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4章 フェイトオブデッドエンド
114話 決意と約束
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今日はルミリエを家に招いている。こうして考えると、俺の知り合いは大層な称号を持った人が多いな。
聖女、次期王、大司教、歌姫。みんなとんでもない奴ばかりだ。
原作での主人公までいるし、俺の周りは豪華な人が多すぎる。
俺も見合う存在になれるように、努力を続けていかなければならないよな。
勇者という称号は、ゲームなら主人公というイメージだが。俺が持っているというだけで霞む気がする。
「リオンちゃん、また悩み事? 全部言ってくれていいよ。心のなかに抱えているものすべて、ね?」
いくら何でも、言えないことが多すぎる。ディヴァリアの本性、絶望の未来。どちらも他人に言って良いことではない。
俺が抱えている悩みは確かに多いが、抱えるだけの理由があるんだ。
ルミリエの気持ちはとても嬉しいから、ある程度は伝えていくつもりにはなったが。
「そうだな。俺とみんなが釣り合っていないんじゃないかと思えてな。みんながすごすぎるというか」
「リオンちゃんはもっと自信を持っていいよ。私達はみんな、リオンちゃんに救われたんだから」
ルミリエ達を救ったとはいうが、原作を知らないルミリエに、どこまで分かっているものなのだろうか。
確かに原作では誰もが死んでいた。だけど、今のルミリエ達を形作っているのは、彼女たち自身の魅力のはず。
俺が居た事実は確かにあるのだろうが、そこまで大きいことができたつもりはない。
「ありがとう。ルミリエ達の力になれているのなら、嬉しいよ」
「納得してないね。私達がキラキラしてるのは、リオンちゃんのためなんだよ。大好きなリオンちゃんの」
俺のためというのは、俺を喜ばせるためなのだろうか。あるいは、俺の力になりたいということだろうか。
なんにせよ、嬉しい言葉だということに変わりはない。大切な人が、俺のために輝いてくれている。こんなに素敵なことがあるだろうか。
ルミリエの言葉を真に受けると、ディヴァリアが聖女になったのも、ミナが王になるのも、シルクが大司教になるのも、ルミリエが歌姫であることも、俺のため。
考えてみると、プレッシャーが大きいな。俺が見捨てられてしまえば、みんなの輝きも消えるのか?
それでも、ルミリエ達の輝きの中心に俺があると思える嬉しさの前では些細なことだ。
ルミリエの本当の歌は、俺達だけが独占できている。ルミリエ個人の好きな歌は。
大勢の前では、俺達で作り上げた歌姫としての姿だ。だからこそ、俺のためなのかもな。
みんなで同じ夢を目指していたから、その中心に居た俺にもということ。なら、幸せなことだ。
「俺だって、お前達のために頑張っていると言っても良いかもな。お前達の幸せな姿が見たいというのが、俺の願いなんだ」
「うん、よく知っているよ。リオンちゃんが私達のためにどれだけ尽くしてくれたかはね。だから、みんなリオンちゃんが大好きなんだよ」
尽くしたというほどの事をしたのかは怪しいが。それでも、ルミリエ達のために頑張っていたのは間違いない。
だって、大切な友達なんだからな。幸せになってほしいと努力するのは当たり前だ。
特に、原作で不幸になっている姿を知っていたから、余計にな。ルミリエとミナとシルク。3人の共通点は、原作では誰からも認められなかったことだ。
そう考えれば、俺はとても幸せだよな。愛してくれる両親がいて、認めてくれる友達がいて。
間違いなく恵まれているからこそ、みんなの幸せのために力を尽くしたい。
だって、みんな環境には恵まれていないから。俺以外の誰しもが。
「だからといって、頑張りすぎるなよ。お前達の幸せこそが、俺の幸せなんだから」
「うん、大丈夫。リオンちゃんのためだったら、何をしたって幸せだから。歌で人を傷つけたってね」
「だが、それは……」
ルミリエはもともと、歌で、というか心奏具で人を傷つけたくなくて悩んでいた。
だから、俺たちでルミリエの歌を広めたんだ。歌は楽しんで良いものなんだって教えるために。
その結果として、ルミリエは歌姫と呼ばれるまでになった。歌を楽しむ姿勢と、圧倒的な歌唱力に支えられて。
だからこそ、ルミリエに歌で人を傷つけさせるのには抵抗がある。せっかくできた楽しみを奪う行為なのではないかと。
「いいんだよ。私は幸せになるために歌っていたから。リオンちゃんの力になることが私の幸せ。だから、同じなんだよ」
そう言うということは、人を傷つけてでも俺の力になる方が嬉しいと言いたいのだろうな。
ルミリエの心奏具は恐ろしく強力だから、手を貸してくれるのなら助かる。
それでも、あの楽しそうな輝く笑顔が失われる恐怖というものはある。
歌姫として歌っている時、俺達の前で歌っている時、どちらも違うけれど間違いなく最高に魅力的な姿が。
「ありがとう。でも、絶対に無理はしないでくれよ。ルミリエの笑顔が失われたら、俺は何のために戦っているのか分からなくなる」
「大丈夫だよ。リオンちゃんがそばに居てくれるだけで、私はずっと笑顔で居られるから」
ルミリエの言葉が本音だというのなら、全力で頼りたくなってしまう。
絶望の未来だけは何があっても避けたいんだ。みんなの居ない未来なんて絶対に嫌だ。
俺が皇帝に勝てないほど弱いばかりに、世界が滅んでしまうなんて。
だからこそ、どんな手を使ってでも皇帝に勝ちたい。卑怯だろうがなんだろうが、必ず生き延びたい。
俺のプライドや良心になどなんの意味もない状況なんだって、よく分かっているからな。
それに、ルミリエが笑顔で居てくれるのなら、俺だって笑顔になれるだろうから。
キラキラ輝く笑顔の魅力は、きっと他の誰にも追いつけないもの。いくらディヴァリアでも、元気をくれるという意味ではルミリエには勝てないはず。
最高にきらめく歌姫の笑顔を、俺だけが独占できる時間がある。優越感に浸ってしまいそうなくらいだ。
「なら、安心だな。ルミリエが笑顔なら、俺だって楽しいんだ。きっとみんなだってな」
「うん、知っているよ。私がキラキラ輝いているのは事実だからね」
ルミリエの笑顔には、歌姫としての時間が培ってきた圧倒的な自信がある。
それはそうか。ただ歌うだけで大勢が熱狂するという事実があるのだから、謙虚にも限界がある。
ここでルミリエが私なんてと言ったところで、嫌味としてしか受け取らない人もいるだろうくらいには。
いいな。これほどの芯があるのなら、きっと大丈夫だ。俺とは違う。迷ってばかりの俺とは。
「ははっ、自信満々なルミリエというのも、また魅力的だな。良いものが見れたよ」
「そうでしょ。リオンちゃんが今の私を作ってくれたんだよ。だから、リオンちゃんだけに見せるんだからね」
俺だけにしか見れない歌姫の顔。最高だな。ひどく強い喜悦がある。
ルミリエのはじめての友達だからこそ見られる顔。誰も知らない顔。
なんだか力が湧いてくるような感覚すらあって、とても気分がいい。
きっと、ルミリエは分かっていて今のセリフを言っているのだろうな。
「ありがとう。とても励まされるよ」
「うんうん。リオンちゃんには、私のどんな顔だって見せてあげる。だから、ずっと私を見ていてね」
「ああ、当たり前だ。ルミリエは最高なんだからな」
「嬉しいよ。ずっとずっと離れたりしない。私から目をそらすなんて許さない。全部全部、あなただけの私なんだから」
「ああ。約束するよ。絶対にお前を悲しませたりしない」
「絶対だよ? もしウソだったら、リオンちゃんの全部を私で埋め尽くしてあげるからね。誰も間に入れないくらいに」
聖女、次期王、大司教、歌姫。みんなとんでもない奴ばかりだ。
原作での主人公までいるし、俺の周りは豪華な人が多すぎる。
俺も見合う存在になれるように、努力を続けていかなければならないよな。
勇者という称号は、ゲームなら主人公というイメージだが。俺が持っているというだけで霞む気がする。
「リオンちゃん、また悩み事? 全部言ってくれていいよ。心のなかに抱えているものすべて、ね?」
いくら何でも、言えないことが多すぎる。ディヴァリアの本性、絶望の未来。どちらも他人に言って良いことではない。
俺が抱えている悩みは確かに多いが、抱えるだけの理由があるんだ。
ルミリエの気持ちはとても嬉しいから、ある程度は伝えていくつもりにはなったが。
「そうだな。俺とみんなが釣り合っていないんじゃないかと思えてな。みんながすごすぎるというか」
「リオンちゃんはもっと自信を持っていいよ。私達はみんな、リオンちゃんに救われたんだから」
ルミリエ達を救ったとはいうが、原作を知らないルミリエに、どこまで分かっているものなのだろうか。
確かに原作では誰もが死んでいた。だけど、今のルミリエ達を形作っているのは、彼女たち自身の魅力のはず。
俺が居た事実は確かにあるのだろうが、そこまで大きいことができたつもりはない。
「ありがとう。ルミリエ達の力になれているのなら、嬉しいよ」
「納得してないね。私達がキラキラしてるのは、リオンちゃんのためなんだよ。大好きなリオンちゃんの」
俺のためというのは、俺を喜ばせるためなのだろうか。あるいは、俺の力になりたいということだろうか。
なんにせよ、嬉しい言葉だということに変わりはない。大切な人が、俺のために輝いてくれている。こんなに素敵なことがあるだろうか。
ルミリエの言葉を真に受けると、ディヴァリアが聖女になったのも、ミナが王になるのも、シルクが大司教になるのも、ルミリエが歌姫であることも、俺のため。
考えてみると、プレッシャーが大きいな。俺が見捨てられてしまえば、みんなの輝きも消えるのか?
それでも、ルミリエ達の輝きの中心に俺があると思える嬉しさの前では些細なことだ。
ルミリエの本当の歌は、俺達だけが独占できている。ルミリエ個人の好きな歌は。
大勢の前では、俺達で作り上げた歌姫としての姿だ。だからこそ、俺のためなのかもな。
みんなで同じ夢を目指していたから、その中心に居た俺にもということ。なら、幸せなことだ。
「俺だって、お前達のために頑張っていると言っても良いかもな。お前達の幸せな姿が見たいというのが、俺の願いなんだ」
「うん、よく知っているよ。リオンちゃんが私達のためにどれだけ尽くしてくれたかはね。だから、みんなリオンちゃんが大好きなんだよ」
尽くしたというほどの事をしたのかは怪しいが。それでも、ルミリエ達のために頑張っていたのは間違いない。
だって、大切な友達なんだからな。幸せになってほしいと努力するのは当たり前だ。
特に、原作で不幸になっている姿を知っていたから、余計にな。ルミリエとミナとシルク。3人の共通点は、原作では誰からも認められなかったことだ。
そう考えれば、俺はとても幸せだよな。愛してくれる両親がいて、認めてくれる友達がいて。
間違いなく恵まれているからこそ、みんなの幸せのために力を尽くしたい。
だって、みんな環境には恵まれていないから。俺以外の誰しもが。
「だからといって、頑張りすぎるなよ。お前達の幸せこそが、俺の幸せなんだから」
「うん、大丈夫。リオンちゃんのためだったら、何をしたって幸せだから。歌で人を傷つけたってね」
「だが、それは……」
ルミリエはもともと、歌で、というか心奏具で人を傷つけたくなくて悩んでいた。
だから、俺たちでルミリエの歌を広めたんだ。歌は楽しんで良いものなんだって教えるために。
その結果として、ルミリエは歌姫と呼ばれるまでになった。歌を楽しむ姿勢と、圧倒的な歌唱力に支えられて。
だからこそ、ルミリエに歌で人を傷つけさせるのには抵抗がある。せっかくできた楽しみを奪う行為なのではないかと。
「いいんだよ。私は幸せになるために歌っていたから。リオンちゃんの力になることが私の幸せ。だから、同じなんだよ」
そう言うということは、人を傷つけてでも俺の力になる方が嬉しいと言いたいのだろうな。
ルミリエの心奏具は恐ろしく強力だから、手を貸してくれるのなら助かる。
それでも、あの楽しそうな輝く笑顔が失われる恐怖というものはある。
歌姫として歌っている時、俺達の前で歌っている時、どちらも違うけれど間違いなく最高に魅力的な姿が。
「ありがとう。でも、絶対に無理はしないでくれよ。ルミリエの笑顔が失われたら、俺は何のために戦っているのか分からなくなる」
「大丈夫だよ。リオンちゃんがそばに居てくれるだけで、私はずっと笑顔で居られるから」
ルミリエの言葉が本音だというのなら、全力で頼りたくなってしまう。
絶望の未来だけは何があっても避けたいんだ。みんなの居ない未来なんて絶対に嫌だ。
俺が皇帝に勝てないほど弱いばかりに、世界が滅んでしまうなんて。
だからこそ、どんな手を使ってでも皇帝に勝ちたい。卑怯だろうがなんだろうが、必ず生き延びたい。
俺のプライドや良心になどなんの意味もない状況なんだって、よく分かっているからな。
それに、ルミリエが笑顔で居てくれるのなら、俺だって笑顔になれるだろうから。
キラキラ輝く笑顔の魅力は、きっと他の誰にも追いつけないもの。いくらディヴァリアでも、元気をくれるという意味ではルミリエには勝てないはず。
最高にきらめく歌姫の笑顔を、俺だけが独占できる時間がある。優越感に浸ってしまいそうなくらいだ。
「なら、安心だな。ルミリエが笑顔なら、俺だって楽しいんだ。きっとみんなだってな」
「うん、知っているよ。私がキラキラ輝いているのは事実だからね」
ルミリエの笑顔には、歌姫としての時間が培ってきた圧倒的な自信がある。
それはそうか。ただ歌うだけで大勢が熱狂するという事実があるのだから、謙虚にも限界がある。
ここでルミリエが私なんてと言ったところで、嫌味としてしか受け取らない人もいるだろうくらいには。
いいな。これほどの芯があるのなら、きっと大丈夫だ。俺とは違う。迷ってばかりの俺とは。
「ははっ、自信満々なルミリエというのも、また魅力的だな。良いものが見れたよ」
「そうでしょ。リオンちゃんが今の私を作ってくれたんだよ。だから、リオンちゃんだけに見せるんだからね」
俺だけにしか見れない歌姫の顔。最高だな。ひどく強い喜悦がある。
ルミリエのはじめての友達だからこそ見られる顔。誰も知らない顔。
なんだか力が湧いてくるような感覚すらあって、とても気分がいい。
きっと、ルミリエは分かっていて今のセリフを言っているのだろうな。
「ありがとう。とても励まされるよ」
「うんうん。リオンちゃんには、私のどんな顔だって見せてあげる。だから、ずっと私を見ていてね」
「ああ、当たり前だ。ルミリエは最高なんだからな」
「嬉しいよ。ずっとずっと離れたりしない。私から目をそらすなんて許さない。全部全部、あなただけの私なんだから」
「ああ。約束するよ。絶対にお前を悲しませたりしない」
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