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第2弾 冷たい同級生
トラック1 意識(3)
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予定よりもはるかに遅い時間。
ようやく終わった。
こんなことなら、僕1人でやってしまった方がよかったと後悔した。
次からは1人でやろう。
そう心に決めた。
同じ過ちは繰り返さない。
なのに、キミと言う人はなにかと仕事を嗅ぎつけては半分寄こせと言ってくる。
キミがいると遅くなる。
足でまとい。
使えないヤツ。
我ながら、キツイ言葉を浴びせたつもりだった。
でもキミはめげなかった。
諦めが悪いのか、ただ頭が悪いだけなのか、僕につきまとうことをやめなかった。
まったく……。
面倒なヤツと関わってしまった。
残りの任期が憂鬱だ。
来年のクラス委員は、キミじゃないことを願うよ。
ようやく終わった。
こんなことなら、僕1人でやってしまった方がよかったと後悔した。
次からは1人でやろう。
そう心に決めた。
同じ過ちは繰り返さない。
なのに、キミと言う人はなにかと仕事を嗅ぎつけては半分寄こせと言ってくる。
キミがいると遅くなる。
足でまとい。
使えないヤツ。
我ながら、キツイ言葉を浴びせたつもりだった。
でもキミはめげなかった。
諦めが悪いのか、ただ頭が悪いだけなのか、僕につきまとうことをやめなかった。
まったく……。
面倒なヤツと関わってしまった。
残りの任期が憂鬱だ。
来年のクラス委員は、キミじゃないことを願うよ。
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