95 / 182
3章 歪みゆくリオン
94話 自らの意志で
しおりを挟む
孤児院を襲撃した犯人の居場所が分かったらしい。
つまり、下手人は遠くからここを攻撃していたことになる。
当たり前だが、モンスターの正体は心奏具の能力によるものだろう。
だから、絵のような見た目をしているモンスターを操っているということは。
まあ、誰が相手かなんてどうでもいい。理由だって何でもいい。
もう決まったことがある。それは、黒幕をむごたらしく殺してやるということだ。
思いつく限りの苦痛を与えて、その上で死なせてやるつもりなんだ。
エリスを死なせそうになったこと、絶対に許すつもりはない。
それに、何の罪もない子ども達を襲った時点で、死ぬべき相手としか思えない。
「ルミリエ。それで、犯人はどこにいるんだ?」
「うん、ミナちゃんが調べてくれたよ。ここからけっこう近い建物だね」
なるほどな。ミナの心奏具ほど、遠くからでも扱えるものは少ない。
である以上、今回の犯人も同様だと考えていいな。そうでなければ、もっと遠くにいたはずだ。
なにせ、ミナの心奏具を知らなければ、安全に事を進められると判断できただろうから。
まあいい。場所が分かったのなら、向かうだけだ。そして、ターゲットを殺す。
もはや事情がなんだろうと関係がない。どんな理由だろうが、何が敵だろうが、同じことだ。
「じゃあ、行くか。ルミリエ、案内を頼めるか?」
「もちろんだよ。それで、みんなは連れて行く? 別にリオンちゃん1人でも、十分勝てるけどね。敵は限界みたいだから」
「なら、俺1人で行くよ。できれば、今からの行動は誰にも見られたくないな。できれば、ミナにも」
「あー。気持ちは分かるけど、無理はしないでね。別に、リオンちゃんを嫌いになる人は、ここにはいないよ」
この感じだと、俺が何をするつもりかは、ルミリエには知られてしまったな。
まあいい。分かった上で、嫌いにならないと言ってくれているんだ。その気持ちだけで、十分に嬉しい。
「私も協力というか、残しておいてほしい気もするけど。まあ、いいわ。私はお姉さんなんだから、リオンに譲ってあげる」
確かにフェミルは年上だが。お姉さんというのはちょっと違和感があるな。いや、年上すぎだという意味ではなく。
なんとなく、もっと気安い関係のような気がしていた。まあ、俺に気を使う理由付けだけかもしれないし、そこまで気にすることではないか。
もっと大きなこととして、フェミルも犯人が憎いということがあるからな。とはいえ、フェミルはあまり強くないからな。いくら相手が限界を迎えていても、心奏具を持っている相手と戦わせたくはない。
「ああ、ありがとう。お前だって、敵に思うところはあるよな。それでも、フェミルにも俺の行動を見られたくないな」
「そこまでエリスのことで怒ってくれて、ありがとうと言うべきかしらね。あなたにとって、私達がどれだけ大切か、よく分かるセリフよ」
「分かるわ。リオンって、あたし達に何かあったら怒るのよね。自分は傷ついても気にしないのに。ちょっと、もどかしいところもあるわよね」
「同感です。リオン君が傷ついたら、私達が傷ついた時のリオン君くらい、私達だって怒るんですからね」
サクラとシルクの言うことが、最近少し分かってきた。
俺が傷つけば傷つく人がいる。嬉しい事実ではあるが、重いな。
誰にも必要とされていなかったら、もっと気軽だったのだが。
とはいえ、俺を大切にしてくれるみんなと一緒だから、今は幸せなのだろう。
だから、いま感じている重みを大切にしないとな。じゃなきゃ、みんなにふさわしい俺でいられないだろう。
なにせ、俺が感じている重みを捨てたなら。みんなに幸せをもらっておきながら、相手を不幸にすることになるのだから。
「ああ。みんなを怒らせるつもりはないよ。じゃあ、行ってくる」
ルミリエに案内を受けて向かった先は、小さな空き家。
孤児院からそう遠く離れてはいない、最近まで人が住んでいたのだろう気配を感じるところだった。
だが、いまでは住人はいない様子だ。なにせ、犯人以外の人の気配がしないし、若干ホコリにまみれているからな。
そして、敵がいる部屋へとたどり着く。罠のたぐいはない様子で、簡単に侵入できた。
