150 / 182
5章 トゥルースオブマインド
149話 師に託されるもの
しおりを挟む
トゥルースオブマインドでは、エンドオブティアーズのような剣と盾が生み出せる。
だが、大きく変わったことがある。破壊の力をまとえることと、剣や盾の形から外れた姿にも変化させられること。
つまり、単なる剣技だけでは収まらない技が必要になってくる。
ユリアのホープオブブレイブと似たような戦術も取れるが、あれも基礎があってこそ。
だからこそ、しっかりと戦闘技能を高めないとな。
破壊の力が通用しない相手が居たとしても、武器として心奏具を用いて勝てるように。
まあ、ディヴァリアが世界を滅ぼせていたことを考えると、心配し過ぎではあるのだろうが。
だからといって、努力をやめて良いわけでもないだろう。ちゃんと訓練しないとな。
いつかの未来で、ディヴァリアみたいなとんでもない人が生まれる可能性だってある。
その時に、対応できるように。無い可能性の方が、明確に高いだろうけどな。
ということで、ソニアさんと訓練をしている。
新しい技をいろいろ思いついたので、その検証のためだ。
破壊の力を使ってしまえば訓練にならないので、今はただの武器として使う。
ただのということもないか。形状を変化させられるだけで、特別と言える。
「さあ、来てください。小生も心奏具を使いますよ。謹慎め――フィアーオブパワー!」
「トゥルースオブマインド、俺の心を具現化しろ」
ソニアさんの首元に首輪のようなものが現れ、俺の両手に剣と盾が現れる。
さあ、いろいろ試していこう。まずは盾を邪魔にならない形にして、剣を槍の姿に変える。
形状が自由になったおかげで、選択肢の幅が大きく広がった。
つまり、これまで以上に高い判断能力が必要になる。
一瞬の判断が重要になる以上、以前のほうが強かったとなりかねない。
迷えば、選択肢の多さに意味なんて無いんだからな。
ソニアさんの速さに対抗するためには、ただの攻撃ではダメだ。
とはいえ、訓練だからな。しっかりと試すことが大事になるよな。
まずは、イメージしやすい形の武器を使うところから。
ソニアさんに突きを放ち、当たり前のように避けられる。
引き戻す時に、槍の先側を変化させ、ハルバード状にする。
前回よりも手札の幅が広がったな。剣の形にとらわれないだけで、できることが大きく増えている。
とはいえ、ソニアさんには回避されてしまったが。
「なるほど。エンドオブティアーズの頃とは、まるで違いますね」
「ああ。だからこそ、これまでの訓練だけでは足りないんだ」
「そうでしょうね。槍の姿を取るのなら、槍術が必要になりますから」
斧に変えれば斧術が、小手に変えれば体術が必要になる。
今までやってきたこととは別の技術が要求されるんだよな。
剣のまま使う方が、教国との戦争では好ましいかもしれないな。
判断に迷ったり、慣れてない動きをしたりすることになりうる。
どうしたものか。訓練を続けるにしても、変な癖がつかないように気をつけないとな。
今度は鎌状に変えて振り回してみる。重心が取りづらい。
ソニアさんにも楽々に避けられて、あまり有効とは思えないな。
訓練不足なのか、鎌が扱いづらいのか。とにかく、今すぐには扱えなさそうだ。
「やはり、難しい。使いこなすためには、相当な時間が必要だろうな」
「ええ。今すぐ上達できる物ではないように見えます。長い目で見る必要があるでしょうね」
「そうだな。急ぎ過ぎたら良くないだろう」
「はい。短い期間では、なにか1つの武器に絞るのが良いかと」
だな。いろいろ覚えようとしたら、何もできないなんて事になりかねない。
教国との戦争で失敗しないために、ちゃんと方向性を決めておこう。
そうだな。さっき試した槍でいってみよう。剣と役割が違って、ちょうどいいだろう。
「なら、槍だな。突きの感覚は剣のものが応用できるだろうし」
「分かりました。なら、付き合いましょう」
俺は武器を槍の形に変え、ソニアさんは再び構える。
今度はソニアさんの方から攻撃される。振り下ろされた剣を、柄の部分で受ける。
本物の槍だと、柄は木でできているのだろう。だが、俺の武器は違う。
だから、ただの槍とは別の使い方になるのだろうな。
さて、どういう運用をするべきだろうか。破壊の力を放たないなんて、滅多にないだろう。
だから、当たってしまえば敵の武器を奪えるんだよな。
とはいえ、俺のエンドオブティアーズみたいに、壊れない心奏具だって想定しないといけない。
ちゃんと武技の面でも強くならないとな。付き合ってくれるソニアさんのためにも。
「そう簡単に負けはしない!」
「全力で来てください!」
ソニアさんは何度も斬りかかってくる。そのたびに槍で受ける。
向きを変えるだけで受けられて、なかなかに便利だ。
とはいえ、防戦一方なんだよな。どうにかして攻撃しないと。
攻撃のスキマに振り下ろしてみるも、反撃されてしまう。
やはり、慣れていないと難しい。一朝一夕では身につく気がしない。
一歩一歩、着実に進めていくしか無いのだろうな。
なかなかに大変で、先が長そうではある。
それでも、立ち止まる訳にはいかないからな。
今度はこちらから攻撃を仕掛けてみる。突きを繰り返し、長さや太さを変えていく。
ときおり、槍の横側に刃をつけてみるが、それでも避けられていく。
基本的には、形の変化は初見殺しになりがちだ。
全く別のパターンを用意できれば良いのだが、無限とはいかない。
だからこそ、単純な技量も大切になってくる。
「素早いな。だが!」
槍の先を三叉に変えてみたり、さすまたのように変えたりしながら突いてみる。
今度は剣で受けられた。やはり、槍からの派生だとやりやすいな。
イメージも大事になってくるから、思い浮かべやすいというのはアドバンテージだ。
槍のような武器は、他に何があっただろうか。すぐには思いつかないな。
だったら、今度は振り下ろしを試してみるか。
薙刀のように変えてみたり、ハルバードのように変えてみたりしながら振っていく。
よけられたり、剣で受けられたり。なかなか、運用が難しいな。
剣の時と違って、長さや太さを変えることが、そこまで有利にならない感覚がある。
取り回しが決まっていて、その対処に対して有効な手札がないと言うべきか。
突きを避けるのなら、横に動く。だから太さを変えようとしても、単純に太くするだけだと持ちにくくもなる。
刃だけの形を変えようにも、そこは注目されていて当然だからな。全く動きを隠せない。
振り下ろしていっても、長さを変えても意味がない。後ろに避けようとはされない。
現状の課題だな。薙刀やハルバードの形状まで利用できると、変わってくる気はするのだが。
「ふむ。まだまだ上達しませんね。小生が貴殿の対処に慣れている事もあるのでしょうが」
確かに、ソニアさんには手の内を知られている。
だが、敵だって俺の情報を集めているという前提で行動すべきだからな。甘えては居られない。
とはいえ、すぐに上達するわけではない。今後の課題になってくるな。
「ソニアさん、教えることが増えて大変かもしれないが、これからも頼む」
「もちろんです。リオン殿が諦めない限りは、どこまででも付き合いますよ」
「なら、ずっと手伝ってもらうな。忙しいところ、申し訳ないが」
「いえ、大丈夫です。貴殿が強くなれば、きっと近衛騎士団長の座は貴殿に託す。ですから、良いのです」
ソニアさんと同じ立ち位置か。胸が熱くなるな。
あなたが誇れるような存在になれるよう、努力を続けていくからな。
だから、いずれ武技でもソニアさんを追い抜かしてみせる。
言葉にはしないが、俺は心に誓った。
だが、大きく変わったことがある。破壊の力をまとえることと、剣や盾の形から外れた姿にも変化させられること。
つまり、単なる剣技だけでは収まらない技が必要になってくる。
ユリアのホープオブブレイブと似たような戦術も取れるが、あれも基礎があってこそ。
だからこそ、しっかりと戦闘技能を高めないとな。
破壊の力が通用しない相手が居たとしても、武器として心奏具を用いて勝てるように。
まあ、ディヴァリアが世界を滅ぼせていたことを考えると、心配し過ぎではあるのだろうが。
だからといって、努力をやめて良いわけでもないだろう。ちゃんと訓練しないとな。
いつかの未来で、ディヴァリアみたいなとんでもない人が生まれる可能性だってある。
その時に、対応できるように。無い可能性の方が、明確に高いだろうけどな。
ということで、ソニアさんと訓練をしている。
新しい技をいろいろ思いついたので、その検証のためだ。
破壊の力を使ってしまえば訓練にならないので、今はただの武器として使う。
ただのということもないか。形状を変化させられるだけで、特別と言える。
「さあ、来てください。小生も心奏具を使いますよ。謹慎め――フィアーオブパワー!」
「トゥルースオブマインド、俺の心を具現化しろ」
ソニアさんの首元に首輪のようなものが現れ、俺の両手に剣と盾が現れる。
さあ、いろいろ試していこう。まずは盾を邪魔にならない形にして、剣を槍の姿に変える。
形状が自由になったおかげで、選択肢の幅が大きく広がった。
つまり、これまで以上に高い判断能力が必要になる。
一瞬の判断が重要になる以上、以前のほうが強かったとなりかねない。
迷えば、選択肢の多さに意味なんて無いんだからな。
ソニアさんの速さに対抗するためには、ただの攻撃ではダメだ。
とはいえ、訓練だからな。しっかりと試すことが大事になるよな。
まずは、イメージしやすい形の武器を使うところから。
ソニアさんに突きを放ち、当たり前のように避けられる。
引き戻す時に、槍の先側を変化させ、ハルバード状にする。
前回よりも手札の幅が広がったな。剣の形にとらわれないだけで、できることが大きく増えている。
とはいえ、ソニアさんには回避されてしまったが。
「なるほど。エンドオブティアーズの頃とは、まるで違いますね」
「ああ。だからこそ、これまでの訓練だけでは足りないんだ」
「そうでしょうね。槍の姿を取るのなら、槍術が必要になりますから」
斧に変えれば斧術が、小手に変えれば体術が必要になる。
今までやってきたこととは別の技術が要求されるんだよな。
剣のまま使う方が、教国との戦争では好ましいかもしれないな。
判断に迷ったり、慣れてない動きをしたりすることになりうる。
どうしたものか。訓練を続けるにしても、変な癖がつかないように気をつけないとな。
今度は鎌状に変えて振り回してみる。重心が取りづらい。
ソニアさんにも楽々に避けられて、あまり有効とは思えないな。
訓練不足なのか、鎌が扱いづらいのか。とにかく、今すぐには扱えなさそうだ。
「やはり、難しい。使いこなすためには、相当な時間が必要だろうな」
「ええ。今すぐ上達できる物ではないように見えます。長い目で見る必要があるでしょうね」
「そうだな。急ぎ過ぎたら良くないだろう」
「はい。短い期間では、なにか1つの武器に絞るのが良いかと」
だな。いろいろ覚えようとしたら、何もできないなんて事になりかねない。
教国との戦争で失敗しないために、ちゃんと方向性を決めておこう。
そうだな。さっき試した槍でいってみよう。剣と役割が違って、ちょうどいいだろう。
「なら、槍だな。突きの感覚は剣のものが応用できるだろうし」
「分かりました。なら、付き合いましょう」
俺は武器を槍の形に変え、ソニアさんは再び構える。
今度はソニアさんの方から攻撃される。振り下ろされた剣を、柄の部分で受ける。
本物の槍だと、柄は木でできているのだろう。だが、俺の武器は違う。
だから、ただの槍とは別の使い方になるのだろうな。
さて、どういう運用をするべきだろうか。破壊の力を放たないなんて、滅多にないだろう。
だから、当たってしまえば敵の武器を奪えるんだよな。
とはいえ、俺のエンドオブティアーズみたいに、壊れない心奏具だって想定しないといけない。
ちゃんと武技の面でも強くならないとな。付き合ってくれるソニアさんのためにも。
「そう簡単に負けはしない!」
「全力で来てください!」
ソニアさんは何度も斬りかかってくる。そのたびに槍で受ける。
向きを変えるだけで受けられて、なかなかに便利だ。
とはいえ、防戦一方なんだよな。どうにかして攻撃しないと。
攻撃のスキマに振り下ろしてみるも、反撃されてしまう。
やはり、慣れていないと難しい。一朝一夕では身につく気がしない。
一歩一歩、着実に進めていくしか無いのだろうな。
なかなかに大変で、先が長そうではある。
それでも、立ち止まる訳にはいかないからな。
今度はこちらから攻撃を仕掛けてみる。突きを繰り返し、長さや太さを変えていく。
ときおり、槍の横側に刃をつけてみるが、それでも避けられていく。
基本的には、形の変化は初見殺しになりがちだ。
全く別のパターンを用意できれば良いのだが、無限とはいかない。
だからこそ、単純な技量も大切になってくる。
「素早いな。だが!」
槍の先を三叉に変えてみたり、さすまたのように変えたりしながら突いてみる。
今度は剣で受けられた。やはり、槍からの派生だとやりやすいな。
イメージも大事になってくるから、思い浮かべやすいというのはアドバンテージだ。
槍のような武器は、他に何があっただろうか。すぐには思いつかないな。
だったら、今度は振り下ろしを試してみるか。
薙刀のように変えてみたり、ハルバードのように変えてみたりしながら振っていく。
よけられたり、剣で受けられたり。なかなか、運用が難しいな。
剣の時と違って、長さや太さを変えることが、そこまで有利にならない感覚がある。
取り回しが決まっていて、その対処に対して有効な手札がないと言うべきか。
突きを避けるのなら、横に動く。だから太さを変えようとしても、単純に太くするだけだと持ちにくくもなる。
刃だけの形を変えようにも、そこは注目されていて当然だからな。全く動きを隠せない。
振り下ろしていっても、長さを変えても意味がない。後ろに避けようとはされない。
現状の課題だな。薙刀やハルバードの形状まで利用できると、変わってくる気はするのだが。
「ふむ。まだまだ上達しませんね。小生が貴殿の対処に慣れている事もあるのでしょうが」
確かに、ソニアさんには手の内を知られている。
だが、敵だって俺の情報を集めているという前提で行動すべきだからな。甘えては居られない。
とはいえ、すぐに上達するわけではない。今後の課題になってくるな。
「ソニアさん、教えることが増えて大変かもしれないが、これからも頼む」
「もちろんです。リオン殿が諦めない限りは、どこまででも付き合いますよ」
「なら、ずっと手伝ってもらうな。忙しいところ、申し訳ないが」
「いえ、大丈夫です。貴殿が強くなれば、きっと近衛騎士団長の座は貴殿に託す。ですから、良いのです」
ソニアさんと同じ立ち位置か。胸が熱くなるな。
あなたが誇れるような存在になれるよう、努力を続けていくからな。
だから、いずれ武技でもソニアさんを追い抜かしてみせる。
言葉にはしないが、俺は心に誓った。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。~ラッキー~
暁 とと
ファンタジー
スキル運のおかげでドロップ率や宝箱のアイテムに対する運が良く、確率の低いアイテムをドロップしたり、激レアな武器を宝箱から出したりすることが出来る佐藤はギルドを辞めさられた。
しかし、佐藤の庭にダンジョンが出来たので億を稼ぐことが出来ます。
もう、戻ってきてと言われても無駄です。こっちは、億稼いでいるので。
エロゲーの悪役に転生した俺、なぜか正ヒロインに溺愛されてしまった件。そのヒロインがヤンデレストーカー化したんだが⁉
菊池 快晴
ファンタジー
入学式当日、学園の表札を見た瞬間、前世の記憶を取り戻した藤堂充《とうどうみつる》。
自分が好きだったゲームの中に転生していたことに気づくが、それも自身は超がつくほどの悪役だった。
さらに主人公とヒロインが初めて出会うイベントも無自覚に壊してしまう。
その後、破滅を回避しようと奮闘するが、その結果、ヒロインから溺愛されてしまうことに。
更にはモブ、先生、妹、校長先生!?
ヤンデレ正ヒロインストーカー、不良ヤンキーギャル、限界女子オタク、個性あるキャラクターが登場。
これは悪役としてゲーム世界に転生した俺が、前世の知識と経験を生かして破滅の運命を回避し、幸せな青春を送る為に奮闘する物語である。
ゲーム序盤で死ぬモブ炎使いに転生したので、主人公に先回りしてイベントをクリアしたらヒロインが俺について来た
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで日間・週間・月間総合1位獲得!ありがとうございます。
社畜として働き、いつものように寝て起きると、俺はゲーム『ブレイブクエストファンタジー』とよく似た世界のモブ『ゲット』に転生していた。俺は物語序盤で盗賊に襲われて死ぬ運命だ。しかも主人公のダストは俺を手下のようにこき使う。
「主人公にこき使われるのはもうごめんだ!死ぬのもごめんだ!俺がゲームのストーリーを覆してやる!」
幼いころから努力を続けていると、ゲームヒロインが俺に好意を寄せている?
いや、気のせいだ。俺はしょせんモブ!
今は死亡フラグを解決する!そして次のステップに進む!
一方、同じく転生したダストは主人公キャラを利用して成り上がろうとするが、ダンジョンのお宝はすでに無く、仲間にするはずの美人キャラには見限られ、努力を嫌ったことでどんどん衰退していく。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる