悪徳貴族になろうとしたが

石のやっさん

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帝都開戦

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帝都迄どの位の死霊を昇天させただろうか?

既に数万は昇天させている気がする。

しかし、死霊とは恐ろしい者だ、日に日に数が増えている気がする。

たしか噂では10万以上と聞いたが、帝都につく前に数万なのだから、今では何倍も数が膨れ上がっているのかも知れない。

多分、勇者のままじゃ詰んだ。

こんな事が出来るなら、とっくに人類何て滅ぼせたはずだ。

そこから考え付く事は魔族は今迄手加減していた。

そう言う事だろう。

俺が《天使》になるというイレギュラーが無ければ、この戦い方は無敵に近いし、反則だ。

殺せば殺す程、数が増える。

そして数が増えれば強者をも倒せる。

そしてその強者も死霊に加わる。

多分、帝都にいけば、騎士の強者や場合によっては英雄並みに強い死霊が居るかも知れない。

そんな奴ら相手にどう戦えと?

勇者が聖剣を使おうが、聖女と賢者が魔法を使おうが...恐らく1万~2万までが精一杯。

それだけ倒したら離脱しなければ死ぬのは俺たちだ。

そして体制を整えて戦いに再び行けば、相手はそれ以上に増殖している。

こんな戦い方されたら、どうやっても勝てない。

現に三大国の一つ《帝国》が滅んだ。

帝国が滅ぼせるのだから王国も滅ぼせる。

聖教国は、恐らく強大な結界があるから聖都無事だ。

だが、聖教国以外、小国も含み滅んでしまったら...そして取り囲まれたら。

結局は滅んでしまう。

だが....何故なんだ!

確実に人類を倒せる方法が有りながら《何故、使わなかったんだ》

そして《何故、今使ったんだ》

解らない事ばかりだ。


しかし《天使》という者は本当に死霊には天敵なのだろう...近くまで来ると俺の周りの光に巻き込まれ次々に昇天していく。

あれからも凄い数の死霊を昇天させているのに次から次に湧いてくる。

一体どれだけの数が居るのだろう。

あれから何度も体が熱くなり...自分が変わっていくのが解る。

体に更に痛みが走ったので、ステータスを見て見た


ルディウス(種族:大天使)
LV 1
HP 70000
MP 140000
ジョブ:下級天使(運命の転生者)
スキル:闇以外の全ての能力、魔法 レベル1(但しこれは天使のレベル1なので人族計算では無い)

神の使いである天使に人族は攻撃不可。

人や魂を救おうとする時には慈悲の光が巻き起こる。

常に光を纏う事が可能、その光に触れた者は幸せを感じるようになる。

魔族と戦う時には能力補正で160倍の能力に跳ね上がる。


解らないな...種族が大天使、なのに下級天使? 解らないな大天使なら名前からしてかなり高位の天使みたいに感じる。

だが、天使の事なんか知らないからな、戻ったら教皇かホワイトにでも聞いてみるか。


更に考え事をしながら、歩いていくと帝都の門にたどり着いた。

あの大きな城門が壊れていて、本来なら沢山の衛兵が居る筈なのに..居る。

但し、その衛兵は死霊だ。

無数の弓矢が飛んできた。

「痛っ」

といっても刺さりはしない、まるで子供用のプラスチックの矢で撃たれた位しか感じない。

だが、攻撃が通ると言う事は死霊は人間ではない...そういう事だろう。

まぁ効かないんだけど。

多分、紛れ込んだ特殊な矢だとちょっと痛いがそれ以外だと全然痛くない。


放って置いても大丈夫だ。


剣を持って掛かって来ても痛くも何ともない。

まるでスポンジのオモチャで殴られた位しか感じない。

それが、元帝国騎士団の攻撃であっても聞かない。

流石に帝都、死霊とはいえ装備や持っている物が違う。

だが、そんな者は関係ない...簡単に光に巻き込まれ次々に昇天していく。

再び体に痛みが走った。



ルディウス(種族:権天使)
LV 1
HP 170000
MP 1140000
ジョブ:下級天使(運命の転生者)
スキル:闇以外の全ての能力、魔法 レベル1(但しこれは天使のレベル1なので人族計算では無い)

神の使いである天使に人族は攻撃不可。

人類にとっては至高の存在。

ただ願うだけで人類を救う慈悲の光が巻き起こる。

常に光を纏う事が可能、その光に触れた者は幸せを感じるようになる。

魔族と戦う時には能力補正で260倍の能力に跳ね上がる。


権天使って何なのだろうか?

だがジョブは下級天使のままだ、だが、この能力...どう考えても異常な程凄いとしか思えない。



【スカルSIDE】

「スカル様、たった今、この帝都に何者かが攻めてきています」

スカルは王国に向かったが、再び帝都に戻ってきていた。

王国が何やら聖教国と揉めそうだったから暫く様子を見てから戻ってきていた。


「何者か知れぬが、我が帰ってきた時に出会わすとは、この帝都で戦う限り我に負けは無い、例え勇者パーティーが来ても1時間も掛からず殲滅だ」


「この死霊の群れを相手には誰も勝てる者等居る訳が御座いません」

「此処まで育った死霊の軍団、例え相手が魔王様であっても簡単には突破できぬ」

「流石でございます、死霊王 スカル様」

「最初からこうして戦えば良かったのだ...そうすれば世界等、とっくに魔族の物だった物を」




スカルVSルディウスの戦いが今始まろうとしていた。



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