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第51話 VS王 勇者SIDE
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通信水晶が光っている。
面倒くさいな。
「カイト殿、何故、村や街を飛ばし旅をしておるのだ!理由をお聞かせ願えるか!」
もう密偵より報告は受けたから理由は解っておる。
だが、当人にも話を聞く必要がある。
「それは、魔王に苦しまれている人が沢山居るから旅を急いでの事です」
本当に情けない。
もう時間は昼を過ぎている。
それなのに、下着姿で…後ろには乱れたベッドが見えておる。
流石に娼婦を招き入れる事はしていまい…そうすると昼間からロザリーという聖教国が派遣したヒーラーとやっていた。
それしか考えられぬ。
幾ら勇者とはいえ…王である儂の前にその姿を晒すとは…
リヒト殿が見放す訳だ。
「そうか…ではなんでカイト殿は下着姿で汗だくになっているのだ? そして後ろに見えるベッドは何故乱れておるのじゃ?」
「それは…昨日より体調不足で…熱出して寝ていました」
馬鹿な事を言う。
勇者とは女神から祝福を得た存在。
その為、余程の事が無ければ病気に等ならない。
「ほう、カイト殿が体調不良…ならば大変だ。勇者が病魔に侵される程の病、ヒーラー数十人派遣しなければならぬ。詳しく聞かせてくれぬか? 良いかカイト殿? 勇者ジョブにはどんな過酷な状況でも病に侵されにくい特徴があるのじゃ、その勇者が熱を出すような大病…それこそ街全体を調査せねばならぬ」
しかし…病では無いが、かなり窶れてはおる。
もう報告で聞いておる。
ほぼ寝る間も惜しんで遊び歩いておれば…そうなっても可笑しくない。
「…」
「カイト殿、病ではなく疲労で寝込んでいたのではないか?」
「はい、その通りです」
素直というか…ハァ溜息が出る。
「今そこに、剣聖のリダ殿と賢者のミルカ殿が居ないようじゃが…これから重要な話がある…集めて来てくれぬか?」
「畏まりました」
話に聞いていたが…三人が別行動をとっておる。
リヒト殿が居た時よりも、更に酷くなっておるな。
◆◆◆
「全員、集まったようじゃな…それでは今一度聞く!何故、村や街を飛ばし旅をしておるのだ!理由をお聞かせ願えるか!」
「それは、先程話した通りで旅を急いでの事でございます」
「「その通りです」」
「そうか? それが本当なら仕方が無いと思うが...お主達が飛ばした事で、幾つかの村が滅びた、恐らく死んだ人数は100を超える。これについてどう思われる?」
「「「…」」」
「何故弁明をせぬ! 魔王討伐を急いでいたのであろう? それなら正当な理由じゃから問題ない…勇者カイト殿、剣聖リダ殿…そして賢者ミルカ殿、沢山の者がお主らの名前を叫び、助けを求め死んでいったと聞くが、何とも思わぬのか?」
普通に進んでいれば助かる命もあった。
だが、自分の欲を優先して飛ばした為に、罪もない命が失われた。
どう考えるのじゃ。
「そ、それは…申し訳ないとしか言えません」
「まさか、そんな事になるなんて思っていませんでした」
「謝罪するしか出来ません」
「本当に『魔王討伐』の旅を急いでいたのなら問題は無い。この犠牲は仕方が無いことじゃ…だがな、問題は『その割には余り進んでいない事』そして『我が国と聖教国で用意した娯楽施設を連日使っている』事じゃ…それに前の勇者であるレイラに比べても『狩っている魔物の数は少なく当時のレイラのパーティの半分以下』何ひとつ褒めるべきことが無い事じゃ…これはどう申し開きするのじゃ?」
「それは…」
「「…」」
「まぁ良い、これからも『サロン』も『ロマンスクラブ』も『カジノ』も自由に使って良い…だが、これは魔王討伐の褒賞の先払いみたいな物じゃ…魔王との戦い逃げる事は許さぬ。もし負けた場合は『死』を持って償って貰う事となる…まぁ実際にお主達が使った物をお金に換算したら、平民はおろか貴族でも払える金額ではない。取り敢えず1か月以内に下級の魔族を1体狩ってくるのじゃ、それで、今回の責は終わりにしよう」
「待って下さい! 我々にまだ魔族は無理…です」
「せめて…ワイバーン位で許して貰えないでしょうか」
「ワイバーンなら」
「はぁ~情けない…だが出来ぬと言うのなら仕方が無い…それで今回は許す。だが今後は…世界を救うという目標に精進するのじゃ」
「「「はい」」」
「それでは…」
「待って下さい! フリージアは、フリージアも最初の時におりました…責があると思いますが」
「そうです、フリージアも居ました」
「私も責任があると思います」
「フリージア殿は…救世の旅をしておる…別に責任を取らせる」