待っていたのは、やはり俺が想像していた人物だった。
「……キュアン。残念だよ。なぜ、孤児院を襲った? 最後だから、言いたいことくらいは言わせてやるよ」
ミナの調査で犯人だとハッキリしている以上、もう何があっても殺す。
たとえどんな事情があろうと、知ったことではない。死にたくないのならば、判断を間違えたとしか言えないな。
キュアン。もうお前は友達だとは思わない。殺すべき敵でしかない。
マリオやエギルのときに感じていた罪悪感なんて、何ひとつとして残っては居ないのだから。
「そうやって僕を殺すんですね。マリオ君のように、エギル君のように。残念ですよ。彼らの苦しみをリオン君に思い知らせられなかったことは」
「それが、最後の言葉で良いんだな。まあ、今更何を言われても、結論は変わりはしないが。仮にお前が人質を取られていようが、殺すことに変わりはないよ」
「どうぞ、殺してみればいいじゃないですか。負けた時点で、覚悟はしていましたよ」
「なら、お前の覚悟がどこで嘆きに変わるのか、存分に楽しませてもらうとするよ」
まずは近寄っていって、引きずり倒す。
剣の先を爪に刺して、そのまま引き剥がす。簡単に悲鳴を上げてくれて、楽なことだ。
両手の10枚を剥がし終えた頃には、キュアンは涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。
「この程度で終わると思うなよ? お前が死ぬ瞬間まで、できる限り苦しめてやるからな」
「え、まだ……」
まさか、こんなに早くに心が折れたのか? まあ、関係ない。抵抗しないのならば、楽なだけだ。
次は10本の指を順番に折っていく。相変わらず、汚い悲鳴を上げている。
さて、次はどうしようか。簡単に死なれたら、つまらないよな。
なにせ、こいつは孤児院の子ども達を殺そうとしたんだ。エリスなんて、危うく死ぬところだったんだ。
だから、俺の気が晴れるまでは、壊れないでいてもらいたいものだ。
反応がなくなったりしたら、面白くないからな。できるだけ、俺を楽しませていてくれよ、キュアン。
そうだな。どうせ殺すし、言わせたい情報もない。なら、耳や喉が潰れても問題ないな。
今度は、耳のあたりに、死なない程度に剣を突き刺してみた。
キュアンから変な声が出て、少し笑いそうになってしまう。
それからも、何度も何度もキュアンに拷問を繰り返し、反応がなくなったと思ったら、すでに死んでいた。
だが、心はまるでスッキリしていない。こんなことなら、もっと回復魔法を覚えておけばよかったかもな。
そうすれば、いまより長く、苦しめ続けることができたのに。
とはいえ、もうキュアンは死んだ。心を切り替えよう。
これから孤児院に帰るんだから、残酷な俺はこれでおしまいだ。子ども達には、笑顔をみせていないとな。
そうして孤児院に戻った俺を、みんなは迎え入れてくれた。
ある程度みんなと会話をしている中で、ふとあることに気づく。
「そういえば、帰りはルミリエの声を聞かなかったな」
「ミナちゃんと私は、リオンちゃんが敵に何をしていたのか、見ていなかったからね」
なるほどな。俺を気遣ってくれたのか。ありがたいことだ。
ミナやルミリエに、キュアンを拷問していた時の俺は見てほしくなかったからな。
さて、もうキュアンは死んだ。これからは、もともとの予定通り、孤児院のみんなと遊ぼう。
シルクやフェミルも加わったから、きっと楽しい時間を過ごせるはずだ。
つまり、下手人は遠くからここを攻撃していたことになる。
当たり前だが、モンスターの正体は心奏具の能力によるものだろう。
だから、絵のような見た目をしているモンスターを操っているということは。
まあ、誰が相手かなんてどうでもいい。理由だって何でもいい。
もう決まったことがある。それは、黒幕をむごたらしく殺してやるということだ。
思いつく限りの苦痛を与えて、その上で死なせてやるつもりなんだ。
エリスを死なせそうになったこと、絶対に許すつもりはない。
それに、何の罪もない子ども達を襲った時点で、死ぬべき相手としか思えない。
「ルミリエ。それで、犯人はどこにいるんだ?」
「うん、ミナちゃんが調べてくれたよ。ここからけっこう近い建物だね」
なるほどな。ミナの心奏具ほど、遠くからでも扱えるものは少ない。
である以上、今回の犯人も同様だと考えていいな。そうでなければ、もっと遠くにいたはずだ。
なにせ、ミナの心奏具を知らなければ、安全に事を進められると判断できただろうから。
まあいい。場所が分かったのなら、向かうだけだ。そして、ターゲットを殺す。
もはや事情がなんだろうと関係がない。どんな理由だろうが、何が敵だろうが、同じことだ。
「じゃあ、行くか。ルミリエ、案内を頼めるか?」
「もちろんだよ。それで、みんなは連れて行く? 別にリオンちゃん1人でも、十分勝てるけどね。敵は限界みたいだから」
「なら、俺1人で行くよ。できれば、今からの行動は誰にも見られたくないな。できれば、ミナにも」
「あー。気持ちは分かるけど、無理はしないでね。別に、リオンちゃんを嫌いになる人は、ここにはいないよ」
この感じだと、俺が何をするつもりかは、ルミリエには知られてしまったな。
まあいい。分かった上で、嫌いにならないと言ってくれているんだ。その気持ちだけで、十分に嬉しい。
「私も協力というか、残しておいてほしい気もするけど。まあ、いいわ。私はお姉さんなんだから、リオンに譲ってあげる」
確かにフェミルは年上だが。お姉さんというのはちょっと違和感があるな。いや、年上すぎだという意味ではなく。
なんとなく、もっと気安い関係のような気がしていた。まあ、俺に気を使う理由付けだけかもしれないし、そこまで気にすることではないか。
もっと大きなこととして、フェミルも犯人が憎いということがあるからな。とはいえ、フェミルはあまり強くないからな。いくら相手が限界を迎えていても、心奏具を持っている相手と戦わせたくはない。
「ああ、ありがとう。お前だって、敵に思うところはあるよな。それでも、フェミルにも俺の行動を見られたくないな」
「そこまでエリスのことで怒ってくれて、ありがとうと言うべきかしらね。あなたにとって、私達がどれだけ大切か、よく分かるセリフよ」
「分かるわ。リオンって、あたし達に何かあったら怒るのよね。自分は傷ついても気にしないのに。ちょっと、もどかしいところもあるわよね」
「同感です。リオン君が傷ついたら、私達が傷ついた時のリオン君くらい、私達だって怒るんですからね」
サクラとシルクの言うことが、最近少し分かってきた。
俺が傷つけば傷つく人がいる。嬉しい事実ではあるが、重いな。
誰にも必要とされていなかったら、もっと気軽だったのだが。
とはいえ、俺を大切にしてくれるみんなと一緒だから、今は幸せなのだろう。
だから、いま感じている重みを大切にしないとな。じゃなきゃ、みんなにふさわしい俺でいられないだろう。
なにせ、俺が感じている重みを捨てたなら。みんなに幸せをもらっておきながら、相手を不幸にすることになるのだから。
「ああ。みんなを怒らせるつもりはないよ。じゃあ、行ってくる」
ルミリエに案内を受けて向かった先は、小さな空き家。
孤児院からそう遠く離れてはいない、最近まで人が住んでいたのだろう気配を感じるところだった。
だが、いまでは住人はいない様子だ。なにせ、犯人以外の人の気配がしないし、若干ホコリにまみれているからな。
そして、敵がいる部屋へとたどり着く。罠のたぐいはない様子で、簡単に侵入できた。
待っていたのは、やはり俺が想像していた人物だった。
「……キュアン。残念だよ。なぜ、孤児院を襲った? 最後だから、言いたいことくらいは言わせてやるよ」
ミナの調査で犯人だとハッキリしている以上、もう何があっても殺す。
たとえどんな事情があろうと、知ったことではない。死にたくないのならば、判断を間違えたとしか言えないな。
キュアン。もうお前は友達だとは思わない。殺すべき敵でしかない。
マリオやエギルのときに感じていた罪悪感なんて、何ひとつとして残っては居ないのだから。
「そうやって僕を殺すんですね。マリオ君のように、エギル君のように。残念ですよ。彼らの苦しみをリオン君に思い知らせられなかったことは」
「それが、最後の言葉で良いんだな。まあ、今更何を言われても、結論は変わりはしないが。仮にお前が人質を取られていようが、殺すことに変わりはないよ」
「どうぞ、殺してみればいいじゃないですか。負けた時点で、覚悟はしていましたよ」
「なら、お前の覚悟がどこで嘆きに変わるのか、存分に楽しませてもらうとするよ」
まずは近寄っていって、引きずり倒す。
剣の先を爪に刺して、そのまま引き剥がす。簡単に悲鳴を上げてくれて、楽なことだ。
両手の10枚を剥がし終えた頃には、キュアンは涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。
「この程度で終わると思うなよ? お前が死ぬ瞬間まで、できる限り苦しめてやるからな」
「え、まだ……」
まさか、こんなに早くに心が折れたのか? まあ、関係ない。抵抗しないのならば、楽なだけだ。
次は10本の指を順番に折っていく。相変わらず、汚い悲鳴を上げている。
さて、次はどうしようか。簡単に死なれたら、つまらないよな。
なにせ、こいつは孤児院の子ども達を殺そうとしたんだ。エリスなんて、危うく死ぬところだったんだ。
だから、俺の気が晴れるまでは、壊れないでいてもらいたいものだ。
反応がなくなったりしたら、面白くないからな。できるだけ、俺を楽しませていてくれよ、キュアン。
そうだな。どうせ殺すし、言わせたい情報もない。なら、耳や喉が潰れても問題ないな。
今度は、耳のあたりに、死なない程度に剣を突き刺してみた。
キュアンから変な声が出て、少し笑いそうになってしまう。
それからも、何度も何度もキュアンに拷問を繰り返し、反応がなくなったと思ったら、すでに死んでいた。
だが、心はまるでスッキリしていない。こんなことなら、もっと回復魔法を覚えておけばよかったかもな。
そうすれば、いまより長く、苦しめ続けることができたのに。
とはいえ、もうキュアンは死んだ。心を切り替えよう。
これから孤児院に帰るんだから、残酷な俺はこれでおしまいだ。子ども達には、笑顔をみせていないとな。
そうして孤児院に戻った俺を、みんなは迎え入れてくれた。
ある程度みんなと会話をしている中で、ふとあることに気づく。
「そういえば、帰りはルミリエの声を聞かなかったな」
「ミナちゃんと私は、リオンちゃんが敵に何をしていたのか、見ていなかったからね」
なるほどな。俺を気遣ってくれたのか。ありがたいことだ。
ミナやルミリエに、キュアンを拷問していた時の俺は見てほしくなかったからな。
さて、もうキュアンは死んだ。これからは、もともとの予定通り、孤児院のみんなと遊ぼう。
シルクやフェミルも加わったから、きっと楽しい時間を過ごせるはずだ。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
エロゲーの悪役に転生した俺、なぜか正ヒロインに溺愛されてしまった件。そのヒロインがヤンデレストーカー化したんだが⁉
菊池 快晴
ファンタジー
入学式当日、学園の表札を見た瞬間、前世の記憶を取り戻した藤堂充《とうどうみつる》。
自分が好きだったゲームの中に転生していたことに気づくが、それも自身は超がつくほどの悪役だった。
さらに主人公とヒロインが初めて出会うイベントも無自覚に壊してしまう。
その後、破滅を回避しようと奮闘するが、その結果、ヒロインから溺愛されてしまうことに。
更にはモブ、先生、妹、校長先生!?
ヤンデレ正ヒロインストーカー、不良ヤンキーギャル、限界女子オタク、個性あるキャラクターが登場。
これは悪役としてゲーム世界に転生した俺が、前世の知識と経験を生かして破滅の運命を回避し、幸せな青春を送る為に奮闘する物語である。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
伯爵家の次男に転生しましたが、10歳で当主になってしまいました
竹桜
ファンタジー
自動運転の試験車両に轢かれて、死んでしまった主人公は異世界のランガン伯爵家の次男に転生した。
転生後の生活は順調そのものだった。
だが、プライドだけ高い兄が愚かな行為をしてしまった。
その結果、主人公の両親は当主の座を追われ、主人公が10歳で当主になってしまった。
これは10歳で当主になってしまった者の物語だ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる