上 下
11 / 15

第11話 亜美ちゃんとエッチ嬉しいな~ ハァ~

しおりを挟む

朝気がつくと下半身に暖かさを感じた。

ここは…そう言う世界だ。

「お兄ちゃん、おはよう…それじゃぁ…」

そう言うと亜美は俺のパンツを脱がし笑顔で俺の股間へと顔を近づけてきた。

亜美という名前もあって、まるで『なんちゃられもん』かどこぞのエロゲーみたいな展開にしか思えないが…

これは近親相姦ではなく…

この世界では仲睦まじい兄妹の姿だ。

確かに俺はシスコン、亜美はブラコンだが…これは、この世界ではプラトニックな兄妹の姿なんだ。

頭では…そう思う。

だが…父さん恨むぞ…

なんで亜美なんて名前にしたんだよ…

まぁ、それが原因で母さんと別れたんだが...

『亜美』の名前はエロゲーのヒロインからつけられている。

いや、確かにあのエロゲーは感動するし純愛系だよ。

秋葉原で美少女ゲーム好きなら、誰もが知っているヒロインだけど、娘に、名前はありえない。

どうしても意識しちゃうだろう?
「お兄ちゃん…それじゃ今度は…お兄ちゃんも頑張ってね…ハァハァ」

そう言うと亜美は着ていたパジャマを勢いよく脱ぎ始めた。

トントントン…ノックの音がした。

本来は此処で人生は終わる。

だが、この世界では、只の日常。

全く問題が無い。

「あっ、お母さん…いまお兄ちゃんとしているの」

「あっ、そうなのね? リヒトは亜美ちゃんとしているのを母さんに見られるのは恥ずかしいのよね? このまま話すわ。食事は出来ているから、後で各自部屋で食べなさい! 母さん会議があるからもう家出るから…」

ドア越しとは言え、妹とやっている最中に母さんと話すのも充分、恥ずかしいんだけど…

「お母さん、昨日はお兄ちゃんとラブホでお泊りしてきたんでしょう?ズルいよぉ~…亜美もお兄ちゃんとラブホ行きたいからお小遣い頂戴!」

「そうね…確かに不公平ね、解ったわ、机の上にお金置いて置くわ」

「ありがとうお母さん」

これは…俺の記憶に変換するとレストランのお金を貰ったのと同じだ。

お礼を言うべきだ。

「ありがとう」

「良いわ、お母さん稼いでいるから…あらっこんな時間、それじゃお母さん行ってくるわね」

そういうとお母さんの足音が遠ざかっていった。

これ後日でも何でも無い…

今朝、母さんとラブホから帰ってきて、仮眠とっている間の出来事なんだよ…凄く無いか?

「それじゃ、お兄ちゃん待ち合わせしようか?」

「いや、繁華街で待ち合わせも怖いから、俺が亜美の学校まで迎えに行くよ…」

「そう、ありがとう! わーい! お兄ちゃんとラブホ!お兄ちゃんとエッチ! 亜美、凄く嬉しいな!今日は亜美眠らせてあげないからね...キャァ楽しみ」

これは決してやましい話ではない。

脳内変換すれば『お兄ちゃんと外食が出来て喜んでいるブラコンな妹』の姿だ。

だが…亜美という名前が良くない。

父さんの好きなエロゲーのヒロインからつけられた物で…

気になったから調べたんだけど…

容姿と性格が、亜美に少し似ていた。

まるで、そのゲームの主人公になったみたいだ。

尤も本来なら、母親に見つかればBADエンドなんだけど…

此処では終わらない。

「お兄ちゃん?!なに難しい顔しているの? 亜美とラブホに行くんだよ? 嬉しくないの?グスッ」

涙目になっているし…

はぁ~もうやけくそだ。

「亜美ちゃんとラブホ!亜美ちゃんとエッチ嬉しいな~」

「うんうん、お兄ちゃんも嬉しいんだ!良かった…」

もう悩んでも仕方ない。

こう言う世界なんだから…


しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...