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前世を引き摺る転生者。
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「セレス、相変わらず女気が無いな」
「放って置いてくれないかな?」
リヒト、お前が『俺を好きな女の子』を全部口説いていくから俺の周りに居ないのが原因なんだろうが。
「しかし、13歳になって女っ気が無いなんて大丈夫か?」
「知らんわ、大体、俺を好きそうな女の子が居ると全部お前が付き合うから、こうなっているんだろうが、お前、ソニアにケイトと付き合っているんだからもう充分じゃないのか? リタだって多分お前が好きなんじゃ無いか?」
「仕方ないだろう? 俺が声を掛けると、何故か皆が俺を好きになっちまうんだから、女は良いぞ、幾ら居ても」
「そうかい、そうかい、それじゃ仕方ないな、はいさようなら!」
確かにリヒトは男の俺から見てもカッコ良いし、女との付き合い方以外は欠点が無い。
頭は優秀、顔は美少年、そして勇者のジョブ。
うん、俺には勝てる要素は無いな。
こうやって『女癖が悪く、その事で俺にマウントかける以外は、良い奴なんだ』
◆◆◆
実は俺には誰にも伝えてない秘密がある。
それは転生者である事だ。
言っておくが、前世の俺は凄い人物じゃない。
簡単に言えば一流の大学を出て一流商社に勤めていたサラリーマン。
凄いだって?
違う、違う!
寝る間も惜しんで死ぬ程勉強して、なんとか一流と言われる国立には入った。
だが、そこでの成績は下の下、そして上場企業では頑張って課長止まりだった。
そして、この辺りの記憶は曖昧なんだが、多分40歳位で亡くなった。
生まれ変わって赤ん坊になっていた時は羞恥心で真っ赤だったぞ。
女性の乳に噛り付いて乳を吸って、うんちの始末迄してもらって、うん地獄だ。
ちなみに、この世界の人族の寿命は大体50歳~60歳位だそうだ。
この世界の俺は所轄、捨て子だった。
正確には、このジミナ村にたどり着いた冒険者らしい男性が、辿り着くとそのまま息絶えた。
その男性が抱いていたのが俺だった。
流石にこの辺りの記憶は曖昧だ。
そんな俺をジミナ村の人々は不憫に思い、皆で育ててくれた。
ジミナ村は裕福な村で、尚且つ子供は村の者という考えがあり『親のいない子は村で育てる』そういう風習がある。
そこがこの世界の俺のスタートだ。
この村には俺以外にも4人の子供が居た。
その4人が リヒト ソニア リタ ケイトだった。
まぁ、仲良く遊んでいたよ。
魚をとったり、虫をとったり、仕事の手伝いもしたな。
リヒトは凄くモテる奴で近くの村から沢山の女の子が見に来ていた。
まぁ、此奴にとって『女にモテる』のが凄く大切らしく、良く俺にマウントをとってくる。
それ以外は良い奴なんだが、それだけがうざい。
大人びた感じの美少女ソニア、活発で天真爛漫な美少女ケイト、そしてオドオドしがちなリタ、この村の同世代の美少女がリヒトを好きなのも解るな。
まぁ『女絡み』じゃなければいい奴だから、問題はない。
ちなみに俺はリタと一緒に遊ぶ事が多い。
別に俺がリタを好きな訳では無い。
ソニアとケイトはよくリヒトを取りあいながらも三人で遊んでいる。
そこからあぶれるのがリタだ。
だから、可哀想だから俺が遊んでやった。
それだけだ。
成人の儀式で 四人が勇者絡みのジョブを貰い、俺は魔法戦士だった。
四人は魔王討伐の旅に旅立たないといけない。
俺はどちらでも良かった。
だが、村長や彼らの親が心配そうだから『しっかり者』で通っていた俺が付き添った。
まぁ、リタが孤立したら可哀想だとか、幼馴染が困らないか心配だ、そんな事もあった訳だが。
こんな感じで、俺は幼馴染の勇者パーティーと行動を共にした訳だ。
まぁ結局は追放されてしまったが…気にならない。
俺は大人だからな。
◆◆◆
三人の幼馴染は凄く可愛い。
多分、俺が前世の中学生時代に告白されたら、感動しただろう。
此処からが俺の問題。
俺は前世で約40歳で亡くなっている訳だ。
そして今の俺の年齢は15歳。
前世を引き摺るな、そう言われそうだが、合わせると55歳位。
そして俺は前世の記憶があるんだ。
前世で結婚して、嫁も息子も娘もいた訳。
更に言うなら子煩悩でしっかり子育てしたんだ。
だから…リヒトや幼馴染は『子供』にしか見えんのよ。
いや、努力はしたんだ。
勇者パーティは、長い旅をするから、仲間からしか伴侶を選べない。
リタは孤立していて寂しそうだから、自然と相手は俺になる。
だからリヒトが選んであげないなら、俺がと考えなくてはならい。
だが、正直『娘』下手すれば『孫』にしか思えなかった。
キスだけはしたけど、正直『お父さんありがとう』のキスと同じに思えてしまった。
頭の中の前妻が『子供に手を出すの』と語りかけ、頭の中の娘からは『お父さん最低』の声が聞こえた気すらした。
だから、リヒトがリタも望んだ時に実はホッとしている。
リヒト達と居たのは父性だ。
同年代だが、息子や娘の様に思ってしまう。
勇者パーティは複数婚が認められているから三人とも将来娶るなら、それが良い。
俺は本当に田舎に帰るかどうかわからないが『子供を送り出した気分』で新しい人生を歩むとするよ。
「放って置いてくれないかな?」
リヒト、お前が『俺を好きな女の子』を全部口説いていくから俺の周りに居ないのが原因なんだろうが。
「しかし、13歳になって女っ気が無いなんて大丈夫か?」
「知らんわ、大体、俺を好きそうな女の子が居ると全部お前が付き合うから、こうなっているんだろうが、お前、ソニアにケイトと付き合っているんだからもう充分じゃないのか? リタだって多分お前が好きなんじゃ無いか?」
「仕方ないだろう? 俺が声を掛けると、何故か皆が俺を好きになっちまうんだから、女は良いぞ、幾ら居ても」
「そうかい、そうかい、それじゃ仕方ないな、はいさようなら!」
確かにリヒトは男の俺から見てもカッコ良いし、女との付き合い方以外は欠点が無い。
頭は優秀、顔は美少年、そして勇者のジョブ。
うん、俺には勝てる要素は無いな。
こうやって『女癖が悪く、その事で俺にマウントかける以外は、良い奴なんだ』
◆◆◆
実は俺には誰にも伝えてない秘密がある。
それは転生者である事だ。
言っておくが、前世の俺は凄い人物じゃない。
簡単に言えば一流の大学を出て一流商社に勤めていたサラリーマン。
凄いだって?
違う、違う!
寝る間も惜しんで死ぬ程勉強して、なんとか一流と言われる国立には入った。
だが、そこでの成績は下の下、そして上場企業では頑張って課長止まりだった。
そして、この辺りの記憶は曖昧なんだが、多分40歳位で亡くなった。
生まれ変わって赤ん坊になっていた時は羞恥心で真っ赤だったぞ。
女性の乳に噛り付いて乳を吸って、うんちの始末迄してもらって、うん地獄だ。
ちなみに、この世界の人族の寿命は大体50歳~60歳位だそうだ。
この世界の俺は所轄、捨て子だった。
正確には、このジミナ村にたどり着いた冒険者らしい男性が、辿り着くとそのまま息絶えた。
その男性が抱いていたのが俺だった。
流石にこの辺りの記憶は曖昧だ。
そんな俺をジミナ村の人々は不憫に思い、皆で育ててくれた。
ジミナ村は裕福な村で、尚且つ子供は村の者という考えがあり『親のいない子は村で育てる』そういう風習がある。
そこがこの世界の俺のスタートだ。
この村には俺以外にも4人の子供が居た。
その4人が リヒト ソニア リタ ケイトだった。
まぁ、仲良く遊んでいたよ。
魚をとったり、虫をとったり、仕事の手伝いもしたな。
リヒトは凄くモテる奴で近くの村から沢山の女の子が見に来ていた。
まぁ、此奴にとって『女にモテる』のが凄く大切らしく、良く俺にマウントをとってくる。
それ以外は良い奴なんだが、それだけがうざい。
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まぁ『女絡み』じゃなければいい奴だから、問題はない。
ちなみに俺はリタと一緒に遊ぶ事が多い。
別に俺がリタを好きな訳では無い。
ソニアとケイトはよくリヒトを取りあいながらも三人で遊んでいる。
そこからあぶれるのがリタだ。
だから、可哀想だから俺が遊んでやった。
それだけだ。
成人の儀式で 四人が勇者絡みのジョブを貰い、俺は魔法戦士だった。
四人は魔王討伐の旅に旅立たないといけない。
俺はどちらでも良かった。
だが、村長や彼らの親が心配そうだから『しっかり者』で通っていた俺が付き添った。
まぁ、リタが孤立したら可哀想だとか、幼馴染が困らないか心配だ、そんな事もあった訳だが。
こんな感じで、俺は幼馴染の勇者パーティーと行動を共にした訳だ。
まぁ結局は追放されてしまったが…気にならない。
俺は大人だからな。
◆◆◆
三人の幼馴染は凄く可愛い。
多分、俺が前世の中学生時代に告白されたら、感動しただろう。
此処からが俺の問題。
俺は前世で約40歳で亡くなっている訳だ。
そして今の俺の年齢は15歳。
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そして俺は前世の記憶があるんだ。
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更に言うなら子煩悩でしっかり子育てしたんだ。
だから…リヒトや幼馴染は『子供』にしか見えんのよ。
いや、努力はしたんだ。
勇者パーティは、長い旅をするから、仲間からしか伴侶を選べない。
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だからリヒトが選んであげないなら、俺がと考えなくてはならい。
だが、正直『娘』下手すれば『孫』にしか思えなかった。
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頭の中の前妻が『子供に手を出すの』と語りかけ、頭の中の娘からは『お父さん最低』の声が聞こえた気すらした。
だから、リヒトがリタも望んだ時に実はホッとしている。
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俺は本当に田舎に帰るかどうかわからないが『子供を送り出した気分』で新しい人生を歩むとするよ。
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