15 / 90
<フリーター危機一髪> ~嵐の前の静けさ~
幕間①:ジーナ先生の個人授業 1
しおりを挟む
「この世界の情勢や歴史ですか? 当然知ってますわ。家庭教師のリヒャルド爺に学びましたから」
ジーナ・ワーグナーが鼻高々に答える。
彼女は元領主で、現在は城代。
ワーグナー家の第五十三代当主で、今では俺の配下。
そう。俺が手に入れたのは城と領地だけで、ワーグナー家そのものではない。
よく考えると俺たちはややこしい間柄だ。
まあ、俺の方が巻き込まれた口だけどね。
「リューキさまは、この世界のことを知りたいんですか?」
「そんなとこだ。領主たるもの、自分の領地はもちろん、世界情勢も把握しておかないとな」
「リューキさま、偉いですわ! わっかりましたー。わたしが個人授業してさしあげます!」
ジーナが元気な声をあげる。
むんっと胸をそらし、どこかへ行ってしまう。
しばらく待つと、地図やら古文書やら巻物やらを抱えて戻ってくる。
なんだか妙に張りきっている。
いやいや、そこまで本格的に準備しなくてもいいのに。
空いてる時間にお茶でも飲みながら話してくれるだけで構わない。
授業だなんて仰々しくしなくても良いんだが。
「では始めます! リューキさま、はやく席についてください!」
「は、はいっ!」
ジーナの勢いに思わず従ってしまう。
ワーグナー城の大広間が、個人授業の教室に変わってしまった。
なぜだ? 流れがジーナのペースになってる。
俺が思ってたのと違う。
「ジーナ、そこまで堅苦しくなくても……」
「そこ! 騒がないの。授業中は静かにですわ!」
「はい……すいません」
叱られた俺は背筋を正す。
授業を受けるのは高校生のとき以来。
もう十五年、いや十六年たつか。
懐かしいが、あの頃には戻りたいと思わない。
学校の授業は退屈でしかなかった。
「今日はワーグナー城の歴史。ひいてはワーグナー家の歴史を説明しますわね!」
「ジーナ先生、よろしくお願いします」
「せ・ん・せ・い! なんて素晴らしい響き! わたし、がんばりますわ!!」
ああ、やっちまった。
ついうっかり、ジーナを「先生」と呼んでしまった。
火に油を注ぐとは正にこのこと。
いまさら取り消せるはずもない失言に、ジーナの目がキラキラ輝く。
ふうっ、純粋な瞳がまぶしいぜ。
俺たちは先生と生徒。
もう後戻りはできない。
「コホン、では……そもそもワーグナー城とは初代ワーグナー卿が戦功の褒美として皇帝陛下より下賜されたローグ山に築城した山城で、プロイゼン帝国随一の堅牢さを誇る城です。ローグ山っていうのはこの地図のこの山のことで、帝国で三番目に高い山です。いまも地殻変動が続いていて、どんどん高くなってます。山の高さの記録はこっちの本に載ってます。けど、ワーグナー城は日当たりの悪い北斜面にあるので、城近辺の村々は農作物があまりとれないのよね。困ったものだわ。農業だけじゃなく、このあたりには産業らしい産業がないの。山を掘っても碌な鉱物は取れないし。なので、武勇に優れた初代ワーグナー卿は近隣勢力を攻め、領地を切り取っていったそうよ。わたしの父、ギルガルド・ワーグナーが第五十二代当主になるころには、帝国全土の三分の一近くを勢力下におく大公爵になっていたわ。それがいまや、初代ワーグナー卿の最初の領地よりも小さくなっちゃった。寂しい話よね。でね、初代ワーグナー卿ってのが……」
「はい! ジーナ先生!」
「ほえっ? なんでしょうか?」
俺は我慢できず、ジーナ先生の説明を止める。
ひと息でいつまでも話し続けるジーナの説明はあっちこっち飛んで分かりにくい。
彼女の肺活量がスゴイのはわかったが、要点を絞って話してほしいものだ。
「ジーナ先生。今さらですが、ワーグナー家は公爵なんですか? 公爵って、格式高い家柄ですよね?」
「そーでーす。父上は皇帝に次ぐ実力者でしたわ。いまでは名ばかりの公爵家ですけどねー」
「先生。差し支えなければ、なにがあったのか教えてくれませんか? 大公爵が落魄するにも原因があると思います」
「簡単に言えば、皇帝の跡目争いで負けた側についたからよ。裏切りにあった側といっても良いかしらねー。よくある話よ」
ジーナ先生がさらっと答える。
他人事のように話しているが、本音はどうだろうか。
ワーグナー城を売り払うまで追い詰められたんだから、面白いはずなかろう。
「はい。他に質問がなければ授業の続きをします。初代ワーグナー卿は……」
ジーナ先生の講義が続く。
初代ワーグナー卿は勇猛なだけでなく信義に厚い男だったらしい。
権謀術数にも長け、硬軟使い分けて領地を拡大したことから、有能な男であったのは間違いない。
ジーナ先生がひと息ついて水を飲む。
昼過ぎに始まった授業は、すでに五時間は経過した。
初代ワーグナー卿の功績は語りつくされたかに思えた。
「でね、こっからが面白いのよ! 実は初代ワーグナー卿って方は艶福家でもあって、政略結婚を繰り返して……」
ジーナ先生のテンションが上がる。
今までの話は単なる序章だったのか。
この様子では、歴代ワーグナー卿の話が何日も続きそうだ。
いや、だけどね。
俺の目的は領主として領地運営に役立つ情報が欲しいのであって……
「我が領主、ジーナ様。そろそろ夕食の時間ですがどうされますか? こちらに運ばせましょうか?」
「エリカ、知らせてくれてありがとう。ジーナ先生、授業の続きはまた今度に……」
「リューキさまぁ! ここからが盛り上がるんですってば! エリカ、夕食はこっちに運ばせて!」
「ええっ! じゃあ、エリカも俺たちと一緒に夕食をとらないか?」
「嫌です! いえ、用事がありますので遠慮させていただきます!」
エリカ・ヤンセンに逃げられる。
さすがは女騎士といったところか、危機察知能力が高い。
結局、俺は翌日の明け方近くまでジーナの個人授業を受けた。
というか、そこで意識を失った。
一晩かけても、ワーグナー家の二代目当主の途中までしか聞けなかった。
二代目は凡庸な当主だったらしいが、それでもジーナの話は長かった。
教訓:ジーナ先生の授業は時間を決めてから受けよう。
ジーナ・ワーグナーが鼻高々に答える。
彼女は元領主で、現在は城代。
ワーグナー家の第五十三代当主で、今では俺の配下。
そう。俺が手に入れたのは城と領地だけで、ワーグナー家そのものではない。
よく考えると俺たちはややこしい間柄だ。
まあ、俺の方が巻き込まれた口だけどね。
「リューキさまは、この世界のことを知りたいんですか?」
「そんなとこだ。領主たるもの、自分の領地はもちろん、世界情勢も把握しておかないとな」
「リューキさま、偉いですわ! わっかりましたー。わたしが個人授業してさしあげます!」
ジーナが元気な声をあげる。
むんっと胸をそらし、どこかへ行ってしまう。
しばらく待つと、地図やら古文書やら巻物やらを抱えて戻ってくる。
なんだか妙に張りきっている。
いやいや、そこまで本格的に準備しなくてもいいのに。
空いてる時間にお茶でも飲みながら話してくれるだけで構わない。
授業だなんて仰々しくしなくても良いんだが。
「では始めます! リューキさま、はやく席についてください!」
「は、はいっ!」
ジーナの勢いに思わず従ってしまう。
ワーグナー城の大広間が、個人授業の教室に変わってしまった。
なぜだ? 流れがジーナのペースになってる。
俺が思ってたのと違う。
「ジーナ、そこまで堅苦しくなくても……」
「そこ! 騒がないの。授業中は静かにですわ!」
「はい……すいません」
叱られた俺は背筋を正す。
授業を受けるのは高校生のとき以来。
もう十五年、いや十六年たつか。
懐かしいが、あの頃には戻りたいと思わない。
学校の授業は退屈でしかなかった。
「今日はワーグナー城の歴史。ひいてはワーグナー家の歴史を説明しますわね!」
「ジーナ先生、よろしくお願いします」
「せ・ん・せ・い! なんて素晴らしい響き! わたし、がんばりますわ!!」
ああ、やっちまった。
ついうっかり、ジーナを「先生」と呼んでしまった。
火に油を注ぐとは正にこのこと。
いまさら取り消せるはずもない失言に、ジーナの目がキラキラ輝く。
ふうっ、純粋な瞳がまぶしいぜ。
俺たちは先生と生徒。
もう後戻りはできない。
「コホン、では……そもそもワーグナー城とは初代ワーグナー卿が戦功の褒美として皇帝陛下より下賜されたローグ山に築城した山城で、プロイゼン帝国随一の堅牢さを誇る城です。ローグ山っていうのはこの地図のこの山のことで、帝国で三番目に高い山です。いまも地殻変動が続いていて、どんどん高くなってます。山の高さの記録はこっちの本に載ってます。けど、ワーグナー城は日当たりの悪い北斜面にあるので、城近辺の村々は農作物があまりとれないのよね。困ったものだわ。農業だけじゃなく、このあたりには産業らしい産業がないの。山を掘っても碌な鉱物は取れないし。なので、武勇に優れた初代ワーグナー卿は近隣勢力を攻め、領地を切り取っていったそうよ。わたしの父、ギルガルド・ワーグナーが第五十二代当主になるころには、帝国全土の三分の一近くを勢力下におく大公爵になっていたわ。それがいまや、初代ワーグナー卿の最初の領地よりも小さくなっちゃった。寂しい話よね。でね、初代ワーグナー卿ってのが……」
「はい! ジーナ先生!」
「ほえっ? なんでしょうか?」
俺は我慢できず、ジーナ先生の説明を止める。
ひと息でいつまでも話し続けるジーナの説明はあっちこっち飛んで分かりにくい。
彼女の肺活量がスゴイのはわかったが、要点を絞って話してほしいものだ。
「ジーナ先生。今さらですが、ワーグナー家は公爵なんですか? 公爵って、格式高い家柄ですよね?」
「そーでーす。父上は皇帝に次ぐ実力者でしたわ。いまでは名ばかりの公爵家ですけどねー」
「先生。差し支えなければ、なにがあったのか教えてくれませんか? 大公爵が落魄するにも原因があると思います」
「簡単に言えば、皇帝の跡目争いで負けた側についたからよ。裏切りにあった側といっても良いかしらねー。よくある話よ」
ジーナ先生がさらっと答える。
他人事のように話しているが、本音はどうだろうか。
ワーグナー城を売り払うまで追い詰められたんだから、面白いはずなかろう。
「はい。他に質問がなければ授業の続きをします。初代ワーグナー卿は……」
ジーナ先生の講義が続く。
初代ワーグナー卿は勇猛なだけでなく信義に厚い男だったらしい。
権謀術数にも長け、硬軟使い分けて領地を拡大したことから、有能な男であったのは間違いない。
ジーナ先生がひと息ついて水を飲む。
昼過ぎに始まった授業は、すでに五時間は経過した。
初代ワーグナー卿の功績は語りつくされたかに思えた。
「でね、こっからが面白いのよ! 実は初代ワーグナー卿って方は艶福家でもあって、政略結婚を繰り返して……」
ジーナ先生のテンションが上がる。
今までの話は単なる序章だったのか。
この様子では、歴代ワーグナー卿の話が何日も続きそうだ。
いや、だけどね。
俺の目的は領主として領地運営に役立つ情報が欲しいのであって……
「我が領主、ジーナ様。そろそろ夕食の時間ですがどうされますか? こちらに運ばせましょうか?」
「エリカ、知らせてくれてありがとう。ジーナ先生、授業の続きはまた今度に……」
「リューキさまぁ! ここからが盛り上がるんですってば! エリカ、夕食はこっちに運ばせて!」
「ええっ! じゃあ、エリカも俺たちと一緒に夕食をとらないか?」
「嫌です! いえ、用事がありますので遠慮させていただきます!」
エリカ・ヤンセンに逃げられる。
さすがは女騎士といったところか、危機察知能力が高い。
結局、俺は翌日の明け方近くまでジーナの個人授業を受けた。
というか、そこで意識を失った。
一晩かけても、ワーグナー家の二代目当主の途中までしか聞けなかった。
二代目は凡庸な当主だったらしいが、それでもジーナの話は長かった。
教訓:ジーナ先生の授業は時間を決めてから受けよう。
0
お気に入りに追加
1,209
あなたにおすすめの小説
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる