36 / 53
第36話 復讐②
しおりを挟む
毒は放り込んだ。
恐らく1日分の水は既にかめに溜めているから、被害が出るのは明日からだ。
今日は汲んだ水を使う筈だから被害は余りでないだろう。
村長の家…と。
「すいません、村長の家を…」
そう近くの子供に話かけようとした瞬間、彼奴が居た。
『絶対に俺がこの手で殺したい相手…ケビンだ』
手が震える…体が此奴を殺せと訴えかけてくる。
駄目だ…耐えろ。
顔にだすな…憎しみを笑顔に変えろ。
「ケビンさん、この村に居たんですか?」
笑顔を無理やりつくり話しかけた。
「リ、リヒトじゃないか?! 久しぶりだな…今日はどうしたんだ?」
多分、俺が何も知らないと思っているんだろうな…
「この辺りに大きなオークの巣があると聞いて、討伐依頼を受けて来たんだ…それでケビンさんはなんでこの村に? なにかの依頼ですか?」
「まぁ、そんな所だ、ただ守秘義務がある依頼なんで詳しくは話せない…悪いな」
「冒険者なんだから当たり前じゃないですか? そう言えばカルミーさんは元気ですか? 今回は一緒じゃないんですか?」
顔色が曇った…だが、その後明るくなったな…
俺が知らないと思って安心したのだろう…
「今、カルミーは別の依頼で動いているんだ」
「そうですか、残念です、それでケビンさんは今夜暇ですか?」
「暇は暇だが…」
「なら、久しぶりに一緒に飲みませんか? 良い酒ありますから」
「そうだな、久々に飲むか?」
「はい、それでこの村には宿屋が無いそうなので村長さんの所に行こうと思うのですが、案内して頂けますか?」
「あっ、それなら、俺の家に泊まれば良いだろう」
家…持っているんだ。
「それじゃお願いします」
そのまま、ケビンの家に上がり込む。
大きな家ではないがちゃんとした一軒家だ。
「どうした、キョロキョロして」
「良い家ですね」
「まぁな」
さて此奴をどうするかだ…失敗したな。
大きな声でもあげられたら、そこで終わりだ。
「ケビンさん…俺知っているんですよ!」
「どうした? ぐふっ…お前…うんぐ」
俺はケビンの口を押えて手持ちのナイフで腹を刺した。
「俺はあんた達夫婦に憧れていたんだ…それが命欲しさにカルミーさんを犠牲にして情けないですよ…そんなに怖かったんですか」
「うぐっうぐっ」
首を縦に振った。
「そうですか…自分の大切な妻を落としてまでも、命が欲しかったんですね…まぁ良いや…このまま楽に殺してあげるよ…それじゃ」
俺がそのままナイフを横にひいた…内臓がはみ出して飛び出す。
「うんぐっううん」
「苦しいんだな、介錯してやるよ…」
一旦ケビンから手を離し…剣を抜いてケビンの首を斬り落とした。
顔見知りを殺すのは少し堪えるな。
地獄を見せてやる…そう思っていたが、いざとなると情けが出てしまった。
こんなクズでも…過去に俺に良くしてくれた数少ない人だ。
殺さない選択は無かった…だが殺す瞬間に優しかった兄のような笑顔が一瞬浮かんだ…だから楽に殺してしまった。
甘いな…
だが、此処からは『なんの借りも無い只の敵だ』
こんな嫌な思いをする事は無いだろう。
そのまま朝まで待って一旦村を離れた…
「おはようございます!おやお出かけですか? そう言えば村長さんの家はどうでしたか?」
「それが、顔見知りにの冒険者に会ったのでそちらに泊めてもらいました」
「そうですか」
「はい…それじゃ行ってきます」
◆◆◆
俺はケビンの肉を収納袋に入れるとオークの巣に向かった。
され、行くか…
俺はオークの巣に突っ込んでいく…
俺の実力ならこんな巣、簡単に全滅させる事が出来る。
だが、今回は違う…なるべく傷をつけない様に怒らせなければならない。
そのままオークの巣に入り暴れる…流石に1頭も殺さずには無理だ。
だが、最低限の殺しで押さえながら巣の中を進んでいく…王に会うのが目標だ。
「ぐわぁぁぁぁーーーっ」
「臭ええええーーんだよ、豚野郎がーーっ」
そのまま進むと扉が見えてきた…開けると苗床だった。
「た、た…助けて…」
「此処から出して…」
僅かに残っている服から、恐らく村人に間違いない…
「楽にしてあげるよ…」
俺は剣で首筋を切り…2人を楽にしてやった。
あの村の女だ、元から助ける気はない。
どうせ、此処から逃がして村に戻っても毒で死ぬし、その後生きても碌な事は無い…これは施しだ。
これで良い筈だ…それにこれはオークを怒らせるのに必要な事だ。
