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第1話 なんだこれ?

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「う~ん…うん! 亜美なにしているの?」

ベッドで寝ている中、股間に重みを感じたので目が覚めると、そこに妹の亜美が居た。

「何って兄妹のスキンシップでお口で…痛い、なんでお兄ちゃん頭叩くの?」

これは夢なのか...違うな...亜美は俺のパンツに手を掛けている。

何考えているんだよ?

「普通、叩くだろう…この淫乱…」

「痛いなぁ…兄妹なんだからこの位のスキンシップ位するでしょう!お口でしようとした位でなんで驚いているのよ…仲の良い兄妹なら69やセックス位するのに…可笑しなお兄ちゃん!」

俺が可笑しいのか?

「それとお兄ちゃん、これ朝食!」

朝食?

なんで部屋まで持ってきたんだ...病気でも無いのに。

「なんで、朝食を持ってきたの…下で一緒に食べようよ」

「…お兄ちゃんの変態、スケベ!妹を食事に誘うなんて…キモイ」

そう言うとバタンと思いっきりドアを閉めて行ってしまった。

う~ん訳が解らない。

昨日、俺は学校からの帰宅途中、車に跳ねられそうになって避けたんだよな。

車には当たらなかったけど、横の川に落ちて…まぁ浅い川だから、びしょ濡れになった位で済んだ。

家に速攻帰って風邪ひくといけないからシャワー浴びて、そのまま寝たんだ。

うん、亜美には昨日会っていない。

亜美が可笑しくなる要素なんて何処にも無いよ。

確かに、昔から亜美は少しブラコン気味だし、俺もシスコン気味ではある。

だが、それは健全な範囲であって『性的な意味』はない。

キス位なら兎も角…いきなり口でしようなんて…

何か辛いことがあったんだろうか?


階段を上がってくる足音が聞こえてくる。

この音は…母さんの足音だ。

トントントン。

ノックの音がする。

「入るわよ!」

ちょっとはしたないが、朝食のハムエッグを頬張りながら返事した。

「モグモグ…どうぞ!」

ドアを開けて母さんが入って来たのだが…

「理人、亜美ちゃんの頭を…きゃぁぁぁぁーーなんて物、母親に見せるのよ! いったんドアを閉めるから、食事をやめなさい…良いわね」

確かに食事中に話をするのはマナー違反だ。

母さんは確かに礼儀に煩いけど、何も顔を赤くしながら怒らなくても良いじゃないか?

「入るわよ…あなた、フェラしようとしていた亜美ちゃんの頭を小突いたそうね!兄妹なんだから、それ位のスキンシップ良いじゃない?昨日まで凄く仲が良かったのにどうしたと言うのよ?」

「母さん…何を言っているのか解らない」

「理人、貴方凄く可笑しいわ、口で抜こうとしてくれたのを断った癖に食事に誘うなんて、亜美ちゃん泣いていたわよ! 『お兄ちゃんが変態になった』ってね」

え~とフェラが良くて食事が駄目な訳?

全く訳が解らない。

「…」

「それと良い? 母親とは言え私だって女なのよ! 母親の前で食事するなんて…馬鹿な事金輪際しないでね…全くもう!」

「…」

駄目だ、全く意味が解らない。

「それで、理人、悪いけど母さん忙しくてセックスまで出来ないわ!悪いけどフェラかパイズリで我慢してくれる? ほらさっさと出して」

訳が解らないが、実の母親にそんな事をさせられない。

「いや、性欲が無いんだ」

「そう…もしかして風邪かしら…学校休む?」

「休むから連絡お願いして良い?」

「解ったわ」



俺は頭が可笑しくなってしまったんだろうか?





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