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第一章 顔に傷がある女性を好きになりました
第16話【マリン王女SIDE】甘んじて受ける
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城から出すんじゃなかったわ。
此処暫く、毎日のように仲の良い公爵家のマーガレットや伯爵家のクラトリスから手紙が届きます。
「無事、処女を捨てられました!」
「生身のSEXって凄いんですよ、是非王女様も体験するべきです」
出来たら苦労しないわよ…
城には沢山の男は居るけど…ほぼ全員がインポテンツ。
そっちの方じゃ役立たずばかりです。
先日、どうにかメイドのメアリーが何時間もかかり、挿入迄持ち込めた、そういう話は聞きましたが『挿入』だけで動いたらすぐに萎んで泣き出したそうです…まぁ、鑑賞を兼ねた男が居る。
それだけで、世間から見たら幸せなのですが…
それでも羨ましくて仕方がありません。
『異世界人の育成指導の責任者』なんて肩書がありますが、男性の全ては召喚前から、引き取り先の貴族が決まっています。
私の場合は、聖人に選ばれた男性が相手と本来なる筈なのですが…
どうやら、好きな相手が居まして、パーティの女勇者で相思相愛なんだそうで…その話は終わりです。
つまり…私の相手の男は居ないのです。
『異世界人の旬は短く』性欲や異性に関心があるのは最初だけ、2週間もすれば、この世界の男と同じで、女性を嫌悪するようになり、欲情もしなくなりSEXを嫌悪するようになります。
異世界人を手に入れたら『速攻で口説く』これが定石なのです。
それは聖人でも例外ではありません。
結局、私の手にあるのは 女勇者を含む異世界人の女性たちと 聖人である大樹という、相手がいる男1人。
『つまらない』
そういう気持ちばかりが募ってきます。
昔からの習わしで追い出しましたが、あの凄い美少年。
聞いてみたら、元の顔もそう悪くないという話でしたわ。
『なんで手放してしまった』のでしょう?
私は王女ですから、その気になれば習わし等、捻じ曲げる事も出来たと言うのに…
あの時…『この手紙を門で出せば、私に取り次いでくれるから』
そう言って追い出してしまった。
『戻ってくる』そう信じていたのに…
「姫様、あんた馬鹿ですか?」
「馬鹿とはなんですか? 私はこの国の王女…」
「知っていますよ! 我々の連絡先の取次用紙を破って捨てた癖に、なんでそのまま連れ帰るなり、押し倒したりしないんですか? 馬鹿王女!」
「そんな事…」
「出来ますよね?! 馬鹿だから余裕ぶって全部無くしたんですよね? 姫様、もう少し常識を勉強して下さい! あれ程の美少年を野に放ったら戻ってくるわけ無いじゃないですか?」
「貴方達だって連絡先を…」
「お城勤めなのですから、あれ以上の事は私達は出来ません! チェッ、姫様が理人さんをゲットしてくれればおこぼれが貰えたのに…」
「あ~あ、使えない主君を持つと貧乏くじばっかり…」
「公爵家では、暫く乱交パーティだったのに…本当に…使えない」
「だったら、今からでも追手を掛けます!」
「馬鹿ですか? そろそろ2週間、理人さんも女性を嫌い始めるころです、意味はありません」
ハァ~男が絡むと主従関係があってもこれです。
この世界の女にとって男と契るのは夢ですから仕方がないですね。
「仕方ありませんね…搾精で手に入ったカップを優先して皆さんに渡しますからそう、へそを曲げないで下さい…では」
私だって悔やんでいるんですから…もう勘弁してほしいわ。
彼女達の怒りや悲しみも解りますから…今回は甘んじてこの無礼を受け入れますよ。
此処暫く、毎日のように仲の良い公爵家のマーガレットや伯爵家のクラトリスから手紙が届きます。
「無事、処女を捨てられました!」
「生身のSEXって凄いんですよ、是非王女様も体験するべきです」
出来たら苦労しないわよ…
城には沢山の男は居るけど…ほぼ全員がインポテンツ。
そっちの方じゃ役立たずばかりです。
先日、どうにかメイドのメアリーが何時間もかかり、挿入迄持ち込めた、そういう話は聞きましたが『挿入』だけで動いたらすぐに萎んで泣き出したそうです…まぁ、鑑賞を兼ねた男が居る。
それだけで、世間から見たら幸せなのですが…
それでも羨ましくて仕方がありません。
『異世界人の育成指導の責任者』なんて肩書がありますが、男性の全ては召喚前から、引き取り先の貴族が決まっています。
私の場合は、聖人に選ばれた男性が相手と本来なる筈なのですが…
どうやら、好きな相手が居まして、パーティの女勇者で相思相愛なんだそうで…その話は終わりです。
つまり…私の相手の男は居ないのです。
『異世界人の旬は短く』性欲や異性に関心があるのは最初だけ、2週間もすれば、この世界の男と同じで、女性を嫌悪するようになり、欲情もしなくなりSEXを嫌悪するようになります。
異世界人を手に入れたら『速攻で口説く』これが定石なのです。
それは聖人でも例外ではありません。
結局、私の手にあるのは 女勇者を含む異世界人の女性たちと 聖人である大樹という、相手がいる男1人。
『つまらない』
そういう気持ちばかりが募ってきます。
昔からの習わしで追い出しましたが、あの凄い美少年。
聞いてみたら、元の顔もそう悪くないという話でしたわ。
『なんで手放してしまった』のでしょう?
私は王女ですから、その気になれば習わし等、捻じ曲げる事も出来たと言うのに…
あの時…『この手紙を門で出せば、私に取り次いでくれるから』
そう言って追い出してしまった。
『戻ってくる』そう信じていたのに…
「姫様、あんた馬鹿ですか?」
「馬鹿とはなんですか? 私はこの国の王女…」
「知っていますよ! 我々の連絡先の取次用紙を破って捨てた癖に、なんでそのまま連れ帰るなり、押し倒したりしないんですか? 馬鹿王女!」
「そんな事…」
「出来ますよね?! 馬鹿だから余裕ぶって全部無くしたんですよね? 姫様、もう少し常識を勉強して下さい! あれ程の美少年を野に放ったら戻ってくるわけ無いじゃないですか?」
「貴方達だって連絡先を…」
「お城勤めなのですから、あれ以上の事は私達は出来ません! チェッ、姫様が理人さんをゲットしてくれればおこぼれが貰えたのに…」
「あ~あ、使えない主君を持つと貧乏くじばっかり…」
「公爵家では、暫く乱交パーティだったのに…本当に…使えない」
「だったら、今からでも追手を掛けます!」
「馬鹿ですか? そろそろ2週間、理人さんも女性を嫌い始めるころです、意味はありません」
ハァ~男が絡むと主従関係があってもこれです。
この世界の女にとって男と契るのは夢ですから仕方がないですね。
「仕方ありませんね…搾精で手に入ったカップを優先して皆さんに渡しますからそう、へそを曲げないで下さい…では」
私だって悔やんでいるんですから…もう勘弁してほしいわ。
彼女達の怒りや悲しみも解りますから…今回は甘んじてこの無礼を受け入れますよ。
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