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5章 トゥルースオブマインド
154話 恋とは愛とは
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教国との戦いが終わって、ミナはとても忙しそうにしている。
しばらくは、ミナと会うことは難しいかもしれないな。
なにか手伝えることがあれば良いのだが、政治に詳しいわけではないからな。
無理に関わろうとしても、足手まといになるだけだろう。
なにか協力を要請されたら、即座に手伝う。それでいいだろう。
それはさておき、サクラを第二夫人にする予定だから、心の準備をしておけとディヴァリアに言われた。
どうにも、満場一致で決まったのだとか。投票権を持っていたのは誰なのだろうか。
というか、やはり女の人どうしが結託すると男は置き去りにされるな。仕方がないとはいえ。
ここまでくると、俺の意志なんて無視して結婚相手が決まっていくのだろうな。
まあ、ディヴァリアが選ぶ以上は親しい相手に限られるだろうが。
ということで、今日はサクラが家に来ている。まあ、話題は決まっているよな。
教国との戦争も話題になるかもしれないが、メインはな。
俺の結婚なのに、完全に俺の手から離れていて笑うしかない。
全く顔も知らない相手と結婚させられることは無さそうで、そこは助かるが。
貴族である以上、政略結婚の可能性だって覚悟していた。
だが、父さんも母さんもディヴァリアとの結婚を歓迎してくれているからな。
本当にありがたい。好きになった相手と結婚できるという状況は。
「ディヴァリアには感謝しないとね。あたしがリオンと結ばれることを許可してくれて」
「いつの間にか第二夫人が決まっていて、俺の意見は置き去りなんだよな。いや、サクラが嫌という訳では無いが」
「諦めなさい。あんたは面倒な相手に好かれちゃったんだってね。あたしも、みんなもね」
「サクラを面倒だなんて思っては居ないぞ。感情が追いついていないだけだ」
いきなり結婚相手が決まっていて、心の整理をできるのは相当だぞ。
サクラは大好きではあるが、結婚なんて考えていなかった相手だし。
いや、ディヴァリアから軽く相談はされていたがな。サクラとも付き合ってみないかと。
それに、サクラから告白された事実もある。
とはいえ、俺はディヴァリアとの結婚だけを考えていた。それからゆっくり進んでいけば良いと。
なのに、いつの間にか結婚の順番を決める集団ができていたという恐ろしい事実がある。
「分かってるわよ。あんたがあたしを大好きなのはね。恋愛でなくても、命をかける価値くらいは見出してくれたんだからね」
「サクラは大切な相手だからな。ずっと笑顔で居てほしい相手ではある」
「本気で恋愛感情を持って無くても、今みたいなセリフが言えるのだものね。やっかいなことよ」
確かに、口説いているみたいな物言いか。気をつけないとな。ディヴァリアに対して不誠実ではいたくない。
サクラと結婚することは、ディヴァリアが賛成しているのだから構わない。
それでも、恋しているとかではないからな。希望を見せてくれた相手ではあるが。
俺の生きる理由の、大きな1つではある。大切な友達なんだ。
「サクラは良いのか? 俺がお前に恋愛感情を持っていなくても」
「いつか惚れさせてみせるだけよ。別の感情とはいえ、あたしが大好きなのは疑っていないから」
サクラは晴れやかな笑顔の中に自信を見せていて、とても魅力的に見えた。
やはり、サクラのイメージは太陽だな。明るく照らしてくれる印象が強い。
これまでだって、何度も俺に勇気をくれたからな。頼りになる相手なんだ。
それは、大好きになるのは当然だよな。心の底から信頼できるんだ。
「やはり、サクラは俺にとっては勇者だよ。みんなの希望になれる人だ」
「あたしは、あんたとディヴァリア、後はほんの少しの人だけの希望でいい。勇者なんて、ガラじゃないわ」
「俺だって、向いていないと思うけどな。ディヴァリアのために頑張りたいだけで」
「あんたは実際に誰かを助けてきた。だから、勇者でいいのよ」
まあ、命を助けた相手だけでも、ユリア、フェミル、サクラはいるか。
とはいえ、大切な相手を助けたいだけなのが今の俺だ。勇者って名前にふさわしくはないと思う。
それでも、ディヴァリアと釣り合うようになるために努力するつもりではあるが。
本音で言うのならば、荷が重い気がする。ただ、もう引き返せないから、突き進むだけだ。
「ありがとう。サクラの言葉があると、心強いよ」
「あたしを信じてくれるのは、気分がいいわね。次は、あたしも戦いに連れていきなさいよ」
教国との戦争では、俺とディヴァリアで戦ったようなものだからな。
俺としては、サクラには、いや他の親しい人にも、安全な所に居てほしい。
大切な人達に人殺しをさせて、喜べるわけがない。ましてや、危険だってあるのだから。
罪も危険も、俺だけが背負えるのならどれほど気楽か。みんなに心配をかけるのは分かっているが。
「次の戦いなんて、無い方が良いけどな。みんなで平和に暮らす。それが俺の理想だから」
「あたしだって同じ気持ちよ。リオン達となら、何もなくても楽しいもの」
「そうだな。お前達となら、ダラダラ過ごしているだけでも最高だろう」
「ね。あんたと結婚できたら、毎日幸せでしょうね……」
本当に想像しているのだろう。どこか遠くを見ている。
俺との結婚に対して本気だと伝わってくるから、前向きに考えたくなる。
嫌な理由なんて、ディヴァリアが傷つくからだけだからな。
だから、ディヴァリアが前向きである以上、俺だって前向きになれる。
サクラが大切な相手だなんてこと、疑う理由なんて無いからな。
「俺だって、サクラと一緒なら幸せだと思うぞ」
「嬉しいわ。あんたがあたしを望んでくれるのなら、それが一番だもの」
満ち足りたような笑顔で、ずっと見ていたくなる。
やっぱり、俺はサクラが大好きだ。恋や愛かはわからない。それでも、笑顔で居てくれるのが嬉しいんだ。
ディヴァリアといると、穏やかな気持ちになれる。サクラといると、明るい気分になれる。
その違いが恋や愛と他の感情とを分けるものなのだろうか。それとも、どちらも恋愛なのだろうか。
どうせ長い付き合いになるのだから、ゆっくりと見極めていけばいいよな。
「サクラが大好きなのは間違いない。笑顔をずっと見ていたいのも」
「無理に答えを出さなくていいわ。あたしは、ずっとあんたの隣にいる。その中で、好きになってもらうだけよ」
「そうだな。無理に好きだと思い込むなんて、一番失礼だもんな」
「ええ。あたしの感情に、あんたが応える義務はない。あたしはただ、あんたに好きと伝え続けるだけ」
「ありがとう。いつか恋や愛をお前に抱いたら、俺から伝えるから」
「楽しみにしているわ。きっと、最高の気分になれるのでしょうね」
サクラの想いに、真剣に向き合っていかないとな。
ディヴァリアも、サクラも、誰もが納得できる未来を目指したい。
そのためには、俺自身の感情に向き合い続ける必要があるのだろう。
ディヴァリアを愛しているという事実を知ってからも、心と対面を続けるなんてな。
でも、悪くない気分だ。未来に対する不安なんて無い。ゆっくりと落ち着いていこう。
「きっと、サクラの笑顔も最高なのだろうな。見てみたいものだ」
「あんたが望むのなら、あたしの全部を見せてあげる。あたしの全ては、あんたのものよ」
ああ、嬉しいな。サクラほどの素晴らしい人を、俺で染め上げたかのような感覚は。
だけど、これからもサクラを大切にしていかないと。俺のエゴで、輝きを失わせたくはないのだから。
