トランス×ノイズ

「ま、何とかなるさ―――新入生」兵連司は呟いた。感傷も甲斐性も感じさせない、無責任な台詞だった。

 オカルトも怪異も食い潰された様に見える、近未来の日本。
 少女・狛いのりは”とある事故”に巻き込まれたことによって、見知らぬ教育機関・辻浦学園に転入することになってしまう。
 途中に出会った、暢気な少年・兵連司に案内された辻浦学園の正体は、

 ”ASM―――通称:トランスと呼ばれる異能力者たちの学園だった。”


というのは名許りの、基本ユルめな、時々ポップで、時々アクション、時々オカルトな雑音交じりの物語。



「自分はお爺ちゃんっ子じゃなくて、ジジイっ子だよ」

「それ……違いあります?」

「全然違うよ、ニュアンスが。三十度くらい」
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