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上書きですわ。
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「今日はマリアの歓迎会だ、どんどん食べてくれ、碌な物食べて無かったんだろう」
「セレス、私の時は歓迎会が無かったわ」
「いや、あの時は2人だったからな、そうだ、今日はアイシャの歓迎会を兼ねよう」
何が起きたのか解りませんわ。
私は『犯罪奴隷』として競りに掛けられたのですわ。
そんな女、若ければ場末の娼館送り、若く無ければそれこそ鉱山送りが相場な筈ですわ。
実際に私も王妃として、その様に対応していましたわ。
まして国家反逆罪の女の行く先など『地獄』しかない筈ですわね。
それが、これはなんでしょうか?
「兼ねる? なんだかついでみたいで不愉快よ」
「そんな事無いって、そう拗ねないでくれよ」
「別に拗ねてなんていないわ」
良くは解りませんが、この親子は、私を歓迎して下さるようですわ。
つい、驚いている間に奴隷紋も刻まれてしまいましたし、暫くは様子を見ようと思いますわ。
「あの、有難うございます、こんな私の為に歓迎会を開いて下さいまして、大奥様にご主人様」
「大奥様? 誰がよ?」
可笑しいですわ、何故大奥様はお怒りになっているんでしょうか?
此処は褒めて誤魔化すしかありませんわ。
「羨ましいですわ、そんな素敵な息子さんに育て上げるなんて、私は子育てに失敗しましたから、何かコツでもおありなのでしょうか?」
「あちゃ~ ごめん、アイシャは母親じゃないんだ」
「そうなのですか?」
私はご主人様とアイシャの関係について教えて貰った。
「失礼しました、お許し下さいご主人様」
「そんな堅苦しいのは止めて、家族みたいに接してくれると助かる」
「そうですか、それではセレス様とお呼びさせて頂きますわ」
「『様』も要らないからね」
本当に素晴らしいですわ。
糞息子とは大違い、凄い美少年ですわ。少し地味ですがそこが余計『自慢の息子』の様でプラスですわよ。肌なんか女の私より綺麗ですわね。
本物の息子でないのが少し悔しいですが、こんな子が居たら、本当に自慢の息子ですわね。
もう『逃亡は無し』ですわ。
セレスの母親代わりの人生は楽しそうですわね。
糞夫と糞息子が居なくなって、こんな素晴らしい息子が手に入るなら御の字ですわ。
「マリア、私には何か無いの?」
「アイシャさんは同じ奴隷ですわね? わたくし、目下の者に下げる頭はありませんわ」
「マリア、私貴方が嫌いよ」
「奇遇ですわね、私もですわ」
素晴らしいご主人様ですが、余計なのがついていますわね。
しかし、信じられませんわ、このお肉は『マツザカミノタウルスのA5』ですわね。
奴隷は勿論、貴族だってそうそう食べられませんわ。
しかも、この洋服、ドレスではありませんが古着じゃ無く、特注の新品ですわ。
確かに普通の服ですが高価な布を使ってますわね。
そう言えば、私、あの糞親子からプレゼントって貰った記憶はありませんわね。
「有難うございます」
「何が? 仲間なのだからこんなの当たり前だろう」
「仲間ですか?」
「そうだろう」
こんな不意打ち酷いですわ。
そう言えば昔は私にも居ましたわね『仲間』という人間が。
そうですか『仲間』ですか。
「仲間なのですわね、良いでしょうこの私『癒しのマリア』がどんな敵からでも守って見せますわ」
「あんた知らないの? 良い!セレスわぁー 『勇者パーティー、ブラックウイングの 英雄セレス』なのよ」
「はい?」
「まぁ、一応ね、だけど俺の所は楽しく暮らして行けばよいから、気にしないで」
気にしない訳無いですわ。
それなら私はいったい何をすれば良いのでしょうか?
自慢ではありませんが、私、家事は出来ませんわ。
◆◆◆
「あのアイシャさん、ちょっと良いかしら」
「私は眠いのよ、まぁ良いけど」
ご主人様のセレス様が眠ったのを確認してから、隣りで眠っているアイシャさんを起こしましたわ。
「ふぅ~こうして自由にまた生きられるとは、思いませんでしたわ」
「それは同感ね!」
そう言えば、アイシャさんも奴隷でしたわね。
「それで、セレスに対して母親としてどの様な感じで接すれば良いのかしら?」
家族みたいにという事は『母親みたいに』という事だと思いますわ。
ですが奴隷でもあるのですわ。
やはりそこには主従関係もある筈。
その境界を知りたいのですわ。
「あのさぁマリア、あんた馬鹿なの?」
「何でわ.た.く.し.が馬鹿なんですの?」
「ハァ~やっぱり解ってない! セレスは真正のババコンなのよ!」
この子、頭が可笑しいのですわ。
何処の世界に20代それも後半に差し掛かった女性を好きになる若い子が居るのでしょうか?
親子程齢が離れた相手ですわ。
「何馬鹿な事を言っていますの? 頭が可笑しいのですわ」
「あのね、セレスは本当に年上好きなのよ? 私27歳なの、まぁ半分監禁生活だから、子供っぽいわ、だけど真面目に母親じゃなくて恋人枠なのよ? 信じなくても良いけどね」
「それ、本当ですの? こんなわたくしでも、もう一花咲かせられるって事ですわね」
「はいはい、まぁ一番わ私だけどね」
「そうかしら? 犯罪奴隷なのに、買って頂けた私こそが一番ですわ! わたくし、歳さえ関係ないなら美形ですわ」
「はいはい、言ってれば良いわよ」
これは凄いチャンスですわね。
私はこれでも経産婦ですわ、だから夜のお相手もしっかり出来ましてよ。
糞豚王と違って『あんなに美形で若いセレス』なら幾らでもお相手出来ましてよ。
もしアイシャさんがいう事が本当なら…ここ暫くの嫌な人生が全部上書きできますわ。
「セレス、私の時は歓迎会が無かったわ」
「いや、あの時は2人だったからな、そうだ、今日はアイシャの歓迎会を兼ねよう」
何が起きたのか解りませんわ。
私は『犯罪奴隷』として競りに掛けられたのですわ。
そんな女、若ければ場末の娼館送り、若く無ければそれこそ鉱山送りが相場な筈ですわ。
実際に私も王妃として、その様に対応していましたわ。
まして国家反逆罪の女の行く先など『地獄』しかない筈ですわね。
それが、これはなんでしょうか?
「兼ねる? なんだかついでみたいで不愉快よ」
「そんな事無いって、そう拗ねないでくれよ」
「別に拗ねてなんていないわ」
良くは解りませんが、この親子は、私を歓迎して下さるようですわ。
つい、驚いている間に奴隷紋も刻まれてしまいましたし、暫くは様子を見ようと思いますわ。
「あの、有難うございます、こんな私の為に歓迎会を開いて下さいまして、大奥様にご主人様」
「大奥様? 誰がよ?」
可笑しいですわ、何故大奥様はお怒りになっているんでしょうか?
此処は褒めて誤魔化すしかありませんわ。
「羨ましいですわ、そんな素敵な息子さんに育て上げるなんて、私は子育てに失敗しましたから、何かコツでもおありなのでしょうか?」
「あちゃ~ ごめん、アイシャは母親じゃないんだ」
「そうなのですか?」
私はご主人様とアイシャの関係について教えて貰った。
「失礼しました、お許し下さいご主人様」
「そんな堅苦しいのは止めて、家族みたいに接してくれると助かる」
「そうですか、それではセレス様とお呼びさせて頂きますわ」
「『様』も要らないからね」
本当に素晴らしいですわ。
糞息子とは大違い、凄い美少年ですわ。少し地味ですがそこが余計『自慢の息子』の様でプラスですわよ。肌なんか女の私より綺麗ですわね。
本物の息子でないのが少し悔しいですが、こんな子が居たら、本当に自慢の息子ですわね。
もう『逃亡は無し』ですわ。
セレスの母親代わりの人生は楽しそうですわね。
糞夫と糞息子が居なくなって、こんな素晴らしい息子が手に入るなら御の字ですわ。
「マリア、私には何か無いの?」
「アイシャさんは同じ奴隷ですわね? わたくし、目下の者に下げる頭はありませんわ」
「マリア、私貴方が嫌いよ」
「奇遇ですわね、私もですわ」
素晴らしいご主人様ですが、余計なのがついていますわね。
しかし、信じられませんわ、このお肉は『マツザカミノタウルスのA5』ですわね。
奴隷は勿論、貴族だってそうそう食べられませんわ。
しかも、この洋服、ドレスではありませんが古着じゃ無く、特注の新品ですわ。
確かに普通の服ですが高価な布を使ってますわね。
そう言えば、私、あの糞親子からプレゼントって貰った記憶はありませんわね。
「有難うございます」
「何が? 仲間なのだからこんなの当たり前だろう」
「仲間ですか?」
「そうだろう」
こんな不意打ち酷いですわ。
そう言えば昔は私にも居ましたわね『仲間』という人間が。
そうですか『仲間』ですか。
「仲間なのですわね、良いでしょうこの私『癒しのマリア』がどんな敵からでも守って見せますわ」
「あんた知らないの? 良い!セレスわぁー 『勇者パーティー、ブラックウイングの 英雄セレス』なのよ」
「はい?」
「まぁ、一応ね、だけど俺の所は楽しく暮らして行けばよいから、気にしないで」
気にしない訳無いですわ。
それなら私はいったい何をすれば良いのでしょうか?
自慢ではありませんが、私、家事は出来ませんわ。
◆◆◆
「あのアイシャさん、ちょっと良いかしら」
「私は眠いのよ、まぁ良いけど」
ご主人様のセレス様が眠ったのを確認してから、隣りで眠っているアイシャさんを起こしましたわ。
「ふぅ~こうして自由にまた生きられるとは、思いませんでしたわ」
「それは同感ね!」
そう言えば、アイシャさんも奴隷でしたわね。
「それで、セレスに対して母親としてどの様な感じで接すれば良いのかしら?」
家族みたいにという事は『母親みたいに』という事だと思いますわ。
ですが奴隷でもあるのですわ。
やはりそこには主従関係もある筈。
その境界を知りたいのですわ。
「あのさぁマリア、あんた馬鹿なの?」
「何でわ.た.く.し.が馬鹿なんですの?」
「ハァ~やっぱり解ってない! セレスは真正のババコンなのよ!」
この子、頭が可笑しいのですわ。
何処の世界に20代それも後半に差し掛かった女性を好きになる若い子が居るのでしょうか?
親子程齢が離れた相手ですわ。
「何馬鹿な事を言っていますの? 頭が可笑しいのですわ」
「あのね、セレスは本当に年上好きなのよ? 私27歳なの、まぁ半分監禁生活だから、子供っぽいわ、だけど真面目に母親じゃなくて恋人枠なのよ? 信じなくても良いけどね」
「それ、本当ですの? こんなわたくしでも、もう一花咲かせられるって事ですわね」
「はいはい、まぁ一番わ私だけどね」
「そうかしら? 犯罪奴隷なのに、買って頂けた私こそが一番ですわ! わたくし、歳さえ関係ないなら美形ですわ」
「はいはい、言ってれば良いわよ」
これは凄いチャンスですわね。
私はこれでも経産婦ですわ、だから夜のお相手もしっかり出来ましてよ。
糞豚王と違って『あんなに美形で若いセレス』なら幾らでもお相手出来ましてよ。
もしアイシャさんがいう事が本当なら…ここ暫くの嫌な人生が全部上書きできますわ。
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