上 下
28 / 90
<フリーター隠密行編> ~ 女騎士エリカ 大剣を振るう~

第二十六話:フリーター、シモベーズを結成する

しおりを挟む
「エリカ様、おはようございます! 昨夜はよく眠れましたか?」
「……知りません」
「いよいよ出発ですね。俺、ラバに乗って旅するのは初めてなんですよ!」
「……知りません」

 ダゴダネル領に向かう日の朝。
 出立準備にあわただしいオーデル村で、マイロは弱りきっていた。

 理由は明白。
 外交団の正使、女騎士ナイトエリカ・ヤンセンの機嫌がすこぶる悪く、下僕しもべの俺の問いかけに「知りません」としか答えてくれないからだ。

 うん、困った。
 いや、マジで。

 千を超えるあらくれ者が武器を鳴らして騒ぐなか、俺ひとり途方に暮れる。
 呆然自失ぼうぜんじしつ状態の俺の姿が目に留まったのか、ゴブリン・ロードのジーグフリードが近づいてくる。

「マイロ。出立の準備で、なにか困ったことでも?」
「ジーグフリード殿。準備はほぼ整いました。整っていないのはエリカ様のお気持ちだけです」
「うーん、そればかりはお役に立てませんね」
「いえ、ちょっとグチをこぼしただけです。そうそう、ジーグフリード殿にお願いがありまして……」

 俺は火蜥蜴サラマンダーの肉をキープしてくれるよう依頼する。
 マイロの正体が領主ロードリューキだと知ったミヒャエル少年の口止め料だ。

 当然のように、ジーグフリードは俺の要求を快諾かいだくしてくれた。
 もともと守護龍ドラゴンヴァスケルが狩った獲物。
 拒否はされないだろうけどね。

 ついでに、俺はジーグフリードにカップスープのもとを渡すことにした。
 ダゴダネル領まで護衛してもらう謝礼のつもりだ。

「重症のビタ・ダゴダネルをあっという間に回復させた、例のスープですか? ……ワーグナー家秘伝という」
「実は、ワーグナー家秘伝のスープというのは事実ではありません。俺が個人的に研究して完成させた滋養食エナジーフードです」
滋養食エナジーフード?」
「そうです。いまあるぶんはすべてお渡しします。俺にもしものことがあれば二度と手に入らなくなりますから、大事に使って下さいね」

 ジーグフリードが狼狽うろたえる。
 俺が渡した大量の滋養食エナジーフード、カップスープのもとを頭上にかかげて平伏する。

 おっと、やりすぎたか!?
 いささかオーバーな言い方をしてしまったようだ。

「ジーグフリード殿、立って下さい。皆が見ていますよ!」
「し、しかし、そのような貴重なものを……」

 ジーグフリードの手が震える。
 彼が宝物のように抱えるのは、カップスープのもとのお徳用パック。
 一見いっけんするとマヌケな光景。
 だが、俺からすれば食べ慣れたインスタントなスープも、ゴブリン族からすれば神薬エリクサーに匹敵するすぐれもの。
 冷静に考えれば、彼が恐縮する態度もわからないでもない。

「マイロ……本当に良いのか?」
「構いません。無事にワーグナー城に帰還したら、また買い……調合します。もし報酬が過剰だと気にされるのであれば、そのぶんエリカ様の護衛をしっかりとお願いします」
「もちろんだ! 任せてくれ!!」

 ジーグフリードが高らかに宣言する。
 こっちが申し訳なく思えるくらい、りきんでいる。

 いやはや……滋養食エナジーフードが、実は格安の投げ売り品だなんて口にできないな。

 ちなみに、ジーグフリードは滋養食エナジーフードをゴブリン族全体で平等に分けるという。
 自分の一族だけで独占すればイザコザの元凶になるからだとか。
 さすがゴブリン・ロード。
 目先の利益にとらわれない。
 ホント、たいした男だ。

◇◇◇

 オーデル村を出立する。
 先頭は白馬に乗った女騎士ナイトエリカ。 
 従うは五頭のラバに乗った五人の下僕しもべと、およそ千三百のゴブリン兵。

 女騎士ナイトエリカ・ヤンセンが颯爽さっそうと白馬にまたがる姿は、文字通り絵になる光景。
 思わずポーッと見とれていると、「見ないでください」とあっさり拒否きょひられる。
 取りつくしまがないとは、まさにこういう状況。

 くっ……エリカ様、マイロはどうすればよいのですか?

 五頭のラバに乗った五人は、マイロと四人のゴブリン族の男。
 下僕頭しもべがしらの俺と、ジーグフリードが選んだ四人の下僕しもべ仲間。
 ジーグフリードの話では、彼らは俺の影武者となるべく、俺と姿かたちが似た者が選ばれたらしい。

 確かに、四人の男はゴブリン族としては細身で小柄。
 遠目には俺との違いはないかもしれない。
 だが顔つきは俺に似てるとは思えない。いや、思いたくない。
 頼むからゴブリンに似てるなんて言わないでくれ! 
 別にゴブリンたちは嫌いじゃない。
 オーデル村で一緒に過ごし、彼らのいかつい顔にもそれなりに慣れた。
 けど、俺の顔はゴブリンよりもシュッとしてて男前だ! 
 誰か、そう言ってくれ!

「……大丈夫、ぜんぜん似てませんから」

 俺の心の叫びが聞こえたかのように、エリカがつぶやく。

 えっ? 空耳じゃないよね? 
 いま、エリカ様は俺に向かってしゃべってくれたよね?
 
 マイロの俺は、エリカに聞き返す。
 けど、「……知りません」としか答えてくれない。
 むむむ、手強てごわい。
 でも絶対にエリカは、俺とゴブリンは似ていないと言ってくれたはずだ。

 エリカ様! ありがとうございます。
 お気遣きづかい頂き、感謝いたします!

 女騎士ナイトエリカが騎乗する白馬を追う。
 五頭のラバで並走しながら、俺たち同朋どうほうは自己紹介を交わす。
 特殊任務ということで、彼らにはジーグフリードから偽名ぎめいを与えられたそうだ。
 なかなか手が込んでいる。

「おで、ミイロだ。でも、ほんどの名前はミリアンだ」
「おで、ムイロだ。でも、ほんどの名前はムタルだ」
「おで、メイロだ。でも、ほんどの名前はメッシーナだ」
「おで、モイロだ。でも、ほんどの名前はモーリッツだ」
おれ、マイロだ。でも、ほんとの名前は……」

 おっと、あぶない!

 あやうく、領主ロードリューキを名乗るところだった。
 誘導尋問おそるべし。
 いや、別に誘導されてないか。
 俺が勝手に話の流れに乗りかけただけだ。

 俺の正体はワーグナーの最高機密。
 もっと注意せねばなるまい。

「マイロさん。ちと、よいが?」
「なんだい? ムイロ、じゃなくてモイロ」
「おで、ミイロだ。んで、うちのガキがマイロさんに世話せわんなったそうで、お礼を言わねばと思っで」
「ミイロの息子むすこ?」
「ミヒャエルだあ。うちのガキは、マイロさんとエリカ様に遊んでもらったんだ」

 なんと!
 マイロ下僕仲間しもべなかま影武者かげむしゃのミイロは、村を案内してくれたミヒャエル少年の父親だった。
 特段、衝撃を受けるほどの真実が明かされたわけではないが、単純に世界は狭いなと思った。

「そうか。言われてみれば、ミイロとミヒャエルは似てる気がする。ていうか、お前たち四人は似すぎていてサッパリ見分けがつかないよ」
「マイロさん、なに言うだ? マイロさんも入れで、五人はそっくりだあ」

 え? 俺も? 
 いやいや、俺は違うでしょ。

「ミイロ、なに言っでんだ? マイロさんはこっちだ」
「ちがう。おで、ムイロだ。マイロさんはあっちだ」
「ちがう。おで、メイロだ。マイロさんはそっちだ」
「ちがう。おで……」


……まずい。無限ループにおちいりそうだ。四人の顔を順に見てると目が回ってくる。むむむ、誰が誰だか分からない。お前がミイロか? え、違う? じゃあ、ムイロか? え? そうじゃない? だったら、メイロか? やっぱ違う? そんなら……ん? ちょっと待って! みんな動かないで! 順番が入れ替わったら誰が誰だか分からなくなっちゃうよ! あ、そうか、ラバが言うことを聞いてくれないんだ。みんな、ラバに乗るのに慣れてないんだね。俺も同じさ。顔かたちは似てないけど、ようやく共通項が見つかったね。うんうん、俺たちは下僕しもべ仲間。五人集まると戦隊ヒーローみたいだ。ゴブリン戦隊「シモベーズ」。ぷぷっ、すごく弱そう。てか、俺はゴブリンじゃなかったな。おっと、ちょっと待ってよ! みんなどこに行くんだよ! 違った、俺のラバが走り出しただけか。やあ、相棒ラバ君。隊列に戻ろう! 迷子になるよ。ね、お願い、戻って! ほら、みんなからどんどん離れていくよ。頼む! そっちは崖だよ。危ないぞ! ラバの崖下りはちょっと難しいと思うんだよね。俺はおススメしないな。でも、どうしてもやりたいんだったら仕方ない。俺、ここで見ていてあげるから、チャレンジしてきなよ。だからお願い、俺を下ろしてー!……


 ひらり。
 白馬が俺の行く手をさえぎる。
 騎乗する女騎士ナイトエリカ・ヤンセンが俺の相棒ラバ君をひとにらみする。
 ヤンチャなラバ君は即降参。
 崖下りを断念し、おとなしく隊列に戻っていく。

「エリカ様。ありがとうございます、マイロはエリカ様のおかげで、また命拾いしました!」
「おや? あなたはマイロだったのね。五人は似ているから分からなかったわ」

 冷えきった声が答える。

 いやいや、エリカ様、なにをおっしゃいます? 

 俺のことマイロだって分かってますよね?
 俺の正体が領主ロードリューキだって知ってて言ってますよね?

「あなたがマイロだと知っていれば、助けなかったものを……」

 なにそのセリフ。
 超こえー。
 ねえ、俺って、そんなにイケないことしたの?
 うん、したんだよね、きっと……

「エリカ様! 俺の行動がエリカ様のご不興を買ってしまったことはお詫び申します。ですが、あれはわざとではなく……」
「マイロの行動? な、なんのことかしら!?」
「エリカさま? 忘れただか? キッスのことだあ!」
 
 ミイロだかムイロだかメイロだかモイロだか分からないが、余計なことを言う。
 
 途端、外交団の正使、女騎士ナイトエリカの顔が赤く染まる。
 両手を胸の前で合わせ、祈るような格好でイヤイヤする。
 うん、安定のかわいさ……おっと、いかんいかん、顔がニヤけてしまった。

「マイロ! なにを笑ってるの! またそうやって私のことを馬鹿にして!!」

 ん? エリカはカン違いしてるのか?
 
 ていうか、俺が女騎士ナイトエリカ・ヤンセンをバカにするわけないじゃないか! 
 むしろ、お慕い申し上げております。
 いや、そういうことを言うからマジメなエリカは怒っちゃうんだよね。
 いやいや、言ったことないか。
 でもまあ、雰囲気はかもし出してたかも。
 うん、ここはひとつ、大真面目に答えよう。

「エリカ様、なにをおっしゃいます? エリカ様を称賛しこそすれ、馬鹿にすることなどありえません!」
「ほんとうかしら?」
「俺はいつでも大真面目です」
「じゃあ……あれも、そうなの?」
「あれ、とは?」
「マイロさんもなにをとぼけてるんだあ? キッスのことに決まってんだあ!」

 ミイロだかムイロだかメイロだかモイロだか分からないが、いちいち口を挟む。

 なるほど。
 ゴブリンがおしゃべり好きで、噂話ゴシップに目がないのは、よーくわかった。
 わかったから、火に油を注ぐのはやめてくれ!

「マイロは、大真面目にあれを……ごめんなさい。私ったら、てっきり」

 なぜかエリカがモジモジしはじめる。
 花占はなうらないで花弁をむしるように、白馬のたてがみを一本ずつむしる。
 ハンサムな白馬は毛を抜かれる痛みに耐え、ポーカーフェイスを決め込む。

 白き馬よ……お前、偉いな。

「マイロ……あなたの真剣な気持ちは分かりました。嬉しく思います。私の返答は、ワーグナー城に帰還するまで待ってください」

 女騎士ナイトエリカが明言する。
 彼女はきびすを返し、そのまま隊列の先頭に戻る。

 いやいや、ちょっと待ってくれ!
 俺って、いま、愛の告白をしたことになってるのか?
 そんな流れになってないか?
 別に俺の気持ちは否定はしないけど、こんな展開で進んじゃうのか?
 もっとムードとか、シチューエーションとか、大事にしなくて良いのか?

 俺は思わず、あたりをきょときょと見回す。
 新しい仲間「シモベーズ」のメンバーが一斉に親指を立てているサムズアップ
 
 おい、お前たち。
 面白いネタをゲットしたぜ! みたいな顔をしてないか? 
 俺の被害妄想か?
 
 下僕しもべ仲間、四人の同朋が俺を温かい目で見ている。
 拍手でもされそうな雰囲気。
 実際には軽く肩を叩かれただけだが、五人の距離は一気に縮まったようだ。
 くうっ……

 ゴブリンたちが親近感を抱いてくれたのは良いとして、エリカの返答がすごく気になる。

 さてさて、俺とエリカの関係はどうなっちゃうのだろうか?
しおりを挟む
感想 24

あなたにおすすめの小説

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

転生墓守は伝説騎士団の後継者

深田くれと
ファンタジー
 歴代最高の墓守のロアが圧倒的な力で無双する物語。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...