25 / 54
第25話 戦いの始まり
しおりを挟む
折角『偽装』をしたのに、これじゃ意味が無いな。
邪眼を解放してただ睨んだ。
「うわぁぁぁぁーーっ、苦しいぃぃぃぃーー」
「なんだこれは、頭が痛い、痛い…ああっ目が目がぁぁぁ…目が…」
片端から目を合わせただけで、無残に死んでいく。
ある者は目から鼻から血を流し、ある者は体液をまき散らし…恐らく精神が弱い者が片端から死んでいくのだろう。
ただ、中にはそれに耐える存在もいる。
「貴様、異世界人だからって調子に乗るな!」
「人としてやって良い事と悪い事があるだろう! 牢屋に送ってやる」
馬鹿だな…こっちはとっくに殺し合いのつもりなのに、牢屋だと…笑える。
「お前等の王は俺を殺そうとした、故に俺はこれからお前達を皆殺しにする…いやもう殺し始めているか…」
「えっ…」
俺は近くにいる人間を片端から殺していく。
その死体を京子、黒薔薇や黒牡丹は異空間に放り込んでいった。
多分、アイテム収納に入れている気がする。
俺のアイテム収納は小さな城並みに大きい。
既にお腹一杯だから『食料』として貯蔵しているのかも知れない。
しかし…簡単に死んでいくな。
少し、魔法の練習でもするか…
「ファイヤーボール」
「うわぁぁぁぁぁーーーっ」
「熱い熱いぁぁぁぁーーーー助けて、助けあああああーーっ」
何か補正があるのかも知れないが、目の前の人間が数人灰になった。
浅羽と全然違うが、恐らくはレベルの差だな。
「瞳様、黒焦げは食べられませんので、出来るだけ他の殺し方にして欲しいですわ」
「美味しくない…」
「あとの楽しみが無くなるからな、他のにして欲しいな」
俺一人で余裕に感じているのか…どう見ても戦いに参加していないな。
「お前、化け物に通じていたの…ああっああああああっ」
ブチブチッ…黒牡丹が後ろに回り、力ずくで首をもぎ取った。
「化け物じゃない…人形…私は可愛い人形」
黒牡丹を怒らせた人間は、まるで自分達がおもちゃの人形みたいに、手足や首をもぎ取られていく。
「何故、異世界人が…俺達を魔族と一緒に襲うんだよ…可笑しいだろうがぁぁぁーーー」
「同じ事言わせるな…王が俺を殺そうとしたからだ」
「王はその様な事をしない…」
「いや、したよ…俺を追い出そうとした! 勝手に異世界に呼び出した挙句、この世界を知らない俺に何も教えず追い出した。普通に考えて異国の地で放り出されたら死ぬんじゃないかな? それに俺は優しいから『この借りはすぐに返すからな…お前等全員敵だ』と伝えている。俺にとっては、全員が敵なのだから殺すのは当たり前だろう?」
これは屁理屈だ。
寧ろ優しくされないで良かった。
好待遇でなくて良かった。
もし待遇が良ければ『どうして良いか困る』
だが、追放までしてくれたから…即お返しが出来る。
「それは、お前が勇者達を…ぐわっあああっ」
「問答無用…俺は敵だ…お前達をただ殺すだけだ。 これは戦争なんだから、殺す気で来い」
「この城の人間は全員、残酷に殺してさしあげますわ」
「姉さま、姉さま…食料がこんなに…」
「あはははっ、そろそろ私も本気を出さないとね」
黒薔薇は爪を長く伸ばしている。
黒牡丹はただニコニコしている様に見える。
そして京子は、綺麗な蛇皮のビキニの妖艶な美女に変身した。
「ひぃーーっ化け物がーーーっ」
「なんと言う悍しい姿の化け物なんだーーっ」
「あの小ぶりな少女の恐ろしい姿…あれ程の醜い姿は…」
「黙れーーーっ! 俺の大切な仲間にそんな事言う奴は…この世の地獄を見せて殺してやる!」
何故か俺の頭の中に一つの魔法の名前が浮かんだ。
『クイックデス』
「我は汝らに等しく死を与える※※※…クイックデス」
「うがっ」
「うぐッ」
「うあががががぁぁぁぁーー」
声を聞いた人間は苦しみだし、胸を押さえて死んでいった。
どんな差があるのか一瞬で死ぬ者も居れば死ぬまで数秒掛かる者も居た。
一瞬にして50人以上は死んだ気がする。
今現在、周りには人間は居ない。
沢山の衛兵の死骸にメイドの死骸も混じっていた。
三人はいそいそと異空間にその死体を放り込んでいった。
