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第34話 粘着男と3つの肉便器 

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今日、俺達は冒険者ギルドに来ている。

三人は勿論、ビキニアーマーで上にはマントを羽織った格好だ。

周りが注目している。

まぁ、有名人だからな!

「そうら、よいもん見せてやるぜ、そらよ!」

俺は横に居たセシリアとイザベルのマントを大きく捲った。

「きゃぁぁぁーーなにするのよ!」

「いきなり酷いよ!」

「なに言っているんだ、人前で犯っても良いんだろう?」

まぁ、流石にそこ迄、やる気はない。

だが、今ので聖女と賢者が紐みたいなビキニアーマーを着て、体中に刺青が入っているのは見えた筈だ。

そして奴隷紋も目が良い奴なら見ただろう。

「嘘、あれ、聖女だよね?」

「あんな恥ずかしい姿をして、あの刺青…女として終わっているわ」

「あれ、リヒト様とヤリまくっているって事だろう…すげーな」

「だけど、幾ら元が良くても、あんな状態じゃ抱きたくはねーよな」

「流石に、あれじゃ無理だ」

まぁ、予想通りの反応だ。

エルザは顔にまで刺青があるから、勝手に同じだと思われている筈だ。

ちなみに不公平だから俺も右肩に三人の名前と竜の刺青を彫っている。

顔を赤くして泣きそうな三人を連れてギルドの受付まで来た。

「リヒト様、今日はどういった御用でしょうか?」

「パーティ登録をしようと思う! 三人は俺の奴隷だから、その記載も頼む!」

「奴隷? 奴隷って三職ですよね?」

「確かに三職だが、勇者パーティは解散、そして縁があって彼女達は俺の奴隷になった!ちゃんと奴隷紋も刻まれているから問題ないだろう?」

「確かにそうですね!それでは、リヒト様をパーティリーダーにした奴隷パーティという事で受けつけます!手にした報奨金や素材のお金はリヒト様の物となります! それでパーティの名前はどうしますか?」

「『粘着男と3つの肉便器』でお願い致します!」

「それ本気で言っていますか?あまりにも酷いと思うのですが…」

これで良い。

最初、雌ブタにしようか迷ったが、それだとオークの様に勇ましいと取られるかもしれない。

だから、より貶める為に『肉便器』という名前にした。

戦えなくても、聖女、賢者、剣聖。

いつ戦いの場に担ぎ出されるかもしれない。

だが、これでOKだ。

全身に刺青が入り、他の男の奴隷になり『肉便器』と呼ばれれば流石に諦めるだろう。

今の三人、いや俺も含んで4人はどう見ても変態だ。

お堅い教皇は元より王族、貴族が祭り上げる事は絶対にない。

「問題無い筈だろう?」

「はい、解りました…登録します」

これで良い…これで全てが終わった。

「さぁ、これで登録も終わった…帰るぞ!」

俺は右手をイザベルのマントに突っ込み胸を揉みながら、左手でエルザの尻を撫でながら冒険者ギルドを後にした。


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