上 下
12 / 60

第12話 レイラ姉さんの胸

しおりを挟む

「もう終わらせたのか?リヒトは凄いな…」

「まぁ、やる事は早目に終わらせた方が楽だからね」

この街についてから、すぐにカイト達の部屋として1人部屋と3人部屋を手配した。

朝食と夕食つき。

お昼くらいは好きな物を食べたいだろうし、討伐に出るなら弁当だ、この宿屋は少し高級な場所で酒場も併設されており、昼食を食べる事も、お弁当を食べる事も可能だ。

次に冒険者ギルドに行き、身の回りの世話が得意な女冒険者を手配。

カイト達から洗濯物を受け取り洗濯、定期的に宿屋の部屋の掃除も頼んだ。

他、カイト達への討伐のアドバイスや必要な物の購入方法の指導もお願いできると言うので任せる事にした。

武器や防具は勇者パーティ専門の素晴らしい物を持っているから今は必要ない。

此処迄、手配が済んでいれば、カイト達が来たら、話しを聞きながら書類の作成位なもんだ。

まぁ、俺も初めてだから、見落としもあるかも知れないけど。

まぁ、大丈夫だろう。

「レイラ姉さん、少し疲れたから膝枕をして貰ってよいかな?」

返事を聞く前に俺はレイラ姉さんが座っているソファへ横たわった。

「全く、まだ良いって返事してないのに…」

頭の後頭部にレイラ姉さんの太腿の感触を味わいながら上をみた。

「相変わらず姉さんは綺麗だ」

「リヒト、お前何言っているんだ?あたいは…」

「そこから先は言わないで良いよ? どうせババアとか言うんでしょう?」

「だって、本当にそうだろう?」

「そんな事無い…今も昔も姉さんは綺麗だよ…昔、俺がプロポーズしたの覚えてない?」

「覚えてはいるよ?だけど、あの時はリヒトはまだ6歳のガキだろうが…」

「ははは、そうだね! だけど、もう両親は死んで居たから大人に混じって働いていたよ、そのせいかかなり大人びていたんだ…子供ながらあれは本気だったんだ!」

「そう…まさか、あの時からあたいが好きだったのか…驚きだ…それで何時から好きになってくれたんだ?」

「そうだね、大体、ゴブリンに襲われて死にかけた時かな? 助けてくれたレイラ姉さんがまるで天使に見えたよ」

多分、あの時から俺はレイラ姉さんが好きになったのだと思う。

「そうかぁ~そんな事言うのはリヒトだけだぞ…カイトやマリアもリタやリアはあたいを見て怖い怖いって泣きだし、年頃になったら陰口でオーガ女って陰口を叩くようになったぞ」

「それはレイラ姉さんの魅力が解らないからだよ!俺は、自分達を助けるために血まみれになりながらも、ブラスナックルを振り回していたレイラ姉さんは凄く綺麗に思えたんだ」

「へぇ~あの姿がね…皆からは一生懸命戦ってもゴリラ女とかオーク女とか…言われて残酷な女って言われたのに…」

確かに戦い方は血みどろだけど、それは全部『人を助ける為だ』

救われた立場の者が言うのは可笑しい。

「レイラ姉さんはスタイルは良いし、全然そんな事ないよ」

「そうかな、普通の女の子より筋肉質だし…」

良く気にするけど胸も大きくてお尻も大きい。

それなのにお腹は引っ込んでいて…理想的だと思う。

「女騎士とか女冒険者なら筋肉があるのも当たり前の事だと思う…麗しの騎士ナターシャと呼ばれる人気者でも同じような物だと…えっ…レイラ姉さん、なにしているの?」

レイラ姉さんはいきなり着ていたシャツを勢いよく脱いだ。

「リヒト…本当に身内じゃなくて『女』としてあたいが好きならこの胸が触れるか…」

「えっ、本当に良いの?」

「遠慮なく…」

俺は震える手でレイラ姉さんの胸に手を伸ばした。

大きくてフニフニしていて凄く触り心地が良い。

「どうだ? 失望しただろう? あたいの体なんて…そんなもの…えっ…ちょっと…」

「失望なんてしないよ? 凄く大きくて綺麗だし触り心地も最高だよ…あむっちゅっ…」

「ちょっと駄目だって…ハァハァ、ちょっとハァハァ、触って良いって言ったけど、舐めて良いとか吸って良いなんて…言ってない…ハァハァ…この!」

ゴチンッ

「痛いよ、レイラ姉さん…」

「リヒトが調子に乗るから悪い! そこ迄して良いなんて言ってない!」

「ごめん…」

「あのな…反省しているなら良い…リヒトの気持ちは良く解ったから…」

「それならレイラ姉さん…続きを」

「また殴られたいのか?」

「そんな…」

「取り敢えず、食事まで頭冷やしてきなよ」

「解ったよ」

いけると思ったんだけどな…



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

幼馴染は何故か俺の顔を隠したがる

れおん
恋愛
世間一般に陰キャと呼ばれる主人公、齋藤晴翔こと高校2年生。幼馴染の西城香織とは十数年来の付き合いである。 そんな幼馴染は、昔から俺の顔をやたらと隠したがる。髪の毛は基本伸ばしたままにされ、四六時中一緒に居るせいで、友達もろくに居なかった。 一夫多妻が許されるこの世界で、徐々に晴翔の魅力に気づき始める周囲と、なんとか隠し通そうとする幼馴染の攻防が続いていく。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~

一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。 そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。 しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。 そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

私が美女??美醜逆転世界に転移した私

恋愛
私の名前は如月美夕。 27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。 私は都内で独り暮らし。 風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。 転移した世界は美醜逆転?? こんな地味な丸顔が絶世の美女。 私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。 このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。 ※ゆるゆるな設定です ※ご都合主義 ※感想欄はほとんど公開してます。

処理中です...