勇者パーティで一番手強いのはリヒト殿だ…あの男は交渉が上手すぎる…フリージア殿は…まさか、あんな手を取ってくるとは…
面倒くさいな。
「カイト殿、何故、村や街を飛ばし旅をしておるのだ!理由をお聞かせ願えるか!」
もう密偵より報告は受けたから理由は解っておる。
だが、当人にも話を聞く必要がある。
「それは、魔王に苦しまれている人が沢山居るから旅を急いでの事です」
本当に情けない。
もう時間は昼を過ぎている。
それなのに、下着姿で…後ろには乱れたベッドが見えておる。
流石に娼婦を招き入れる事はしていまい…そうすると昼間からロザリーという聖教国が派遣したヒーラーとやっていた。
それしか考えられぬ。
幾ら勇者とはいえ…王である儂の前にその姿を晒すとは…
リヒト殿が見放す訳だ。
「そうか…ではなんでカイト殿は下着姿で汗だくになっているのだ? そして後ろに見えるベッドは何故乱れておるのじゃ?」
「それは…昨日より体調不足で…熱出して寝ていました」
馬鹿な事を言う。
勇者とは女神から祝福を得た存在。
その為、余程の事が無ければ病気に等ならない。
「ほう、カイト殿が体調不良…ならば大変だ。勇者が病魔に侵される程の病、ヒーラー数十人派遣しなければならぬ。詳しく聞かせてくれぬか? 良いかカイト殿? 勇者ジョブにはどんな過酷な状況でも病に侵されにくい特徴があるのじゃ、その勇者が熱を出すような大病…それこそ街全体を調査せねばならぬ」
しかし…病では無いが、かなり窶れてはおる。
もう報告で聞いておる。
ほぼ寝る間も惜しんで遊び歩いておれば…そうなっても可笑しくない。
「…」
「カイト殿、病ではなく疲労で寝込んでいたのではないか?」
「はい、その通りです」
素直というか…ハァ溜息が出る。
「今そこに、剣聖のリダ殿と賢者のミルカ殿が居ないようじゃが…これから重要な話がある…集めて来てくれぬか?」
「畏まりました」
話に聞いていたが…三人が別行動をとっておる。
リヒト殿が居た時よりも、更に酷くなっておるな。
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「全員、集まったようじゃな…それでは今一度聞く!何故、村や街を飛ばし旅をしておるのだ!理由をお聞かせ願えるか!」
「それは、先程話した通りで旅を急いでの事でございます」
「「その通りです」」
「そうか? それが本当なら仕方が無いと思うが...お主達が飛ばした事で、幾つかの村が滅びた、恐らく死んだ人数は100を超える。これについてどう思われる?」
「「「…」」」
「何故弁明をせぬ! 魔王討伐を急いでいたのであろう? それなら正当な理由じゃから問題ない…勇者カイト殿、剣聖リダ殿…そして賢者ミルカ殿、沢山の者がお主らの名前を叫び、助けを求め死んでいったと聞くが、何とも思わぬのか?」
普通に進んでいれば助かる命もあった。
だが、自分の欲を優先して飛ばした為に、罪もない命が失われた。
どう考えるのじゃ。
「そ、それは…申し訳ないとしか言えません」
「まさか、そんな事になるなんて思っていませんでした」
「謝罪するしか出来ません」
「本当に『魔王討伐』の旅を急いでいたのなら問題は無い。この犠牲は仕方が無いことじゃ…だがな、問題は『その割には余り進んでいない事』そして『我が国と聖教国で用意した娯楽施設を連日使っている』事じゃ…それに前の勇者であるレイラに比べても『狩っている魔物の数は少なく当時のレイラのパーティの半分以下』何ひとつ褒めるべきことが無い事じゃ…これはどう申し開きするのじゃ?」
「それは…」
「「…」」
「まぁ良い、これからも『サロン』も『ロマンスクラブ』も『カジノ』も自由に使って良い…だが、これは魔王討伐の褒賞の先払いみたいな物じゃ…魔王との戦い逃げる事は許さぬ。もし負けた場合は『死』を持って償って貰う事となる…まぁ実際にお主達が使った物をお金に換算したら、平民はおろか貴族でも払える金額ではない。取り敢えず1か月以内に下級の魔族を1体狩ってくるのじゃ、それで、今回の責は終わりにしよう」
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「ワイバーンなら」
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「「「はい」」」
「それでは…」
「待って下さい! フリージアは、フリージアも最初の時におりました…責があると思いますが」
「そうです、フリージアも居ました」
「私も責任があると思います」
「フリージア殿は…救世の旅をしておる…別に責任を取らせる」
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