そこ迄して勃起させても挿入すら出来ずに終わっちゃう事も多いのに」
「異世界人だからかな?」
「確かに異世界人は最初は凄いって聞いた事があるけど? この世界の法則なのか徐々に女性が嫌いになり2週間位で完全にSEXレスになるらしいよ…まだ2週間たってないと思うけど、全然女性を嫌っている感じはしないよね?」
「2週間ってどう言う事?」
「え~とね」
男性が女性を嫌うのはこの世界の法則に基づく物で、異世界から来た俺達も例外ではなく、徐々にその法則に飲まれていくそう。
1週間間もすれば、女性に関する興味が薄れていき勃起しにくくなり、2週間で女性を嫌悪するようになる。
そういう事らしいが…
何故だか、俺はそういう事にならない。
それより、そんな状況で良く人類が滅びないな…そう思った。
「良く、此処で人口が留まってますね」
「それは、これカップのおかげだよ」
話を聞けば、このカップというオナホみたいな物、魔法が掛っていて、中の精子が新鮮に保存されるのだとか。
この国の男性は、このカップへの月数回の搾精と提出が義務付けられているらしい。
月辺りの数は、カセリアは知らないらしい。
「なるほど…それでどうにか人口を維持しているのか」
そうでもしない限り、下手したら滅亡だよな。
「だけど、搾精済みのカップは結構高額なんだ。それに買って使ったから必ず妊娠する訳じゃない。基本的になかなか妊娠しないんだよ! だからこそ妊娠した女性には『優良母体』として認定されて一時金が貰えて税金が免除とか、凄い特典があるんだ」
何だか、全然俺が思っている異世界召喚と違う気がする。
「へぇ~」
「何処の国も、だいたい、精子の獲得の為に結構なお金を使っているよ…この男性保護施設だって凄いと思わない? こんな高級宿屋を超える施設が無料で利用出来て食事から何から全部無料。1階にはコンセルジュまで居て、兵士が守りについていて、セキュリティは万全。普通は考えられないだろう」
確かにそうかも知れない。
此処までの施設が全部バインダーを目に通して、女性のリストを見るだけで無料。
しかも、そのバインダーの女の子を指名すれば、すぐにでも駆けつけて来て抱き放題。
前の世界で考えたら、デリヘル頼み放題みたいなものだ。
しかも、そのほとんどが、初物。
凄いな、この世界!
だけど、この世界の男は何を想像して精子を出すんだ?
怖いから想像するのは止めよう 。
「確かに、そうだ」
「それじゃ、シャワー浴びてから狩りに行こうか?」
「狩りってゴブリンとかオークを狩りに行くの?」
「ゴブリン?オーク? ああっ、その種族はもうとっくに滅んだよ…」
「どうして…」
漫画や小説じゃ幾らでも沸いて出てきそうなのに…
「あはははっ、ほら、その種族って性欲が凄いじゃない? こういう世界だから、捕獲して綺麗に洗い上げて、手足の腱を切って、中年の貴婦人が夜の相手に使うのが昔流行ったらしいんだよ、まぁ私が生まれる前だから解らないけどね…それで乱獲したらしくて随分前に滅んだみたいだよ? オークなんて生け捕りにしたら高額で売れるよ」
性欲って溜まると凄いな。
「それじゃ、何を狩りに行くの?」
「ホーンラビットかスライム辺りが良いんじゃないかな」
「それじゃお願いします」
「心得た」
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