苗床の女を殺されたオークが更に怒っている気がする…
だが、まだだ…怒りが足りない。
更に奥に進むと…居た…まるで小さな山の様な大きさのオーク。
オークキングだ。
そのまま…俺はオークキングを切りつけ…腕を切り落とした。
「うがぁぁぁーーーーっ」
完全に怒っている…これで良い。
怒れ、怒れ、怒れーーーっ
俺はそのまま踵を返すと巣の外に向かった。
◆◆◆
怒ったオークの集団が追いかけてきた。
これで良い…もしかしたら、オークキングから、必ず殺せ…その様な命令が出されたのかも知れない。
巣からかなり離れたと言うのに追ってきている。
よく見ると後方にはオークキングも居た…
苗床の女を殺されキングの片腕を奪った…我を忘れて襲って来るのも当たり前だな…
俺はそのまま村まで走った。
門番は…居ない。
だが、門は閉まっている。
この大きな門が壊れればオークが入り放題だ。
「ファイヤーソード」
「ファイヤーソード」
俺の技2撃で門は瓦解した…そしてそのまま俺は突っ込む様に村に入った。
村の大通りには人が居ない。
恐らく体調を壊して家に引っ込んでいるのかも知れない。
俺のしたいのは復讐だ。
片端からドアを壊していく。
そして俺はケビンの肉を家の中に放り込んでいった。
目指すはあそこだ…あの大きな家…あそこがきっと村長の家だ。
ドアを蹴破った…
「リヒト様…」
顔色が青い。
毒が聞いているようだ。
「今、この村にオークが襲い掛かってきています」
「そんな…今朝から皆、体の調子が悪くなり…動けない者も多く…居るのです」
「そうか…それで一つ聞く…少し前にこの村で、女子の冒険者を凌辱していた…そういう話しがあるのだが…それは本当の事か?」
「うぐわぁぁぁぁーー」
オークはそこ迄来ている。
「どうやら、そこ迄オークが来ているようだな、素直に言わないならこのまま放置していく…そしたらお前だけじゃなく家族が全員死ぬんじゃないか?」
「した…確かにしたよ…だが、それは盗賊に言われて仕方がなかったんだ…」
「助けに来てくれた相手を裏切ったあげく襲い凌辱したんだな…」
「ああっ…話したぞ、助けてくれ…」
「そうか…」
どうやら、大型のオークが先頭で襲ってきたらしくこの家に入れずにいる。
村長を素通りして奥の部屋に向かった。
「何事ですか…リヒト様」
「…リヒト様」
母子が居た。
玄関を見た時から家族が居ると気が付いていた。
「今、この村は多くのオークに襲われている、だから来てくれ」
「「はい」」
俺は母子の手を取り走り出した。
「貴方…」
「お父さん…」
「リヒト様…何を」
「こうするんだよーーーっ」
子供をオークの方に放り投げた。
「いやぁぁぁぁーーーっ」
「何故だぁぁぁぁーーっ」
「お前達が手を出した女冒険者はな…俺にとって大切な人だったんだ…同じ思いをさせてやる…それだけだ…それじゃ」
俺は母親の手を…
母親を放り投げようと思った瞬間、もう入り口は壊されオークが入ってきた。
「た、助けて…頼む…」
「いやぁぁぁぁーーー」
「お前等は盗賊じゃなさそうだな…だが見捨てた…お前がその気になったら逃がしてあげることは出来た筈…だがしなかった…だから俺は…逃がす手伝いはしない…それじゃ頑張れよ…」
「「「ぐわぁぁぁぁぁーーー」」」
「「ああっああああーーーーっ」」
オークに押さえつけられ殺される村長と…担がれていくその妻を黙って俺は見ていた。
恐らく1日分の水は既にかめに溜めているから、被害が出るのは明日からだ。
今日は汲んだ水を使う筈だから被害は余りでないだろう。
村長の家…と。
「すいません、村長の家を…」
そう近くの子供に話かけようとした瞬間、彼奴が居た。
『絶対に俺がこの手で殺したい相手…ケビンだ』
手が震える…体が此奴を殺せと訴えかけてくる。
駄目だ…耐えろ。
顔にだすな…憎しみを笑顔に変えろ。
「ケビンさん、この村に居たんですか?」
笑顔を無理やりつくり話しかけた。
「リ、リヒトじゃないか?! 久しぶりだな…今日はどうしたんだ?」
多分、俺が何も知らないと思っているんだろうな…
「この辺りに大きなオークの巣があると聞いて、討伐依頼を受けて来たんだ…それでケビンさんはなんでこの村に? なにかの依頼ですか?」
「まぁ、そんな所だ、ただ守秘義務がある依頼なんで詳しくは話せない…悪いな」
