イートターンセックス 食事と性的な事が入れ替わった世界

石のやっさん

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第6話 ボーイズ&ガール

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「しかし、黒木ってさぁキモイよね!食事なんて好きじゃない、なんて言ってさぁ、魂胆みえみえだって言うの…」

「そうだよね、そんな男、居ないっていうの!絶対にあんなのポーズでしょう」

「黒木くんを悪く言わないで…」

「どうしたの?綾子、機嫌悪そうだけど?」

「どうしたの?」

「あのさぁ、雅子と祥子に黒木くんの何が解る訳?」

「そう言えば、昨日、綾子は黒木とSEXしたんでしょう? どうだったの、やっぱり食事したそうにしていたでしょう?」

「うんうん、やっぱり迫られた?」

「無かったよ…」

「「えっ」」

「だから、そう言うの全く無かったの…リヒトはマジで天使なんだって! 嬉しそうにクンニしてきたり、胸をしゃぶってきたんだ…わたしがフェラするだけで顔を赤くして喜んで本当にどこまで初心なんだよ…リヒトは他の男と本当に違う!男なんて『食欲』ばかりの獣だと思っていたけど、リヒトは違う!本当に…ピュアなんだから」

「嘘だぁ~、それはチャンスが無かったからじゃ無いの?」

「そうだよ、食欲が無い男なんて居ないって」

「だから! リヒトは違うの! 流石に、男の子を部屋に入れてSEXだけで返すのは酷いじゃない? ましてリヒトって、その…そういう経験無さそうじゃない? だからさぁ…その、さんちゃんイカ出して、一緒に食べようって誘ったんだよ」

「さんちゃんイカ出したの?」

「うわぁ、そこ迄してあげたなんて綾子天使じゃん」

「だけど、リヒトは断ったの!『そんな無理しなくて良いよ…体が震えているじゃない? そう言うのは、お互いに食べたくなった時に食べれば良いんだよ…少なくとも涙ながら食べる物じゃないよ』だって、私思ったよ、リヒトは本当に女の子を大切にしているんだって」

「初心というか…凄いね、普通はそこで、さんちゃんイカ一緒に食べるよね」

「うんうん、さんちゃんイカで済まなくて、普通に食事をねだってくるよ…本当にSEXだけで帰るなんて本当に信じられないよ」

「だから、リヒトは他の男と違うんだって」

「もしかして綾子、リヒトが好きになっちゃった?」

「そうだよね、綾子が下の名前で呼ぶってそう言う事だよね」

「うん…好きかも知れない…だけどパパ活でコース料理食べる私が恥ずかしく思えて…どうして良いか解らないんだよ」

「綾子純情だね」

「まぁ、頑張るしか無いんじゃない?」

リヒトの事を考えると自分の口が凄く汚い物の様に思えた。

◆◆◆

「なぁ、黒木、これ見て見ろよ?」

教室に入るとエロ田こと、稲田敏明がどや顔で話しかけてきた。

たしか、こんな世界になる前では男には勇者と呼ばれ、女にはキモイと言われていた気がする。

手には相変わらずのエロ週刊誌を手にしている。

「幾ら黒木でもこれは溜まらんだろう? どうだ!」

そう言うと机の上に週刊誌を置き、ペラペラと捲りグラビアのページを開いた。

「どうだ?」

何やら凄い自信が見られる…どや顔で言っているのだから余程見せたいのだろう?

「トップアイドル、松田千里の食べ撮り写真が載っているんだよ!しかも、いきなりステーキを食べている写真なんだぜ!」

え~と、確かにアイドルの松田千里の写真だし、ステーキを食べているし口にはモザイクが掛かっている。

う~ん解らない。

これの何処が凄いんだろう。

「なぁ、凄いだろう? お前、SEXにしか興味ないような事言っているけどさぁ…これ見て見ろよ…俺なんかこれおかずに飯5杯も食っちゃったよ」

男子からは「相変わらず、すげーな」の歓声があがり、女子からは「最低―」の声が上がっている。


やはり、俺が可笑しくなったのか、この世界が可笑しくなったのか、俺にはこの本の凄さが解らない。

「確かに松田千里は綺麗で可愛いけどさぁ…食事姿には興味ないな」

「ふん、何っているんだ!松田千里の食事だぞ、これで興奮しないなんて、 お前枯れているよ…」

「俺が枯れているのかも知れない…だけど、俺、多分SEXフェチなんだと思う」

「なんだ、それ…」

「そうだな…松田千里とステーキ食うよりも北条さんにして貰ったフェラの方が嬉しいし、南条さんの騎乗位の方が俺は素晴らしいと思うな」

「黒木、お前なにを言っているんだ?」

北条さんも丸井さんも居ないし…

誰か…居ないかな。

あっ…

「三浦さん、ちょっと良い?」

若干嫌そうな顔したな。

「あのさぁ、黒木、話しを聞いていたけど、エロい話に私を巻き込まないでよ!」

「三浦さん悪いね…稲田さぁ松田千里も可愛いかも知れないけど、このクラスにも学校にも沢山可愛い子がいるじゃない? 俺は枯れているのかも知れないけど、松田千里と食事をするより、三浦さんにフェラして貰ったり、騎乗位で腰振って貰える方がずうっと嬉しい」

「えっええーーっ、黒木さぁ、松田千里と食事するより、私とSEXした方が良い…そう言っているの?」

「そりゃそうだよ…三浦さん可愛いし」

「はぁ~本当に綾子の言うとおりなんだ! 松田千里と食事するより、私とエッチな事した方が良いだなんて、そんな風に言われたら悪い気しないじゃない。仕方ないな、今日は綾子も翔子も早退しちゃったし、暇だから…次の休み時間にエッチな事してあげるよ」

「良いの?」

「松田千里との食事より、私とのエッチの方が良いなんて言われたら嬉しくなっちゃうよ!時間が無いからフェラかパイズリか手コキ位しか出来ないけどしてあげる…あっそろそろ時間だね、また後で…あとエロ稲田…あんたキモイよ」

「男なら誰だって食事したい…俺は当たり前の事」

「「「「「エロ稲田最低――、キモっ」」」」」

女の子からまた声があがる。

「そんな女を食事する道具みたいに思っていたら、誰にも好きになんてなって貰えないよ?」

稲田を睨みつけ、俺にウインクしながら三浦さんは席についた。








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