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第46話 フリーハグ

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今日は小学校に来た。

正直に言えば小学校で学ぶ事は無い。

余り勉強はしなかったとはいえ、爺まで生きて死んだんだ、流石に小学生の勉強など、おちゃのこさいさいだ。

だからレクリエーション的な物を頑張る事にした。

早目に登校してボードを作った。

書いた内容は『フリーハグ』

この世界はSEXの境界線が非常に低い。

自然なSEXがほぼ存在しないし、女性から拒むことは無い。

その為、男には強姦罪その物が存在しない。

また、産まれた時から『男性は貴重』でなにかすれば重罪になる。

そういう教えが刷り込まれているから男性に乱暴をしてくる女性はいない。

だからからか…性欲がかなり強い気がする。

自分が原因だが…恋愛から間をすっ飛ばしてSEX。

この世界じゃ、それが女性にとっては正に憧れの恋愛だ。

『優良母体証明書』があそこ迄価値があるのだから、間違いはない。

だが、なんか物足りない。

そこで折角小学校に通うのだから『ふれあい』みたいな物を感じたくなった。

それで考えたのが『フリーハグ』だった。

横に『フリーハグ』のボードを置いて入り口に立ってこれで準備OK。

「正平くん、何しているの?」

流石は学級委員の美瑠加ちゃん、登校も早いな。

「今日はフリーハグをしようと思って」

「フリーハグって何ですか?」

まさか、フリーハグを知らないのか?

「それなら、美瑠加ちゃん、やってみない?」

「あの…なにかしてくれるの?」

「ふん…ほら」

俺は大きく手を広げた。

「あの…正平くん、何すれば良いの?」

仕方ないな…

右方向に顔を背けて…

「目を瞑って…」

「はい…」

「それじゃハグしますね?」

「ええっー――っ」

そのまま美瑠加を抱きしめた。

目を瞑っていても、抱きしめているのは解るようだ。

「あああっあのあの…正平くん」

美瑠加もおずおずと俺を抱きしめ返してきた。

1…2…3

ゆっくりと手を離し後ろに下がっていく。

「あっ、あっ正平くん…その」

「はい、おしまいっと」

「嘘、正平君が美瑠加を抱いていて…羨ましい…先生なんて、先生なんて…」

凄い顔をしてこちらを睨んでいるし…

「先生…ほら、はい」

「嘘…先生も良いの?」

「はいどうぞ」

先生相手だと…胸の所に頭がくるけど良いのかな?

まぁ、役得だな。

「あっ…先生が、正平くんと抱き合っている…ううっ酷いよ担任の癖に」

「こういうのって生徒優先の筈なのに…グスッグスッ、酷い…酷いよー――――っ」

1…2….3

「はい…先生もうおしまい…」

「そんな…先生は延長をお願いします!」

担任なのにそれは無いでしょう。

「先生、こういう時は年長者なのだから、しっかり守るものでしょう?」

「小松ちゃん…先生でしょう…」

「そんな、先生は…」

「それより、正平くん…あのフリーハグって事は、誰でも抱きしめて貰えるってこと?」

「そうだよ…ほら並んで、並んで….」

「「「「「「「「「「うん」」」」」」」」」」

登校してきたクラスメイトが並んでいたのだけど…それを見た他のクラスの子や他の学年の子が加わって、1年生~6年生…教師から校長まで全員が並んでいた。

多分、普通に授業を受けるより、レクリエーション的な事をした方が良いのかも知れない。

ただ…やりすぎると授業の邪魔になるから気をつけないとな…

女子用トイレに籠り出てこない生徒が多発し…

この日は、学校中の生徒が興奮して授業にならなかった。

それなのに…校長は感謝していたから…不思議だ。




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