邪眼を解放してただ睨んだ。
「うわぁぁぁぁーーっ、苦しいぃぃぃぃーー」
「なんだこれは、頭が痛い、痛い…ああっ目が目がぁぁぁ…目が…」
片端から目を合わせただけで、無残に死んでいく。
ある者は目から鼻から血を流し、ある者は体液をまき散らし…恐らく精神が弱い者が片端から死んでいくのだろう。
ただ、中にはそれに耐える存在もいる。
「貴様、異世界人だからって調子に乗るな!」
「人としてやって良い事と悪い事があるだろう! 牢屋に送ってやる」
馬鹿だな…こっちはとっくに殺し合いのつもりなのに、牢屋だと…笑える。
「お前等の王は俺を殺そうとした、故に俺はこれからお前達を皆殺しにする…いやもう殺し始めているか…」
「えっ…」
俺は近くにいる人間を片端から殺していく。
その死体を京子、黒薔薇や黒牡丹は異空間に放り込んでいった。
多分、アイテム収納に入れている気がする。
俺のアイテム収納は小さな城並みに大きい。
既にお腹一杯だから『食料』として貯蔵しているのかも知れない。
しかし…簡単に死んでいくな。
少し、魔法の練習でもするか…
「ファイヤーボール」
「うわぁぁぁぁぁーーーっ」
「熱い熱いぁぁぁぁーーーー助けて、助けあああああーーっ」
何か補正があるのかも知れないが、目の前の人間が数人灰になった。
浅羽と全然違うが、恐らくはレベルの差だな。
「瞳様、黒焦げは食べられませんので、出来るだけ他の殺し方にして欲しいですわ」
「美味しくない…」
「あとの楽しみが無くなるからな、他のにして欲しいな」
俺一人で余裕に感じているのか…どう見ても戦いに参加していないな。
「お前、化け物に通じていたの…ああっああああああっ」
ブチブチッ…黒牡丹が後ろに回り、力ずくで首をもぎ取った。
「化け物じゃない…人形…私は可愛い人形」
黒牡丹を怒らせた人間は、まるで自分達がおもちゃの人形みたいに、手足や首をもぎ取られていく。
「何故、異世界人が…俺達を魔族と一緒に襲うんだよ…可笑しいだろうがぁぁぁーーー」
「同じ事言わせるな…王が俺を殺そうとしたからだ」
「王はその様な事をしない…」
「いや、したよ…俺を追い出そうとした! 勝手に異世界に呼び出した挙句、この世界を知らない俺に何も教えず追い出した。普通に考えて異国の地で放り出されたら死ぬんじゃないかな? それに俺は優しいから『この借りはすぐに返すからな…お前等全員敵だ』と伝えている。俺にとっては、全員が敵なのだから殺すのは当たり前だろう?」
これは屁理屈だ。
寧ろ優しくされないで良かった。
好待遇でなくて良かった。
もし待遇が良ければ『どうして良いか困る』
だが、追放までしてくれたから…即お返しが出来る。
「それは、お前が勇者達を…ぐわっあああっ」
「問答無用…俺は敵だ…お前達をただ殺すだけだ。 これは戦争なんだから、殺す気で来い」
「この城の人間は全員、残酷に殺してさしあげますわ」
「姉さま、姉さま…食料がこんなに…」
「あはははっ、そろそろ私も本気を出さないとね」
黒薔薇は爪を長く伸ばしている。
黒牡丹はただニコニコしている様に見える。
そして京子は、綺麗な蛇皮のビキニの妖艶な美女に変身した。
「ひぃーーっ化け物がーーーっ」
「なんと言う悍しい姿の化け物なんだーーっ」
「あの小ぶりな少女の恐ろしい姿…あれ程の醜い姿は…」
「黙れーーーっ! 俺の大切な仲間にそんな事言う奴は…この世の地獄を見せて殺してやる!」
何故か俺の頭の中に一つの魔法の名前が浮かんだ。
『クイックデス』
「我は汝らに等しく死を与える※※※…クイックデス」
「うがっ」
「うぐッ」
「うあががががぁぁぁぁーー」
声を聞いた人間は苦しみだし、胸を押さえて死んでいった。
どんな差があるのか一瞬で死ぬ者も居れば死ぬまで数秒掛かる者も居た。
一瞬にして50人以上は死んだ気がする。
今現在、周りには人間は居ない。
沢山の衛兵の死骸にメイドの死骸も混じっていた。
三人はいそいそと異空間にその死体を放り込んでいった。
2
お気に入りに追加
413
あなたにおすすめの小説

ただ貴方の傍にいたい〜醜いイケメン騎士と異世界の稀人
花野はる
恋愛
日本で暮らす相川花純は、成人の思い出として、振袖姿を残そうと写真館へやって来た。
そこで着飾り、いざ撮影室へ足を踏み入れたら異世界へ転移した。
森の中で困っていると、仮面の騎士が助けてくれた。その騎士は騎士団の団長様で、すごく素敵なのに醜くて仮面を被っていると言う。
孤独な騎士と異世界でひとりぼっちになった花純の一途な恋愛ストーリー。
初投稿です。よろしくお願いします。

タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。

星の勇者たち でも三十九番目だけ、なんかヘン!
月芝
ファンタジー
来たる災厄に対抗すべく異世界に召喚された勇者たち。
その数、三十九人。
そこは剣と魔法とスチームパンクの世界にて、
ファンタジー、きたーっ!
と喜んだのも束の間、なんと勇者なのに魔法が使えないだと?
でも安心して下さい。
代わりといってはなんですが、転移特典にて星のチカラが宿ってる。
他にも恩恵で言語能力やら、身体強化などもついている。
そのチカラで魔法みたいなことが可能にて、チートで俺ツエーも夢じゃない。
はずなのだが、三十九番目の主人公だけ、とんだポンコツだった。
授かったのは「なんじゃコレ?」という、がっかりスキル。
試しに使ってみれば、手の中にあらわれたのはカリカリ梅にて、えぇーっ!
本来であれば強化されているはずの体力面では、現地の子どもにも劣る虚弱体質。
ただの高校生の男子にて、学校での成績は中の下ぐらい。
特別な知識も技能もありゃしない。
おまけに言語翻訳機能もバグっているから、会話はこなせるけれども、
文字の読み書きがまるでダメときたもんだ。
そのせいで星クズ判定にて即戦力外通告をされ、島流しの憂き目に……。
異世界Q&A
えっ、魔法の無詠唱?
そんなの当たり前じゃん。
っていうか、そもそも星の勇者たちはスキル以外は使えないし、残念!
えっ、唐揚げにポテトチップスにラーメンやカレーで食革命?
いやいや、ふつうに揚げ物類は昔からあるから。スイーツ類も充実している。
異世界の食文化を舐めんなよ。あと米もあるから心配するな。
えっ、アイデアグッズで一攫千金? 知識チート?
あー、それもちょっと厳しいかな。たいていの品は便利な魔道具があるから。
なにせギガラニカってば魔法とスチームパンクが融合した超高度文明だし。
えっ、ならばチートスキルで無双する?
それは……出来なくはない。けど、いきなりはちょっと無理かなぁ。
神さまからもらったチカラも鍛えないと育たないし、実践ではまるで役に立たないもの。
ゲームやアニメとは違うから。
というか、ぶっちゃけ浮かれて調子に乗っていたら、わりとすぐに死ぬよ。マジで。
それから死に戻りとか、復活の呪文なんてないから。
一発退場なので、そこんところよろしく。
「異世界の片隅で引き篭りたい少女。」の正統系譜。
こんなスキルで異世界転移はイヤだ!シリーズの第二弾。
ないない尽くしの異世界転移。
環境問題にも一石を投じる……かもしれない、笑撃の問題作。
星クズの勇者の明日はどっちだ。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

おじさんが異世界転移してしまった。
明かりの元
ファンタジー
ひょんな事からゲーム異世界に転移してしまったおじさん、はたして、無事に帰還できるのだろうか?
モンスターが蔓延る異世界で、様々な出会いと別れを経験し、おじさんはまた一つ、歳を重ねる。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。


社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル
14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった
とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり
奥さんも少女もいなくなっていた
若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました
いや~自炊をしていてよかったです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる