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ゴブリン討伐、その後に
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「流石、勇者だね、凄い」
「セレス様有難うございます」
「有難うございますですわ」
「有難う」
「これから、君たちに物凄く嫌な物を見せないといけないんだけど覚悟しておいてね」
「「「えっ」」」
僕は右側の扉を開けた。
うん、ガラクタばかりだけど宝部屋だ。
「なんだ、驚かせないで下さい、ガラクタがあるだけじゃないですか?」
「緊張しましたわ」
「幸子も」
「最初は、ご褒美の方だったね...とりあえず、ガラクタに見えるけど結構価値のある物がある場合もあるから、アイテム収納に突っ込んどいて」
「じゃぁとりあえず、幸子の中に入れて置くね」
「あと、このゴブリンの耳は討伐証明になるから、これも入れて置いてね」
「えっ」
顔が曇ったな、女の子に化け物の耳はきつかったかな。
「これも、大切な収入源だから大切ににしまってね」
「わか...りました」
「次は、本当に覚悟しておいてね」
「「「はい」」」
むせる精液の匂い、彼女達が顔を顰める。
男の僕が気持ち悪いんだ女性の彼女達の気持ち悪さはすさまじい物があるだろう。
見た所、生きた女性は居ない。
つまり...死体がある。
「セレス様...これは一体なんなの..うぇぇぇっぇぇぇ」
「死んでいますわ...しかも..うぷっ」
犯されて...とは言いにくいよな。
「見ての通りだよ...今回は生きている人が居なかったね」
「冷静なんですね」
冷静に見えているのなら良い。
本当はかなり頭に来ているけど...
逆に真理が他の子と違い、冷静なのが凄いと思う。
「君たちは勇者だ..これから先も今日以上に悲惨な物を見ると思う」
「「「はい...」」」
「慣れろとは言わないけど...冷静さを失わない様にしてね」
彼女達は何も言わなかった。
死体は4体あった。
彼女達は4体の死体を外に持ち出すと、井戸水で洗っていた。
そして、村の外に運び出すと埋めた。
女として此処に置きっぱなしにしたくなかったのだろう。
三人が手を合わせたので、僕も同じく手を合わせた。
「さぁ、行くよ」
僕たちは歩き出した。
その日の夜の野営...
用意しておいたオークの肉を焼いて食事の準備をした。
彼女達は...初めて生き物を殺したショックと、人の死体をみたショックでまともに食事をとれなかった。
肉を選んだのはワザとだ。
この先、勇者の彼女達はこれよりも悲惨な状況を目にするだろう...そして、そんな中でも食事をしなくてはいけない。
多分、その時僕は傍に居ない。
だから、少しでもそのきつい状況に早く慣れさせたかった。
僕はテントを張ると三人に眠る様に伝えた。
「あの、見張りとか交代しますわ」
「幸子も」
「私も交代します」
「今日は初日だから良いよ..疲れただろう」
彼女達は何か言いたそうだったが、無理やり寝かせた。
僕は火の番をしながら考え事をしていた。
最近、僕は眠れない事が多い..だから見張りをするのに丁度良い。
ここに居るのはセレス.スタンピートでは無い。
君たちのようなチートが貰えなかった、ただの高校生、黒木翼なんだ。
多分、君たちは直ぐに僕なんかより強くなるだろう...
その時、僕は... 今は考えるのはよそうか。
「セレス様有難うございます」
「有難うございますですわ」
「有難う」
「これから、君たちに物凄く嫌な物を見せないといけないんだけど覚悟しておいてね」
「「「えっ」」」
僕は右側の扉を開けた。
うん、ガラクタばかりだけど宝部屋だ。
「なんだ、驚かせないで下さい、ガラクタがあるだけじゃないですか?」
「緊張しましたわ」
「幸子も」
「最初は、ご褒美の方だったね...とりあえず、ガラクタに見えるけど結構価値のある物がある場合もあるから、アイテム収納に突っ込んどいて」
「じゃぁとりあえず、幸子の中に入れて置くね」
「あと、このゴブリンの耳は討伐証明になるから、これも入れて置いてね」
「えっ」
顔が曇ったな、女の子に化け物の耳はきつかったかな。
「これも、大切な収入源だから大切ににしまってね」
「わか...りました」
「次は、本当に覚悟しておいてね」
「「「はい」」」
むせる精液の匂い、彼女達が顔を顰める。
男の僕が気持ち悪いんだ女性の彼女達の気持ち悪さはすさまじい物があるだろう。
見た所、生きた女性は居ない。
つまり...死体がある。
「セレス様...これは一体なんなの..うぇぇぇっぇぇぇ」
「死んでいますわ...しかも..うぷっ」
犯されて...とは言いにくいよな。
「見ての通りだよ...今回は生きている人が居なかったね」
「冷静なんですね」
冷静に見えているのなら良い。
本当はかなり頭に来ているけど...
逆に真理が他の子と違い、冷静なのが凄いと思う。
「君たちは勇者だ..これから先も今日以上に悲惨な物を見ると思う」
「「「はい...」」」
「慣れろとは言わないけど...冷静さを失わない様にしてね」
彼女達は何も言わなかった。
死体は4体あった。
彼女達は4体の死体を外に持ち出すと、井戸水で洗っていた。
そして、村の外に運び出すと埋めた。
女として此処に置きっぱなしにしたくなかったのだろう。
三人が手を合わせたので、僕も同じく手を合わせた。
「さぁ、行くよ」
僕たちは歩き出した。
その日の夜の野営...
用意しておいたオークの肉を焼いて食事の準備をした。
彼女達は...初めて生き物を殺したショックと、人の死体をみたショックでまともに食事をとれなかった。
肉を選んだのはワザとだ。
この先、勇者の彼女達はこれよりも悲惨な状況を目にするだろう...そして、そんな中でも食事をしなくてはいけない。
多分、その時僕は傍に居ない。
だから、少しでもそのきつい状況に早く慣れさせたかった。
僕はテントを張ると三人に眠る様に伝えた。
「あの、見張りとか交代しますわ」
「幸子も」
「私も交代します」
「今日は初日だから良いよ..疲れただろう」
彼女達は何か言いたそうだったが、無理やり寝かせた。
僕は火の番をしながら考え事をしていた。
最近、僕は眠れない事が多い..だから見張りをするのに丁度良い。
ここに居るのはセレス.スタンピートでは無い。
君たちのようなチートが貰えなかった、ただの高校生、黒木翼なんだ。
多分、君たちは直ぐに僕なんかより強くなるだろう...
その時、僕は... 今は考えるのはよそうか。
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