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英雄殺し
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タイムリミットがある。
早めにアベルを殺さないとせっかく口説き落したアマンダの価値がなくなる。
元の人生を考えればこれでも幸せなのだろうが、そんな物じゃ満足できない。
アベルさえ居なくなれば、これで安泰だ。
アマンダが女伯爵になり、アマンダは子供が産めない体だから次期当主は確実に俺になる。
ここまで筋道がたてば一安心して良いだろう。
今現在の俺は自由に抱けてお金を出して貰える女を手に入れた。
それだけだ、アマンダは20代後半だからこの世界では女としての価値は凄く低いらしい。
これは使用人から聞いた。
この世界の平均的な寿命は50歳前後、殆どの人間が10代後半迄には婚約や結婚をする。
18歳や19歳で結婚していない女性は行き遅れ扱いなのだとか...
俺は前世の記憶があるから、実に勿体ないと思う。
俺はノーマルだから普通に20歳過ぎの女が好みだ。
10代前半以下の女に手を出したらロリコン、10代でも未成年そんな世界の記憶があるんだ当たり前だろう?
俺からしたらアマンダは普通に綺麗な女性にしか思えない。
だから抱くのは普通に楽しいし、問題ない、いや寧ろ楽しい。
だが、この世界の男からしたら《もうおばさんだからそういう対象に見ない》そんな感じだ。
使用人の男性の話では女ざかりは14歳~20歳位、24歳くらいでもうババアという感じだった。
農村では12歳位で結婚して成人、貴族なら10代で婚約は当たり前の世界だった。
そう考えたら、アマンダがあの歳で初婚という事は余程アベルが好きだった、そう思う。
俺から言わせると全員ロリコンじゃないかな。
まぁ10歳でこんな生活している俺が言えた義理ではない。
アマンダの話ではアベルは側室を迎えるという事だ。
側室を迎えて子供が出来てしまえば当然、アマンダのこの屋敷での発言力は弱くなる。
側室の子供がヘンドリックの様になり元の木阿弥だ。
だから、側室が決まり嫁いで来る前にアベルを殺さなければ成らない。
だが、アベルは戦争経験者だ、しかも使用人に聞いたところ《英雄》と呼ばれる程の強者らしい。
そんな奴の相手は昔の俺でも無理だ。
魔法と剣で戦う世界の住民に多少は有名な半ぐれのリーダー、勝てる要素が全くない。
何も手が浮かばない。
そして今日も俺はアマンダのベットの中に居る。
する事をすまして..今はアマンダの頭を撫でながら横になっている。
前世の僕は確かにクズだったが母親とこんな事はしていない。
というかババア相手にそんなことは出来ない....だが..近親相姦の恐ろしさは知らなかった。
正直に言うと...嵌る..それしか言えない。
義母とはいえ母親としての本能なのか..アマンダは僕がして欲しい事が直ぐに解るようだ...そして嫌がる事無く大抵の事はしてくれる。
僕の体も、心も多分、ルディウスの体や心に引きずられるのか..心地よい。
「アベルにバレるのが怖いな..」
「ふふふ、可愛い事を言うのね、バレても問題ないわよ..子供の産めない私はもう女じゃないから...私を愛してくれるのは貴方だけだわ」
最近になってアマンダが解かった気がする。
此奴にとって1番好きな人は別格だという事だ。
多分昔は
アベル>>>>>>>>>>ヘンドリック>>>僕
こんな感じだったんだろう、だけど、今は
僕>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>アベル
こんな感じだと思う。
此奴は母親にはなれない女で、総てが男優先の女なのかも知れない。
前の世界に居たなら育児放棄とかして男につくすそういう駄目女に間違いなくなっただろう。
《何でもするから捨てないでと男に縋りつく..そういう女がいたな。そいつと同類じゃねーかな》
そんな事を考えながら、アマンダの髪を触りながら囁きかけた。
「アマンダ...アマンダの昔について教えて」
「どんな事が聞きたいの? ルディウスになら何でも教えてあげるわ」
「魔法使いの時の話が聞きたいな」
「そう、解ったわ」
《そこから解かった事は...英雄や魔法使いは思った程ではない、そういう事だった。》
「そう言えばアベルやアマンダはドラゴンとか魔王を倒したの?」
「ふふふ、ルディウスはこんな事する位大人なのに..子供の所もあるのね..嬉しいわ」
《たまに、母親みたいな顔もするんだよな..まぁ良いけど》
「だって、英雄や魔法使いでしょう」
「ルディウス、それは物語の話でしょう...英雄の地位はは魔王種を倒せばその資格を得られるのよ」
「どういう事なの?」
「魔王種とはキングという名前がついた魔物の事よ..ゴブリンキング、オークキング、オーガキングって感じね...これらの魔物を6人以下のパーティで倒せば...リーダーに英雄が与えられるのよ」
《伝説の英雄とかでは無くて良かった》
「そうなんだ、勘違いしていたよ..それでアマンダ達は何を倒したの..」
「私達は..アベル、私の2人でトロールキングを倒したわ..」
《微妙だ...だが二人で倒した..どの位の強さなんだ》
「トロールキングってどの位強いの?」
「そうね騎士一個師団を出せば倒せるんじゃないかな..」
「それって凄いね」
「そうよ..私は凄いのよ..だけど、私の全部は..ルディウス 貴方の物だわ」
俺はアマンダに抱きしめ、目を閉じた。
少なくとも英雄は思った程では無かった..だが俺を基準に考えたら充分に強い。
《戦働きだけじゃなくて魔物迄狩っていたのかよ...》
二人で騎士一個師団..ならその半分だとして15人、そんな奴ガキの俺にどうにか出来るのかよ。
そろそろアベルには消えて貰わないと困る。
だがその方法は思いつかない。
早めにアベルを殺さないとせっかく口説き落したアマンダの価値がなくなる。
元の人生を考えればこれでも幸せなのだろうが、そんな物じゃ満足できない。
アベルさえ居なくなれば、これで安泰だ。
アマンダが女伯爵になり、アマンダは子供が産めない体だから次期当主は確実に俺になる。
ここまで筋道がたてば一安心して良いだろう。
今現在の俺は自由に抱けてお金を出して貰える女を手に入れた。
それだけだ、アマンダは20代後半だからこの世界では女としての価値は凄く低いらしい。
これは使用人から聞いた。
この世界の平均的な寿命は50歳前後、殆どの人間が10代後半迄には婚約や結婚をする。
18歳や19歳で結婚していない女性は行き遅れ扱いなのだとか...
俺は前世の記憶があるから、実に勿体ないと思う。
俺はノーマルだから普通に20歳過ぎの女が好みだ。
10代前半以下の女に手を出したらロリコン、10代でも未成年そんな世界の記憶があるんだ当たり前だろう?
俺からしたらアマンダは普通に綺麗な女性にしか思えない。
だから抱くのは普通に楽しいし、問題ない、いや寧ろ楽しい。
だが、この世界の男からしたら《もうおばさんだからそういう対象に見ない》そんな感じだ。
使用人の男性の話では女ざかりは14歳~20歳位、24歳くらいでもうババアという感じだった。
農村では12歳位で結婚して成人、貴族なら10代で婚約は当たり前の世界だった。
そう考えたら、アマンダがあの歳で初婚という事は余程アベルが好きだった、そう思う。
俺から言わせると全員ロリコンじゃないかな。
まぁ10歳でこんな生活している俺が言えた義理ではない。
アマンダの話ではアベルは側室を迎えるという事だ。
側室を迎えて子供が出来てしまえば当然、アマンダのこの屋敷での発言力は弱くなる。
側室の子供がヘンドリックの様になり元の木阿弥だ。
だから、側室が決まり嫁いで来る前にアベルを殺さなければ成らない。
だが、アベルは戦争経験者だ、しかも使用人に聞いたところ《英雄》と呼ばれる程の強者らしい。
そんな奴の相手は昔の俺でも無理だ。
魔法と剣で戦う世界の住民に多少は有名な半ぐれのリーダー、勝てる要素が全くない。
何も手が浮かばない。
そして今日も俺はアマンダのベットの中に居る。
する事をすまして..今はアマンダの頭を撫でながら横になっている。
前世の僕は確かにクズだったが母親とこんな事はしていない。
というかババア相手にそんなことは出来ない....だが..近親相姦の恐ろしさは知らなかった。
正直に言うと...嵌る..それしか言えない。
義母とはいえ母親としての本能なのか..アマンダは僕がして欲しい事が直ぐに解るようだ...そして嫌がる事無く大抵の事はしてくれる。
僕の体も、心も多分、ルディウスの体や心に引きずられるのか..心地よい。
「アベルにバレるのが怖いな..」
「ふふふ、可愛い事を言うのね、バレても問題ないわよ..子供の産めない私はもう女じゃないから...私を愛してくれるのは貴方だけだわ」
最近になってアマンダが解かった気がする。
此奴にとって1番好きな人は別格だという事だ。
多分昔は
アベル>>>>>>>>>>ヘンドリック>>>僕
こんな感じだったんだろう、だけど、今は
僕>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>アベル
こんな感じだと思う。
此奴は母親にはなれない女で、総てが男優先の女なのかも知れない。
前の世界に居たなら育児放棄とかして男につくすそういう駄目女に間違いなくなっただろう。
《何でもするから捨てないでと男に縋りつく..そういう女がいたな。そいつと同類じゃねーかな》
そんな事を考えながら、アマンダの髪を触りながら囁きかけた。
「アマンダ...アマンダの昔について教えて」
「どんな事が聞きたいの? ルディウスになら何でも教えてあげるわ」
「魔法使いの時の話が聞きたいな」
「そう、解ったわ」
《そこから解かった事は...英雄や魔法使いは思った程ではない、そういう事だった。》
「そう言えばアベルやアマンダはドラゴンとか魔王を倒したの?」
「ふふふ、ルディウスはこんな事する位大人なのに..子供の所もあるのね..嬉しいわ」
《たまに、母親みたいな顔もするんだよな..まぁ良いけど》
「だって、英雄や魔法使いでしょう」
「ルディウス、それは物語の話でしょう...英雄の地位はは魔王種を倒せばその資格を得られるのよ」
「どういう事なの?」
「魔王種とはキングという名前がついた魔物の事よ..ゴブリンキング、オークキング、オーガキングって感じね...これらの魔物を6人以下のパーティで倒せば...リーダーに英雄が与えられるのよ」
《伝説の英雄とかでは無くて良かった》
「そうなんだ、勘違いしていたよ..それでアマンダ達は何を倒したの..」
「私達は..アベル、私の2人でトロールキングを倒したわ..」
《微妙だ...だが二人で倒した..どの位の強さなんだ》
「トロールキングってどの位強いの?」
「そうね騎士一個師団を出せば倒せるんじゃないかな..」
「それって凄いね」
「そうよ..私は凄いのよ..だけど、私の全部は..ルディウス 貴方の物だわ」
俺はアマンダに抱きしめ、目を閉じた。
少なくとも英雄は思った程では無かった..だが俺を基準に考えたら充分に強い。
《戦働きだけじゃなくて魔物迄狩っていたのかよ...》
二人で騎士一個師団..ならその半分だとして15人、そんな奴ガキの俺にどうにか出来るのかよ。
そろそろアベルには消えて貰わないと困る。
だがその方法は思いつかない。
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