44 / 90
<フリーター籠城編> ~神紙の使い手 エル姫登場~
第四十二話:フリーター、自分の運命を呪いたくなる
しおりを挟む
俺は、エル姫と一緒に塔の六階にのぼる。
いや、天井や壁があらかた崩れた場所は、もはや「階」とは呼べない。
ここが持ち場だったミイロがかすり傷で済んだのは、奇跡以外の何物でもない。
「リューキよ。白磁の塔は五階建てになってしもうたのう」
「そうだな。それにしても、屋上にいたムイロだけじゃなくて、ミイロもよく生き残ってくれたよ。ほんと、ゴブリン族の頑丈さには感心する」
新しい屋上に立ち、周囲を眺める。
夕陽を浴びて、塔の影が伸びる。
影の先端は東の城壁まで届く。
城壁の上に敵の気配は感じられない。
今日の戦いでは、ダゴダネルの奴らもかなりの痛手を被ったはず。
しばらくはおとなしくしているに違いない。
まあ、推測というより俺の願望にすぎないけどね。
かわいらしい小妖精があらわれ、俺たちのまわりをふわふわと舞う。
白い羽根の生えた精霊の化身は、エル姫の手の上にちょこんと降り立ち、なにやら話をする。
「次は誰の番じゃ? デボネアか……分かった。おぬしもご苦労じゃったな」
エル姫が小妖精に労いの言葉をかける。
中性的な容姿の小人は、羽根を閉じ、膝を折り曲げてしゃがみ込む。
ぽうっと柔らかく発光し、瞬時に姿が見えなくなる。
代わりに、糸くずのように細かい紙片がエル姫の手の上に残った。
「風の精霊のミネアは精霊界に還った。神紙の欠片を焚いてやろうかの」
エル姫が小妖精の抜け殻を火のなかにそっと入れる。
細かい紙片は一瞬で燃え尽き、細い煙が天高く昇っていく。
そう。俺たちは役目を終えた神紙を燃やすために、塔の上にのぼってきたのだ。
一連の儀式に参加していると、まるで小妖精の亡骸を荼毘に伏しているような悲しい気持ちになってくる。が、実際にはそうではない。
かわいらしい小人の正体は、エル姫が神紙に精霊の魂を宿らせた仮初の姿。
つまるところ、神紙は単なる容れ物に過ぎない。
魂の抜け落ちた紙片は、着られなくなった古着のようなもの。
それでも、エル姫は紙片を拾い集めては感謝の意味を込めて天に還すそうだ。
エル姫にもかわいいところがあるじゃないかと思ってしまった。
意外にセンチメンタルな奴だともね。
エル姫が新たな小妖精を召喚する。
精霊界に還った風の精霊ミネアはおっとりした感じだったが、今回呼んだデボネアは元気いっぱいに飛び回る小妖精だった。
同じ風の精霊でも、ずいぶんと性格が違うようだ。
巨大投石機を打ち破った戦いで活躍した炎の精霊三兄弟にも同様の印象を持ったが、精霊たちは意外と個性的なうえ、人間くさい存在なのだと思った。
「我が領主、エル姫さんや。ちと、良いが? 相談しだいことがあっでなあ」
階段を上ってきた兵站係のメイロが声をかけてくる。妙に真面目くさった顔だ。
「メイロ、どうした? 塔の修繕でなにか問題でも?」
「いんや、そっただことでねえ。まあ、見てもらえればわかるだ」
メイロに先導されるようにして、俺たちは三階に下りる。
ここは俺の持ち場。
俺の相棒、弩砲もある。
「我が領主。どうだあ、わかるかあ?」
三階に着くと、メイロが謎かけのように聞いてくる。
が、俺にはさっぱりわからない。
西の窓際に据え付けた弩砲はそのまま。
籠に入れられて山積みされた黄金弾にも変わった様子はない。
「どうだって聞かれても、なにがなんだか?」
「おでも最初はそうだっただあ……でもなあ、タマを落っことしで気づいただあ」
メイロは黄金弾を籠から拾い上げ、床にそっと置く。
丸い弾は、ゆっくりと動き出し、東の窓際の壁にぶつかるまで転がった。
「どういうことだ?」
「リューキよ。巨大投石機の攻撃は、塔が傾くほど凄まじかったということじゃ……」
エル姫がため息を漏らす。
大きなメガネの小さな微女が弱った顔を見せる。
「畜生! 西側からの砲撃は最優先で潰すぞ!」
「リューキよ。塔がすぐに倒れるとは思えぬが、ワーグナーからの迎えは早く来てほしいものじゃのう」
「エル。心配するな、援軍は必ず来る! ところでエリカはどこだ? 塔が傾いたのを教えてやらないと」
女騎士エリカ・ヤンセンが姿を見せないのに気づき、俺は尋ねた。
「エリカさまは一階にいるだあ。だいぶ、お疲れの様子だったなあ」
「ムイロ、教えてくれてありがとう。てか、ムイロこそ大丈夫なのか? ついさっきまで瀕死の重傷だったのに」
「おでは大丈夫! 我が領主のメシのおかげで元気になっただあ!」
火煙師にして軍隊では斥候を務めるムイロが、胸をドンと叩く。
心配させまいと多少は無理をしているようだが、かなり元気になった様子だ。
うむ、身体が頑丈なのもあるが、やはりゴブリン族は再生力が凄まじいな。
かと言って無理は禁物。
彼ら四人には、あとでコンビーフの缶詰を配ってやろう。
軍隊の救急用医療キットのようなものだ。
ただし、むやみに食べないよう釘も刺さねばいけない。
彼らが食欲を抑えられるかは疑問だが、なにも手を打たないよりはマシだ。
ミイロたちは、かけがえのない仲間。
生き延びる可能性を少しでも高めてやりたい。
エル姫たちと離れ、俺はひとりで螺旋階段を下りる。
一階に着くと、長椅子に横たわる女騎士エリカ・ヤンセンの姿が見えた。
彼女は両手を胸の前にそろえ、祈るような格好ですやすやと眠っている。
それは、俺が心の中で「イヤイヤのポーズ」と名付けた姿勢。
なんというか、いきなりごちそうを出されたような気分になる……
違う、そうじゃない!
俺のバカ!
いまはどうやって塔の防衛戦を続けるかって話だろ!!
煩悩さんには、速やかにご退場頂かねば……
「いや……だめ……」
女騎士エリカ・ヤンセンの口から言葉が漏れる。
妙に色っぽい。
彼女は目を覚ましていない。
夢を見続けている。
ただし、あまり楽しくない夢のよう。
ここは起こしてあげるべきだろうか。
いや、彼女は疲れているはず。
もう少し寝かしておいてあげようか。
俺は傍で観察……違う、見守っていよう。
「やめ、て……おねがい……」
……エリカにお願いされてしまう。え? 見ちゃだめなの? 違う。エリカの夢のなかの話だ。相手は誰だ? 俺の女騎士を苦しめる奴は何者だ? いやいや、だから夢のなかの話だってば。なんだそうか。さすがの領主も夢のなかは手出しができない。いや、夢に限らない。ほんと、俺ってば何もできないじゃないか。畜生! エリカが苦しんでるのに、俺は何もできないじゃないか。おっと、同じことを二回言ったね。くどくてすんません。でもまあ、それくらい悔しいってことです。畜生! おっと、またまた二度目のセリフだな。まあいい。このやり場のない怒りや悔しさをどこに持っていけば良いのだろうか。思いつかない。とりあえず、エリカを優しく起こしてやるか。さて、どうやる? 眠り姫の目を覚まさせる方法はひとつしか知りません。「キッスのことだあ!」 へへ、気のいいゴブリンたちを真似てみました。そう、キスのことです。では、エリカが目を覚まさないうちに急いで……いやいや、領主リューキさんよ、その考えはおかしいんじゃないか? 本末転倒ってやつだ。うう、仰る通りです。反論できません。全面降伏。けど、ちょっとならいいかもね。ちょっとってなんだ? 先っちょか? 先っちょってなんだ? ああ、フレンチ・キスのことね。はは、まんまと引っかかったな! フレンチ・キスとは実はディープなキスのことだ! な、な、な、なんだって!? そうとも、お前は誤解しているぞ! 先っちょだけのキスはバード・キスと言うのだ! へー、知らなかったな。勉強になりました。うむ、素直でよろしい。では早速……
女騎士エリカ・ヤンセンと目が合う。
彼女は心配そうな表情で俺を見上げている。
そればかりか、気づかないうちに、エリカは俺の手を優しく握ってくれていた。
「我が領主、大丈夫ですか?」
エリカにかけるはずのいたわりの言葉を、逆に俺がかけられる。
妄想が暴走していた自分が情けない。
俺は自分のことが急に恥ずかしくなってきた。
エリカは起き上がり、何も言わずに俺を優しく抱きしめてくれる。
「どうした? 嫌な夢でも見たのか?」
「我が領主……申し訳ございません。私は女騎士失格です」
「なんの話だ?」
「主君を護るどころか、呪器の束縛に巻き込んでしまいました……私は眠っていたのではありません。私の鎧『鉄の処女』と話をしていたのです」
エリカの話を聞き、『鉄の処女』と会話したことを思い出す。
彼女の生命を救うために俺は契約を結んだが、代償が必要との話だった。
詳しくはエリカに聞けとも言われたんだっけ。
さて、俺が払うべき代償とは、いったいなんだろうか?
いや、天井や壁があらかた崩れた場所は、もはや「階」とは呼べない。
ここが持ち場だったミイロがかすり傷で済んだのは、奇跡以外の何物でもない。
「リューキよ。白磁の塔は五階建てになってしもうたのう」
「そうだな。それにしても、屋上にいたムイロだけじゃなくて、ミイロもよく生き残ってくれたよ。ほんと、ゴブリン族の頑丈さには感心する」
新しい屋上に立ち、周囲を眺める。
夕陽を浴びて、塔の影が伸びる。
影の先端は東の城壁まで届く。
城壁の上に敵の気配は感じられない。
今日の戦いでは、ダゴダネルの奴らもかなりの痛手を被ったはず。
しばらくはおとなしくしているに違いない。
まあ、推測というより俺の願望にすぎないけどね。
かわいらしい小妖精があらわれ、俺たちのまわりをふわふわと舞う。
白い羽根の生えた精霊の化身は、エル姫の手の上にちょこんと降り立ち、なにやら話をする。
「次は誰の番じゃ? デボネアか……分かった。おぬしもご苦労じゃったな」
エル姫が小妖精に労いの言葉をかける。
中性的な容姿の小人は、羽根を閉じ、膝を折り曲げてしゃがみ込む。
ぽうっと柔らかく発光し、瞬時に姿が見えなくなる。
代わりに、糸くずのように細かい紙片がエル姫の手の上に残った。
「風の精霊のミネアは精霊界に還った。神紙の欠片を焚いてやろうかの」
エル姫が小妖精の抜け殻を火のなかにそっと入れる。
細かい紙片は一瞬で燃え尽き、細い煙が天高く昇っていく。
そう。俺たちは役目を終えた神紙を燃やすために、塔の上にのぼってきたのだ。
一連の儀式に参加していると、まるで小妖精の亡骸を荼毘に伏しているような悲しい気持ちになってくる。が、実際にはそうではない。
かわいらしい小人の正体は、エル姫が神紙に精霊の魂を宿らせた仮初の姿。
つまるところ、神紙は単なる容れ物に過ぎない。
魂の抜け落ちた紙片は、着られなくなった古着のようなもの。
それでも、エル姫は紙片を拾い集めては感謝の意味を込めて天に還すそうだ。
エル姫にもかわいいところがあるじゃないかと思ってしまった。
意外にセンチメンタルな奴だともね。
エル姫が新たな小妖精を召喚する。
精霊界に還った風の精霊ミネアはおっとりした感じだったが、今回呼んだデボネアは元気いっぱいに飛び回る小妖精だった。
同じ風の精霊でも、ずいぶんと性格が違うようだ。
巨大投石機を打ち破った戦いで活躍した炎の精霊三兄弟にも同様の印象を持ったが、精霊たちは意外と個性的なうえ、人間くさい存在なのだと思った。
「我が領主、エル姫さんや。ちと、良いが? 相談しだいことがあっでなあ」
階段を上ってきた兵站係のメイロが声をかけてくる。妙に真面目くさった顔だ。
「メイロ、どうした? 塔の修繕でなにか問題でも?」
「いんや、そっただことでねえ。まあ、見てもらえればわかるだ」
メイロに先導されるようにして、俺たちは三階に下りる。
ここは俺の持ち場。
俺の相棒、弩砲もある。
「我が領主。どうだあ、わかるかあ?」
三階に着くと、メイロが謎かけのように聞いてくる。
が、俺にはさっぱりわからない。
西の窓際に据え付けた弩砲はそのまま。
籠に入れられて山積みされた黄金弾にも変わった様子はない。
「どうだって聞かれても、なにがなんだか?」
「おでも最初はそうだっただあ……でもなあ、タマを落っことしで気づいただあ」
メイロは黄金弾を籠から拾い上げ、床にそっと置く。
丸い弾は、ゆっくりと動き出し、東の窓際の壁にぶつかるまで転がった。
「どういうことだ?」
「リューキよ。巨大投石機の攻撃は、塔が傾くほど凄まじかったということじゃ……」
エル姫がため息を漏らす。
大きなメガネの小さな微女が弱った顔を見せる。
「畜生! 西側からの砲撃は最優先で潰すぞ!」
「リューキよ。塔がすぐに倒れるとは思えぬが、ワーグナーからの迎えは早く来てほしいものじゃのう」
「エル。心配するな、援軍は必ず来る! ところでエリカはどこだ? 塔が傾いたのを教えてやらないと」
女騎士エリカ・ヤンセンが姿を見せないのに気づき、俺は尋ねた。
「エリカさまは一階にいるだあ。だいぶ、お疲れの様子だったなあ」
「ムイロ、教えてくれてありがとう。てか、ムイロこそ大丈夫なのか? ついさっきまで瀕死の重傷だったのに」
「おでは大丈夫! 我が領主のメシのおかげで元気になっただあ!」
火煙師にして軍隊では斥候を務めるムイロが、胸をドンと叩く。
心配させまいと多少は無理をしているようだが、かなり元気になった様子だ。
うむ、身体が頑丈なのもあるが、やはりゴブリン族は再生力が凄まじいな。
かと言って無理は禁物。
彼ら四人には、あとでコンビーフの缶詰を配ってやろう。
軍隊の救急用医療キットのようなものだ。
ただし、むやみに食べないよう釘も刺さねばいけない。
彼らが食欲を抑えられるかは疑問だが、なにも手を打たないよりはマシだ。
ミイロたちは、かけがえのない仲間。
生き延びる可能性を少しでも高めてやりたい。
エル姫たちと離れ、俺はひとりで螺旋階段を下りる。
一階に着くと、長椅子に横たわる女騎士エリカ・ヤンセンの姿が見えた。
彼女は両手を胸の前にそろえ、祈るような格好ですやすやと眠っている。
それは、俺が心の中で「イヤイヤのポーズ」と名付けた姿勢。
なんというか、いきなりごちそうを出されたような気分になる……
違う、そうじゃない!
俺のバカ!
いまはどうやって塔の防衛戦を続けるかって話だろ!!
煩悩さんには、速やかにご退場頂かねば……
「いや……だめ……」
女騎士エリカ・ヤンセンの口から言葉が漏れる。
妙に色っぽい。
彼女は目を覚ましていない。
夢を見続けている。
ただし、あまり楽しくない夢のよう。
ここは起こしてあげるべきだろうか。
いや、彼女は疲れているはず。
もう少し寝かしておいてあげようか。
俺は傍で観察……違う、見守っていよう。
「やめ、て……おねがい……」
……エリカにお願いされてしまう。え? 見ちゃだめなの? 違う。エリカの夢のなかの話だ。相手は誰だ? 俺の女騎士を苦しめる奴は何者だ? いやいや、だから夢のなかの話だってば。なんだそうか。さすがの領主も夢のなかは手出しができない。いや、夢に限らない。ほんと、俺ってば何もできないじゃないか。畜生! エリカが苦しんでるのに、俺は何もできないじゃないか。おっと、同じことを二回言ったね。くどくてすんません。でもまあ、それくらい悔しいってことです。畜生! おっと、またまた二度目のセリフだな。まあいい。このやり場のない怒りや悔しさをどこに持っていけば良いのだろうか。思いつかない。とりあえず、エリカを優しく起こしてやるか。さて、どうやる? 眠り姫の目を覚まさせる方法はひとつしか知りません。「キッスのことだあ!」 へへ、気のいいゴブリンたちを真似てみました。そう、キスのことです。では、エリカが目を覚まさないうちに急いで……いやいや、領主リューキさんよ、その考えはおかしいんじゃないか? 本末転倒ってやつだ。うう、仰る通りです。反論できません。全面降伏。けど、ちょっとならいいかもね。ちょっとってなんだ? 先っちょか? 先っちょってなんだ? ああ、フレンチ・キスのことね。はは、まんまと引っかかったな! フレンチ・キスとは実はディープなキスのことだ! な、な、な、なんだって!? そうとも、お前は誤解しているぞ! 先っちょだけのキスはバード・キスと言うのだ! へー、知らなかったな。勉強になりました。うむ、素直でよろしい。では早速……
女騎士エリカ・ヤンセンと目が合う。
彼女は心配そうな表情で俺を見上げている。
そればかりか、気づかないうちに、エリカは俺の手を優しく握ってくれていた。
「我が領主、大丈夫ですか?」
エリカにかけるはずのいたわりの言葉を、逆に俺がかけられる。
妄想が暴走していた自分が情けない。
俺は自分のことが急に恥ずかしくなってきた。
エリカは起き上がり、何も言わずに俺を優しく抱きしめてくれる。
「どうした? 嫌な夢でも見たのか?」
「我が領主……申し訳ございません。私は女騎士失格です」
「なんの話だ?」
「主君を護るどころか、呪器の束縛に巻き込んでしまいました……私は眠っていたのではありません。私の鎧『鉄の処女』と話をしていたのです」
エリカの話を聞き、『鉄の処女』と会話したことを思い出す。
彼女の生命を救うために俺は契約を結んだが、代償が必要との話だった。
詳しくはエリカに聞けとも言われたんだっけ。
さて、俺が払うべき代償とは、いったいなんだろうか?
0
お気に入りに追加
1,212
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
ローゼンクランツ王国再興記 〜前王朝の最高傑作が僕の内に宿る事を知る者は誰もいない〜
神崎水花
ファンタジー
暗澹たる世に一筋の光明たるが如く現れた1人の青年。
ローゼリア伯フランツの嫡子アレクス。
本を読むのが大好きな優しい男の子でした。
ある不幸な出来事で悲しい結末を迎えますが、女神シュマリナ様の奇跡により彼の中に眠るもう1人のアレク『シア』が目覚めます。
前世も今世も裏切りにより両親を討たれ、自身の命も含め全てを失ってしまう彼達ですが、その辛く悲しい生い立ちが人が生きる世の惨たらしさを、救いの無い世を変えてやるんだと決意し、起たせることに繋がります。
暗澹たる世を打ち払い暗黒の中世に終止符を打ち、人の有り様に変革を遂げさせる『小さくも大きな一歩』を成し遂げた偉大なる王への道を、真っすぐに駆け上る青年と、彼に付き従い時代を綺羅星の如く駆け抜けた英雄達の生き様をご覧ください。
神崎水花です。
デビュー作を手に取って下さりありがとうございます。
ほんの少しでも面白い、続きが読みたい、または挿絵頑張ってるねと思って頂けましたら
作品のお気に入り登録や♥のご評価頂けますと嬉しいです。
皆様が思うよりも大きな『励み』になっています。どうか応援よろしくお願いいたします。
*本作品に使用されるテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
*本作品に使用される挿絵ですが、作者が1枚1枚AIを用い生成と繰り返し調整しています。
ただ服装や装備品の再現性が難しく統一できていません。
服装、装備品に関しては参考程度に見てください。よろしくお願いします。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【異世界ショップ】無双 ~廃絶直前の貴族からの成り上がり~
クロン
ファンタジー
転生したら貴族の長男だった。
ラッキーと思いきや、未開地の領地で貧乏生活。
下手すれば飢死するレベル……毎日食べることすら危ういほどだ。
幸いにも転生特典で地球の物を手に入れる力を得ているので、何とかするしかない!
「大変です! 魔物が大暴れしています! 兵士では歯が立ちません!」
「兵士の武器の質を向上させる!」
「まだ勝てません!」
「ならば兵士に薬物投与するしか」
「いけません! 他の案を!」
くっ、貴族には制約が多すぎる!
貴族の制約に縛られ悪戦苦闘しつつ、領地を開発していくのだ!
「薬物投与は貴族関係なく、人道的にどうかと思います」
「勝てば正義。死ななきゃ安い」
これは地球の物を駆使して、領内を発展させる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる