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2章 希望を目指して
51話 リオンの優しさ
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領主モナークを討ち取ることに成功し、後は人質を解放するだけとなった。
いや、本当に領主モナークか? 名乗られてはいないから、念のために確認しておこう。
「ルミリエ、さっきのやつが領主モナークでいいのか?」
「うん。偽物でもないし、ただの別人でもないよ。ちゃんとこの館の主だね」
「なら、ここでの戦いは最後か?」
「そうだね。もう安心して大丈夫。ユルユルしていてもいいよ」
ルミリエが言うのならば、確かなのだろう。つまり、少なくとも今日はもう戦わなくていい。
ハッキリいって疲れていたから、ありがたい限りだ。まだ戦えなくもないが、しんどいからな。
それから人質たちのところへ移動し、現状を伝えることに。
「領主モナークは討ち取った。お前達はこれからどうするんだ?」
「とりあえず、元の家へと戻るつもりです。後のことは後で考えます」
この男は前は敬語ではなかったような。まあ、どうでもいいか。俺が領主を倒したことに感謝しているのかもしれないからな。
それよりも、エリスの様子はどうなっているだろうか。しっかりとフェミルと再会させてやりたい。
「お兄ちゃん、ありがとう! これでお姉ちゃんと会えるんだよね」
「ああ、そうだな。エリスはこれからどうするんだ?」
「お兄ちゃんについていっていい? 家はもうないから、すぐにお姉ちゃんに会いたい!」
なるほど。家がないという事は、両親もいないのだろうか。だとすると、フェミルがあんなに必死だったのにも納得がいく。
とはいえ、どうしたものか。俺はこれからも戦うだろうし、でも家がないなら放り出しても無事でいられるとは限らない。
「ルミリエ、この子をどうにかできそうな手段はあるか? 俺についてこさせても、戦場の近くでは危険だろう」
「まずはフェミルちゃんと会わせてから考えてもいいんじゃないかな。2人でどうするかって感じだしね」
それもそうか。フェミルとエリスは家族なのだろうから、俺が勝手に決めることでもない。
とりあえず2人の様子を見てからどうするか決める。いい考えとは言い切れないが、妥当なところだろう。
「エリス、フェミルには会わせてやる。それから先のことは、2人で決めてくれ。俺達はまだ戦うはずだから、あまり面倒を見られないかもしれないが」
「お姉ちゃんがいれば大丈夫! お姉ちゃんの心奏具、すっごいんだよ!」
そんなにすごい心奏具があっても、エリスを助けることはできなかった。俺達を倒すことも。
戦闘には役に立たないたぐいの心奏具なのだろうか。今考えても仕方ないか。また会えば、聞く機会もあるだろう。
「頼りになるお姉ちゃんなんだな。かならずまた会わせてやるからな」
「うん、楽しみにしてるね! お兄ちゃん、ありがとう!」
「エリス、一緒に行こうか。それで、お前達はみんな帰るのか?」
「そうですね。他に行くあてもありませんから。あそこで皆を待つことにします」
「なら、俺は行く。達者でな」
「今回のご恩は忘れません。なにかあったら、お礼をしたいと思います」
まあ、そこまで期待はしないでおこう。こいつらの人格がどうというより、生活でいっぱいいっぱいだろうし。
無理に礼をされて、苦しい生活を送ることになられては意味がないからな。余裕ができた頃合いで十分だ。そもそも、礼を求めていたわけでもない。
フェミルの希望となることができたのだから、それでいいんだ。ちゃんとエリスと再会させてやれば、満足だ。
とはいえ、これからの2人の生活がどうなるかは心配だな。ちゃんと放り出さずに済ませたいところだ。
「無理はするなよ。せっかく助けた意味がなくなってしまう」
「本当にありがとうございます……! お達者で」
