48 / 182
2章 希望を目指して
48話 作戦開始
しおりを挟む
さあ、領主モナークの屋敷へと向かうぞ。結局モナークが黒幕かは聞き忘れたな。
とはいえ、ミナがそのあたりを手抜かりするとは思えない。だから、指示されたように行動していればいいだろう。
「まずはまっすぐ進んでいっていいよ。コッソリする必要が出たら言うから」
ルミリエの指示が出たら警戒するべきという事だろうな。
さて、まだ屋敷は見えていない。人影も特に見当たらない。平原なのだから当たり前だが。
まだまだ遠いから、ゆっくりとルミリエと話しながら歩いていた。
そしてしばらく歩いて、人里のようなものが見えてきた。これが領主モナークが治める町だろうか。
人気は少なく、活気はまるで感じられない。これも戦争の影響なのか、モナークの悪事のせいなのか。
「そろそろおしゃべりはやめようか。こっちから指示をするから、がんばってね」
うなずいて返答代わりとし、ルミリエの指示に従う態勢をとる。
さて、住民に見つかることも避けるべきだろうか。俺としては、わざわざ目立とうとは思えないが。
「じゃあ、右方向に裏道が見えると思うから、そっちに入って」
ここまで人気がないと、スラム街のような場所でも人が居ないのだろうな。だから、単純に裏道のほうが効率がいい。
まあ、誰にも見つからないほうが都合がいいか。わざわざ正面から突っ込む理由はないのだから。
「次はそこを左に曲がってね」
そのままルミリエの案内で領主の屋敷へと近づいていった。誰かに見つかることもなく、今のところは順調だ。
この調子で誰にも出会わずに人質を救出できればいいが、ありえないな。
いらぬ空想を思い浮かべていないで、しっかりと心構えをしないと。
領主の屋敷は割としっかりした作りで、この町の景色には似合わない。なんとなく、悪徳貴族のイメージがある。
とはいえ、ミナの判断をしっかり聞いておかないとな。思い込みは危険だ。ミナならしっかり調査してから意見を言うはずだから。
「さて、ここで領主を仕留めればいいのか?」
「最終的にはね。人質の監視なんかを排除するのが先かな」
まあ、人質を助けられないのなら何の意味もないからな。当たり前か。
それはさておき、領主を仕留めていいということは、黒幕かそれに近いところにいるのだろう。なら、遠慮なく殺させてもらおう。
ハッキリ言って、以前までの戦いより気分は楽だ。何の罪もない相手だという意識がつらさの原因だったのだろう。
今回の敵は人質を取って民衆を戦場に向かわせる相手だとわかっているからな。罪人だと思えるんだ。
「エリスを助けてやらないとな。もちろん、他の人質も大切だが」
「そうだね。今のところ、みんな無事みたいだよ」
ありがたい。全員を助けられるのが一番良いが、どこまでできるだろうな。
今から心配していても仕方ないか。できることをやるしかない。
「なら、できるだけ助けたいな。難しいか?」
「ちゃんとやれば大丈夫。私とミナちゃんで、バッチリ案内するよ」
2人の案内ならば、安心だな。ミナの心奏具と頭脳が加われば、相手の情報など丸裸にできるのだから。
単に覗き見するだけの心奏具だとあなどっているやつはおかしい。それくらい、絶対に敵に回したくない能力なんだ。
「頼りにしているよ。お前達ならば、変な誘導など絶対にないからな」
「信頼してくれているみたいで嬉しいよ。バリバリ張り切っちゃうね」
ルミリエとミナを信頼しているなど、疑うまでもないことだ。とはいえ、ハッキリ言葉に出したことは少ないかもしれない。
俺を友達だと思ってくれる相手なのだから、信頼も感謝も、大切な感情はしっかりと伝えないとな。
「お前達になら命を預けられる程度には信じているんだ。これまで何度も助けられてきたからな。ありがとう」
「ううん。気にしなくていいよ。リオンちゃんにもいっぱい助けられてきたから。でも、ありがとう。さあ、話はこれまで。行こうか」
いよいよここからが本番だ。見つからないように侵入する予定だろうが、どのような形だろうな。
「ああ。俺はここからどうすればいい?」
「天井から入ってもらうよ。実は、屋根から脱出できるように道を作ったんだって。ハシゴもあるみたいだけど、それは屋敷の中にあるよ」
「なら、どうやって侵入するんだ?」
「エンドオブティアーズの剣を地面に突き立てて、伸ばすって方法かな」
俺の心奏具をよく分かってくれている。ルミリエの提案ならうまく天井に登れるはずだ。
ありがたい限りだ。俺の心奏具をどうやって使えばいいのか、友達も考えてくれるなんて。
「分かった。なら、どこから近づけばいい?」
「そうだね。裏門のあたりには人が少ないよ。だから、見つからずに天井に登りやすいと思う」
なら、裏門の近くに回り込むか。見つかったら面倒だからな。殺さなくていいのなら殺したくない。
おそらく、即座にエンドオブティアーズで刺し殺せば対処はできるのだろうがな。
「じゃあ、行くか。そろそろ黙ったほうがいいよな」
「そうだね。じゃあ、話しても大丈夫そうなら、その時には言うね」
ありがたいことだ。ルミリエになにか伝えたい瞬間もあるだろうからな。
さて、裏門の所まで来たことだし、屋根に登るか。
まずエンドオブティアーズの剣を地面に突き刺し、柄をしっかりと握りしめる。
そして、剣を伸ばして屋根の上までやってきた。地面に強く刺さるだけにならないか心配だったが、うまくいったな。
「じゃあ、屋根のところに仕掛けがあるから、右のあたりを探してね」
ルミリエの指示に従うと、明らかに色が違う部分を見つけた。おそらくは、ここから侵入すればいいのだろう。
どうやって入ればいいのだろうか。少しだけ様子を見ていると、声が届いた。
「剣を突き立てて、はがせばいいよ。音はそんなに出ないはずだから」
そんなに簡単なやり方でいいのか。助かるな。楽な限りだ。ただ、まだ気を抜く訳にはいかないよな。
屋根をはがして侵入すると、屋根裏部屋のようなところだった。特に人影は見当たらない。
「しばらくは普通に進んでいっていいよ。その先で降りてもらうね」
なら、すぐに人とは出会わない見込みなんだろうな。なら、素直に従っておけばいいな。
人質はどこにいるのだろうか。まっすぐ進んでいるのか、回り道していくべきなのか。
そのまま進んでいくと、階段らしきものを見つけた。ここを降りていけばいいのだろうか。
「その先に見回りがいるから、剣を私の指示した方向に向けてね。隠れたままでいいよ。私が方向を言うから」
ルミリエの指示通り、隠れて剣の先だけを階段から出す。天井の陰に潜んだまま、階段の隙間から剣を伸ばせるように。
「もうちょっと右、ほんのちょっと下……そこ!」
言われたタイミングで剣を伸ばすと、手応えを感じた。うまく貫けた様子。ミナはすごいな。心奏具から伝わってくる情報だけで的確に指示を伝えられるのだから。
「じゃあ、そこから降りて行ってね。しばらくは声を出さないでね。指示したタイミングで、剣を伸ばしてね」
そのままルミリエの声に従い何度も敵を殺していく。俺は見つかっていないし、悲鳴のたぐいもあがっていない。問題なく進むことができていた。
しばらくして、大きな部屋に出た。この部屋に入るときには、特に警戒も攻撃も指示されていない。
だから、もしかしたらという思いがあった。すぐに俺の予感は正解だと分かる。
部屋の中に居たのは、みすぼらしい姿をした多くの人間。その中に、紫の髪と目をした少女を見つけた。つまり、今目の前にいるのは人質たち。そして、少女はエリスなのだろう。
ようやく目的の1つを見つけた。まずは1段階、目標達成だな。
とはいえ、ミナがそのあたりを手抜かりするとは思えない。だから、指示されたように行動していればいいだろう。
「まずはまっすぐ進んでいっていいよ。コッソリする必要が出たら言うから」
ルミリエの指示が出たら警戒するべきという事だろうな。
さて、まだ屋敷は見えていない。人影も特に見当たらない。平原なのだから当たり前だが。
まだまだ遠いから、ゆっくりとルミリエと話しながら歩いていた。
そしてしばらく歩いて、人里のようなものが見えてきた。これが領主モナークが治める町だろうか。
人気は少なく、活気はまるで感じられない。これも戦争の影響なのか、モナークの悪事のせいなのか。
「そろそろおしゃべりはやめようか。こっちから指示をするから、がんばってね」
うなずいて返答代わりとし、ルミリエの指示に従う態勢をとる。
さて、住民に見つかることも避けるべきだろうか。俺としては、わざわざ目立とうとは思えないが。
「じゃあ、右方向に裏道が見えると思うから、そっちに入って」
ここまで人気がないと、スラム街のような場所でも人が居ないのだろうな。だから、単純に裏道のほうが効率がいい。
まあ、誰にも見つからないほうが都合がいいか。わざわざ正面から突っ込む理由はないのだから。
「次はそこを左に曲がってね」
そのままルミリエの案内で領主の屋敷へと近づいていった。誰かに見つかることもなく、今のところは順調だ。
この調子で誰にも出会わずに人質を救出できればいいが、ありえないな。
いらぬ空想を思い浮かべていないで、しっかりと心構えをしないと。
領主の屋敷は割としっかりした作りで、この町の景色には似合わない。なんとなく、悪徳貴族のイメージがある。
とはいえ、ミナの判断をしっかり聞いておかないとな。思い込みは危険だ。ミナならしっかり調査してから意見を言うはずだから。
「さて、ここで領主を仕留めればいいのか?」
「最終的にはね。人質の監視なんかを排除するのが先かな」
まあ、人質を助けられないのなら何の意味もないからな。当たり前か。
それはさておき、領主を仕留めていいということは、黒幕かそれに近いところにいるのだろう。なら、遠慮なく殺させてもらおう。
ハッキリ言って、以前までの戦いより気分は楽だ。何の罪もない相手だという意識がつらさの原因だったのだろう。
今回の敵は人質を取って民衆を戦場に向かわせる相手だとわかっているからな。罪人だと思えるんだ。
「エリスを助けてやらないとな。もちろん、他の人質も大切だが」
「そうだね。今のところ、みんな無事みたいだよ」
ありがたい。全員を助けられるのが一番良いが、どこまでできるだろうな。
今から心配していても仕方ないか。できることをやるしかない。
「なら、できるだけ助けたいな。難しいか?」
「ちゃんとやれば大丈夫。私とミナちゃんで、バッチリ案内するよ」
2人の案内ならば、安心だな。ミナの心奏具と頭脳が加われば、相手の情報など丸裸にできるのだから。
単に覗き見するだけの心奏具だとあなどっているやつはおかしい。それくらい、絶対に敵に回したくない能力なんだ。
「頼りにしているよ。お前達ならば、変な誘導など絶対にないからな」
「信頼してくれているみたいで嬉しいよ。バリバリ張り切っちゃうね」
ルミリエとミナを信頼しているなど、疑うまでもないことだ。とはいえ、ハッキリ言葉に出したことは少ないかもしれない。
俺を友達だと思ってくれる相手なのだから、信頼も感謝も、大切な感情はしっかりと伝えないとな。
「お前達になら命を預けられる程度には信じているんだ。これまで何度も助けられてきたからな。ありがとう」
「ううん。気にしなくていいよ。リオンちゃんにもいっぱい助けられてきたから。でも、ありがとう。さあ、話はこれまで。行こうか」
いよいよここからが本番だ。見つからないように侵入する予定だろうが、どのような形だろうな。
「ああ。俺はここからどうすればいい?」
「天井から入ってもらうよ。実は、屋根から脱出できるように道を作ったんだって。ハシゴもあるみたいだけど、それは屋敷の中にあるよ」
「なら、どうやって侵入するんだ?」
「エンドオブティアーズの剣を地面に突き立てて、伸ばすって方法かな」
俺の心奏具をよく分かってくれている。ルミリエの提案ならうまく天井に登れるはずだ。
ありがたい限りだ。俺の心奏具をどうやって使えばいいのか、友達も考えてくれるなんて。
「分かった。なら、どこから近づけばいい?」
「そうだね。裏門のあたりには人が少ないよ。だから、見つからずに天井に登りやすいと思う」
なら、裏門の近くに回り込むか。見つかったら面倒だからな。殺さなくていいのなら殺したくない。
おそらく、即座にエンドオブティアーズで刺し殺せば対処はできるのだろうがな。
「じゃあ、行くか。そろそろ黙ったほうがいいよな」
「そうだね。じゃあ、話しても大丈夫そうなら、その時には言うね」
ありがたいことだ。ルミリエになにか伝えたい瞬間もあるだろうからな。
さて、裏門の所まで来たことだし、屋根に登るか。
まずエンドオブティアーズの剣を地面に突き刺し、柄をしっかりと握りしめる。
そして、剣を伸ばして屋根の上までやってきた。地面に強く刺さるだけにならないか心配だったが、うまくいったな。
「じゃあ、屋根のところに仕掛けがあるから、右のあたりを探してね」
ルミリエの指示に従うと、明らかに色が違う部分を見つけた。おそらくは、ここから侵入すればいいのだろう。
どうやって入ればいいのだろうか。少しだけ様子を見ていると、声が届いた。
「剣を突き立てて、はがせばいいよ。音はそんなに出ないはずだから」
そんなに簡単なやり方でいいのか。助かるな。楽な限りだ。ただ、まだ気を抜く訳にはいかないよな。
屋根をはがして侵入すると、屋根裏部屋のようなところだった。特に人影は見当たらない。
「しばらくは普通に進んでいっていいよ。その先で降りてもらうね」
なら、すぐに人とは出会わない見込みなんだろうな。なら、素直に従っておけばいいな。
人質はどこにいるのだろうか。まっすぐ進んでいるのか、回り道していくべきなのか。
そのまま進んでいくと、階段らしきものを見つけた。ここを降りていけばいいのだろうか。
「その先に見回りがいるから、剣を私の指示した方向に向けてね。隠れたままでいいよ。私が方向を言うから」
ルミリエの指示通り、隠れて剣の先だけを階段から出す。天井の陰に潜んだまま、階段の隙間から剣を伸ばせるように。
「もうちょっと右、ほんのちょっと下……そこ!」
言われたタイミングで剣を伸ばすと、手応えを感じた。うまく貫けた様子。ミナはすごいな。心奏具から伝わってくる情報だけで的確に指示を伝えられるのだから。
「じゃあ、そこから降りて行ってね。しばらくは声を出さないでね。指示したタイミングで、剣を伸ばしてね」
そのままルミリエの声に従い何度も敵を殺していく。俺は見つかっていないし、悲鳴のたぐいもあがっていない。問題なく進むことができていた。
しばらくして、大きな部屋に出た。この部屋に入るときには、特に警戒も攻撃も指示されていない。
だから、もしかしたらという思いがあった。すぐに俺の予感は正解だと分かる。
部屋の中に居たのは、みすぼらしい姿をした多くの人間。その中に、紫の髪と目をした少女を見つけた。つまり、今目の前にいるのは人質たち。そして、少女はエリスなのだろう。
ようやく目的の1つを見つけた。まずは1段階、目標達成だな。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
エロゲーの悪役に転生した俺、なぜか正ヒロインに溺愛されてしまった件。そのヒロインがヤンデレストーカー化したんだが⁉
菊池 快晴
ファンタジー
入学式当日、学園の表札を見た瞬間、前世の記憶を取り戻した藤堂充《とうどうみつる》。
自分が好きだったゲームの中に転生していたことに気づくが、それも自身は超がつくほどの悪役だった。
さらに主人公とヒロインが初めて出会うイベントも無自覚に壊してしまう。
その後、破滅を回避しようと奮闘するが、その結果、ヒロインから溺愛されてしまうことに。
更にはモブ、先生、妹、校長先生!?
ヤンデレ正ヒロインストーカー、不良ヤンキーギャル、限界女子オタク、個性あるキャラクターが登場。
これは悪役としてゲーム世界に転生した俺が、前世の知識と経験を生かして破滅の運命を回避し、幸せな青春を送る為に奮闘する物語である。
奴隷と呼ばれた俺、追放先で無双する
宮富タマジ
ファンタジー
「レオ、お前は奴隷なのだから、勇者パーティから追放する!」
王子アレンは鋭い声で叫んだ。
奴隷でありながら、勇者パーティの最強として君臨していたレオだったが。
王子アレンを中心とした新たな勇者パーティが結成されることになり
レオは追放される運命に陥った。
王子アレンは続けて
「レオの身分は奴隷なので、パーティのイメージを損なう!
国民の前では王族だけの勇者パーティがふさわしい」
と主張したのだった。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる