『異世界は貧乳が正義でした』~だから幼馴染の勇者に追放されても問題がない~ざまぁ? しませんよ!マジで!

石のやっさん

文字の大きさ
上 下
51 / 85

第51話 泥パック

しおりを挟む
「ただいま~それじゃロザリア行こうか?」

「リヒト様?何処に行きますの?」

「風呂場だけど?」

ロザリアは凄い美人だけど、今現在物凄く臭い。

『壺割り』をあそこでやって貰って良かった。

あの後、奴隷商に聞いた話では、室内で素人が行うと気絶する程の悪臭がするそうだ。

その為、奴隷商で行うか、誰も居ないような場所で川が近くにある場所で行うのが一般的なのだとか。

「あのさぁリヒト? なに、しれっと、僕を無視して、女の子とお風呂に入ろうとしているのかな? その子どうしたの?」

「リヒトさん! その人どうしたんですか?」

こういうのは勢いで誤魔化した方が良いだろう...

「市場の外で買ってきたんだよ! ちょっと臭うから泥パックしてあげようと思ってね、それじゃロザリア、風呂場に行こうか?」

「少し恥ずかしいですわ」

ロザリアは赤い顔で頷いた。

「へぇ~泥パックね?ってそれは一体なんなのさぁ」

「それはリヒトさん何ですか?」

まぁ、この世界じゃエステみたいな物は余り知られていないんだよな。

だけど、一部の人は行っているのか、市場で泥が売っていたから買ってきた。

この泥パックには臭いをとる効果と肌や髪の水分を整える作用がある。

「まぁ、口で言っても解らないと思うから、見て見る?」

見せた方が早いな。

「リヒトォ~何をするのか解らないけど? お風呂場でするという事はまさかエッチな事じゃないよね? 僕という物がありながらそんな事しないよね?」

「あの…リヒトさん、私信じていますからね?」

実際はどうだろうか?

下心が無いとは言い切れないし、絵面的にはエロいよな。

此処はそれでも『下心は無い』で貫かないとな。

「下心は無い!」

笑顔で二人に答えた。

◆◆◆

「それじゃあ、ロザリア、服を脱いでそこにうつ伏せになって」

「あの…リヒト様、私奴隷ですし、こんな醜い体でもお使いになりたいなら自由にして貰って構いませんわ…ですが、せめてあの…初めての時くらいは、人前は許して欲しいですわ…そのお願いですから、お願いしますから許して欲しいのですわ」

下心はあるけど…違う。

「リヒト、僕見損なったよ! まさか僕にも同じような事する気なの!リヒトは優しい変態だと思ったのに最低だよ!」

「リヒトさんはそんな酷い事しませんよね? 何時もの優しいリヒトさんに戻って下さい…」

アイカやロザリアは兎も角、エルザは奴隷で無いんだから、関係ないと思うな。

いやなら拒否できるし。

「ロザリアにこれからする事は皆にも同じ事をするつもりだよ? だけど、見ていて嫌だったら断ってくれて良いからね! ロザリアは悪いけど拒否権は今回だけは無い…ただ嫌だったら二度としないから許して欲しい」

ロザリアの顔が少し悲しそうな顔になり曇った気がする。

「解りましたわ…奴隷ですもの…こんな醜い女を買って頂いたのですもの…我慢しますわ」

涙ぐまないでもいいじゃないか…

目に涙を溜めながらロザリアは服を脱いでうつ伏せになった。

「ぐすっ...これで宜しいのですか...」

「リヒト最低だよ!僕…」

「リヒトさん…何時ものリヒトさんに戻って下さい」

もういいや…暫く無視だ。

「それじゃ、ロザリア行くぞ」

「はい…」

目を瞑ったロザリアから涙がこぼれ落ちた。

これも無視だ。

お湯を合わせて粘土状になった泥をロザリアに塗っていく。

「あの、何かするなら…ひと思いに…して欲しいですわ...グスッ」

「いい加減、勘違いを止めて欲しいな…これは泥パックだ」

そう言いながらも俺は手を止めずに泥を体に塗っていく。

まぁ、お尻や太腿、背中の感触を堪能できるのは役得だ。

「はい…終わり、今度はそのまま仰向けになって」

「前は凄く恥ずかしいのですわ、許してグスッ...欲しいのですわ」

「本当に変な事するわけじゃないから、悪いけど諦めて」

気のせいか? 

少し表情が和らいだ気がした。

「あの、リヒト様…その変な事はしませんの?」

「いや!するよ、泥だらけに」

「ううっ、酷いですわ、顔に泥を塗るなんて、そんなああっ胸から、そんな所迄、恥ずかしいから止めて下さいですわ、いや…そんな髪まで泥だらけにするなんて…酷い...グスッ...ですわ」

まぁこんな物だ。

「ロザリア、暫くそのまま動くなよ」

「あの…グスッ、もう何もしませんの?」

「リヒトォー-っ!エッチじゃないのは解ったけど! 女の子を泥だらけにして虐めて嬉しいのかな? どうしてそんな事するの!僕に教えてくれるかな?」

「リヒトさん、酷いですよ! 幾らなんでも可愛そうですよ」

「だから違うんだって! これは泥パックって言って『美容』なんだ!」

「「「美容?」」」

「ああっそうだよ! 泥を塗って乾かして洗い流す事で、嫌な臭いや体の老廃物がとれて肌が潤うんだよ! ロザリアは壺に入っていたから臭いをとる為なんだ! 他にも、肌が痛んでいるといけないからやってあげたかったんだ…それだけだよ? ロザリア、もう少し動かないでね。もう少ししたらお湯で洗い流してあげるから」

「あの…リヒト様、誤解して申し訳ございません…ですわ…まさか醜い奴隷の私なんかにそんな事して下さるなんて思いませんでしたわ…疑って申し訳ございません…ですわ」

「解ってくれれば別に良いよ」

何も言わないロザリアの体から泥洗い流していく。

本当は役得もあるが…それは言わない。

やはり、凄いな、綺麗な金髪に銀髪が混ざった髪は洗い終わるとその美しさが凄く目立つ。

瞳は吸い込まれそうになる位綺麗で、なにより肌が白く綺麗だ。

そして、胸は大きく、胸先は薄いピンク。

漫画や小説にはいるが、本当にこんな綺麗なピンクの乳輪や胸先は見たことが無い。

少し乳首が陥没しているのが尚良い。

一番近いのは、前世で親父が隠し持っていた外人のヌードトランプの写真のポルノスターみたいな感じだ。

兎も角…凄い。

「あの…私の胸が醜いのは解っておりますわ、ですが、そんな食い入るように見ないで欲しいですわ…」

「すんすん、本当に嫌な臭いしなくなっている!本当に凄いね、泥パックって言うんだ…リヒトの言う通り、嫌な臭いが全く無くなったね…あはははっ! リヒト疑ってゴメンね…気のせいか肌もすべすべだね…ああっえ~と、ロザリアは胸を隠す必要ないよ…ほらね」

そう言うとエルザは『えい』とばかりに上着を脱いだ。

「あの…その…同じですの...」

「うん、僕はエルザ...胸は君と同じようなものだよ...はらね」

「ロザリアさん、私も見せちゃいますね…えい!」

同じくアイカも上半身をはだけさせた。

「私もなんですよ!ロザリアさん...アイカです宜しくお願い致しますね」

「皆同じでしょう?リヒトは胸で人を判断する人じゃないから安心して良いよ!」

「そんな人間本当に居ますの?」

「信じられないですよね! だけどこんな醜い胸をリヒトさんは触り心地が良いって触ってくれるんですよ!」

「あの…それ本当ですの? まさかと思いますが、私の胸も触って貰えたりしますの?」

なんで三人して胸を曝け出してこっちを見ているのかな?

「気にならないから、平気だよ」


「嘘じゃありませんわよね! それじゃお願いしますわ」

何が気にならないだ…喉から手が出るほど触りたいに決まっている。

結局、この後俺はロザリアが満足するまで胸を揉み続け…その後にエルザとアイカの泥パックを堪能した。

確かに…最高の経験だったけど…

泥って始末するのって、凄く面倒くさいんだな。



※作者は泥パックは犬にした事はありますが人間にした事はありません。多分、かなり施術が可笑しいですが…主人公も余り経験が無いという事で間違いはお許し下さい。



しおりを挟む
感想 129

あなたにおすすめの小説

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!

あるちゃいる
ファンタジー
 山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。  気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。  不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。  どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。  その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。  『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。  が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。  そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。  そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。   ⚠️超絶不定期更新⚠️

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり

柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日―― 東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。 中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。 彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。 無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。 政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。 「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」 ただ、一人を除いて―― これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、 たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。

処理中です...