悪徳貴族になろうとしたが

石のやっさん

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奴隷の涙

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【ミルカSIDE】

私の名前はミルカ。

少し前まで、奴隷商で売られていました。

しかももう年齢が20歳を超えてしまったので一応は性処理可能な奴隷として売り出されていますが需要は無いでしょう。

しかも、私は黒髪、黒目なので元から嫌われる醜い容姿ですから、そういう考えで買う方はいないでしょう。

私の前の夫はオークの様に醜いデブでしたが、そんな醜い夫からも醜いと言われ、渋々しか夜の相手にも使われません。

幾ら私が醜いと言っても、相手に醜い相手を望む訳はありません。

私だって醜い男より、王子様の様な美しい男性の方が良いに決まっています。

だけど、私は醜い男でも相手にしたくない程、忌み嫌われる容姿なのです。

だから、鉱山送りは覚悟していました。

悲しい人生だと思います。

こんな容姿に生まれたばかりに小さい頃から村で嫌われ、石を投げられ生きてきました。

その挙句、誰も嫁の貰い手が現れずに、村で醜く女に相手にされない性格の醜い男に貰われ、それでも一生懸命尽くした結果が、奴隷商に売り飛ばされ、そこで買い手もつかずに、最後は鉱山行きです。

女で鉱山行きと言えば、普通は力仕事よりも鎖でつながれ性処理奴隷になるのですが、少なくとも私や、レイラさんはその心配はないでしょう。

忌み嫌われる容姿の女に化け物みたいな容姿の女。

幾ら鉱山の男でも抱かないと思いますよ?

まぁ、そういう意味では幸せですね、ただ死ぬ程キツイ仕事をして死んでいくだけです。

奴隷商の一番奥、商品価値のない人間だけが入る部屋、その一番奥に私達はいました。

殆ど、入口のカーテンが開く事はありません。

稀に開く事があっても手前に居る、若い子を買っていくだけです。

明かに他の奴隷を買う事が出来ない人間が《仕方なく》買っていくだけです。

それでも鉱山送りよりは羨ましいと思います。

鉱山なんかに送られたら、肺をやられて苦しみながら最後は死ぬのですから。


《もう地獄しかない》そう諦めていた時に久しぶりにカーテンが開きました。

まぁ此処まで来る事は無いから気にしても仕方ありません。


何やら奴隷商と入口で話しているのが聴こえてきますね。


「驚きですかな? 女としてただ使うだけなら、別に片手片足が無くても問題はないでしょう? 最悪、手足全部無くても使えます、男にしたって片手や足が1本無くても使い道はあるのです」

「俺が欲しいのは...」

「解っております、ですが、此処をよく見て下さい、全員が16歳以下です、20歳越えたババアに比べたら例え四肢に異常があっても若い子の方が奴隷としては高く売れるのです」

「そういう者なのだな」

嘘、本当に珍しい、凄く身なりが良い貴族様なのにこんな場所まで来るなんて。

しかも20歳以上の年上が希望なんて...奇跡です。

皆が、最後の希望に縋るように見つめています。

此処では、喋ってはいけないルールなので誰も話掛けられませんが、本当はアピールしたいのでしょう。


まぁ私には関係ありませんね。


「はい...そして、此処から先が、当商会でも一番安い女奴隷になります」

「思ったより数は居ないんだな」

「20過ぎでは性処理可能でも価値は低いです...売れなければ鉱山にでも卸すしか無い者達です、あと場合によっては性病持ちもいますが、薬で治療可能な者しか置いておりません」


「此奴は、何で安いんだ、そう悪く無い様な気がするが...」

えっ、私ですか? 

悪く無いってまさか本当ですか?

もしかして買って貰えるのですか?

少なくとも病気は持っていませんからご安心下さい。

買ってくれるなら何でもしちゃいます。

神様。



「はぁ? 黒髪に黒目、その時点で不細工決定ですよ! なんか見ているだけで憂鬱になりませんか!」


確かにそうですけど?

折角買って貰えそうなのに何を言っているんですか?

止めて下さい。


「それじゃ、襲われないという意味では安全だな...それじゃ此奴は男の経験は無いのか?」

「それはあります」


確かに私の人生は悲惨でしたよ。

だけど、それじゃ...もう無理ですね。

ただでさえ醜いのに醜い男の嫁だったなんて...儚い夢でしたね。


「それじゃまず一人は此奴に決めた」


今、何て言ったんですか?

《それじゃまず一人は此奴に決めた》

聞き間違いじゃないですよね...嘘


「そうですか...有難うございます」

嘘、私が買って貰えるなんて、これで鉱山に行かないですみます。

しかも、何て優しそうな目で見て下さるのでしょうか?

自分のご主人様になる人です、顔位見ても良いですよね?


嘘、肌は白くて本当にお綺麗です、顔は正に絵本の王子様が飛び出してきた様な方です。

かなりの年下ですが、将来、凄い美少年になるのは決まっています。

こんな方の傍に居られるなんて...夢でしょうか?

信じられません。





【レイラSIDE】


嘘、あの黒髪、黒目の女を買ったの?

あれは私と同じで此処で絶対に売れない奴だと思っていたのに...

だけど《もう買った後》です。

こんな掃き溜めにいる女、もう一人買うなんてあり得ないでしょうね。

あれ、何でだろう?

私の方にも来たわ。


「此奴もそうなのか?」

「貴族様も本当に、変な奴ばかり目が行きますね...どう見ても化け物に見えますよ、まぁこれでもれっきとした人間ですが」


この人は私を薄気味悪く思わないのかな?

私、目が少し赤いんだけど平気なの?

病人の様に白い肌に、老婆の様に白み掛かった銀髪...化け物みたいでしょう。


「あはははっ、こんな女抱くなら、まぁ別の意味でも勇者ですよ..私には到底無理だ」


私だってデブでチビの相手なんて御免だわ...だけど、本当に私を求める人間なんて..いる訳ないでしょうけどね。


「なら安心だな」

「絶対とは言いませんが、普通なら手を出そうと思わないですよ...だってこれですよ」

まぁ確かに化け物みたいだから、言われても仕方無いんでしょうけどね。

こんなどう見ても貴族で美少年な人が私を買うなんて思わないわ。

だけど、さっきから何で、私を凝視しているのかな?

化け物女だって傷つくわ。

まぁ見世物みたいな者なのね、多分。

私だって、こんな姿じゃ無ければ、王都で女給さんしたり、貴族の家で働くメイドさんに成りたかったわよ。

本当に...そんなにこの姿が珍しいの? 良いわ好きなだけみれば良いよ、その分私もあんたを見てやるから。

目が合った。

凄く美少年じゃない...あんたは私と違って過去も未来も幸せなんでしょうね。

不幸な女がそんなに面白いの?

「二人を購入しますんで手続きお願いします」


耳を疑ったわよ...嘘でしょう? 私も買ってくれるの?

周りの奴隷が一斉に私を見ているわ。

嫌睨まれてもね?

私が一番信じられないよ...だってこの奴隷商で一番醜い2人を貴族の美少年が買う何て...


【ミルカ、レイラSIDE】


奴隷商で奴隷紋が刻まれて私達二人は無事、ルディウス様に引き渡された。

料金を払い馬車に乗るとルドル様とルディウス様が話し始めた


「ルディウス様、幾ら醜女を選ぶ予定だったとはいえ、これは無いですな、これではまるで化け物ではないですか?」

「そうか、歳は喰っているが、そこ迄酷くもないだろう?」

「これは...無礼は承知でお聞きしますが、アマンダ様の外見はどう思われますか?」

「まぁルドルは俺とアマンダの関係を知っているからな、まぁ良いか、子供を産んだとは思えないプロポーション、風になびく髪、凛とした顔、クールビューティーと言うのかな、かなりの美人だと思うが」

「そうですか」


【ミルカ】

態々言わなくても、私が醜女なのは解ってますよ。

だけど、ルディウス様は何で選ばれたか不思議でなりません。

お金にも困ってないでしょうし、幾らでも他に良い奴隷が沢山いました。

《歳は喰っているが、そこまで酷くない》

この外見、気持ち悪く無いないのでしょうか?

さっぱり解りません。

アマンダ様と言うのは多分、母親なのでしょう、案外年上が好きなのでしょうか?


【レイラ】

うん、私は確かに醜いけど、態々言わなくても良いでしょう。

何で選んだのかは私にもさっぱり解りませんよ。

少なくともあの中で私達より容姿の悪い奴隷は居なかった。

なんでだろう?

まぁ話からして母親が凄く美人なのは解かったけど。


【全員】

馬車の中では終始無言だった。

ルドル様は私達を嫌そうな目で見ているまぁ普通の反応だ。

逆にルディウス様は何とも言えない優しそうな目でこちらを見ている。

《レイラ、凄く優しそうな目で見つめられている気がします》

《私に聞かないで、そう思うけど、私はこういう経験が全く無いのよ》


奴隷商から馬車で30分位の学園の中にルディウス様の屋敷があった。

先にルディウス様が降りると、私達に手を貸してくれた。

それを、少し離れた所からルドル様が生暖かい目で見ている。

そういえば挨拶もしていない、挨拶するのが最低線の礼儀です。


「お買い上げいただき有難うございます、ミルカと申します、これから宜しくお願い致しますご主人様」

「ご主人様、私はレイラです。宜しくお願い致します」


ルディウス様はこちらを優しい笑顔で見ていた。

屋敷奉公なんて初めてだ、仕事の中身も聞かなくちゃ。


「それで、ルディウス様、私達はいったい何をすれば良いのでしょうか?」

「どんな事をすれば良いのでしょうか?」


「この屋敷でメイドとして働いてくれれば良いよ、基本仕事はこの屋敷の掃除と稀に給仕があるだけだ、その他頼み事が無ければゆっくり寛いでいれば良い...まずは、お風呂に入ってゆっくりと休んでくれ、働くのは明日からで良いよ」


信じられない、そんな事だけで生活が出来るなんて。


「...それだけで良いんですか?」

「重労働はとか、体を売ったりしなくて良いの?」


思わず二人して聞き返してしまった。


「まぁ此処には粗暴な人間も居るから、危ない目に遭うかも知れないが、基本は無い」

「やはり何かあるのですね」

「そうですよね」

「ルディウス様はこう言っているが、無いから安心して良い」

「ルドル?」

「いや彼女達は大丈夫でしょう?」

良く解らないけど鉱山より酷い、そう言う事は無さそうです。


「そうか、ルドルがそう言うなら安心だな」

「それじゃ、さっき言った様にまずはお風呂に入って寛いで、食事が届いたら声を掛けるからね、ただ一応メイド服には着替えておいて」

「「解りました」」


「明日からはルドルについて、メイドとしての言葉使いと振舞いを教わってくれ...以上だ」

メイドなのだから、食事を作ったり、お掃除が仕事の筈ですが....

「此処はこれでも寮だから、食事も全部用意してくれるし、清掃も向こうがしてくれる」


「それでは、私達は何をすれば良いのでしょうか?」

「何なりとお申しつけ下さい」

「ベッドメイクすら必要が無いから、お客が来た時にお茶でも出してくれれば良いよ、後は場合によって使用人同伴が必要な事もあるだろうから、そう言った場合は付き添ってくれ」

「あのルディウス様それ以外は無いのですか?」

「そんな楽な仕事だけで良いのですか?」


「まぁ後は偶に話し相手になってくれれば良い、それ位だ、この屋敷には温泉をひいたお風呂があるから、入ってくると良いよ、ちゃんと石鹸使って綺麗にするように...後は食事まで部屋で休んでいていいぞ」


「お風呂まで使って良いんですか?」

「石鹸なんて高価な物も良いんですか?」

「勿論だ、使い方は解るよな?」


「使った事はありませんが、一応は解ります」

「私も」


「なら良かった、髪から全部しっかり洗ってくれ、今迄が今迄だから少しな」

「「解りました」」


「そうだ、部屋割を忘れていたな、1階の奥の広い部屋はルドルが使う、2階の部屋は俺の部屋と客間にする予定だ、1階の部屋で奥から3番目と四番目の部屋をそれぞれ1部屋個室として使ってくれ」

「あのルディウス様、それは個室を貰える、そう言う事ですか?」

「本当に個室が貰えるんですか」

「部屋が沢山あるからな...後は食事の時にでも話そう」

「「はい」」



【ミルカ、レイラSIDE】

「あの、レイラさん」

「これからは同僚になると思うからレイラで良いわ」

「それじゃ、レイラ、私はミルカで良いわ...これって貴族のお屋敷のメイドになったそういう事ですよね?」

「私に聞かれても解らないけど、そうとしか思えないわ」

「しかも、個室も貰えて、お風呂にも入れるんですよね? 私、井戸水で水浴び位しかした事がありません」

「私は川で行水だわね」


「早速、お風呂行ってみませんか?」

「良いわね」

二人して風呂場に向った。


「良い所に居たな、これがお前達の服と下着だ、お風呂から出たら着替えるように」


「「はい」」

相変わらずルドル様は嫌そうな目で私達を見ている。

だけど、ルディウス様は何であんな優しい目でみて下さるのだろうか。

「ミルカ、これ凄く高そうだけど」

「この下着なんてシルクじゃないかな?」

「こんな服、私初めてだよ」


「私だって穴が空いた古着しか着た事無いよ」

「何でこんな待遇が良いんだろう」

「私だって解らないわ」


二人で話しながら風呂場に着いた。

お風呂も貴族用の邸宅だから通常じゃ考えられない程大きい。

「これがお風呂? 思っていたより大きいですよ」

「これ10人位一緒に入れそうだね、しかもお湯が次から次に湯船から流れているなんて」

「凄いとしか思えない」

「しかも、高級品の石鹸が無造作に沢山置いてあるなんて」

「使って良いんだよね?」

「ルディウス様がそう言っていたじゃない」

「そうだね、あれだけ豪華な服を着るんだからちゃんと綺麗にしないといけないし、汚いままじゃそっちの方が失礼な気がします」

「確かに」


2人がお風呂を堪能して部屋に帰ると...

「「これが私の部屋なの?」」

こじんまりしているが豪華なベッドにフカフカの布団に綺麗な家具一式が揃っていた。

そして、驚く事に、多分魔法で冷やしたのか冷たい氷の入った水迄あった。


多分、同じ物がレイラの部屋にもあるんだと思う。

隣の部屋からレイラのすすり泣く声が聞こえてきた。

泣くに決まっている、こんな親切な待遇なんて今迄受けた事が無い。

きっとレイラだって同じでしょう。

どれ程頑張っても愛情を注いでも、家族もあの糞旦那も私にこんな優しい事なんてしてくれなかった。

今迄の長い人生の中で多分、今日が一番幸せなのかも知れない。

綺麗な服に下着。

暖かいお風呂に石鹸。

そして、フカフカの布団に豪華な家具にベッド。

絶対に縁が無い、そう思っていたのに、此処にはそれが全部ある。

しかも、氷の入った水なんて冬なら兎も角、この時期には凄く貴重品ですよ。

これはルディウス様が魔法で入れてくれたに違いありません。

嬉しくて涙が出て来ました。

それと同時に、私何を返せば良いのか解らないです...

だって、こんなに親切にして貰った事は私は無いのですから...
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