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2章 希望を目指して
60話 深まる心奏共鳴
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ノエルと共にやってきたのは、ディヴァリアの家だった。
ここでどんな試験をおこなうのだろうか。俺としては、ノエルに試験など必要ないと思うが。
これまで一緒にいた時間で、ノエルがどれだけ好ましい人格をしているか、素晴らしい才能を持っているか、もう分かっているのだから。
ただ、ディヴァリアにとっては何かが十分ではないのだろう。
そもそもノエルが気に食わないのなら、メルキオール学園には誘わないと思う。だから、好意の問題ではない。
というか、あれだけ同じ時間を過ごしたノエルを嫌っていたら、さすがにショックだ。
「ノエル、今から私と戦ってもらうね。リオンと協力してもいいから、私が納得するだけの成果を見せて」
そう言いながら、ディヴァリアは家の中にある訓練場に入っていった。
いや、大丈夫か? ディヴァリアが本気を出せば、建物などひとたまりもないと思うが。その気になればミリ単位で攻撃を制御できる人でもあるから、問題は無いかもしれないとはいえ。
「リオンお兄ちゃんと協力できるってことは、一緒に戦えるんだよね。嬉しいよ」
「ああ、俺も嬉しい。ディヴァリアとの戦いだから、命の危険はないだろうしな。戦争だったら素直に喜べないが」
「リオンお兄ちゃんと一緒なら、戦争でも嬉しいけどね。ディヴァリアお姉ちゃんとの訓練だから、もっと嬉しいよ」
ノエルは俺達2人が大好きだからな。きらめくような笑顔で、見ていて楽しくなる。
とはいえ、この子はディヴァリアの力を知らないんだよな。ちょっとだけ不安だ。
ノエルは俺よりも優れた才能があるし、確かな努力もしている。それでも絶対に越えられない壁を知って、どうなるか。
ああ、ディヴァリアが心配しているのは、俺が今考えたことかもな。これまで順調に進んでいるだけに、ポッキリ折れてしまうのが怖い。
「じゃあ、ノエル、準備はいい? 詩歌え――チェインオブマインド」
ディヴァリアは右手にブレスレットを出現させる。微笑んでいるはずなのに、圧力がすさまじい。
やはり、絶対に敵に回してはいけない相手だと再認識できた。どんな手段で戦いを挑んだとしても、一方的に敗れるのが運命としか思えない。
よくサクラは諦めなかったよな。やはり、サクラが隣にいてくれるだけで、勇気というものを実感できる。彼女を絶対に取り戻したいと、あらためて感じる。
とはいえ、今はノエルのことだ。まだおびえてはいないようだが。すぐにディヴァリアの力を思い知ることになるだろうな。
「俺も行くか。守護れ――エンドオブティアーズ!」
「ノエルだって行くんだから! 報復ろ――ミラクルオブエンカウンター!」
ノエルの両腕に、矢のつがえられていない弓が現れた。ミラクルオブエンカウンターは、エネルギーのような矢を撃ち出す心奏具。
これまで何度も使うところを見ていたが、相当強い心奏具なんだよな。
ただ、ディヴァリアには一切通じないだろうが。ノエルはどんな反応をするだろうか。本当に、何をしようと無意味だと思える瞬間に。
「いくらでも待つから、限界まで準備をしておいてね。後悔しないように」
ディヴァリアはそう言うが、できる準備なんてどれほどあるだろうか。とりあえずウインドは発動しておいたが、意味があるとは思えない。
ノエルは深呼吸している。気分を落ち着かせようとしているのだろう。悪くない判断だと思うが、そもそも良い判断をしたところでな。
しばらくして、ノエルは強い瞳をディヴァリアに向けた。準備が整ったのだろう。
「行くよ、ディヴァリアお姉ちゃん!」
「うん。本気で来てね。手加減なんて考えなくていいよ」
「ノエル、殺すつもりでも問題ない。ディヴァリアなら対処できるからな」
「リオンお兄ちゃんが言うのなら、そうするよ。でも、ケガしないでね、ディヴァリアお姉ちゃん!」
即座にノエルは光の矢を放つ。一度に10発ほど飛んでいくが、ディヴァリアは特に視線も向けずにすべてをチェインオブマインドで打ち消す。
やはり、ディヴァリアの心奏具はすさまじい力だ。何よりも、ノエルの矢を正確に相殺できる制御も恐ろしい。
何でも破壊できる光を放つだけのチェインオブマインドだが、単純な効果でどんな心奏具をも上回る性能なんだ。
「これだけなら、何度やっても同じかな。ノエル、他に手段はあるの?」
「リオンお兄ちゃんも手伝って! オーバーフレイム!」
ノエルは炎の上級魔法とともに矢を放つ。今度は20発。それも別々の方向だ。
ミラクルオブエンカウンターの矢は、ノエルが自在に操作することも、敵を自動で追尾させることもできる。とても強い心奏具だ。
ノエルの動きに合わせて、俺もエンドオブティアーズの剣で突きを何度か放つ。
ただ、ディヴァリアは俺の剣を優雅にかわしながら、ノエルの魔法も矢も相殺する。やはり通じないか。分かりきってはいたのだが、心にくるな。ノエルはどうだろうか。
「ふふ、まだ諦めるつもりはない? 別に、リオンの使用人に成れなくなるだけだよ」
「だけなんかじゃないよ! ノエルのすべてを懸けてもいい理由なんだよ、リオンお兄ちゃんとディヴァリアお姉ちゃんは!」
本当に好かれているのがよく分かるセリフだ。ただ、少しだけ怖い。俺達のそばに居るために、悪事にさえ手を染めかねないという考えが浮かんだ。
ノエルはいい子だから、きっと大丈夫なはず。今のセリフも、純粋な思いだというだけ。余計な心配なんだ。
「ノエル、無理はするなよ。俺達はお前が傷ついたら悲しいんだ」
「そうだね。だからこそ、弱いままじゃリオンの使用人は任せられないかな」
なるほど。俺はこれからも戦争に巻き込まれていく。ディヴァリアはきっともっと大きな問題を起こすから。
ただ、本当にディヴァリアに人の情があると分かるセリフだ。いざという時に、ノエルが死なないように配慮しているのだろう。
その気持ちをもっと他の人にも向けてくれたらな。俺も苦しまないで済んだのだが。
「なら、どこまでも強くなるんだ! 2人のそばだけが、ノエルの居場所なんだから!」
ノエルはそのまま上級魔法と、今度は矢を30発放つ。俺も合わせて斬りかかる。
だが、先ほどと結果は同じ。矢の数が増えたことなど、何の影響もないように思える。
それからもしばらく、ノエルと協力して攻撃を続けていた。当たり前のように何も通じない。
ときおりディヴァリアが反撃してくるが、俺が全力でノエルを守っていた。とはいえ、ノエルは肩で息をしている。そろそろ限界かもしれない。
「ノエル、別に諦めても良いんだよ。そうしたって、ノエルは私達の大切な妹だから」
「だからこそ、絶対に諦めないよ! 大好きな2人に、どこまでも着いていくために!」
ノエルは足を震わせながらも気合十分だ。だから、俺もノエルに共感した。
そうだよな。大切な誰かとは、ずっと一緒に居たいよな。分かるよ。俺もお前のそばにいたい。
だから、ここで諦めたりしない。ノエルが立ち上がろうとしているのだから、俺が足を引っ張るわけにはいかない!
そう決意したとき、俺とノエルの心奏具が光でつながった。つまり、心奏共鳴。ただ、以前とは違う。
ノエルが俺を大好きだという気持ちが、心奏具を通して伝わってくる。きっと、俺からノエルにも流れ込んでいる。
俺達の気持ちは同じだ。お互い、ずっとそばに居たい。だから、ここで立ち止まる訳にはいかないよな、ノエル。
そして、俺の心から思い浮かぶ言葉を口に出す。
「「心奏共鳴――合縁奇縁LV5!」」
俺達の心奏具がつながる光から、巨大な矢が放たれた。ものすごい衝撃で、反動で吹き飛びそうだと感じるくらいだった。
とはいえ、俺達の体には何の問題もない。そのまま、矢はディヴァリアのもとへと向かう。
「いくよ、チェインオブマインド。私の心を具現化して」
初めて聞くセリフとともに、チェインオブマインドから光の龍のようなものが飛び出してきた。
つまり、俺達はディヴァリアの力をさらに引き出すことに成功した。これなら。
ただ、心奏共鳴の力はディヴァリアに打ち消されていった。それでも、俺は大きな達成感を得ていた。
そして、ディヴァリアは両手を合わせて微笑む。そして、楽しげな声色で話し始めた。
「ノエル、合格だよ。これからもよろしくね。大好きな私達の妹」
「うんっ! ずっと一緒だよ。ディヴァリアお姉ちゃん、リオンお兄ちゃん!」
良かった。これで、ノエルはオレたちと一緒に過ごすことができる。嬉しい限りだ。
こちらを振り返ったノエルの弾けるような笑顔を見ながら、喜びに浸っていた。
そして、ノエルと心奏共鳴したことで、俺の中にある考えが思い浮かんだ。これなら、サクラを救えるかもしれない。
ここでどんな試験をおこなうのだろうか。俺としては、ノエルに試験など必要ないと思うが。
これまで一緒にいた時間で、ノエルがどれだけ好ましい人格をしているか、素晴らしい才能を持っているか、もう分かっているのだから。
ただ、ディヴァリアにとっては何かが十分ではないのだろう。
そもそもノエルが気に食わないのなら、メルキオール学園には誘わないと思う。だから、好意の問題ではない。
というか、あれだけ同じ時間を過ごしたノエルを嫌っていたら、さすがにショックだ。
「ノエル、今から私と戦ってもらうね。リオンと協力してもいいから、私が納得するだけの成果を見せて」
そう言いながら、ディヴァリアは家の中にある訓練場に入っていった。
いや、大丈夫か? ディヴァリアが本気を出せば、建物などひとたまりもないと思うが。その気になればミリ単位で攻撃を制御できる人でもあるから、問題は無いかもしれないとはいえ。
「リオンお兄ちゃんと協力できるってことは、一緒に戦えるんだよね。嬉しいよ」
「ああ、俺も嬉しい。ディヴァリアとの戦いだから、命の危険はないだろうしな。戦争だったら素直に喜べないが」
「リオンお兄ちゃんと一緒なら、戦争でも嬉しいけどね。ディヴァリアお姉ちゃんとの訓練だから、もっと嬉しいよ」
ノエルは俺達2人が大好きだからな。きらめくような笑顔で、見ていて楽しくなる。
とはいえ、この子はディヴァリアの力を知らないんだよな。ちょっとだけ不安だ。
ノエルは俺よりも優れた才能があるし、確かな努力もしている。それでも絶対に越えられない壁を知って、どうなるか。
ああ、ディヴァリアが心配しているのは、俺が今考えたことかもな。これまで順調に進んでいるだけに、ポッキリ折れてしまうのが怖い。
「じゃあ、ノエル、準備はいい? 詩歌え――チェインオブマインド」
ディヴァリアは右手にブレスレットを出現させる。微笑んでいるはずなのに、圧力がすさまじい。
やはり、絶対に敵に回してはいけない相手だと再認識できた。どんな手段で戦いを挑んだとしても、一方的に敗れるのが運命としか思えない。
よくサクラは諦めなかったよな。やはり、サクラが隣にいてくれるだけで、勇気というものを実感できる。彼女を絶対に取り戻したいと、あらためて感じる。
とはいえ、今はノエルのことだ。まだおびえてはいないようだが。すぐにディヴァリアの力を思い知ることになるだろうな。
「俺も行くか。守護れ――エンドオブティアーズ!」
「ノエルだって行くんだから! 報復ろ――ミラクルオブエンカウンター!」
ノエルの両腕に、矢のつがえられていない弓が現れた。ミラクルオブエンカウンターは、エネルギーのような矢を撃ち出す心奏具。
これまで何度も使うところを見ていたが、相当強い心奏具なんだよな。
ただ、ディヴァリアには一切通じないだろうが。ノエルはどんな反応をするだろうか。本当に、何をしようと無意味だと思える瞬間に。
「いくらでも待つから、限界まで準備をしておいてね。後悔しないように」
ディヴァリアはそう言うが、できる準備なんてどれほどあるだろうか。とりあえずウインドは発動しておいたが、意味があるとは思えない。
ノエルは深呼吸している。気分を落ち着かせようとしているのだろう。悪くない判断だと思うが、そもそも良い判断をしたところでな。
しばらくして、ノエルは強い瞳をディヴァリアに向けた。準備が整ったのだろう。
「行くよ、ディヴァリアお姉ちゃん!」
「うん。本気で来てね。手加減なんて考えなくていいよ」
「ノエル、殺すつもりでも問題ない。ディヴァリアなら対処できるからな」
「リオンお兄ちゃんが言うのなら、そうするよ。でも、ケガしないでね、ディヴァリアお姉ちゃん!」
即座にノエルは光の矢を放つ。一度に10発ほど飛んでいくが、ディヴァリアは特に視線も向けずにすべてをチェインオブマインドで打ち消す。
やはり、ディヴァリアの心奏具はすさまじい力だ。何よりも、ノエルの矢を正確に相殺できる制御も恐ろしい。
何でも破壊できる光を放つだけのチェインオブマインドだが、単純な効果でどんな心奏具をも上回る性能なんだ。
「これだけなら、何度やっても同じかな。ノエル、他に手段はあるの?」
「リオンお兄ちゃんも手伝って! オーバーフレイム!」
ノエルは炎の上級魔法とともに矢を放つ。今度は20発。それも別々の方向だ。
ミラクルオブエンカウンターの矢は、ノエルが自在に操作することも、敵を自動で追尾させることもできる。とても強い心奏具だ。
ノエルの動きに合わせて、俺もエンドオブティアーズの剣で突きを何度か放つ。
ただ、ディヴァリアは俺の剣を優雅にかわしながら、ノエルの魔法も矢も相殺する。やはり通じないか。分かりきってはいたのだが、心にくるな。ノエルはどうだろうか。
「ふふ、まだ諦めるつもりはない? 別に、リオンの使用人に成れなくなるだけだよ」
「だけなんかじゃないよ! ノエルのすべてを懸けてもいい理由なんだよ、リオンお兄ちゃんとディヴァリアお姉ちゃんは!」
本当に好かれているのがよく分かるセリフだ。ただ、少しだけ怖い。俺達のそばに居るために、悪事にさえ手を染めかねないという考えが浮かんだ。
ノエルはいい子だから、きっと大丈夫なはず。今のセリフも、純粋な思いだというだけ。余計な心配なんだ。
「ノエル、無理はするなよ。俺達はお前が傷ついたら悲しいんだ」
「そうだね。だからこそ、弱いままじゃリオンの使用人は任せられないかな」
なるほど。俺はこれからも戦争に巻き込まれていく。ディヴァリアはきっともっと大きな問題を起こすから。
ただ、本当にディヴァリアに人の情があると分かるセリフだ。いざという時に、ノエルが死なないように配慮しているのだろう。
その気持ちをもっと他の人にも向けてくれたらな。俺も苦しまないで済んだのだが。
「なら、どこまでも強くなるんだ! 2人のそばだけが、ノエルの居場所なんだから!」
ノエルはそのまま上級魔法と、今度は矢を30発放つ。俺も合わせて斬りかかる。
だが、先ほどと結果は同じ。矢の数が増えたことなど、何の影響もないように思える。
それからもしばらく、ノエルと協力して攻撃を続けていた。当たり前のように何も通じない。
ときおりディヴァリアが反撃してくるが、俺が全力でノエルを守っていた。とはいえ、ノエルは肩で息をしている。そろそろ限界かもしれない。
「ノエル、別に諦めても良いんだよ。そうしたって、ノエルは私達の大切な妹だから」
「だからこそ、絶対に諦めないよ! 大好きな2人に、どこまでも着いていくために!」
ノエルは足を震わせながらも気合十分だ。だから、俺もノエルに共感した。
そうだよな。大切な誰かとは、ずっと一緒に居たいよな。分かるよ。俺もお前のそばにいたい。
だから、ここで諦めたりしない。ノエルが立ち上がろうとしているのだから、俺が足を引っ張るわけにはいかない!
そう決意したとき、俺とノエルの心奏具が光でつながった。つまり、心奏共鳴。ただ、以前とは違う。
ノエルが俺を大好きだという気持ちが、心奏具を通して伝わってくる。きっと、俺からノエルにも流れ込んでいる。
俺達の気持ちは同じだ。お互い、ずっとそばに居たい。だから、ここで立ち止まる訳にはいかないよな、ノエル。
そして、俺の心から思い浮かぶ言葉を口に出す。
「「心奏共鳴――合縁奇縁LV5!」」
俺達の心奏具がつながる光から、巨大な矢が放たれた。ものすごい衝撃で、反動で吹き飛びそうだと感じるくらいだった。
とはいえ、俺達の体には何の問題もない。そのまま、矢はディヴァリアのもとへと向かう。
「いくよ、チェインオブマインド。私の心を具現化して」
初めて聞くセリフとともに、チェインオブマインドから光の龍のようなものが飛び出してきた。
つまり、俺達はディヴァリアの力をさらに引き出すことに成功した。これなら。
ただ、心奏共鳴の力はディヴァリアに打ち消されていった。それでも、俺は大きな達成感を得ていた。
そして、ディヴァリアは両手を合わせて微笑む。そして、楽しげな声色で話し始めた。
「ノエル、合格だよ。これからもよろしくね。大好きな私達の妹」
「うんっ! ずっと一緒だよ。ディヴァリアお姉ちゃん、リオンお兄ちゃん!」
良かった。これで、ノエルはオレたちと一緒に過ごすことができる。嬉しい限りだ。
こちらを振り返ったノエルの弾けるような笑顔を見ながら、喜びに浸っていた。
そして、ノエルと心奏共鳴したことで、俺の中にある考えが思い浮かんだ。これなら、サクラを救えるかもしれない。
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