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3章 歪みゆくリオン
93話 許しのゆくえ
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エリスにモンスターの攻撃が向かっていく。助けたいのに、俺の足は折れている。
今の俺にできることは、ただエリスに向けて手を伸ばすだけ。エンドオブティアーズの剣を伸ばして貫こうとすれば、エリスごと攻撃するしか無いから。
目をつむりたくなって、それでも目をそらすことすらできなくて。
「エリス……!」
あとわずかで攻撃が届くという頃、エリスの前に光の壁が現れた。
つまり、シルクは間に合ってくれた。今のは、シルクの心奏具による結界だから。
思わず力が抜ける。もう頑張らなくていい。痛みに耐えて動かなくていい。
それに何より、これで子ども達は助かると決まった。安心が全身を駆け抜けていく。
これまで必死に耐えてきた甲斐があった。エリスに攻撃が届きそうなときなど、絶望するかとすら思ったからな。
交流してきた期間は短いが、もう大切な人だったから。それに、フェミルが悲しむ姿も思い浮かんでいたから。
そして何より、エリスが俺をかばおうとしたという事実が何よりもつらかった。助けに来たのに、助けられる。あまりにも無様じゃないか。
いや、俺が格好付かないだけなら別にいい。俺が弱いせいで、目の前で親しい人を失うなんて、悲しいなんてものじゃ済まない。
エリスと二度と出会えないと思っただけで、手足が震えそうなくらいだった。
「リオン君、足が折れているじゃないですか。それに、全身もボロボロ。すぐに治療しますね」
シルクは結界を維持したまま、俺に回復魔法をかけてくれる。
俺の体中に襲いかかる痛みが消えて、まるで世界が変わったかのような気分だ。
だが、同時に申し訳無さも思い浮かんでくる。シルクをここに連れてきてくれたのはフェミルだ。ミナとルミリエに頼まれて、転移して運んでくれた。
なのに、俺の失敗のせいで、エリスをとても危険な目に合わせてしまった。
思わずフェミルの方を見てしまう。俺はどんな顔をしているだろうか。きっと情けない顔だろうな。
「あたしの方でモンスターは始末しておくわ。子供を心配しなくていいなら、楽勝よ」
サクラは言葉通り、適度に動き回りながら、魔法を連発してモンスターたちを片付けていく。
「なら、私はリオンの方を見ておくわね。リオン、あんなに傷ついて、必死でエリス達を守ろうとしてくれたのね。ありがとう」
「だが、俺は……」
危うくエリスを救えないところだった。シルクが間に合わなければ、エリスは死んでいた。
そんな俺に、フェミルの礼はふさわしいのだろうか。
「いいの。気にしなくて。エリスは無事だったんだから、何も問題はないわ。それよりも、あなたは大丈夫なの? 治療されたとはいえ、さっきなんて骨まで折れていたのよ?」
「問題ありません。私の回復魔法ならば、死んでいなければ五体満足にできますから」
「ああ、シルクの言うとおりだ。もう痛みもないし、全力で動けるよ」
「なら、良いんだけど。リオン、よく頑張ってくれたわね。おかげでエリスは無事。他の子供達も、大丈夫みたい。何度でも言うわ。ありがとう」
フェミルは穏やかに微笑んでいる。きっと、本当に心から感謝してくれているのだろう。
だが、俺にはその感謝が重かった。結局、俺は何もできなかった。最後にはエリスにかばわれる始末。
今の俺に、何の価値があるのだろうか。誰かに助けてもらわなければ、何もできない俺に。
視界の隅に、サクラがモンスターたちを軽く倒していく姿が見える。シルクの結界があるから、子ども達を巻き込む心配をしなくて良い。
それだけのことで、俺があれほど苦戦したモンスターたちを軽く倒していく。
つまるところ、俺はどこまでも弱いんだ。誰かの力がなければ、何も守れないくらい。
それでも、俺は戦わないといけない。俺が弱いことは、諦める理由にはならない。