「冒険者なんだから当たり前じゃないですか? そう言えばカルミーさんは元気ですか? 今回は一緒じゃないんですか?」
顔色が曇った…だが、その後明るくなったな…
俺が知らないと思って安心したのだろう…
「今、カルミーは別の依頼で動いているんだ」
「そうですか、残念です、それでケビンさんは今夜暇ですか?」
「暇は暇だが…」
「なら、久しぶりに一緒に飲みませんか? 良い酒ありますから」
「そうだな、久々に飲むか?」
「はい、それでこの村には宿屋が無いそうなので村長さんの所に行こうと思うのですが、案内して頂けますか?」
「あっ、それなら、俺の家に泊まれば良いだろう」
家…持っているんだ。
「それじゃお願いします」
そのまま、ケビンの家に上がり込む。
大きな家ではないがちゃんとした一軒家だ。
「どうした、キョロキョロして」
「良い家ですね」
「まぁな」
さて此奴をどうするかだ…失敗したな。
大きな声でもあげられたら、そこで終わりだ。
「ケビンさん…俺知っているんですよ!」
「どうした? ぐふっ…お前…うんぐ」
俺はケビンの口を押えて手持ちのナイフで腹を刺した。
「俺はあんた達夫婦に憧れていたんだ…それが命欲しさにカルミーさんを犠牲にして情けないですよ…そんなに怖かったんですか」
「うぐっうぐっ」
首を縦に振った。
「そうですか…自分の大切な妻を落としてまでも、命が欲しかったんですね…まぁ良いや…このまま楽に殺してあげるよ…それじゃ」
俺がそのままナイフを横にひいた…内臓がはみ出して飛び出す。
「うんぐっううん」
「苦しいんだな、介錯してやるよ…」
一旦ケビンから手を離し…剣を抜いてケビンの首を斬り落とした。
顔見知りを殺すのは少し堪えるな。
地獄を見せてやる…そう思っていたが、いざとなると情けが出てしまった。
こんなクズでも…過去に俺に良くしてくれた数少ない人だ。
殺さない選択は無かった…だが殺す瞬間に優しかった兄のような笑顔が一瞬浮かんだ…だから楽に殺してしまった。
甘いな…
だが、此処からは『なんの借りも無い只の敵だ』
こんな嫌な思いをする事は無いだろう。
そのまま朝まで待って一旦村を離れた…
「おはようございます!おやお出かけですか? そう言えば村長さんの家はどうでしたか?」
「それが、顔見知りにの冒険者に会ったのでそちらに泊めてもらいました」
「そうですか」
「はい…それじゃ行ってきます」
◆◆◆
俺はケビンの肉を収納袋に入れるとオークの巣に向かった。
され、行くか…
俺はオークの巣に突っ込んでいく…
俺の実力ならこんな巣、簡単に全滅させる事が出来る。
だが、今回は違う…なるべく傷をつけない様に怒らせなければならない。
そのままオークの巣に入り暴れる…流石に1頭も殺さずには無理だ。
だが、最低限の殺しで押さえながら巣の中を進んでいく…王に会うのが目標だ。
「ぐわぁぁぁぁーーーっ」
「臭ええええーーんだよ、豚野郎がーーっ」
そのまま進むと扉が見えてきた…開けると苗床だった。
「た、た…助けて…」
「此処から出して…」
僅かに残っている服から、恐らく村人に間違いない…
「楽にしてあげるよ…」
俺は剣で首筋を切り…2人を楽にしてやった。
あの村の女だ、元から助ける気はない。
どうせ、此処から逃がして村に戻っても毒で死ぬし、その後生きても碌な事は無い…これは施しだ。
これで良い筈だ…それにこれはオークを怒らせるのに必要な事だ。
苗床の女を殺されたオークが更に怒っている気がする…
だが、まだだ…怒りが足りない。
更に奥に進むと…居た…まるで小さな山の様な大きさのオーク。
オークキングだ。
そのまま…俺はオークキングを切りつけ…腕を切り落とした。
「うがぁぁぁーーーーっ」
完全に怒っている…これで良い。
怒れ、怒れ、怒れーーーっ
俺はそのまま踵を返すと巣の外に向かった。
◆◆◆
怒ったオークの集団が追いかけてきた。
これで良い…もしかしたら、オークキングから、必ず殺せ…その様な命令が出されたのかも知れない。
巣からかなり離れたと言うのに追ってきている。
よく見ると後方にはオークキングも居た…
苗床の女を殺されキングの片腕を奪った…我を忘れて襲って来るのも当たり前だな…
俺はそのまま村まで走った。
門番は…居ない。
だが、門は閉まっている。
この大きな門が壊れればオークが入り放題だ。
「ファイヤーソード」
「ファイヤーソード」
俺の技2撃で門は瓦解した…そしてそのまま俺は突っ込む様に村に入った。
村の大通りには人が居ない。
恐らく体調を壊して家に引っ込んでいるのかも知れない。
俺のしたいのは復讐だ。
片端からドアを壊していく。
そして俺はケビンの肉を家の中に放り込んでいった。
目指すはあそこだ…あの大きな家…あそこがきっと村長の家だ。
ドアを蹴破った…
「リヒト様…」
顔色が青い。
毒が聞いているようだ。
「今、この村にオークが襲い掛かってきています」
「そんな…今朝から皆、体の調子が悪くなり…動けない者も多く…居るのです」
「そうか…それで一つ聞く…少し前にこの村で、女子の冒険者を凌辱していた…そういう話しがあるのだが…それは本当の事か?」
「うぐわぁぁぁぁーー」
オークはそこ迄来ている。
「どうやら、そこ迄オークが来ているようだな、素直に言わないならこのまま放置していく…そしたらお前だけじゃなく家族が全員死ぬんじゃないか?」
「した…確かにしたよ…だが、それは盗賊に言われて仕方がなかったんだ…」
「助けに来てくれた相手を裏切ったあげく襲い凌辱したんだな…」
「ああっ…話したぞ、助けてくれ…」
「そうか…」
どうやら、大型のオークが先頭で襲ってきたらしくこの家に入れずにいる。
村長を素通りして奥の部屋に向かった。
「何事ですか…リヒト様」
「…リヒト様」
母子が居た。
玄関を見た時から家族が居ると気が付いていた。
「今、この村は多くのオークに襲われている、だから来てくれ」
「「はい」」
俺は母子の手を取り走り出した。
「貴方…」
「お父さん…」
「リヒト様…何を」
「こうするんだよーーーっ」
子供をオークの方に放り投げた。
「いやぁぁぁぁーーーっ」
「何故だぁぁぁぁーーっ」
「お前達が手を出した女冒険者はな…俺にとって大切な人だったんだ…同じ思いをさせてやる…それだけだ…それじゃ」
俺は母親の手を…
母親を放り投げようと思った瞬間、もう入り口は壊されオークが入ってきた。
「た、助けて…頼む…」
「いやぁぁぁぁーーー」
「お前等は盗賊じゃなさそうだな…だが見捨てた…お前がその気になったら逃がしてあげることは出来た筈…だがしなかった…だから俺は…逃がす手伝いはしない…それじゃ頑張れよ…」
「「「ぐわぁぁぁぁぁーーー」」」
「「ああっああああーーーーっ」」
オークに押さえつけられ殺される村長と…担がれていくその妻を黙って俺は見ていた。
22
お気に入りに追加
493
あなたにおすすめの小説
俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活
石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。
ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。
だから、ただ見せつけられても困るだけだった。
何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。
この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。
勿論ヒロインもチートはありません。
他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。
1~2話は何時もの使いまわし。
亀更新になるかも知れません。
他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
転生したら唯一の魔法陣継承者になりました。この不便な世界を改革します。
蒼井美紗
ファンタジー
魔物に襲われた記憶を最後に、何故か別の世界へ生まれ変わっていた主人公。この世界でも楽しく生きようと覚悟を決めたけど……何この世界、前の世界と比べ物にならないほど酷い環境なんだけど。俺って公爵家嫡男だよね……前の世界の平民より酷い生活だ。
俺の前世の知識があれば、滅亡するんじゃないかと心配になるほどのこの国を救うことが出来る。魔法陣魔法を広めれば、多くの人の命を救うことが出来る……それならやるしかない!
魔法陣魔法と前世の知識を駆使して、この国の救世主となる主人公のお話です。
※カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる