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ルドルの話とお茶会
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「ルディウス様、お久しぶりでございます」
「ルドル、久しぶりだな...元気だったか?」
「はい、ただ執事である私が仕えられていると言うのは寂しいものですな、もし宜しければ執事として使ってやってくれませぬか」
「そうだな、ルドルがそうしたいなら良いな」
「それは助かります」
「昔の様に接してくれる者はもうルドルしか居ないからな」
「確かにそうでしょうな...四天王の一角を崩した勇者様なのですし、これからは王になる可能性もありますからな」
「そうか...俺は小さな領地を治めて楽して暮らしたいだけなんだがな」
「ははははっもう無理ですな、それで今は少しは時間はございますか?」
「ああっあるが」
「それでは老婆心ながら、このルドルが女に対する常識を教えたいと思います」
「ああっそれね...解った」
ルドルの話を聞いた。
この世界は俺が思ったよりも低年齢だった。
思った通り16~17歳は結婚してないと既に行き遅れの年増状態。
20代が多分我々でいう所の中年。
30代はお婆ちゃん扱いらしい。
しかも、女としての価値が低くなるのが俺が思っている以上に速い。
ルドルの話では《20代の女性》とは余程仲が良い夫婦じゃないとそう言う行為はしないらしい。
しかも、結婚適齢期は14歳だが、貴族等は許嫁と10歳位から添い寝等するし...12歳では普通にそう言う行為はある。
確かに前の世界でも中学生や高校生でもやりまくっている奴が居たから...14歳が成人なら10歳からあっても可笑しくない。
「ルディウス様は11歳です、あの館で殆ど過ごして居たから、性については歪んでいらっしゃる、本来なら20代や30代等の女を相手にしないのが普通の常識です」
ルドルから見て俺は可笑しいのか?
「ルドルから見て俺は可笑しいのか?」
「御恐れながら、ババ専と言わざる負えませんな」
この世界の常識からしたら俺はそうなのか...
「俺がババ専?」
「はい、折角適齢期の聖女様や賢者様が居るのです、そちらを口説くのが普通です...もし好みで無いなら、あんな年増ではなく10歳~15歳位の奴隷でも買われるのも良いでしょう」
結局俺は、意思を曲げてロリコンになるかババ専の汚名を着るしか無いのか。
仕方ない、どちらを選ぶか心は決まっている。
「余り噂にはしないでくれ、俺は...あの屋敷で過ごしたからババ専だ、多分18歳~27、28歳位の女が凄く素敵に見える、多分これは治らない」
「おいたわしや...ルディウス様」
【女性たち】
「凄く豪華なお茶会ですね」
「あの、グレーテル様、私達は奴隷なのですが、こんな場所に居て良いのですか?」
「ミルカ何言っているのかな? レイラもそこに居る方は確かに元王族だけど、今は貴方と同じ奴隷よ」
「ですが」
「そう言われましても」
「ですがじゃないよ? 此処にいる人間は全員ルディウスの将来取り巻きになる人間なの気にしないで」
「そうですわ、お気にしないで、私は元王妃ですが今はただの奴隷、娘も一緒です、まぁテレジアだけがまだ側室の可能性があるだけですわ」
「そうね、私ももう奴隷ですから」
「私もそうですよ」
「私も将来は解りませんからね」
此処には、ホワイト、グレーテル、マリアーヌ、フランソワーズ、エレノワール、テレジア、ミルカ、レイラが集まっていた。
形上はお茶会をするという話だが...
「「はい、有難うございます」」
「今日はね軽い顔合わせ、ほら此処にいる仲間は全員、ルディウスと男女の関係になる人間だわ、だからこれからはこう言う全員が集まる時が必要だと思うのよ、国王は側室は持たなかったけど愛人はいた筈よね」
「思い出したくありませんが、あれに愛人は居ましたね」
「マリアーヌさんは王妃として、そう言った相手とも話し合いしていたでしょう?」
「ええっ」
「人数も多くなってきた事だし、情報交換や色々な取り決めをする場が必要だと私は思うのよ、これからは定期的にこういう場を設けようと思うんだけどどうかな」
「それは妙案ですわね...私は賛成です」
「マリアーヌさんは賛成してくれるのね」
「はい」
「ちょっと待って将来の正室は私よ? グレーテル、何でそんな場が必要なのよ」
「はぁ~さっきもそうだけど、このままじゃホワイト、貴方ルディウスに嫌われるよ」
「そんな訳ないわ! ルディウスは私にぞっこんなんだから」
「今はそうかもね? だけどさっきのあれ...なに? 私達の為に全て背負って戦ってくれた男が帰ってきたのになに? 一言目がやきもち? そんな事続けたらそのうち嫌われるわよ」
「そんな事無いわ」
「良くそんな自信があるわね、良い? 此処には王妃として夫を支えた方三人に奴隷として仕えている方が2人いる...そうね皆に聞くわ? ルディウスが帰って来てなんて声を掛けますか?」
マリアーヌ「そうね、私は、流石ルディウス様です、から始まってあとは行き当たりばったりですが褒めまくりますね」
フランソワーズ「私やエレノワール、テレジアはお母さまから教わったので殆ど同じだと思います」
エレノワール「確かに同じですね」
テレジア「まだ未熟ですが、同じ様になると思います」
ミルカ「私はお帰りなさい、きっと勝って帰ってくると信じていました、かな?」
レイラ「私はご主人様なら出来るって信じていました...でしょうか?」
「ねぇ、ホワイトと違うわよ? テレジアと私、そしてホワイトはちゃんとこういう方の意見を聞いた方が良いと思うの? そうしないと精神的にルディウスが疲れてしまって、最悪嫌われちゃうと思うよ? 特に元王妃三人はこう言う事をしっかり学んでいるから、絶対に教わった方が良い筈だよ」
「あのグレーテル、私そんなに可笑しかったかな?」
「他の皆の答えを聞いてどう思った?」
「...確かに違うわ、だけど私は聖女やってて教会の外の事は知らなかったんだからしょうがないじゃない...」
「私も同じ、だから情報交換や皆でルディウスをどうやって癒すか考える場所が必要だと思うの...どう、私間違っている?」
「間違って無いわ」
「それじゃ、こうやって定期的に皆で話す場を設けるって事で良いかな」
「「「「「「「はい」」」」」」」
こうして定期的にルディウスについて話す場が設けられる事に決まった。
「ルドル、久しぶりだな...元気だったか?」
「はい、ただ執事である私が仕えられていると言うのは寂しいものですな、もし宜しければ執事として使ってやってくれませぬか」
「そうだな、ルドルがそうしたいなら良いな」
「それは助かります」
「昔の様に接してくれる者はもうルドルしか居ないからな」
「確かにそうでしょうな...四天王の一角を崩した勇者様なのですし、これからは王になる可能性もありますからな」
「そうか...俺は小さな領地を治めて楽して暮らしたいだけなんだがな」
「ははははっもう無理ですな、それで今は少しは時間はございますか?」
「ああっあるが」
「それでは老婆心ながら、このルドルが女に対する常識を教えたいと思います」
「ああっそれね...解った」
ルドルの話を聞いた。
この世界は俺が思ったよりも低年齢だった。
思った通り16~17歳は結婚してないと既に行き遅れの年増状態。
20代が多分我々でいう所の中年。
30代はお婆ちゃん扱いらしい。
しかも、女としての価値が低くなるのが俺が思っている以上に速い。
ルドルの話では《20代の女性》とは余程仲が良い夫婦じゃないとそう言う行為はしないらしい。
しかも、結婚適齢期は14歳だが、貴族等は許嫁と10歳位から添い寝等するし...12歳では普通にそう言う行為はある。
確かに前の世界でも中学生や高校生でもやりまくっている奴が居たから...14歳が成人なら10歳からあっても可笑しくない。
「ルディウス様は11歳です、あの館で殆ど過ごして居たから、性については歪んでいらっしゃる、本来なら20代や30代等の女を相手にしないのが普通の常識です」
ルドルから見て俺は可笑しいのか?
「ルドルから見て俺は可笑しいのか?」
「御恐れながら、ババ専と言わざる負えませんな」
この世界の常識からしたら俺はそうなのか...
「俺がババ専?」
「はい、折角適齢期の聖女様や賢者様が居るのです、そちらを口説くのが普通です...もし好みで無いなら、あんな年増ではなく10歳~15歳位の奴隷でも買われるのも良いでしょう」
結局俺は、意思を曲げてロリコンになるかババ専の汚名を着るしか無いのか。
仕方ない、どちらを選ぶか心は決まっている。
「余り噂にはしないでくれ、俺は...あの屋敷で過ごしたからババ専だ、多分18歳~27、28歳位の女が凄く素敵に見える、多分これは治らない」
「おいたわしや...ルディウス様」
【女性たち】
「凄く豪華なお茶会ですね」
「あの、グレーテル様、私達は奴隷なのですが、こんな場所に居て良いのですか?」
「ミルカ何言っているのかな? レイラもそこに居る方は確かに元王族だけど、今は貴方と同じ奴隷よ」
「ですが」
「そう言われましても」
「ですがじゃないよ? 此処にいる人間は全員ルディウスの将来取り巻きになる人間なの気にしないで」
「そうですわ、お気にしないで、私は元王妃ですが今はただの奴隷、娘も一緒です、まぁテレジアだけがまだ側室の可能性があるだけですわ」
「そうね、私ももう奴隷ですから」
「私もそうですよ」
「私も将来は解りませんからね」
此処には、ホワイト、グレーテル、マリアーヌ、フランソワーズ、エレノワール、テレジア、ミルカ、レイラが集まっていた。
形上はお茶会をするという話だが...
「「はい、有難うございます」」
「今日はね軽い顔合わせ、ほら此処にいる仲間は全員、ルディウスと男女の関係になる人間だわ、だからこれからはこう言う全員が集まる時が必要だと思うのよ、国王は側室は持たなかったけど愛人はいた筈よね」
「思い出したくありませんが、あれに愛人は居ましたね」
「マリアーヌさんは王妃として、そう言った相手とも話し合いしていたでしょう?」
「ええっ」
「人数も多くなってきた事だし、情報交換や色々な取り決めをする場が必要だと私は思うのよ、これからは定期的にこういう場を設けようと思うんだけどどうかな」
「それは妙案ですわね...私は賛成です」
「マリアーヌさんは賛成してくれるのね」
「はい」
「ちょっと待って将来の正室は私よ? グレーテル、何でそんな場が必要なのよ」
「はぁ~さっきもそうだけど、このままじゃホワイト、貴方ルディウスに嫌われるよ」
「そんな訳ないわ! ルディウスは私にぞっこんなんだから」
「今はそうかもね? だけどさっきのあれ...なに? 私達の為に全て背負って戦ってくれた男が帰ってきたのになに? 一言目がやきもち? そんな事続けたらそのうち嫌われるわよ」
「そんな事無いわ」
「良くそんな自信があるわね、良い? 此処には王妃として夫を支えた方三人に奴隷として仕えている方が2人いる...そうね皆に聞くわ? ルディウスが帰って来てなんて声を掛けますか?」
マリアーヌ「そうね、私は、流石ルディウス様です、から始まってあとは行き当たりばったりですが褒めまくりますね」
フランソワーズ「私やエレノワール、テレジアはお母さまから教わったので殆ど同じだと思います」
エレノワール「確かに同じですね」
テレジア「まだ未熟ですが、同じ様になると思います」
ミルカ「私はお帰りなさい、きっと勝って帰ってくると信じていました、かな?」
レイラ「私はご主人様なら出来るって信じていました...でしょうか?」
「ねぇ、ホワイトと違うわよ? テレジアと私、そしてホワイトはちゃんとこういう方の意見を聞いた方が良いと思うの? そうしないと精神的にルディウスが疲れてしまって、最悪嫌われちゃうと思うよ? 特に元王妃三人はこう言う事をしっかり学んでいるから、絶対に教わった方が良い筈だよ」
「あのグレーテル、私そんなに可笑しかったかな?」
「他の皆の答えを聞いてどう思った?」
「...確かに違うわ、だけど私は聖女やってて教会の外の事は知らなかったんだからしょうがないじゃない...」
「私も同じ、だから情報交換や皆でルディウスをどうやって癒すか考える場所が必要だと思うの...どう、私間違っている?」
「間違って無いわ」
「それじゃ、こうやって定期的に皆で話す場を設けるって事で良いかな」
「「「「「「「はい」」」」」」」
こうして定期的にルディウスについて話す場が設けられる事に決まった。
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