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第一章 顔に傷がある女性を好きになりました
第15話 行為の後
しおりを挟む余程溜まっていたのか、カセリアさんは俺を求め続けた。
男女比1対5、さらに真面な男が居ないせいか…こんな凄い美人が男日照りなんだな…まるで前の世界のヤリタイ盛りの学生みたいに腰を振り続けている。
リードしていたのは最初だけで、ちょっと教えたら口や胸を使って奉仕し、さながらエロ本かAV以上の事をし始めた。
お互いに狂った様に求めあい…気がついたら夜になっていた。
まる一日やりっぱなしだったのか…
横でカセリアさんが満足そうに寝ているが、その手は俺のモノを握っていた。
『凄かった』
それしか言えない位の体験だった。
流石に疲れた。
俺は毛布に潜り込んでカセリアさんを抱きしめながら、静かに眠った。
◆◆◆
「う~ん あっ」
昨日の余韻で眠っていると…カセリアさんは居なくなっていた。
こんな朝から何処に行ったんだろう。
戻って来るよな?
起きてシャワーを浴びているとドアが開く音が聞こえた。
「カセリアさん?! こんな朝早くから何処に行ってきたの?」
「ちょっと教会までね…」
「教会?」
「正確には教会の治療院だよ…これを貰いに行ってきたんだ」
そう言ってカセリアさんは嬉しそうに1枚のカードを見せてきた。
「これって」
「これは『優良女性の認定書』だよ、かなり頑張ったからね」
あれっ可笑しい。
「確かに頑張ったけど…カップに出して無いよね?」
「あははっ、それは…少し恥ずかしいけど…その股を検査して貰った」
「へぇ~そうなんだ」
「恥ずかしかったけど、ちゃんと認定書と一時金として金貨9枚貰えたよ」
「確か、金貨3枚じゃ無かった?」
「その…沢山したじゃない…だから量が多かったら…3回分だつて…はい」
実際はそれ処じゃないんだけどな…
そう言うといきなりカセリアさんは金貨9枚を渡してきた。
どうしようか?
全部返したらきっと今度は受け取って貰えないんだろうな。
「それじゃ、はい」
俺は金貨4枚貰って5枚をカセリアさんに返した。
「理人、これ?」
「二人でやった成果がこのお金なんでしょう? それなら半分半分で良いんじゃない?」
「だとしても、せめて多く理人が受け取ってくれ」
結局、カセリアさんに押し切られ俺が金貨5枚受け取りカセリアさんが金貨4枚となった。
今、ふと思ってしまったが、流石に昨日みたいのは別にして、ただSEXするだけで金貨3枚(約30万)貰える。
これ、とんでもない金儲けになるんじゃないかな?
「それじゃ、喜んで受け取らせて貰うよ」
「うん…それでね、理人、ご飯食べたら…そのしないか?」
「しないかって、何をしたいの?」
解っててわざと知らない振りをした。
「その…SEX…」
顔を耳まで真っ赤にして可愛い。
「どうしようかな? 昨日沢山したから今日は休もうと思っていたんだけど?」
「そんな…うん、そうだよな…」
明らかに落胆していて、この世の終わりみたいに暗くなった。
「嘘だよ! それじゃご飯は精がつくもの作らないとね」
「うん」
現金な物で、急に明るくなった。
これ程の美人に求められるなら…まぁ幾らでも相手なんて出来るよな。
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