サクラに頼り続けた結果、彼女は心奏具を壊されたのだから。俺にできることがある限り、戦い続けるだけだ。
シャーナさんにも想いを託されている。ソニアさんにも期待してもらっている。
だから、全身全霊をかけて強くなるしか無いんだ。エリスは結局無事だった。だから、まだ折れるつもりはない。
「ああ。こちらこそ、ありがとう。エリスは俺にとっても大切な存在だからな。助けてくれてよかった」
「エリスを大切に思ってくれて、嬉しいわ。私はあなたに借りを作ってばかりね。がんばって、返していかないとね」
「無理だけはするなよ。お前が傷つくことが、いちばん恩知らずの行為なのだと思ってくれ」
間違いなく本音だ。フェミルを気づかっているわけではなく、心からの言葉だ。
なにせ、フェミルは俺にとっては大切な身内なのだから。死なれたら、悲しいでは済まない。
恩を返すなんてつまらないことのために命を危険にさらすなど、それこそ許しがたい。
「分かったわ。リオンの心を無視する訳にはいかないものね。ちゃんとやるわ。それで、エリス。大丈夫だった?」
「うん! シルクさんが守ってくれたから!」
「エリス。俺を助けようとしてくれてありがとう。だが、お願いだ。俺のために、命を捨てようとしないでくれ……!」
この子を助けられないと思った瞬間の俺の気持ちは、きっと他の誰にも分からない。それくらい、深い深い絶望だった。
だから、あんな気持ちは二度と味わいたくないんだ。それに、エリスは無力なんだから、俺を助けられはしない。
もちろんエリスの気持ちは嬉しいが、それでも、俺をかばおうとなどされては困る。
「うん、わかったよ。お兄ちゃん。エリスはもっと強くなって、ちゃんとお兄ちゃんを守るから。もう守られたりしないよ!」
エリスの気持ちは俺も分かる。誰かに助けられるだけである無力感は、とても苦しいものがあるからな。
だから、エリスの言葉を否定する気にはならない。
それでも、この子が戦わなくて済むように、俺を守らなくてもいいように。もっともっと、どこまでも強くならないと。
「リオンさん、ありがとうございました。おかげで、ここの子ども達はみんな無事です。状況を見る限り、サクラさんが今いるモンスターを倒せば終わりそうですね」
エルザさんは相変わらず穏やかで優しげな顔だ。
この人がいるから、ギリギリまで子ども達は落ち着いていられた。それを考えると、今回の大きな功労者だな。
やはり、エルザさんあっての孤児院だ。この人の存在に、みんながどれほど救われていることか。
まさに聖母といった様子で、俺だって甘えたいとすら思う瞬間があるからな。
子ども達ならば、当然エルザさんを大好きになるだろう。
本当に、ディヴァリアはよくエルザさんを見つけてきてくれたものだ。ノエルが穏やかに成長できたのも、この人のおかげなんだから。
「あまり活躍できなくて、恥ずかしい限りですが」
「いえ。あなたがいたから、みんな無事でいられた。ここにいる人は、みんな分かっていると思いますよ。それで、謝りたいことがあるんですよね、この子には」
エルザさんと手を繋いでいるのは、さっき逃げ出した子だ。俺が足を折るきっかけではあるが、仕方のないことだとは思うんだよな。
戦う力のない人間が、急に得体のしれないものが目の前に現れて、冷静でいられるはずがない。ましてや、子どもなんだから。
「ごめんなさい。私のせいで、リオンさんが……」
「気にするなよ。俺達はみんな生きているんだ。だから、何も心配しなくて良い」
「ありがとうございます、リオンさん。もう、迷惑はかけませんから」
「あまり気負いすぎるなよ。無理に頑張ったって、うまくいかないんだからな」
俺の言葉に合わせて頭を下げて、子どもは去っていった。うん、みんな無事で良かった。エリスに何かあったら、さっきの子にも厳しい言葉をかけていたかもしれない。
だから、本当に良かった。いまは安心できている。
「ねえ、リオンちゃん。黒幕の居場所が分かったけど、行く?」
ルミリエに問いかけられて、俺の中にとても黒い感情があることを自覚した。
犯人におおよその想像はついている。だが、関係のないことだ。できる限り、むごたらしく殺してやりたい。
今の俺は、そんな思いでいっぱいだった。
今の俺にできることは、ただエリスに向けて手を伸ばすだけ。エンドオブティアーズの剣を伸ばして貫こうとすれば、エリスごと攻撃するしか無いから。
目をつむりたくなって、それでも目をそらすことすらできなくて。
「エリス……!」
あとわずかで攻撃が届くという頃、エリスの前に光の壁が現れた。
つまり、シルクは間に合ってくれた。今のは、シルクの心奏具による結界だから。
思わず力が抜ける。もう頑張らなくていい。痛みに耐えて動かなくていい。
それに何より、これで子ども達は助かると決まった。安心が全身を駆け抜けていく。
これまで必死に耐えてきた甲斐があった。エリスに攻撃が届きそうなときなど、絶望するかとすら思ったからな。
交流してきた期間は短いが、もう大切な人だったから。それに、フェミルが悲しむ姿も思い浮かんでいたから。
そして何より、エリスが俺をかばおうとしたという事実が何よりもつらかった。助けに来たのに、助けられる。あまりにも無様じゃないか。
いや、俺が格好付かないだけなら別にいい。俺が弱いせいで、目の前で親しい人を失うなんて、悲しいなんてものじゃ済まない。
エリスと二度と出会えないと思っただけで、手足が震えそうなくらいだった。
「リオン君、足が折れているじゃないですか。それに、全身もボロボロ。すぐに治療しますね」
シルクは結界を維持したまま、俺に回復魔法をかけてくれる。
俺の体中に襲いかかる痛みが消えて、まるで世界が変わったかのような気分だ。
だが、同時に申し訳無さも思い浮かんでくる。シルクをここに連れてきてくれたのはフェミルだ。ミナとルミリエに頼まれて、転移して運んでくれた。
なのに、俺の失敗のせいで、エリスをとても危険な目に合わせてしまった。
思わずフェミルの方を見てしまう。俺はどんな顔をしているだろうか。きっと情けない顔だろうな。
「あたしの方でモンスターは始末しておくわ。子供を心配しなくていいなら、楽勝よ」
サクラは言葉通り、適度に動き回りながら、魔法を連発してモンスターたちを片付けていく。
「なら、私はリオンの方を見ておくわね。リオン、あんなに傷ついて、必死でエリス達を守ろうとしてくれたのね。ありがとう」
「だが、俺は……」
危うくエリスを救えないところだった。シルクが間に合わなければ、エリスは死んでいた。
そんな俺に、フェミルの礼はふさわしいのだろうか。
「いいの。気にしなくて。エリスは無事だったんだから、何も問題はないわ。それよりも、あなたは大丈夫なの? 治療されたとはいえ、さっきなんて骨まで折れていたのよ?」
「問題ありません。私の回復魔法ならば、死んでいなければ五体満足にできますから」
「ああ、シルクの言うとおりだ。もう痛みもないし、全力で動けるよ」
「なら、良いんだけど。リオン、よく頑張ってくれたわね。おかげでエリスは無事。他の子供達も、大丈夫みたい。何度でも言うわ。ありがとう」
フェミルは穏やかに微笑んでいる。きっと、本当に心から感謝してくれているのだろう。
だが、俺にはその感謝が重かった。結局、俺は何もできなかった。最後にはエリスにかばわれる始末。
今の俺に、何の価値があるのだろうか。誰かに助けてもらわなければ、何もできない俺に。
視界の隅に、サクラがモンスターたちを軽く倒していく姿が見える。シルクの結界があるから、子ども達を巻き込む心配をしなくて良い。
それだけのことで、俺があれほど苦戦したモンスターたちを軽く倒していく。
つまるところ、俺はどこまでも弱いんだ。誰かの力がなければ、何も守れないくらい。
それでも、俺は戦わないといけない。俺が弱いことは、諦める理由にはならない。
サクラに頼り続けた結果、彼女は心奏具を壊されたのだから。俺にできることがある限り、戦い続けるだけだ。
シャーナさんにも想いを託されている。ソニアさんにも期待してもらっている。
だから、全身全霊をかけて強くなるしか無いんだ。エリスは結局無事だった。だから、まだ折れるつもりはない。
「ああ。こちらこそ、ありがとう。エリスは俺にとっても大切な存在だからな。助けてくれてよかった」
「エリスを大切に思ってくれて、嬉しいわ。私はあなたに借りを作ってばかりね。がんばって、返していかないとね」
「無理だけはするなよ。お前が傷つくことが、いちばん恩知らずの行為なのだと思ってくれ」
間違いなく本音だ。フェミルを気づかっているわけではなく、心からの言葉だ。
なにせ、フェミルは俺にとっては大切な身内なのだから。死なれたら、悲しいでは済まない。
恩を返すなんてつまらないことのために命を危険にさらすなど、それこそ許しがたい。
「分かったわ。リオンの心を無視する訳にはいかないものね。ちゃんとやるわ。それで、エリス。大丈夫だった?」
「うん! シルクさんが守ってくれたから!」
「エリス。俺を助けようとしてくれてありがとう。だが、お願いだ。俺のために、命を捨てようとしないでくれ……!」
この子を助けられないと思った瞬間の俺の気持ちは、きっと他の誰にも分からない。それくらい、深い深い絶望だった。
だから、あんな気持ちは二度と味わいたくないんだ。それに、エリスは無力なんだから、俺を助けられはしない。
もちろんエリスの気持ちは嬉しいが、それでも、俺をかばおうとなどされては困る。
「うん、わかったよ。お兄ちゃん。エリスはもっと強くなって、ちゃんとお兄ちゃんを守るから。もう守られたりしないよ!」
エリスの気持ちは俺も分かる。誰かに助けられるだけである無力感は、とても苦しいものがあるからな。
だから、エリスの言葉を否定する気にはならない。
それでも、この子が戦わなくて済むように、俺を守らなくてもいいように。もっともっと、どこまでも強くならないと。
「リオンさん、ありがとうございました。おかげで、ここの子ども達はみんな無事です。状況を見る限り、サクラさんが今いるモンスターを倒せば終わりそうですね」
エルザさんは相変わらず穏やかで優しげな顔だ。
この人がいるから、ギリギリまで子ども達は落ち着いていられた。それを考えると、今回の大きな功労者だな。
やはり、エルザさんあっての孤児院だ。この人の存在に、みんながどれほど救われていることか。
まさに聖母といった様子で、俺だって甘えたいとすら思う瞬間があるからな。
子ども達ならば、当然エルザさんを大好きになるだろう。
本当に、ディヴァリアはよくエルザさんを見つけてきてくれたものだ。ノエルが穏やかに成長できたのも、この人のおかげなんだから。
「あまり活躍できなくて、恥ずかしい限りですが」
「いえ。あなたがいたから、みんな無事でいられた。ここにいる人は、みんな分かっていると思いますよ。それで、謝りたいことがあるんですよね、この子には」
エルザさんと手を繋いでいるのは、さっき逃げ出した子だ。俺が足を折るきっかけではあるが、仕方のないことだとは思うんだよな。
戦う力のない人間が、急に得体のしれないものが目の前に現れて、冷静でいられるはずがない。ましてや、子どもなんだから。
「ごめんなさい。私のせいで、リオンさんが……」
「気にするなよ。俺達はみんな生きているんだ。だから、何も心配しなくて良い」
「ありがとうございます、リオンさん。もう、迷惑はかけませんから」
「あまり気負いすぎるなよ。無理に頑張ったって、うまくいかないんだからな」
俺の言葉に合わせて頭を下げて、子どもは去っていった。うん、みんな無事で良かった。エリスに何かあったら、さっきの子にも厳しい言葉をかけていたかもしれない。
だから、本当に良かった。いまは安心できている。
「ねえ、リオンちゃん。黒幕の居場所が分かったけど、行く?」
ルミリエに問いかけられて、俺の中にとても黒い感情があることを自覚した。
犯人におおよその想像はついている。だが、関係のないことだ。できる限り、むごたらしく殺してやりたい。
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