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第43話 俺は
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俺は、一体何をしてしまったんだ…
つい流されてしてしまったが『ロリコン』になってしまった…
俺は前世のルールを守り未成年、20歳以下の女性には手を出さないと決めていた筈なのに…
もう顔も思い出せないが、前世の友達(女も含む)に『未成年に手を出した~』とか馬鹿にされるイメージが頭に浮かんだ。
それに、俺の好みは20代半ば~30代前半だった筈なのに…やってしまった。
この世界は15歳が成人だから問題は無い。
とはいえ…前世ならJC…はぁ~。
もう、考えるのはやめよう。
やってしまった事は仕方が無い。
ハァ~15歳か。
まぁ良いや。
◆◆◆
しかし、あのフリージアの様子。
凄く窶れていたな…
お酒が原因か?
まぁ良いや…
俺の仲間になったからには、もう拒絶はしないだろう。
色々と頑張ってみるか。
「すいません、シジミモドキ下さい」
胃や肝臓に良いっていえばシジミ。
良く解らんが、この世界にはよく似たシジミモドキがある。
これを料理に使えば良いな。
髪もボサボサだったから、シャンプーはレイラと同じで良いとして何かパックでもすれば良いのか?
こんな事なら前世でもう少し、色々勉強して置けば良かったな。
俺は思いつくばかりの良さそうな物を買って宿に戻った。
「リヒトくん、随分変わった物を作っているんだね」
「リヒト…それ見たことが無いわ」
昨日、フリージアは俺のオムレツを食って盛大に吐いたからな、暫くは胃に優しい物や肝臓に優しい物に絞って作る事にした。
「あのな、フリージア、お前そうとう体が衰弱しているぞ…自分をみてそう思わないか?」
フリージアは自分で気がついて無かったようで手鏡を見て漠然としていた。
「これが…私? 嘘…まるで…そんな」
確かに窶れているが、まぁ遊び疲れとお酒と疲労だ。
「そんな気にする事は無いよ、栄養をとってしっかりと休めばすぐよくなるよ」
「本当? 大丈夫なの…こんな状態から治るの…まるで20も老けて見えるわ…私こんな状態で…」
「まぁ気にしないで良いよ…しっかり栄養をとって休養を取れば、すぐに元に戻るから」
しかし、桁違いな時間夜遊びをしていたのか…
目には隈も出来ているし。
フリージアは『聖女』四職の中じゃ確かに他の三職に劣るが通常では考えられない位スタミナがある。
それが此処迄疲弊するとは…まぁそれこそ寝食も忘れて遊んでいたんだろうな。
「大丈夫よ、フリージアちゃん! 直ぐに元に戻るからね」
「ううっ…グスッうんありがとう」
涙目でそうフリージアは言っていた。
「まぁ、消化が良く栄養のある物を作ってやるし、後で香油を使ったマッサージと、パックをしてあげるから…直ぐに良くなるよ」
「ありがとう…リヒト」
「そこまでしなくても良いと思うけど…」
「勿論、レイラにもしてあげるから」
「あはははっ、悪いね」
一瞬、レイラを冷たいと思ってしまったが、それは間違いだった。
俺はまたしても4職を舐めていた。
「リヒト、リヒトのおかげですっかり元通りだわ」
「だから、そこまでしなくて良いって言ったでしょう? フリージアちゃんは聖女なんだから」
あの状態から元に戻すには1か月は掛かると思っていたのに、次の日には元のフリージアに戻っていた。
あの状態から…1日で治るのか…やはり四職は普通じゃ無いな。
つい流されてしてしまったが『ロリコン』になってしまった…
俺は前世のルールを守り未成年、20歳以下の女性には手を出さないと決めていた筈なのに…
もう顔も思い出せないが、前世の友達(女も含む)に『未成年に手を出した~』とか馬鹿にされるイメージが頭に浮かんだ。
それに、俺の好みは20代半ば~30代前半だった筈なのに…やってしまった。
この世界は15歳が成人だから問題は無い。
とはいえ…前世ならJC…はぁ~。
もう、考えるのはやめよう。
やってしまった事は仕方が無い。
ハァ~15歳か。
まぁ良いや。
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しかし、あのフリージアの様子。
凄く窶れていたな…
お酒が原因か?
まぁ良いや…
俺の仲間になったからには、もう拒絶はしないだろう。
色々と頑張ってみるか。
「すいません、シジミモドキ下さい」
胃や肝臓に良いっていえばシジミ。
良く解らんが、この世界にはよく似たシジミモドキがある。
これを料理に使えば良いな。
髪もボサボサだったから、シャンプーはレイラと同じで良いとして何かパックでもすれば良いのか?
こんな事なら前世でもう少し、色々勉強して置けば良かったな。
俺は思いつくばかりの良さそうな物を買って宿に戻った。
「リヒトくん、随分変わった物を作っているんだね」
「リヒト…それ見たことが無いわ」
昨日、フリージアは俺のオムレツを食って盛大に吐いたからな、暫くは胃に優しい物や肝臓に優しい物に絞って作る事にした。
「あのな、フリージア、お前そうとう体が衰弱しているぞ…自分をみてそう思わないか?」
フリージアは自分で気がついて無かったようで手鏡を見て漠然としていた。
「これが…私? 嘘…まるで…そんな」
確かに窶れているが、まぁ遊び疲れとお酒と疲労だ。
「そんな気にする事は無いよ、栄養をとってしっかりと休めばすぐよくなるよ」
「本当? 大丈夫なの…こんな状態から治るの…まるで20も老けて見えるわ…私こんな状態で…」
「まぁ気にしないで良いよ…しっかり栄養をとって休養を取れば、すぐに元に戻るから」
しかし、桁違いな時間夜遊びをしていたのか…
目には隈も出来ているし。
フリージアは『聖女』四職の中じゃ確かに他の三職に劣るが通常では考えられない位スタミナがある。
それが此処迄疲弊するとは…まぁそれこそ寝食も忘れて遊んでいたんだろうな。
「大丈夫よ、フリージアちゃん! 直ぐに元に戻るからね」
「ううっ…グスッうんありがとう」
涙目でそうフリージアは言っていた。
「まぁ、消化が良く栄養のある物を作ってやるし、後で香油を使ったマッサージと、パックをしてあげるから…直ぐに良くなるよ」
「ありがとう…リヒト」
「そこまでしなくても良いと思うけど…」
「勿論、レイラにもしてあげるから」
「あはははっ、悪いね」
一瞬、レイラを冷たいと思ってしまったが、それは間違いだった。
俺はまたしても4職を舐めていた。
「リヒト、リヒトのおかげですっかり元通りだわ」
「だから、そこまでしなくて良いって言ったでしょう? フリージアちゃんは聖女なんだから」
あの状態から元に戻すには1か月は掛かると思っていたのに、次の日には元のフリージアに戻っていた。
あの状態から…1日で治るのか…やはり四職は普通じゃ無いな。
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