勇者のハーレムパーティを追放された男が『実は別にヒロインが居るから気にしないで生活する』ような物語(仮)

石のやっさん

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第40話 リヒトの世界と補足と…訳が解らない

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【補足①リヒトの前世】

リヒトの生きた前世、それは令和でも無く平成でも無く昭和。

当時の日本は『性』という意味では今より『凄かった』としか言えない。

例えば、アダルト雑誌でもなんでもない、只の女性誌に『SEXの特集』が組まれ、後半は高校生向けの雑誌にすら組まれた。

当時のSEXは今に比べたら相当濃厚。

例えば、幾つかの雑誌の中ではこう書かれている。

① 耳元で愛を囁く事で気分を高揚させる
② 前技術は最低40分場合によっては1時間
③ それからようやく行為に及び
④ それが終わったら女性が喜ぶピロートーク
※最低でも3時間以上の時間を掛けて愛し合うのが恋人とのSEX。
こんな事が日常でこれですら短い。

女性を口説くのに車を持ちドライブ。

デートは1回に3万円以上掛け、全てが男のおごりは当たり前。

そして、そこ迄して、いざホテルまで連れ込んでも、女性の気分次第で去られる。

性に大らかで『女性に優しい』それが流行った時代。

昔の歌謡曲のデートをそのまましてみれば解かるが、どう考えても20万円以上かかる話もある。

そんな時代からの転生者。

それが、この物語の主人公…リヒトだ。

前世で30年生きて、この世界で15年生きたリヒト。

その最大の誤算は、この世界では女性経験が1人だった事。

その為『前世の行為が普通だ』と思っていた事かも知れない。

そして、この世界は淡泊で此処迄濃厚な行為をする人は殆ど居ない。

そんな感じです。

※この設定は私の記憶とゴシップ紙数冊からです。
 間違っていてもリヒトは、そんな世界から来た。
そう納得して下さい。

【補足② 純愛について】

純愛の特徴の中に次のような定義があるので、これを適用しました。
① 好きな人の為ならどんな事でもする。
② 好きな人を最優先に考える
③ 他の異性に目もくれずひたすら一途

◆◆◆

なかなか寝付けない。

寝ようと思っていたが、悪い癖だ。

考え事をしてしまうといつも眠れなくなる。

『俺がフリージアに何故気にいられたのか解らない』

少なくとも一緒パーティの時には、俺よりカイトを選んで俺を追い出した。

だから、あの時点では俺は恋愛の対象では無かった筈だ。

そこから俺とフリージアは接点は無い。

俺は元から去るつもりだから『しおり』を作って渡した。

恐らく魔王迄辿りつけずに死ぬかも知れない彼等に今を楽しんで貰おうと思ったからだ。

フリージアを含む三人には『憧れの美少年』との濃厚な恋愛をプレゼントしたつもりだった。

ロマンスクラブは前世のホストクラブから思いついた事だ。

本来は醜聞になるが…可哀そうだが恐らく彼らに未来は無い。

だから、今を楽しんで貰える為に…そう考えたからだ。

カイトは美女と…フリージア達は美少年と楽しく過ごせる。

裏は多少あるが『偽りの幸せ』の中で幸せに暮らせる。

そう考えていた。

『頭がついていかない』

あの状態から『どうして俺を好きになる』というんだ。

好きか嫌いかなら…嫌われて別れた筈だ。

最初は何かの冗談か?

そう思ったけど…冗談でまさか肌をあわせたりはしない…

レイラに言われた通り…普通にした。

美少年達と比べられ罵倒されて去っていく…そう思っていたが。

なんだ…これ。

もう何がなんだか解らない。



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