それからはエリスを連れて、ルミリエと話しながらフェミル達のもとへと移動していた。
「ところでお兄ちゃん、名前はなんていうの? おしえて?」
「今ならば良いか。リオンだ。リオン・ブラッド・アインソフ」
「かくしてたの? なんで?」
「いや、念のためにな。お前達を助けるのに失敗しても、周りに迷惑をかけないように」
「リオンちゃんはいつも気を使ってばっかりだね。助けられてる身で言うのもなんだけど、もうちょっと気を抜いていいよ」
そんなに俺は無理をしているように見えるだろうか。最近は誰からも楽をしろという意味のことを言われている気がする。
俺はこれまで後遺症が残るほどの怪我をしたことはないし、十分安全に気を使っているはずだが。
とはいえ、心配をかけているのは事実だ。態度だけでもマシなものにしたいな。
「ああ。お前達に心苦しい思いをさせたくはないからな。気をつけるよ」
「期待しないで待ってるね。でも、リオンちゃんの安全を祈っているのは本当だから」
「お兄ちゃんがケガしたら、エリスもかなしいよ」
「ありがとう、2人とも。お前達を悲しませないためにも、しっかりやるさ」
「……はぁ、分かってないなぁ。でも、リオンちゃんらしいや」
シルクにもこのまえ呆れられたばかりなのだが。そんなに俺はふがいないか。
とはいえ、原因が分からない事にはどうにもな。直接聞いても答えが返ってくる気がしない。
なんというか、ちょっと諦められている雰囲気を感じるんだよな。
「俺らしいというのが悪い意味ではないことを祈るぞ」
「半々かな。リオンちゃんは大好きだけど、ちょっとハラハラさせられちゃう」
やはり大きな心配をかけているのだろうか。戦いへと向かうことはやめられないから、どうしてもな。
それでも、ルミリエに負担をかけたいわけでは無いから。気をつけるべきなのだろう。
「なら、もっと強くならないとな。ルミリエが安心して俺の戦いを見ていられるように」
「止めても無駄だよね。リオンちゃんは、誰かが困っていたら助けに行っちゃう人だから」
「エリスもお兄ちゃんに助けられたからね。やさしいよね、お兄ちゃん」
「そうだね。でも、私としては、少しくらい優しくなくてもいいけど」
そんなに言うほど優しくないと思うがな。まあ、評価はありがたく受け取っておこう。
ルミリエの言葉からは、俺が今回の戦いに向かったことを責めているような気配がある。
実際どうかはさておき、ただの他人のために命を懸けるなんてこと、友達としては嫌か。親しい相手を優先してほしいよな。
「優しさを減らすとしても、ルミリエ達への分はしっかり保つぞ」
「嬉しいけど、私にだってもっと雑でも良いよ。リオンちゃんは頼りになるけど、頼りになりすぎでもあるから」
「そうなの? お兄ちゃんってすごいんだ!」
「確かにすごいよ。とってもキラキラしてる。でも、ディヴァリアちゃんは不安じゃないかな」
なぜここでディヴァリアの名前が出てくるのだろう。いや、友達として大切に思ってくれている事は分かるが。
ディヴァリアは俺を戦争に送り出した張本人でもあるのだから、心配するものか? いや、友達の命は大切か。
「何が不安なのかは分からないが、ディヴァリアなら大丈夫だろうさ」
「聖女さま! ともだちなの、お兄ちゃん?」
「ああ。俺とルミリエは聖女様の友達なんだ。特に俺は、ディヴァリアの幼馴染でな」
「すごいすごーい! 聖女さま、やさしいの?」
「孤児院では慕われていてな。子供達の人気者なんだ」
まさか本当のことを言うわけにもいくまい。いや、今言った内容も事実なのだが。
「なら、エリスも孤児院に行けば幸せになれるかなあ?」
「行きたいのなら、俺が紹介するぞ。あそこはよく通っているんだ」
「じゃあ、お兄ちゃんともまた会えるんだ! エリス、行きたい!」
エリスとの縁が途切れないのはありがたいことだから、俺としても嬉しい。
ディヴァリアも、孤児院の子を無軌道に殺すことはしないからな。エリスを故郷においていくよりよほど安全だろう。
なら、今後の方針が決まったかもしれない。再会したら、フェミルに相談してみるか。楽しみだな。
いや、本当に領主モナークか? 名乗られてはいないから、念のために確認しておこう。
「ルミリエ、さっきのやつが領主モナークでいいのか?」
「うん。偽物でもないし、ただの別人でもないよ。ちゃんとこの館の主だね」
「なら、ここでの戦いは最後か?」
「そうだね。もう安心して大丈夫。ユルユルしていてもいいよ」
ルミリエが言うのならば、確かなのだろう。つまり、少なくとも今日はもう戦わなくていい。
ハッキリいって疲れていたから、ありがたい限りだ。まだ戦えなくもないが、しんどいからな。
それから人質たちのところへ移動し、現状を伝えることに。
「領主モナークは討ち取った。お前達はこれからどうするんだ?」
「とりあえず、元の家へと戻るつもりです。後のことは後で考えます」
この男は前は敬語ではなかったような。まあ、どうでもいいか。俺が領主を倒したことに感謝しているのかもしれないからな。
それよりも、エリスの様子はどうなっているだろうか。しっかりとフェミルと再会させてやりたい。
「お兄ちゃん、ありがとう! これでお姉ちゃんと会えるんだよね」
「ああ、そうだな。エリスはこれからどうするんだ?」
「お兄ちゃんについていっていい? 家はもうないから、すぐにお姉ちゃんに会いたい!」
なるほど。家がないという事は、両親もいないのだろうか。だとすると、フェミルがあんなに必死だったのにも納得がいく。
とはいえ、どうしたものか。俺はこれからも戦うだろうし、でも家がないなら放り出しても無事でいられるとは限らない。
「ルミリエ、この子をどうにかできそうな手段はあるか? 俺についてこさせても、戦場の近くでは危険だろう」
「まずはフェミルちゃんと会わせてから考えてもいいんじゃないかな。2人でどうするかって感じだしね」
それもそうか。フェミルとエリスは家族なのだろうから、俺が勝手に決めることでもない。
とりあえず2人の様子を見てからどうするか決める。いい考えとは言い切れないが、妥当なところだろう。
「エリス、フェミルには会わせてやる。それから先のことは、2人で決めてくれ。俺達はまだ戦うはずだから、あまり面倒を見られないかもしれないが」
「お姉ちゃんがいれば大丈夫! お姉ちゃんの心奏具、すっごいんだよ!」
そんなにすごい心奏具があっても、エリスを助けることはできなかった。俺達を倒すことも。
戦闘には役に立たないたぐいの心奏具なのだろうか。今考えても仕方ないか。また会えば、聞く機会もあるだろう。
「頼りになるお姉ちゃんなんだな。かならずまた会わせてやるからな」
「うん、楽しみにしてるね! お兄ちゃん、ありがとう!」
「エリス、一緒に行こうか。それで、お前達はみんな帰るのか?」
「そうですね。他に行くあてもありませんから。あそこで皆を待つことにします」
「なら、俺は行く。達者でな」
「今回のご恩は忘れません。なにかあったら、お礼をしたいと思います」
まあ、そこまで期待はしないでおこう。こいつらの人格がどうというより、生活でいっぱいいっぱいだろうし。
無理に礼をされて、苦しい生活を送ることになられては意味がないからな。余裕ができた頃合いで十分だ。そもそも、礼を求めていたわけでもない。
フェミルの希望となることができたのだから、それでいいんだ。ちゃんとエリスと再会させてやれば、満足だ。
とはいえ、これからの2人の生活がどうなるかは心配だな。ちゃんと放り出さずに済ませたいところだ。
「無理はするなよ。せっかく助けた意味がなくなってしまう」
「本当にありがとうございます……! お達者で」
それからはエリスを連れて、ルミリエと話しながらフェミル達のもとへと移動していた。
「ところでお兄ちゃん、名前はなんていうの? おしえて?」
「今ならば良いか。リオンだ。リオン・ブラッド・アインソフ」
「かくしてたの? なんで?」
「いや、念のためにな。お前達を助けるのに失敗しても、周りに迷惑をかけないように」
「リオンちゃんはいつも気を使ってばっかりだね。助けられてる身で言うのもなんだけど、もうちょっと気を抜いていいよ」
そんなに俺は無理をしているように見えるだろうか。最近は誰からも楽をしろという意味のことを言われている気がする。
俺はこれまで後遺症が残るほどの怪我をしたことはないし、十分安全に気を使っているはずだが。
とはいえ、心配をかけているのは事実だ。態度だけでもマシなものにしたいな。
「ああ。お前達に心苦しい思いをさせたくはないからな。気をつけるよ」
「期待しないで待ってるね。でも、リオンちゃんの安全を祈っているのは本当だから」
「お兄ちゃんがケガしたら、エリスもかなしいよ」
「ありがとう、2人とも。お前達を悲しませないためにも、しっかりやるさ」
「……はぁ、分かってないなぁ。でも、リオンちゃんらしいや」
シルクにもこのまえ呆れられたばかりなのだが。そんなに俺はふがいないか。
とはいえ、原因が分からない事にはどうにもな。直接聞いても答えが返ってくる気がしない。
なんというか、ちょっと諦められている雰囲気を感じるんだよな。
「俺らしいというのが悪い意味ではないことを祈るぞ」
「半々かな。リオンちゃんは大好きだけど、ちょっとハラハラさせられちゃう」
やはり大きな心配をかけているのだろうか。戦いへと向かうことはやめられないから、どうしてもな。
それでも、ルミリエに負担をかけたいわけでは無いから。気をつけるべきなのだろう。
「なら、もっと強くならないとな。ルミリエが安心して俺の戦いを見ていられるように」
「止めても無駄だよね。リオンちゃんは、誰かが困っていたら助けに行っちゃう人だから」
「エリスもお兄ちゃんに助けられたからね。やさしいよね、お兄ちゃん」
「そうだね。でも、私としては、少しくらい優しくなくてもいいけど」
そんなに言うほど優しくないと思うがな。まあ、評価はありがたく受け取っておこう。
ルミリエの言葉からは、俺が今回の戦いに向かったことを責めているような気配がある。
実際どうかはさておき、ただの他人のために命を懸けるなんてこと、友達としては嫌か。親しい相手を優先してほしいよな。
「優しさを減らすとしても、ルミリエ達への分はしっかり保つぞ」
「嬉しいけど、私にだってもっと雑でも良いよ。リオンちゃんは頼りになるけど、頼りになりすぎでもあるから」
「そうなの? お兄ちゃんってすごいんだ!」
「確かにすごいよ。とってもキラキラしてる。でも、ディヴァリアちゃんは不安じゃないかな」
なぜここでディヴァリアの名前が出てくるのだろう。いや、友達として大切に思ってくれている事は分かるが。
ディヴァリアは俺を戦争に送り出した張本人でもあるのだから、心配するものか? いや、友達の命は大切か。
「何が不安なのかは分からないが、ディヴァリアなら大丈夫だろうさ」
「聖女さま! ともだちなの、お兄ちゃん?」
「ああ。俺とルミリエは聖女様の友達なんだ。特に俺は、ディヴァリアの幼馴染でな」
「すごいすごーい! 聖女さま、やさしいの?」
「孤児院では慕われていてな。子供達の人気者なんだ」
まさか本当のことを言うわけにもいくまい。いや、今言った内容も事実なのだが。
「なら、エリスも孤児院に行けば幸せになれるかなあ?」
「行きたいのなら、俺が紹介するぞ。あそこはよく通っているんだ」
「じゃあ、お兄ちゃんともまた会えるんだ! エリス、行きたい!」
エリスとの縁が途切れないのはありがたいことだから、俺としても嬉しい。
ディヴァリアも、孤児院の子を無軌道に殺すことはしないからな。エリスを故郷においていくよりよほど安全だろう。
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