「だったら、ずっと大事にするよ」
「ええ。永遠にね。あんたになら、全部を奪われても良い。だから、離れないでね?」
しばらくは、ミナと会うことは難しいかもしれないな。
なにか手伝えることがあれば良いのだが、政治に詳しいわけではないからな。
無理に関わろうとしても、足手まといになるだけだろう。
なにか協力を要請されたら、即座に手伝う。それでいいだろう。
それはさておき、サクラを第二夫人にする予定だから、心の準備をしておけとディヴァリアに言われた。
どうにも、満場一致で決まったのだとか。投票権を持っていたのは誰なのだろうか。
というか、やはり女の人どうしが結託すると男は置き去りにされるな。仕方がないとはいえ。
ここまでくると、俺の意志なんて無視して結婚相手が決まっていくのだろうな。
まあ、ディヴァリアが選ぶ以上は親しい相手に限られるだろうが。
ということで、今日はサクラが家に来ている。まあ、話題は決まっているよな。
教国との戦争も話題になるかもしれないが、メインはな。
俺の結婚なのに、完全に俺の手から離れていて笑うしかない。
全く顔も知らない相手と結婚させられることは無さそうで、そこは助かるが。
貴族である以上、政略結婚の可能性だって覚悟していた。
だが、父さんも母さんもディヴァリアとの結婚を歓迎してくれているからな。
本当にありがたい。好きになった相手と結婚できるという状況は。
「ディヴァリアには感謝しないとね。あたしがリオンと結ばれることを許可してくれて」
「いつの間にか第二夫人が決まっていて、俺の意見は置き去りなんだよな。いや、サクラが嫌という訳では無いが」
「諦めなさい。あんたは面倒な相手に好かれちゃったんだってね。あたしも、みんなもね」
「サクラを面倒だなんて思っては居ないぞ。感情が追いついていないだけだ」
いきなり結婚相手が決まっていて、心の整理をできるのは相当だぞ。
サクラは大好きではあるが、結婚なんて考えていなかった相手だし。
いや、ディヴァリアから軽く相談はされていたがな。サクラとも付き合ってみないかと。
それに、サクラから告白された事実もある。
とはいえ、俺はディヴァリアとの結婚だけを考えていた。それからゆっくり進んでいけば良いと。
なのに、いつの間にか結婚の順番を決める集団ができていたという恐ろしい事実がある。
「分かってるわよ。あんたがあたしを大好きなのはね。恋愛でなくても、命をかける価値くらいは見出してくれたんだからね」
「サクラは大切な相手だからな。ずっと笑顔で居てほしい相手ではある」
「本気で恋愛感情を持って無くても、今みたいなセリフが言えるのだものね。やっかいなことよ」
確かに、口説いているみたいな物言いか。気をつけないとな。ディヴァリアに対して不誠実ではいたくない。
サクラと結婚することは、ディヴァリアが賛成しているのだから構わない。
それでも、恋しているとかではないからな。希望を見せてくれた相手ではあるが。
俺の生きる理由の、大きな1つではある。大切な友達なんだ。
「サクラは良いのか? 俺がお前に恋愛感情を持っていなくても」
「いつか惚れさせてみせるだけよ。別の感情とはいえ、あたしが大好きなのは疑っていないから」
サクラは晴れやかな笑顔の中に自信を見せていて、とても魅力的に見えた。
やはり、サクラのイメージは太陽だな。明るく照らしてくれる印象が強い。
これまでだって、何度も俺に勇気をくれたからな。頼りになる相手なんだ。
それは、大好きになるのは当然だよな。心の底から信頼できるんだ。
「やはり、サクラは俺にとっては勇者だよ。みんなの希望になれる人だ」
「あたしは、あんたとディヴァリア、後はほんの少しの人だけの希望でいい。勇者なんて、ガラじゃないわ」
「俺だって、向いていないと思うけどな。ディヴァリアのために頑張りたいだけで」
「あんたは実際に誰かを助けてきた。だから、勇者でいいのよ」
まあ、命を助けた相手だけでも、ユリア、フェミル、サクラはいるか。
とはいえ、大切な相手を助けたいだけなのが今の俺だ。勇者って名前にふさわしくはないと思う。
それでも、ディヴァリアと釣り合うようになるために努力するつもりではあるが。
本音で言うのならば、荷が重い気がする。ただ、もう引き返せないから、突き進むだけだ。
「ありがとう。サクラの言葉があると、心強いよ」
「あたしを信じてくれるのは、気分がいいわね。次は、あたしも戦いに連れていきなさいよ」
教国との戦争では、俺とディヴァリアで戦ったようなものだからな。
俺としては、サクラには、いや他の親しい人にも、安全な所に居てほしい。
大切な人達に人殺しをさせて、喜べるわけがない。ましてや、危険だってあるのだから。
罪も危険も、俺だけが背負えるのならどれほど気楽か。みんなに心配をかけるのは分かっているが。
「次の戦いなんて、無い方が良いけどな。みんなで平和に暮らす。それが俺の理想だから」
「あたしだって同じ気持ちよ。リオン達となら、何もなくても楽しいもの」
「そうだな。お前達となら、ダラダラ過ごしているだけでも最高だろう」
「ね。あんたと結婚できたら、毎日幸せでしょうね……」
本当に想像しているのだろう。どこか遠くを見ている。
俺との結婚に対して本気だと伝わってくるから、前向きに考えたくなる。
嫌な理由なんて、ディヴァリアが傷つくからだけだからな。
だから、ディヴァリアが前向きである以上、俺だって前向きになれる。
サクラが大切な相手だなんてこと、疑う理由なんて無いからな。
「俺だって、サクラと一緒なら幸せだと思うぞ」
「嬉しいわ。あんたがあたしを望んでくれるのなら、それが一番だもの」
満ち足りたような笑顔で、ずっと見ていたくなる。
やっぱり、俺はサクラが大好きだ。恋や愛かはわからない。それでも、笑顔で居てくれるのが嬉しいんだ。
ディヴァリアといると、穏やかな気持ちになれる。サクラといると、明るい気分になれる。
その違いが恋や愛と他の感情とを分けるものなのだろうか。それとも、どちらも恋愛なのだろうか。
どうせ長い付き合いになるのだから、ゆっくりと見極めていけばいいよな。
「サクラが大好きなのは間違いない。笑顔をずっと見ていたいのも」
「無理に答えを出さなくていいわ。あたしは、ずっとあんたの隣にいる。その中で、好きになってもらうだけよ」
「そうだな。無理に好きだと思い込むなんて、一番失礼だもんな」
「ええ。あたしの感情に、あんたが応える義務はない。あたしはただ、あんたに好きと伝え続けるだけ」
「ありがとう。いつか恋や愛をお前に抱いたら、俺から伝えるから」
「楽しみにしているわ。きっと、最高の気分になれるのでしょうね」
サクラの想いに、真剣に向き合っていかないとな。
ディヴァリアも、サクラも、誰もが納得できる未来を目指したい。
そのためには、俺自身の感情に向き合い続ける必要があるのだろう。
ディヴァリアを愛しているという事実を知ってからも、心と対面を続けるなんてな。
でも、悪くない気分だ。未来に対する不安なんて無い。ゆっくりと落ち着いていこう。
「きっと、サクラの笑顔も最高なのだろうな。見てみたいものだ」
「あんたが望むのなら、あたしの全部を見せてあげる。あたしの全ては、あんたのものよ」
ああ、嬉しいな。サクラほどの素晴らしい人を、俺で染め上げたかのような感覚は。
だけど、これからもサクラを大切にしていかないと。俺のエゴで、輝きを失わせたくはないのだから。
「だったら、ずっと大事にするよ」
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