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第11話 亜美ちゃんとエッチ嬉しいな~ ハァ~
しおりを挟む朝気がつくと下半身に暖かさを感じた。
ここは…そう言う世界だ。
「お兄ちゃん、おはよう…それじゃぁ…」
そう言うと亜美は俺のパンツを脱がし笑顔で俺の股間へと顔を近づけてきた。
亜美という名前もあって、まるで『なんちゃられもん』かどこぞのエロゲーみたいな展開にしか思えないが…
これは近親相姦ではなく…
この世界では仲睦まじい兄妹の姿だ。
確かに俺はシスコン、亜美はブラコンだが…これは、この世界ではプラトニックな兄妹の姿なんだ。
頭では…そう思う。
だが…父さん恨むぞ…
なんで亜美なんて名前にしたんだよ…
まぁ、それが原因で母さんと別れたんだが...
『亜美』の名前はエロゲーのヒロインからつけられている。
いや、確かにあのエロゲーは感動するし純愛系だよ。
秋葉原で美少女ゲーム好きなら、誰もが知っているヒロインだけど、娘に、名前はありえない。
どうしても意識しちゃうだろう?
「お兄ちゃん…それじゃ今度は…お兄ちゃんも頑張ってね…ハァハァ」
そう言うと亜美は着ていたパジャマを勢いよく脱ぎ始めた。
トントントン…ノックの音がした。
本来は此処で人生は終わる。
だが、この世界では、只の日常。
全く問題が無い。
「あっ、お母さん…いまお兄ちゃんとしているの」
「あっ、そうなのね? リヒトは亜美ちゃんとしているのを母さんに見られるのは恥ずかしいのよね? このまま話すわ。食事は出来ているから、後で各自部屋で食べなさい! 母さん会議があるからもう家出るから…」
ドア越しとは言え、妹とやっている最中に母さんと話すのも充分、恥ずかしいんだけど…
「お母さん、昨日はお兄ちゃんとラブホでお泊りしてきたんでしょう?ズルいよぉ~…亜美もお兄ちゃんとラブホ行きたいからお小遣い頂戴!」
「そうね…確かに不公平ね、解ったわ、机の上にお金置いて置くわ」
「ありがとうお母さん」
これは…俺の記憶に変換するとレストランのお金を貰ったのと同じだ。
お礼を言うべきだ。
「ありがとう」
「良いわ、お母さん稼いでいるから…あらっこんな時間、それじゃお母さん行ってくるわね」
そういうとお母さんの足音が遠ざかっていった。
これ後日でも何でも無い…
今朝、母さんとラブホから帰ってきて、仮眠とっている間の出来事なんだよ…凄く無いか?
「それじゃ、お兄ちゃん待ち合わせしようか?」
「いや、繁華街で待ち合わせも怖いから、俺が亜美の学校まで迎えに行くよ…」
「そう、ありがとう! わーい! お兄ちゃんとラブホ!お兄ちゃんとエッチ! 亜美、凄く嬉しいな!今日は亜美眠らせてあげないからね...キャァ楽しみ」
これは決してやましい話ではない。
脳内変換すれば『お兄ちゃんと外食が出来て喜んでいるブラコンな妹』の姿だ。
だが…亜美という名前が良くない。
父さんの好きなエロゲーのヒロインからつけられた物で…
気になったから調べたんだけど…
容姿と性格が、亜美に少し似ていた。
まるで、そのゲームの主人公になったみたいだ。
尤も本来なら、母親に見つかればBADエンドなんだけど…
此処では終わらない。
「お兄ちゃん?!なに難しい顔しているの? 亜美とラブホに行くんだよ? 嬉しくないの?グスッ」
涙目になっているし…
はぁ~もうやけくそだ。
「亜美ちゃんとラブホ!亜美ちゃんとエッチ嬉しいな~」
「うんうん、お兄ちゃんも嬉しいんだ!良かった…」
もう悩んでも仕方ない。
こう言う世界なんだから…
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