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第58話 表と裏

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話から考えて…もう恐らくこの世の中に巨乳は居ない。

だが、存在する4人全員が俺のパーティなんだからもう充分だ。

アイカは、身長は160センチくらいで色白な肌に綺麗な長い黒髪に大きな綺麗な瞳の童顔系の美少女だ。

前世で言う所のグラビア体型の芸能人に可愛らしいロリフェイス、巨乳系アイドルその物だ。

その胸は半球型で重力に負けない綺麗なメロンサイズの胸をしている。

エルザは日焼けをしていてボーイッシュ。

背は少し低めで髪はややくすんだ赤髪のポニーテール。

一見前世でいう所の陸上少女に近いかも知れない。

だが、その胸はやや垂れた釣鐘型の胸…そして何より乳輪が大きく、まるで昔のアダルト本に出てくるようなエロイ胸をしている。

この世界にスケスケのキャミソールがあって着れば、昭和のビニ本モデルみたいだ…まぁ兎も角エロイ。


ロザリアは金髪と銀髪を混ぜた様な綺麗なウエーブの掛かった髪に見方によってはグリーンにもブルーにも見える湖の様な神秘的な目。

端正な顔立ちに綺麗な白い肌。

身長はやや高く凛とした感じで貴族の令嬢や王女に見える。

曰く『お嬢様』だ。

だが、その胸は円錐型、ロケット型の前世で言う外国のセクシー女優みたいな大きな胸。

そして綺麗なピンクの乳輪に陥没した乳首。

その上品な顔立ちと違い、プレイガールの表紙を飾るようなポルノスターに見える体型の美女だ。

そして最後はレイラだ。

流石サキュバスクィーンとしか言いようが無い。

着ている服がまるでボンデージとバニーガールの中間みたいなセクシーな服。

そこから伸びた足は細くて綺麗、それなのに肉付きは凄く良い。

足を良くマリアンが自慢していたが比べ物にならない位綺麗な長い足だ。

前世で言う『カモシカの様な綺麗な足』とはこう言うのを言うのだと思う。

『グラマラスな美女』というのはまさにこれだ。

しかも、胸はメロンを超えてまるでスイカだ。普通はこんな胸をしていたら重くて垂れる筈だが、サキュバスだからなのか、重力に逆らい綺麗なボールのような形だ。

しかも、髪は炎の様に綺麗な赤髪で、顔は神秘的に美しい。

前世で子供の頃遊んだ対戦ゲームの美女キャラに…似たような存在が居た様な気がする。 

兎も角、神秘的で現実世界には居ない…そのレベルの美女だ。


これが今の俺の仲間なんだ…凄いだろう。

どう考えても、これハーレムパーティにしか思えないな。

「どうかしたんですか? リヒトさん私達を見つめて」

「僕の顔に何かついているのかな?」

「リヒト様どうかされましたか?」

「英雄リヒト!どうかしたのかな?」

「いや、今日も皆、綺麗だな…そう思って」

「「「「うっ」」」」

顔を赤くしてうん、本当に綺麗で可愛い。



◆◆◆【リヒトを暖かく見守るギルマスと職員、冒険者たち】◆◆◆

俺達は今、悪夢を見ている。

「なぁ、やはり、リヒトは狂ってしまったのか?」

「そうだと思います…何しろ…あれですからね」

見るに堪えないな。

「可哀そうに…絶対に裏切らないで、愛してくれる仲間が欲しかったんでしょうね…」

それしか考えられないな。

「ううっ、あれはあんまりだ、男として、男として惨めすぎる」

私達は衝撃を隠しきれない。

あの我らのS級冒険者『英雄リヒト』が狂ってしまった。

別に精神が可笑しくなったわけじゃ無い。

人が信じられなくなって…自分を裏切らない醜い女を集めてパーティを組んだだけだ。

そのラインナップは…こええよ。

まずはアイカという化け乳女だ。

色白で顔は良いが…醜い存在の象徴『化け乳』持ちだ。

リヒトはショックからかこんな凄く醜い奴隷を買った。

しかも隠して生活すればまだ可愛げもあるが、よりによってその醜い乳をリヒトに押しつけているんだ…微乳なら兎も角…あんな醜い物押し付けられて気持ちが悪いに決まっている。

だが、それでも勇者パーティに捨てられたショックからか…リヒトはニコニコしている。

エルザ…

此奴には皆騙されていたんだ…

一見美形に見えて凛々しいが、なんと此奴も化け乳持ちだったんだ。

恐らく、その醜さから勇者パーティから追放されたに違いない。

だから、此奴は人の良いリヒトに付け込んで仲間になった。

『麗しの剣聖』は全部嘘だったんだ…醜く垂れた化け乳は…マジで気持ち悪い。

最初は隠していたが、今じゃ普通に見せている。

本当に吐き気がする位気持ち悪い。

ロザリア…此奴は一見、貴族の令嬢に見えるが、あの気持ち悪い胸を見たら、もう『拷問好きの悪役令嬢』にしか見えない。
気持ち悪い胸をリヒトに押し付け笑う姿は…まさに悪女その物だ。

そして…その三人より酷い、化け乳オブ化け乳。

それが、レイラだ。

見た瞬間に吐き気がする巨大な気持ち悪い乳を揺らす化け物。

これに比べたらまだ、他の三人の方が真面だ。

これが今の『英雄リヒト』の仲間だ。

我らが冒険者ギルドの看板。

S級冒険者…リヒト。

女冒険者の憧れ『英雄リヒト』

それが可笑しくなってしまった。

「ギルマス…あれっ!」

「ああっ、英雄リヒトの怪物パーティだな…あれを見ていると俺は泣けてくるんだ…」

「きっと、元勇者のガイア達に相当酷い事をされたんでしょうね」

「多分、人が信じられないんだろうな…あれ程の美形が気持ち悪い誰も相手にしない女を集めたんだ…きっと愛情にも飢えていたんだろうな可哀そうにな」

「私は、あの笑顔を見る度に悲しくなるんです」

「いいか、絶対に顔に出すなよ」

「解ってますよ…」

リヒト…今は良い。

だが、何時かは立ち直ってくれよ。

    

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