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第12話 ソープルーム

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「明日乱交パーティを開くのですが、良かったら、来ませんか?」

麗華さんから乱交のお誘いがあった。

確かに、この世界じゃそう言う事もある。

そう思っていたけど…聞いてしまうと少しショックだ。

流石に、他の男性と一緒にSEXするのは流石に恥ずかしい。

というか生理的にまだ出来そうにない。

「すいません、お断りします」

残念だけど、流石にまだやれる自信がない。

「そうですか、残念ですわ…理人さんなら呼んでも…そう思ったのですが」

だけど、少し後ろ髪を引かれる物もある。

もう少し話を聞いてみようかな。

「それって、他にも男性が来るんですよね?」

少しショックだけど…流石に断ろう…

「いえ、私の友達だから皆さま…そのお嬢様で、SEXはおろか、手コキの経験も家族以外に経験が無い人達なのですわ」

男性がこない。

それなら良いかも。

「それなら、参加しようかな…」
「そうですか…」

あれっなんだか麗華さんが落ち込んだ気がする。

「あの、麗華さんどうかしましたか?」

「いえ、私、その、男性のお友達は理人さんしか居ませんの…その何故か他の方とSEXするかも…そう考えたら少し悲しくなってきました」

そうか、これは…

前の世界に直せば、

『仲の良い男の子が、他の女の子と楽しく食事をする』

そういう事だ。

麗華さんとしたら、少し寂しいのかも知れない。

それなら…

「俺、良く考えたら麗華さんと一緒だからSEXが楽しいんだと思います。だから、やっぱり断ろうと思います」

「そうですか…」

多分、これが正解だ。

「そうですわ、乱交会は9時で終わります…良かったらその後、朝まで一緒に2人でSEXして過ごしませんか?」

「良いの?」

「はい、乱交会の会場は南条プリズムホテル…お父様の経営するホテルの一つです…部屋には、ゆで卵1つ持ち込めないので、お父様も文句言いませんわ…それに理人様ならお父様が調査しまして、人畜無害で決して無理に食事なんてしない人だと思われたようで、セフレとして付き合って良いと許可が出ましたのよ」

流石、南条財閥…調べられたんだ。

「それじゃ、お言葉に甘えさせて頂きます」

「それじゃ、明日9時 南条プリズムホテルのロビーでお待ちしておりますわ」

今日は亜美とラブホ…明日は麗華さんと一晩中…凄いな。

◆◆◆

「お兄ちゃん、何処に入ろうか?」

俺は亜美と待ち合わせをしてラブホ街に来ている。

本来なら、補導されても可笑しくない状況だが、この世界じゃ補導はされない。

周りを見ても、男女のカップルや兄妹、親子が普通にラブホを選んでいる。

まぁ、この世界じゃ健全な事なんだよな。

「お兄ちゃんどこに入ろうか?」

2人してキョロキョロしながら見て歩いている。

「おっ、あれなんて良いんじゃないか?」

「えっ、これ良いかも?」

看板にはプールルーム、ディスコルーム、露天風呂ルームあり。

そう書いてある。

確かに見た目も豪華そうで良いかも知れない。

「それじゃ入ろうか?」

「うん!」

亜美と手を繋いでラブホへ入っていった。

◆◆◆

「え~っ、プールつきの部屋も、露天風呂つきの部屋も埋まっているのー」

「はい、どちらも人気のお部屋ですので、特別ルームはソープルーム以外全部埋まっております」

ソープ?

まさか、あのソープなのか…

良く考えたら、この世界は食時と性が入れ替わっているから、性風俗店は無い。

「あの、ソープって言うと、マットやローションを楽しめる、あのソープですか?」

「はい、そのソープです」

「お兄ちゃん、ソープってなに?」

「ソープって言うのは…お風呂でまぁ色々楽しめる…ものだよ」

「それ面白そうだね」

「まぁね」

「それじゃ、お兄ちゃん、その部屋にしようか?」

「そうしようか? それじゃ、この部屋でお願い致します」

「はい、こちらがキーになります」

妹とソーププレイか…本当に良いのかな?


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